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OLE オートメーションから EUR を実行するには

ドキュメント内 EUR 帳票出力 EUR Designer/EUR Viewer編 (ページ 69-73)

01 EXEC-NAME PIC X(100)

3.1  OLE オートメーションから EUR を実行するには

3.1.2 EUR を OLE オートメーションオブジェクトとして実行するには

EUR を OLE オートメーションオブジェクトとして起動できます。

EUR 以外の製品のプログラム ID については,各製品のマニュアル,またはヘルプを参照してください。

また,CreateObject 関数,および GetObject 関数については,各開発環境製品のマニュアル,またはヘ ルプを参照してください。

(1) CreateObject 関数による起動

EUR を新しい OLE オートメーションオブジェクトとして作成します。

CreateObject 関数の形式を次に示します。

CreateObject ("プログラム ID")

EUR のプログラム ID は,"APGRPT.Report"(バージョン非依存),または"APGRPT.Report.3"(バー ジョン依存)です。バージョンを特定しない場合は,バージョン非依存のプログラム

ID"APGRPT.Report"を指定してください。

バージョン 5 以降に特定する場合は,バージョン依存のプログラム ID"APGRPT.Report.3"を指定して ください。ただし,バージョン依存のプログラム ID は,バージョン 5 以降で変更されることもありま す。その場合,アプリケーションプログラムに指定されているプログラム ID の変更が必要になります。

EUR を OLE オートメーションオブジェクトとして新規に作成するには,CreateObject 関数の戻り値を オブジェクト変数に代入します。記述例を次に示します。

(記述例)

Set Rpt = CreateObject("APGRPT.Report")

(2) GetObject 関数による起動

指定した帳票ファイルの参照を取得します。GetObject 関数の形式を次に示します。

GetObject (〔"パス名"〕 , 〔"プログラム ID"〕)

パス名には,取得したいオブジェクトが含まれているファイルのパス名,および帳票ファイル名を指定 します。EUR のプログラム ID は,"APGRPT.Report"(バージョン非依存),または"APGRPT.Report.

3"(バージョン依存)です。バージョンを特定しない場合は,バージョン非依存のプログラム

ID"APGRPT.Report"を指定してください。

バージョン 5 以降に特定する場合は,バージョン依存のプログラム ID"APGRPT.Report.3"を指定して ください。ただし,バージョン依存のプログラム ID は,バージョン 5 以降で変更されることもありま す。その場合,アプリケーションプログラムに指定されているプログラム ID の変更が必要になります。

既存の帳票ファイルを開くには,GetObject 関数の戻り値をオブジェクト変数に代入します。記述例を次 に示します。

(記述例)

Set Rpt = GetObject("c:\eur\table.agr")

3.1.3 OLE オートメーションからの印刷

OLE オートメーションから印刷する場合に使用するプロパティとメソッドを次に示します。

指定項目 指定するプロパティとメソッド

帳票ファイル 帳票の定義情報を保存してあるレポートファイル名,またはフォームシートファイル名を Application オブジェクトのOpen メソッドの引数で指定します。

帳票ファイルの作成日付を取得するには,Document オブジェクトのCreateDate メソッドを使用し ます。

帳票の印刷時に表示す るウィンドウの指定

Application オブジェクトのWindowStyle プロパティで指定します。

ウィンドウの表示,非表示を制御する場合は,Visible プロパティを使用します。

印刷に使用するデータ の指定

印刷に使用するデータは,アプリケーションで作成済みのデータファイル,またはデータベースから 読み込めます。

• 作成済みのデータファイルからデータを読み込む場合

MappingData オブジェクトのDataFileName プロパティとImport メソッドを使用します。

• データベースからデータを読み込む場合

Application オブジェクトのDBInfoFileName プロパティ,MappingData オブジェクトの DataFileName プロパティ,およびImport メソッドを使用します。

印刷するプリンタの 指定

印刷プリンタは,印刷の実行を指定する前に,Application オブジェクトのPrinterName プロパティ で指定します。

PrinterName プロパティを指定しない場合は,Windows で設定している通常使用するプリンタへ印 刷されます。

ページ番号印刷に関す る指定

帳票の余白にページ番号を印刷したり,ページ番号の開始値を指定したりできます。

• 帳票の余白にページ番号を印刷する場合

帳票の余白にページ番号を印刷する指定は,PrintPageNumber プロパティを使用します。

ページ番号の印刷形式の指定は,PageNumberFormat プロパティを使用します。

ページ番号の印刷位置の指定は,PageNumberLocation プロパティを使用します。

改ページごとにページ番号を初期化する指定は,InitPageNumber プロパティを使用します。

• ページ番号の開始値を指定する場合

帳票設計時に設定したページ番号と,帳票の余白に印刷するページ番号の開始値は,

FirstPageNumber プロパティで指定します。

印刷の実行 Document オブジェクトのPrint メソッドで指定します。Print メソッドの引数で,印刷開始ページ,

印刷終了ページ,および印刷部数を指定します。

印刷時の[印刷中]ダ イアログの表示指定

Application オブジェクトのPrintStatus プロパティで指定します。

給紙トレイの指定 給紙トレイ選択機能を使用する場合は,Application オブジェクトのTraySelection プロパティを指 定したあと,プリンタの給紙トレイコードを Application オブジェクトのTrayCode プロパティで指 定します。

指定項目 指定するプロパティとメソッド 出力先での帳票名表示

の指定

Application オブジェクトのReportTitle プロパティで指定します。

複数様式での帳票出力 の指定

複数の帳票ファイルを統合する順番と帳票に読み込むデータファイルを指定しておく帳票セット指定 ファイルは,Application オブジェクトのMultiReportSetFile プロパティで指定します。

様式(帳票フォーマット)や読み込むデータを切り替える条件と,切り替え時の動作を定義しておく 複数様式情報定義ファイルは,Application オブジェクトのMultiFormInfoDefFile プロパティで指定 します。

置き換え表管理情報 ファイルの指定

置き換え表管理情報ファイル名は,Application オブジェクトのReplaceItemCntlFile プロパティで 指定します。

固定ピッチフォントの 文字幅計算方法の指定

固定ピッチフォントの文字幅計算方法は,Application オブジェクトのFontWidthMode プロパティ で指定します。

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