Q1愛宕水源を調べよう。
①水源池
②浄水場
Q2軽井沢ではきれいに排水が処理されているだろうか。
③自分の家の水のゆくえ
Q3下水道週間もあり,県内ではいくつかの町が下水をつくってい るのに.どうして軽井沢では下水処理場をつくらないのだろう。
仮1 川が近くになくて場所がない。
仮2 別荘やゴルフ場のために建設地の余裕がない。
仮3 大金をかけて資料館をつくったので.町にお金がない。
仮4 お金があっても目立つ観光のことしか考えない。
仮5 町の人が下水について考えつかない。
④下水道の建設費
⑤補助金のこと ⑥排水と川の関係
Q4役場の人はどんな考えか聞いてみたい。
⑦ 役場の人の考え
⑤考察
本実践は,子どもたちが毎日飲んでいる水である表流水を取り上げ.
その水の安全性に疑問を持ち,問い「Q1」を設定して水源池を観察して いる。問い「Q1」の追求の結果,水源池の水は消毒してあることが分か るが,配水池の水は緑色で蛙も泳いでいることから安全性に対する疑問 が消えない。しかも.軽井沢は水の地下浸透速度が他の地域に比べて比 較にならないほど速いことから井戸水に対する不安が生じ.問い「Q2」
を設定して各家庭の生活配水のゆくえを追求している。その結果,多く の家庭が地下に浸透させたり,川に流したりしていることが分かる。地 下水に対する:不安を基に問い「Q3」を設定し.仮説を立てて関係追求を
している。
ここでは仮説=検証過程として調査が行われており,方法的に科学的 であり,調査の視点も明確である。その後の問い「Q4」も仮説3.4.5の 検証過程として調査が位置付けられ「下水道の建設は軽井沢の実情に合 わないので,町や人々が計画的・協力的に軽井沢に最適の自然浄化法を 取り入れている」という説明的知識を習得している。
本実践は,事実認識・関係認識の両過程に調査活動が位置付いており,
しかも,関係認識過程は仮説=検証過程となっているので,子ども自身 がより積極的に説明的知識を習得している。つまり,子どもの調査活動 によって概念形成を図っている。C型は,本研究においては最も有効な 学習過程である。
4 D型(事実認識・関係認識の両過程が未分化の状態で.調査活動が 取り入れられているもの)
(1)事例No.46
②第6学年
(3)小単元「大仏建立」
〔4)調査活動の位置付け 事
実
.
関 係 認 識
RII]⇒予臨
観察・調査@@@@@@
Q1大仏について疑問に思ったこと,もっと調べてみたいこと(は どんなことか)。
①大仏を誰が造ろうと思い立ったか。
②どのくらいの年月をかけて造ったか。
③どのくらいの人が働いたか。
④ どんな材料をどのくらい使ったか。
⑤ どんな方法で造ったか。
⑥ なぜ造ったか。
⑤考察
本実践は,まず,東大寺の大仏の大きさを調べたうえで問い「Q1」を 設定し,①〜⑥の調査内容を決めている。子どもたちはグループでよく 調べて発表しているが.⑥についての記述内容が少ない。したがって,
⑥については教師を中心とした授業によってさらに追求されている。つ まり,関係認識の部分は子どもによる調査でなく.話し合いによる検証 の比重が高い。
子どもは.個人ないしグループである程度の事実追求をすることがで
きるが,関係追求まで同時に行うことは難しい。また,事実追求におい ても個人差・グループ差が生じるので,追求内容を確認し一般化する段 階が必要である。ここに教師を中心とした授業の必要性がある。したが って,①〜⑤についての事実認識(授業を含む)の後に,⑥についての 関係追求(調査)をすることは可能である。つまり,C型への移行が可 能である。
D型は,歴史的な内容を扱う学習や調べたことを発表会形式で報告し 合う学習に多く見られる。習得される知識は説明的知識・分析的知識・
記述的知識に及ぶが,関係追求は調査活動よりも教師を中心とした授業
(話し合い)の役割が大きくなる。
(2)視点IIについての分析結果と考察 i 分析結果
前記の授業実践〔表3−3・4〕から,調査活動によって明らかにさ れた内容を以下のように抽出した。なお.分類の観点は前述した通り,
以下のア〜ケである。
分析の観点
アー4W(When Who Where What) イー空間的変化 ウー時間的変化 工一手段,方法
オー苦労,問題点,願い,気持ち キー目的 カー工夫,努力 クーしくみ,機能,計画 ケー理由.原因,関連
〔表3−6〕社会科授業実践における調査内容の分類
No.
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37
アイウ回状カキクケ
事実認識関係認識
ケ 計
300200000 500000000 200001000
2 0 0 0 0 0 0 0 0 1 O O O O O O O O
loloolooe 800010001 00eoooooo 830001000
14 O 4 4 O 3 O O 1
400001000 300002000
4 0 1 0 0 0 0 0 2 6 0 0 0 0 4 0 4 0
302000000 600201000
0 o o o o o o o 0
300000000 301001102 611210000 62e300000100000000
2 1 0 0 0 0 0 0 0
230200000 800000150
7 0 0 0 0 0 0 1 0
210010000 531310020 200100003
13 20006000
ooooooooo 730000000 510201000 320400001
1 2 0 0 0 0 0 0 0
500001020 200010000
0 5 0 5 0 3 1 3 0 1 0 3
0 10 1 1
0 12 0 26
0 5 0 5 0 7 0 14
0 5 0 9 1 1 0 3 1 9
0 i1
2 12 3 4 1 4 0 7
1 15 0 8 0 4 0 15
0 6 0 21
1 0 0 0 0 0 0
1 10 9 10 3 8 3
事実認識 関係認識
翼駄
ア イ ウ エ オ カ キ ク ケ ケ 計 38 1 7 0 1 1 0 0 1 1 0 0 11
39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50
8 0 3 3 1 3 6 5 4 1 0 4
1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
o o o o o o o o o l o o
2 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0
0 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
o o o o o o o o o o o o
1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
o o o o l o o o o o o o
o o 2 1 0 0 e 1 2 0 0 0
o o o o o o o o l o l o
12 2 5 4 3 3 6 6 7 2 1 4