Oracle VM Server for SPARC 環境に VCS(Cluster Server)を設定する場合、論理ド メイン、ネットワーク、論理ドメインで稼働する必要があるストレージデバイスについて特定 の情報が必要です。
論理ドメインに関する次の情報を用意してください。
■ 論理ドメインの名前
■ 各ノードのプライマリネットワークインターフェースの名前
■ 論理ドメインが使う仮想スイッチ
■ 論理ドメインが使うストレージの名前とタイプ
VCS の設定は、障害発生時に VCS で論理ドメインとアプリケーションのどちらをフェー ルオーバーするのかによって異なります。
■ p.198 の 「論理ドメインでの障害発生時に論理ドメインをフェールオーバーする Cluster
Server の設定」 を参照してください。
■ p.202 の 「アプリケーションでの障害発生時に論理ドメイン内で実行中のアプリケー
ションをフェールオーバーする Cluster Server の設定」 を参照してください。
p.193 の 「Oracle VM Server for SPARC 環境の VCS について」 を参照してください。
論理ドメインでの障害発生時に論理ドメインをフェールオーバーする Cluster Server の設定
図 7-1 は、制御ドメインにインストールした VCS(Cluster Server)で論理ドメインとそのリ ソースの高可用性を実現する一般的な設定を示しています。
図 7-1 制御ドメインにインストールされた VCS で論理ドメインの高可用性を 実現する一般的な設定
論理層 仮想層
制御ドメイン 論理ドメイン
VCS
制御ドメイン 論理ドメイン
VCS
ldom1 ldom1
ノード 1 ノード 2
アプリケーション ストレージ プライベートネットワーク
ブートデバイス VCS プライベート ネットワーク
ldom1
論理ドメイン高可用性のための一般的な 2 ノードの VCS 設定には、次のソフトウェアと ハードウェアインフラストラクチャが含まれます。
■ Oracle VM Server for SPARC ソフトウェアがノード 1 とノード 2 の各システム上に インストールされる。
■ 共有ストレージが各システムに接続される。
■ 論理ドメイン(ldom1)は、共有ブートデバイスがある両方のノードにある。
■ 各 LDom にオペレーティングシステムがインストールされる。
■ VCS は各ノードの制御ドメインにインストールされる。
図 7-2 障害発生時に論理ドメインをフェールオーバーするように VCS を設 定するワークフロー
必要なハードウェアを設定する
(システム、ネットワーク、ストレージ)
Solaris 10/11 をインストールして LDoms を設定する
各サーバーの制御ドメインに VCS をインストールする
制御ドメインの LDom の VCS サービスグループを作成する VCS で LDom を
監視するには:
設定シナリオ
図 7-3 は論理ドメインリソースの基本的な依存関係を示しています。
図 7-3 ストレージリソースとネットワークリソースに依存する論理ドメインリ ソース
LDom
Storage Network
ネットワーク設定
プライマリネットワークインターフェースは、仮想インターフェースか物理インターフェース かを問わず、NIC エージェントを使って監視します。 ifconfig コマンドで表示されるイ ンターフェースを使ってください。
監視するべき推奨のネットワークデバイス。
図 7-4 は論理ドメインサービスグループの例です。 論理ドメインソースには、ネットワーク
(NIC)とストレージ(Volume と DiskGroup)の両方のリソースが必要です。
NIC エージェントについて詳しくは、『Cluster Server 付属エージェントリファレンスガイ ド』を参照してください。
ストレージ設定
ストレージ設定に応じて、Volume エージェント、DiskGroup エージェント、Mount エー ジェント、Disk エージェントを組み合わせて使って論理ドメインのストレージを監視しま す。
メモ: VCS が制御ドメインにある設定では、LDom ストレージとして、VxVM で管理される ボリュームまたはボリューム内のフラットファイルをお勧めします。