この手順では、SQL Server 可用性データベースをセカンダリレプリカにリストアする方法 を説明します。セカンダリレプリカが長時間にわたり利用不可でプライマリと同期する必要 がある場合はこの手順に従います。または、可用性グループに新しいセカンダリレプリカ を追加した後でこれらの手順に従います。
バックアップ内の任意のシステムデータベースまたはユーザーデータベースをリストアす るには、レプリカ名を使用して参照とリストア操作を個別に実行します。
SQL Server 可用性データベースをセカンダリレプリカにリストアするには 1 セカンダリレプリカをホストするノードにログオンします。
2 セカンダリレプリカのデータベースへのすべての接続を閉じます。
3 可用性グループからセカンダリデータベースを削除します。
4 NetBackup MS SQL Client を起動します。
5 [ファイル (File)]>[SQL Server の接続のプロパティの設定 (Set SQL Server connection properties)]を選択します。
6 [インスタンス (Instance)]リストで、可用性グループをホストするインスタンスを選択 します。
第 9 章 SQL Server 可用性グループの保護 152 SQL Server 可用性データベースのセカンダリレプリカへのリストア
7 リストアするバックアップイメージを表示します。
p.151 の 「SQL Server 可用性グループのバックアップイメージの参照」 を参照して ください。
8 [Microsoft SQL Server オブジェクトのリストア (Restore Microsoft SQL Server Objects)]ダイアログボックスで、最新の完全バックアップイメージとトランザクションロ グのバックアップを選択します。
9 [リカバリ (Recovery)]リストから、[リカバリしない (Not recovered)]を選択します。
10 [REPLACE オプションを使用する (Use replace option)]を選択します。
11 可用性グループのレプリカが異なるデータベースファイルパスを使用する場合、セ カンダリレプリカへのリストアを行うために移動テンプレートを作成する必要がありま す。[スクリプト (Scripting)]リストから[移動テンプレートの作成 (Create a move template)]を選択します。
p.90 の 「SQL Server データベースの移動」 を参照してください。
12 [リストア (Restore)]をクリックします。
13 リストアが完了したら、データベースを可用性グループに接続します。
SQL Server 可用性データベースのプライマリとセカン ダリレプリカへのリストア
状況に応じて、SQL Server 可用性データベースをプライマリレプリカとセカンダリレプリ カの両方にリストアしなければならない場合があります。そのような状況には、次の場合に データベースをリストアすることも含まれます。
■ ディザスタリカバリの後
■ データベースの論理的な破損が発生した後
■ 可用性グループのクローンまたはテスト環境へのリストア
■ 過去のある時点へのリストア
このプライマリデータベースのリストアは、セカンダリデータベースのリストアと並列して実 行することをお勧めします。
バックアップ内の任意のシステムデータベースまたはユーザーデータベースをリストアす るには、レプリカ名を使用して参照とリストア操作を個別に実行します。
SQL Server 可用性データベースをプライマリレプリカとセカンダリレプリカにリストアす るには
1 プライマリレプリカのホストにログオンします。
2 SQL Server Management Studio を開いて、次のタスクを実行します。
第 9 章 SQL Server 可用性グループの保護 153 SQL Server 可用性データベースのプライマリとセカンダリレプリカへのリストア
■ データベースでデータの移動を停止します。
■ 可用性グループからデータベースを削除します。
3 データベースへのすべての接続を閉じます。
4 SQL Server からプライマリデータベースを削除します。
5 NetBackup MS SQL Client を起動します。
6 [ファイル (File)]>[SQL Server の接続のプロパティの設定 (Set SQL Server connection properties)]を選択します。
7 [インスタンス (Instance)]リストで、可用性グループをホストするインスタンスを選択 します。
8 リストアするバックアップイメージを表示します。
p.151 の 「SQL Server 可用性グループのバックアップイメージの参照」 を参照して ください。
9 最新の完全バックアップイメージとトランザクションログのバックアップを選択します。
10 [REPLACE オプションを使用する (Use replace option)]を選択します。
11 [リカバリ (Recovery)]リストから、[復旧する (Recovered)]を選択します。
12 [リストア (Restore)]をクリックします。
13 リストアが完了したら、[最初のデータの同期をスキップ (Skip initial data
synchronization)]オプションを使用して、データベースを可用性グループに追加し ます。
14 セカンダリレプリカのホストにログオンします。
15 セカンダリレプリカのデータベースへのすべての接続を閉じます。
16 SQL Server からセカンダリデータベースを削除します。
17 NetBackup MS SQL Client を起動します。
18 [ファイル (File)]>[SQL Server の接続のプロパティの設定 (Set SQL Server connection properties)]を選択します。
19 [インスタンス (Instance)]リストで、可用性グループをホストするインスタンスを選択 します。
20 リストアするバックアップイメージを表示します。
p.151 の 「SQL Server 可用性グループのバックアップイメージの参照」 を参照して ください。
21 [Microsoft SQL Server オブジェクトのリストア (Restore Microsoft SQL Server Objects)]ダイアログボックスで、プライマリレプリカにリストアしたイメージと同じイメー ジを選択します。
第 9 章 SQL Server 可用性グループの保護 154 SQL Server 可用性データベースのプライマリとセカンダリレプリカへのリストア
22 [リカバリ (Recovery)]リストから、[リカバリしない (Not recovered)]を選択します。
23 [REPLACE オプションを使用する (Use replace option)]を選択します。
24 可用性グループのレプリカが異なるデータベースファイルパスを使用する場合、セ カンダリレプリカへのリストアを行うために移動テンプレートを作成する必要がありま す。[スクリプト (Scripting)]リストから[移動テンプレートの作成 (Create a move template)]を選択します。
p.90 の 「SQL Server データベースの移動」 を参照してください。
25 [リストア (Restore)]をクリックします。
26 リストアが完了したら、データベースを可用性グループに接続します。
27 可用性グループの追加レプリカに対して、手順 14 から手順 26 を繰り返します。
可用性グループが複数の NetBackup ドメインにわたる 場合の可用性データベースのリストア
別の NetBackup ドメインにある AG ノードによってバックアップされた可用性グループ データベースをリストアするには、最初に NetBackup で自動イメージレプリケーション (A.I.R.) を構成する必要があります。バックアップが完了して、ターゲットレプリカにレプリ ケートされている必要があります。バックアップがレプリケートされると、その他の可用性グ ループデータベースのリストアの実行と同じ方法でターゲットレプリカでリストアを実行で きます。
メモ: ターゲット可用性グループレプリカへのレプリケーションは、すぐには発生しません。
レプリケーションが発生するまでの時間は、各マスターサーバーの設定によって異なりま す。
p.151 の 「可用性グループが複数の NetBackup ドメインにわたる場合の SQL Server バックアップの構成」 を参照してください。
p.152 の 「SQL Server 可用性データベースのセカンダリレプリカへのリストア」 を参照し
てください。
p.153 の 「SQL Server 可用性データベースのプライマリとセカンダリレプリカへのリストア」
を参照してください。
第 9 章 SQL Server 可用性グループの保護 155 可用性グループが複数の NetBackup ドメインにわたる場合の可用性データベースのリストア
クラスタ環境での SQL Server の保護
この章では以下の項目について説明しています。
■ クラスタ化された SQL Server インスタンスのバックアップの設定 (SQL Server イン テリジェントポリシー)
■ クラスタ化された SQL Server インスタンスのバックアップの設定 (SQL Server レガ シーポリシー)
■ 仮想 SQL Server インスタンスのリストアの実行
クラスタ化された SQL Server インスタンスのバックアッ プの設定 (SQL Server インテリジェントポリシー )
この手順では、SQL Server インテリジェントポリシーで SQL Server クラスタインスタンス を保護する方法について説明します。仮想 SQL Server (VIRTUALSERVER) を作成 したら次の手順を実行します。 次の手順は、マスターサーバーで実行するか、またはマ スターサーバー用に動作する NetBackup リモートクライアントコンソールで実行する必 要があります。
SQL Server クラスタに複数の NIC を備えている場合は、別の手順に従う必要がありま す。
p.209 の 「複数の NIC が存在する場合に SQL Server クラスタのバックアップを設定す る (SQL Server インテリジェントポリシー)」 を参照してください。
クラスタ化された SQL Server インスタンスのバックアップを設定するには (SQL Server インテリジェントポリシー)
1 NetBackup 管理コンソールを開きます。
2 ポリシーを作成します (例: VIRTSQLPOLICY)。
10
3 [属性 (Attributes)]タブで、次のように構成します。
■ [MS-SQL-Server]のポリシー形式を選択します。
■ ストレージユニットを指定します。 仮想メディアサーバーを使用している場合は、
その仮想メディアサーバーに属するストレージユニットを指定します。
4 [インスタンスとデータベース (Instances and Databases)]タブで、[インスタンスの 保護 (Protect instances)]を選択します。
p.50 の 「インスタンスをポリシーに追加」 を参照してください。
5 保護するインスタンスやデータベースを追加します。
p.50 の 「インスタンスをポリシーに追加」 を参照してください。
p.51 の 「ポリシーへのデータベースの追加」 を参照してください。
p.56 の 「インスタンスグループをバックアップポリシーに追加」 を参照してください。
クラスタインスタンスの場合、ホスト名は SQL Server クラスタの仮想名です。
6 その他のポリシー情報を次のように追加します。
■ スケジュールを追加します。
p.46 の 「スケジュールプロパティについて」 を参照してください。
■ (省略可能) バックアップする特定のファイルグループまたはファイルを選択しま
す。デフォルトでは、NetBackup はデータベース全体をバックアップします。
p.54 の 「バックアップ対象リストへのファイルグループまたはファイルの追加」 を
参照してください。
■ (省略可能) 調整パラメータに変更を加えます。
p.57 の 「SQL Server バックアップの調整パラメータについて」 を参照してくだ さい。
第 10 章 クラスタ環境での SQL Server の保護 157 クラスタ化された SQL Server インスタンスのバックアップの設定 (SQL Server インテリジェントポリシー)