グローバルゾーンの CFS マウントが lofs ファイルシステムとして非グローバルゾーンに マウントされている場合、hares または umount コマンドを使用してグローバルゾーンで CFS マウントをマウント解除した後でマウントしようとすると、次のエラーが表示されて失 敗します。
VCS WARNING V-16-20011-5508 (sys1) CFSMount:ocrvote_mnt:online:Mount Error : UX:vxfs mount: ERROR: V-3-21264:
/dev/vx/dsk/ocrvotedg/ocrvotevol is already mounted, /ocrvote is busy,allowable number
of mount points exceeded 回避策:
問題を解決するには、次の手順を実行します。
1. root ユーザーとしてグローバルゾーンにログインします。
2. グローバルゾーンでマウント解除されている CFS マウントと lofs マウントを表示しま す。
# cat /etc/mnttab |grep mount_point 次に例を示します。
# cat /etc/mnttab |grep ocrvote/ocrvote ¥ /zonevol/sys1_zone1/root/ocrvote lofs ¥ dev=53859d8 12971587943
3. CFS マウントと lofs マウントをマウント解除します。
# umount /zonevol/sys1_zone1/root/mount_point
4. アクティブな CFS マウントと lofs マウントが存在するかどうかを確認します。
# cat /etc/mnttab |grep mount_point
5. 次のいずれかの方法で、CFS マウントと lofs マウントをグローバルゾーンにマウント します。
hares コマンドの使用:
# hares -online res_name -sys sys_name 手動:
# mount -F vxfs -o cluster /dev/vx/dsk/¥
dg_name/vol_name /mount_point
6. CFS マウントが正常にマウントされたことを確認します。
# cat /etc/mnttab |grep mount_point 次に例を示します。
# cat /etc/mnttab |grep ocrvote/dev/vx/dsk/ocrvotedg/ocrvotevol
¥
/ocrvote vxfsrw,suid,delaylog,largefiles,qio,cluster,¥
ioerror=mdisable,crw,dev=53859d8 1297159501
非グローバルゾーンでの Oracle RAC による SF Oracle RAC クラスタの設定
非グローバルゾーンで Oracle RAC によって SF Oracle RAC クラスタを設定する場合 は、次の手順を実行します。
1. 非グローバルゾーンのインストールを準備します。
p.84 の 「非グローバルゾーンをインストールする準備」 を参照してください。
2. 非グローバルゾーンをインストールします。
p.89 の 「非グローバルゾーンのインストール」 を参照してください。
3. 非グローバルゾーン内の SF Oracle RAC の設定ファイルを作成します。
p.90 の 「非グローバルゾーン内での SF Oracle RAC 設定ファイルの作成」 を参 照してください。
4. Veritas File System による非グローバルゾーンからの Oracle Disk Manager ファ イルへのアクセスを有効にします。
p.90 の 「Veritas File System による非グローバルゾーンからの Oracle Disk Manager ファイルへのアクセスの有効化」 を参照してください。
5. 非グローバルゾーンの高可用性を設定します。
p.91 の 「非グローバルゾーンの高可用性の設定」 を参照してください。
6. 非グローバルゾーンをクラスタ化する場合のクラスタ名を設定します。
p.92 の 「非グローバルゾーンをクラスタ化するためのクラスタ名の設定」 を参照して
ください。
7. 非グローバルゾーンに Oracle RAC をインストールします。
p.92 の 「非グローバルゾーン内での Oracle RAC のインストール」 を参照してくだ さい。
8. ODM ライブラリをリンクします。
p.92 の 「ODM ライブラリのリンク」 を参照してください。
9. Oracle データベースを作成します。
p.93 の 「Oracle データベースの作成」 を参照してください。
10. 非グローバルゾーンを VCS の下に設定します。
p.93 の 「VCSの下への非グローバルゾーンの設定」 を参照してください。
非グローバルゾーンをインストールする準備
メモ: 非グローバルゾーンのホスト名が非グローバルゾーンの名前と同じであることを確認 してください。この規則に違反していると、非グローバルゾーンに設定された VCS エー ジェントが予期しない動作をすることがあります。
次の準備タスクを実行します。
1. 非グローバルゾーンを作成します。
手順については、『System Administration Guide: Solaris Containers - Resource Management and Solaris Zones』というマニュアルを参照してください。
2. 非グローバルゾーンを作成したら、ゾーンパスを設定します。
次に例を示します。
# zonecfg -z sys1_zone1
zonecfg:sys1_zone1> set zonepath=/zone/sys1_zone1 zonecfg:sys1_zone1> commit
ここで、sys1_zone1 は非グローバルゾーンの名前で、/zone/sys1_zone1はゾー ンパスです。
3. 次の SF Oracle RAC ディレクトリをループバックマウントとして追加し、非グローバ ルゾーンのファイルシステム構成を更新します。
/etc/vx/licenses/lic(SF Oracle RAC ライセンス用)
次に例を示します。
sys1#zonecfg:sys1_zone1> add device
sys1#zonecfg:sys1_zone1:fs>set match=/dev/vxportal sys1#zonecfg:sys1_zone1:fs>end
sys1#zonecfg:sys1_zone1> add device
sys1#zonecfg:sys1_zone1:fs>set match=/dev/fdd sys1#zonecfg:sys1_zone1:fs>end
sys1#zonecfg:sys1_zone1>commit
4. グローバルゾーンからネットワークインターフェースを使うように非グローバルゾーン を設定します。
p.85 の 「グローバルゾーンからネットワークインターフェースを使用するための非グ ローバルゾーンの設定」 を参照してください。
5. Oracle Cluster Registry、投票ディスク、データファイルのストレージを計画します。
p.86 の 「Oracle Cluster Registry、投票ディスク、データファイルのストレージの計 画」 を参照してください。
6. グローバルゾーンからデバイスを使用するように非グローバルゾーンを設定します。
p.88 の 「グローバルゾーンからのデバイスを使うための非グローバルゾーンの設定」
を参照してください。
7. 非グローバルゾーンのデフォルトの権限セットを変更します。
p.88 の 「非グローバルゾーンの権限のデフォルトセットの修正」 を参照してくださ い。
8. 次の inherit-pkg-dir ディレクトリを含むスパースルートゾーンを作成します。
/lib /platform /sbin /usr
グローバルゾーンからネットワークインターフェースを使用するた めの非グローバルゾーンの設定
グローバルゾーンからネットワークインターフェースを使用するように非グローバルゾーン を設定します。 これには、必要なネットワークインターフェースを非グローバルゾーンに追
加します。 ゾーンをインストールして起動すると、インターフェースがゾーンで使用できる ようになります。
メモ: 各グローバルゾーンに 2 つの非グローバルゾーンをインストールした場合は、両方 の非グローバルゾーンで同じインターフェースを使用しないでください。
グローバルゾーンからネットワークインターフェースを使用するように非グローバルゾー ンを設定するには
1
root ユーザーとして各グローバルゾーンにログインします。2
非グローバルゾーンを設定します。# zonecfg -z sys1_zone1
3
排他的 IP ゾーンを作成します。# set ip-type=exclusive
4
ネットワークインターフェースをグローバルゾーンから非グローバルゾーンに追加し ます。次はサンプル設定です。
# zonecfg:sys1_zone1>add net
# zonecfg:sys1_zone1:net>set physical=bge1
# zonecfg:sys1_zone1:net>end
# zonecfg:sys1_zone1:>commit