5. 設定コマンド
5.7. OCR の読取り設定
52
53
OCR-A の読取り
OCR-A フォントの読取りを設定することができます。
無効
有効
OCR-A 文字セット
フォント文字セットは処理アルゴリズムとそのフォントに対応した標準文字サブセットを設定することがで きます。フォント文字セットは、以下のパラメータより選択します。最も適切なフォント文字セットを選択 することで、パフォーマンスと精度が最適化されます。
OCR-A は、以下の文字セットをサポートしています:
・OCR-A Full ASCII
・OCR-A Reserved 1
・OCR-A Reserved 2
・OCR-A Banking
特殊 Banking 文字は、以下の代理文字で出力されます:
「f」として出力 「c」として出力 「h」として出力
注 設定バーコードは次のページを参照してください。
54 Full ASCII
Reserved 1
Reserced 2
Banking
55
OCR-B の読取り
OCR-B フォントの読取りを設定することができます。
無効
有効
OCR-B 文字セット
OCR-B は、以下の文字セットをサポートしています。最も適切なフォント文字セットを選択することで、パ フォーマンスと精度が最適化されます。
・OCR-B Full ASCII
・OCR-B Banking
・OCR-B Limited
・OCR-B ISBN 10-Digit Book Numbers
・OCR-B ISBN 10 or 13-Digit Book Numbers
・OCR-B Travel Document Version 1 (TD1) 3-Line ID Cards
・OCR-B Travel Document Version 2 (TD2) 2-Line ID Cards
・OCR-B Travel Document 2 or 3-Line ID Cards Auto-Detect
・OCR-B Passport
・OCR-B Visa Type A
・OCR-B Visa Type B
注 設定バーコードは次のページを参照してください。
56
フォント文字セットは、以下のパラメータより選択します。次の文字セットを選択すると、自動的に適切な OCR ライン(60 ページ)が設定されます。これら 5 つの文字セットは、特別なアルゴリズムを呼び出し、
特定のドキュメント形式がチェックされます。
文字セット OCR ライン設定
Passport 2
TD1 ID Cards 3
TD2 ID Cards 2
Visa Type A 2
Visa Type B 2
ISBN Book Numbers を選択すると、自動的に ISBN チェックサムが適用されるため、別途これを設定する 必要はありません。
パスポートを最適なパフォーマンスで読み取るには、ターゲットのパスポートをスキャナから 16.5~19.0 cm の場所に固定してください。(標準エンジンの場合)
Full ASCII
Banking
Limited
ISBN 10-Digit Book Numbers
ISBN 10 or 13-Digit Book Numbers
Travel Document Version 1 (TD1) 3 Line ID Cards
注 次ページへ続く
57 Travel Document Version 2 (TD2)
2-Line ID Cards
Travel Document 2 or 3-Line ID Cards Auto-Detect
Passport
Visa Type A
Visa Type B
58
MICR E13B の読取り
MICR E13B の読取りを設定することができます。
MICR E13B は、次の文字を使用します:
TOAD 文字(Transit、On-Us、Amount、Dash)は、以下の代理文字で出力されます。
「t」として出力 「o」として出力 「a」として出力 「d」として出力
無効
有効
59
US Currency Serial Number の読取り
US Currency Serial Number の読取りを設定することができます
無効
有効
60
OCR の読取り方向
OCR 文字列の読取り方向を設定することができます 0°* ― スキャニングエンジンに対して 0°
270° ― スキャニングエンジンに対して時計回りに 270°(または反時計回りに 90°)
180° ― スキャニングエンジンに対して 180°(上下逆)
90° ― スキャニングエンジンに対して時計回りに 90°
全方向 ― すべての方向
注 読取り方向を間違って設定すると、誤読の原因となります。
0°
270°
180°
90°
全方向
OCR ライン
読み取るための OCR ライン数を設定することができます。Visa、TD1、TD2 カードは適切な OCR ライン数 が設定されます。OCR-B 文字セット(55 ページ)もあわせて参照してください。
1 ライン
2 ライン
3 ライン
61
OCR 最小文字数
1 ラインごとの OCR の最小文字数(空白は含みません)を設定することができます。設定範囲は 003~100 です。標準設定は 003 です。最小文字数より小さい OCR 文字列は無視されます。
最小文字数
「15」に変更する場合は、次の手順で行います。ステップ 2 の数字バーコードは必ず 3 桁必要です。
ステップ1 : 「最小文字数」を読取ります。
ステップ2 : 数字バーコード(196 ページ)から「0」「1」「5」の順に読取ります。
OCR 最大文字数
1 ラインごとの OCR の最大文字数(空白を含みます)を設定することができます。設定範囲は 003~100 で す。標準設定は 100 です。最大文字数より大きい OCR 文字列は無視されます。
最大文字数
「60」に変更する場合は、次の手順で行います。ステップ 2 の数字バーコードは必ず 3 桁必要です。
ステップ1 : 「最大文字数」を読取ります。
ステップ2 : 数字バーコード(196 ページ)から「0」「6」「0」の順に読取ります。
62
OCR サブセット
あらかじめ定義されている文字セットの代わりにカスタム文字セットを定義することができます。例えば、
数字と文字の A、B、C だけを読み取る場合、これらの文字だけで構成したサブセットを作成することで、読 取速度を向上させることができます。新しく作成したサブセットは、すべての OCR フォントに対して適用さ れます。
OCR サブセットを設定または修正するには、最初に適切な OCR フォントの読取りを有効化します。次に以 下のバーコードを読取ってから、OCR サブセットに含める数字と文字を、データ編集用 ASCII 文字バーコー ド(174 ページ~183 ページ)の英数字から読み取ります。最後に「メッセージ終了(174 ページ)」を読み 取ります。
OCR サブセット
OCR-A、OCR-B の OCR サブセットをキャンセルするには、それぞれの Full ASCII 文字セットを読取りま す。
MICR E13B、US Currency Serial Number の OCR サブセットをキャンセルするには、使用可能なすべての 文字を含んだサブセットを作成するか、設定を初期化(20 ページ)してください。
OCR クワイエットゾーン
OCR クワイエットゾーンを設定することができます。スキャナは、十分な幅の空白を検知したとき、OCR の読み取りを停止します。1 文字の幅を約「8」としてクワイエットゾーンを検知します。値を大きくする と、文字列の終端に大きな空白が必要となります。
設定範囲は 20~99 です。標準設定は 50 で、約 6 文字幅が設定されています。
OCR クワイエットゾーン
「32」に変更する場合は、次の手順で行います。ステップ 2 の数字バーコードは必ず 2 桁必要です。
ステップ1 : 「最大文字数」を読取ります。
ステップ2 : 数字バーコード(196 ページ)から「3」「2」の順に読取ります。
63
OCR テンプレート
希望の入力形式に合致した OCR 文字を正確に読取るためにテンプレートを作成することができます。正しい OCR テンプレートを作成すると誤読を防止することができます。
OCR テンプレートの追加や修正を行なうには、最初に「OCR テンプレート」バーコードを読み取り、次に OCR テンプレートに含める文字や数字を以下のバーコードから読取ります。最後に「メッセージの終了」を 読取ります。標準値は「54R」で、すべての OCR 文字列が許容されています。
OCR テンプレート
メッセージの終了
数字(必須)(9)
9
この場所では、数字のみの読み取りを許可します。
テンプレート 有効なデータ 有効なデータ 無効なデータ
99999 12987 30517 123AB
英字(必須)(A)
A
この場所では、英字のみの読み取りを許可します。
テンプレート 有効なデータ 有効なデータ 無効なデータ
AAA ABC WXY 12F
64
英数字(オプション)(1)
1
テンプレート文字列中にこのオプションがある場所では、英数字があった場合にその読み取りを許可しま す。このオプションはテンプレート文字列の先頭として配置することはできません。
テンプレート 有効なデータ 有効なデータ 無効なデータ
99991 1234A 12345 1234<
英字(オプション)(2)
2
テンプレート文字列中にこのオプションがある場所では、英字があった場合にその読み取りを許可します。
このオプションはテンプレート文字列の先頭として配置することはできません。
テンプレート 有効なデータ 有効なデータ 無効なデータ
AAAA2 ABCDE WXYZ ABCD6
英字または数字(3)
3
この場所では、英字または数字の読み取りを許可します。
テンプレート 有効なデータ 有効なデータ 無効なデータ
33333 12ABC WXY34 12AB<
65
空白、リジェクト文字を含む全て(4)
4
この場所では、空白やリジェクト文字を含むすべての文字の読み取りを許可します。リジェクト文字は
「_」(アンダースコア)として出力されます。これは、トラブルシューティングに役立ちます。
テンプレート 有効なデータ 有効なデータ
99499 12$34 34_98
空白、リジェクト文字を除く全て(5)
5
この場所では、空白やリジェクトを除くすべての文字の読み取りを許可します。
テンプレート 有効なデータ 有効なデータ 無効なデータ
55999 A.123 *Z456 A BCD
数字(オプション)(7)
7
テンプレート文字列中にこのオプションがある場所では、数字があった場合にその読み取りを許可します。
このオプションはテンプレート文字列の先頭として配置することはできません。
テンプレート 有効なデータ 有効なデータ 無効なデータ
99977 12345 789 789AB
66
数字または埋め文字(8)
8
この場所では、数字または埋め文字の読み取りを許可します。
テンプレート 有効なデータ 有効なデータ 無効なデータ
88899 12345 >>789 <<789
英字または埋め文字(F)
F
この場所では、英字または埋め文字の読み取りを許可します。
テンプレート 有効なデータ 有効なデータ 無効なデータ
AAAFF ABCXY LMN>> ABC<5
空白(オプション)( )
空白
テンプレート文字列中にこのオプションがある場所では、空白があった場合にその読み取りを許可します。
このオプションはテンプレート文字列の先頭として配置することはできません。
テンプレート 有効なデータ 有効なデータ 無効なデータ
99 99 12 34 1234 67891
67
特殊文字(オプション)(.)
.
テンプレート文字列中にこのオプションがある場所では、特殊文字があった場合にその読み取りを許可しま す。このオプションはテンプレート文字列の先頭として配置することはできません。特殊文字は「-」「,」
「.」です。
テンプレート 有効なデータ 有効なデータ 無効なデータ
AA.99 MN.35 XY98 XYZ12
その他のテンプレート用演算子
これらのテンプレート演算子は、OCR データ読み取りのキャプチャー、区切り、書式設定を支援します。
リテラル文字列(”と+)
“
+
OCR データ内で必ず使用されるリテラル文字列を定義するには、データ編集用 ASCII 文字バーコード(174 ページ~183 ページ)の英数字からリテラル文字列を入力し、区切り文字でその文字列の両端を囲みます。
リテラル文字列を区切るのに必要な文字は2つ用意されています。もしも、一方の区切り文字がリテラル文 字列内で使用されている場合は、もう一方の区切り文字を使用してください。
テンプレート 有効なデータ 無効なデータ
“35+BC” 35+BC AB+22
改行(E)
E
複数行のテンプレートを作成します。各行の間に「E」を追加してください。
テンプレート 有効なデータ 有効なデータ 無効なデータ
999EAAAA 321
BCAD
987 ZXYW
XYZW 12