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Microsoft Installer プログラムを使用した Data Protection for Exchange Server のサイレント・インストール

Microsoft Installer (MSI) プログラム msiexec.exe を使用して、Data Protection for Exchange Server のサイレント・インストールを実施することができます。

始める前に

Data Protection for Exchange Server は、Exchange Server が稼働中のシステムの ローカル管理者グループのメンバーであるアカウントからインストールする必要が あります。

重要: spinstall.exe および setupfcm.exe プログラムとは異なり、msiexec.exe プ ログラムには、Data Protection for Exchange Server で必須の多数の前提条件は含 まれません。msiexec.exe を使用する場合、すべての前提条件を手動でインストー ルする必要があります。

Data Protection for Exchange Server をインストールして構成する前に、ハードウ ェア要件およびソフトウェア要件が満たされていることを確認してください。

このタスクについて

以下の例では、msiexec コマンドを使用して Data Protection for Exchange Server 管理コンソールおよび Data Protection for Exchange Server をインストールする 方法を示します。

手順

1. Data Protection for Exchange Server 管理コンソールをインストールするに は、以下の各 msiexec コマンドを 1 行で発行します。

msiexec /i"¥fcm¥x64¥mmc¥8140¥enu¥IBM Spectrum Protect for Mail - MS Exchange - Management Console.msi" RebootYesNo="No"

Reboot="Suppress" ALLUSERS=1 INSTALLDIR="c:¥program files¥tivoli"

ADDLOCAL="Client" TRANSFORM=1033.mst /qn /l*v "c:¥temp¥DpExcMmcLog.txt"

ここで、x: は DVD ドライブです。

2. Data Protection for Exchange Server をインストールするには、以下の各 msiexec コマンドを 1 行で発行します。

msiexec /i"x:¥fcm¥x64¥exc¥8140¥enu¥IBM Spectrum Protect for Mail - MS Exchange.msi" RebootYesNo="No" Reboot="Suppress" ALLUSERS=1 INSTALLDIR="c:¥program files¥tivoli¥tsm" ADDLOCAL="Client"

TRANSFORM=1033.mst /qn /l*v "c:¥temp¥DpExcLog.txt"

ここで、x: は DVD ドライブです。

2章 インストール、アップグレード、およびマイグレーション 49

次のタスク

重要:

v 以下の項目は引用符で囲む必要があります。

– スペースがあるディレクトリー・パス。

– 複数の機能を指定する引数。 引数全体を引用符で囲む必要がありますが、内 部の各引用符の前にも円記号 (¥) を付ける必要があります。

v カスタム・インストールの際にリストするすべての機能は、addlocal オプショ ンの後にリストする必要があります。

関連概念:

39 ページの『前提条件』

DVD またはファイル・サーバーへのサイレント・インストール・

パッケージの作成とテスト

管理者は、インストール・パッケージを使用可能にする方法を選択できます。例え ば、パッケージを DVD に書き込んだり、ファイル・サーバーの共有ディレクトリ ーに配置したりすることができます。

始める前に

開始する前に、パッケージの場所を選択する必要があります。DVD に書き込む場合 は、ステージング・ディレクトリーを使用すると便利です。パッケージをファイ ル・サーバー上に配置する場合、ステージング・ディレクトリーを使用するか、ま たはパッケージをファイル・サーバー上で直接ビルドできます。

このタスクについて

通常、インストール・パッケージには、Data Protection for Exchange Server コー ド配布ファイルおよびサイレント・インストール用のバッチ・ファイルが含まれま す。

手順

1. 以下のコマンドを発行して、パッケージを作成します。

8. サイレント・インストール・パッケージを作成するコマンド

コマンド 説明

mkdir c:¥tdpdpkg サイレント・インストール・パッケージ用のステージ

ング・ディレクトリーを作成します。

cd /d c:¥tdpdpkg ステージング・ディレクトリーに移動します

xcopy g:¥*.* . /s DVD 配布ファイルをステージング・ディレクトリーに

コピーします。

copy c:¥spinstall.bat 既存の spinstall.bat を前のステップで作成したファ

イルに置き換えます。

この例では、ステージング・ディレクトリーとして c:¥tdpdpkg を使用します。

2. インストール・パッケージの作成後、サイレント・インストールをテストしま す。

3. テストの完了後に、パッケージを DVD に入れるか、共有ディレクトリーから 入手できるようにします。

4. パッケージが DVD または共有ディレクトリーで使用可能になると、以下の手 順を実行して、他のコンピューターでサイレント・インストール・パッケージを 実行することができます。

オプション 説明

DVD のサイレント・

インストール・パッケ ージの場合

autostart オプションを有効にし、DVD がドライブに挿入される

とサイレント・インストールが即時に開始されるようにします。

autostart オプションを有効にしない場合は、以下のコマンドを

発行して、DVD のルートから spinstall.bat ファイルを開始しま す。

cd /d g:¥

spinstall.bat 配布ディレクトリーの

場合

¥¥machine1¥d$ にある tdpdpkg という共有ディレクトリーにパッ ケージが配置された場合、他のコンピューターは net use x:

¥¥machine1¥d$ コマンドを実行することで、そのドライブをドラ

イブ x として共有することができます。ユーザーは、以下のコマ ンドを実行することができます。

cd /d x:¥tdpdpkg spinstall.bat

いずれの場合も、サイレント・インストールが開始されます。無人のインストー ルが完了するのに、十分な時間を確保してください。インストールが終了したこ とを知らせるビジュアル・キューはありませんが、バッチ・ファイルにビジュア ル・キューを追加することができます。

サイレント・インストールのエラー・メッセージ

spinstall.exe プログラムは、正常に起動できない場合にエラー・メッセージを出

すことがあります。

ほとんどの場合、重大エラーが発生したときに、これらのメッセージが管理者に表 示されます。ユーザーにこれらのメッセージが表示されることは、ほとんどありま せん。エラー・メッセージを受け取ると、メッセージ・ボックスに表示されます。

エラー・メッセージにはすべて、番号が付いています。これらのメッセージはシス テム・エラー・メッセージであるため、自分のスクリプトで抑制できません。

Data Protection for Microsoft Exchange Server のアップグレード

Data Protection for Exchange Server を旧バージョンのソフトウェアからアップグ レードすることができます。

手順

1. 更新をダウンロードします。

2. 更新をインストールするには、setupfcm.exe を実行します。

3. Microsoft 管理コンソール (MMC) を開始するには、「スタート」 > 「すべて のプログラム」 > 「IBM Spectrum Protect」 > 「Data Protection for Microsoft Exchange Server」 > 「DP for Exchange Management

Console」をクリックします。 更新をインストールした後に MMC を開始する

2章 インストール、アップグレード、およびマイグレーション 51

と、構成ウィザードが自動的に開始されます。構成ウィザードの指示に従って、

残りのファイルのプロビジョニングおよびインストールのプロセスを実行しま す。

システムで検出されるソフトウェア・ライセンスに応じて、構成プロセスは異な ります。ウィザードにより、プロセスの指示が表示されます。

4. 構成ウィザードが自動的に開始しない場合は、ナビゲーション・ツリーで

IBM Spectrum Protect」をクリックし、「構成」をクリックします。次に、

「ウィザード」をダブルクリックします。

Data Protection for Exchange Server のマイグレーション

旧バージョンの Data Protection for Exchange Server からデータをマイグレーシ ョンすることができます。

古いバージョンの Data Protection for Exchange Server から新しいバージョンに アップグレードした後、VSS データ・リストア操作を使用して、古いバージョンの ソフトウェアを使用して作成された VSS バックアップをリストアします。

データベース可用性グループ・ノードにマイグレーションされたバ ックアップの管理

DAG のデータベースを共通 DAG ノードにバックアップするように Data

Protection for Exchange Server を構成する場合、すべての DAG データベースが 新規の DAG ノード名でバックアップされます。

始める前に

Data Protection for Exchange Server V6.4 より前のバージョンからマイグレーシ ョンする場合、以下のガイドラインに従って、旧バージョンからのバックアップを 管理します。

v 以前のバージョンの Data Protection for Exchange Server を使用して作成した バックアップを、DAG ノードを使用して作成した新規バックアップと混合しな いでください。 バックアップを区別するために、以前のバックアップは、

C:¥Program Files¥Tivoli¥tsm¥TDPExchange ディレクトリー内の dsm.opt ファ イルに定義されている以前の Data Protection ノード名のままにしておき、新規 バックアップを保管する場合は新しい DAG ノード名を使用します。

v 以前のノード名で保管されているバックアップを表示またはリストアするに は、Data Protection for Exchange Server の構成を変更する必要があります。

v 古いバックアップが不要になるような場合は、時間の経過とともに古いバック アップを手動で削除する必要があります。

手順

1. マイグレーションの完了後、実行する最初のバックアップがフルバックアップで あることを確認します。

2. 以前の Data Protection ノード名で保管されているバックアップを表示および リストアする場合は、以下のようにします。

a. 「一般」プロパティー・ページまたは構成ウィザードを使用するか、あるい はコマンド・ライン・インターフェースで set コマンドを使用して、DAG ノードを削除します。

b. Microsoft 管理コンソール (MMC) またはコマンド・ライン・インターフェ ースを再始動あるいは最新表示します。

c. MMC の「リカバリー」タブをクリックするか、または tdpexcc query tsm

* コマンドを実行します。 「DAG ノード」パラメーターが設定されてい ないため、 Data Protection for Exchange Server は、Data Protection for

Exchange Server ノードに保管されているバックアップをリストします。

d. 次に、リストされた 1 つ以上のバックアップをリストアします。

3. 必要に応じて、有効期限が切れているバックアップを削除します。

関連概念:

17 ページの『Data Protection for Microsoft Exchange Server を使用したポリシ ー管理』

2章 インストール、アップグレード、およびマイグレーション 53