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IBM SAN Volume Controller and IBM Storwize V7000 での VSS 制限のトラブルシューティング

バックアップの宛先の IBM Spectrum Protect サーバー への IBM Spectrum Protect Snapshot for Exchange Server VSS バックアップ (非オフロード) を実行 した場合、バックアップが完了しても IBM SAN Volume Controller または IBM Storwize V7000 LUN が Windows ホストにマップされたまま残る場合がありま す。

手順

IBM Spectrum Protect サーバー 以外のバックアップ宛先 (BOTH または LOCAL) を 使用します。

タスクの結果

2 つの IBM Spectrum Protect Snapshot for Exchange Server VSS バックアップ を実行する際に、ボリュームが大容量であるか、バックグラウンド・コピー率が低 い数値に設定されているか、またはその両方の状況がある場合、2 番目の VSS バッ クアップがハングしているように見える場合があります。通常、Exchange Server データが IBM SAN Volume Controller または IBM Storwize V7000 ディスクに 存在します。ただし、2 番目のバックアップは、最初のバックアップの IBM SAN Volume Controller または IBM Storwize V7000 のバックグラウンド・コピーが完 了するまで待ってから先に進みます。IBM SAN Volume Controller または IBM Storwize V7000では、同じボリュームのバックグラウンド・コピーを同時に 2 つ実 行することはできません。 2 番目のバックアップが最初のバックグラウンド・コピ ーの完了を待っていることは示されません。

前の IBM SAN Volume Controller または IBM Storwize V7000 のバックグラウ ンド・コピーに時間がかかりすぎる場合には、タイムアウト・エラーが表示される 場合もあります。

次のタスク

タイムアウトの問題を解決するには、バックアップ間で十分な時間が経過するよう に VSS バックアップをスケジュールするか、IBM SAN Volume Controller また は IBM Storwize V7000 のバックグラウンド・コピーのコピー率を増やします。

IBM N シリーズおよび NetApp FAS シリーズでの VSS 制限のト ラブルシューティング

バックアップ宛先を LOCAL に設定して VSS バックアップを実行する予定の場合、

NetApp FAS シリーズおよび IBM N シリーズの VSS プロバイダー、および SnapDrive 4.2 以前のバージョンにおいて VSS バックアップ操作を実行できる方法 に影響を与える可能性がある制限について理解しておいてください。スナップショ ットの削除、バックアップの失敗、および実動システム上のスペース不足の状態を 回避するために、ご使用の環境を正しく構成する必要があります。

始める前に

v Exchange Server データベースによって使用される NAS ファイル・サーバー LUN が完全にデータベースの専用になっていることを確認してください。

v Exchange Server データベースによって使用される NAS ファイラーの LUN が ファイラー・ボリューム上の唯一の LUN であることを確認してください。例え ば、Exchange Server が 4 つの LUN を使用している場合、対応する 4 つのフ ァイラー・ボリュームが存在し、各ボリュームに LUN が 1 つずつ含まれてい る必要があります。

v NetApp ボリューム・タイプが従来型である場合、バックアップ宛先を LOCAL

に設定した VSS バックアップが verExists=1 を持つ管理クラスにバインドされ ていることを確認してください。この設定はフレキシブル・ボリュームを使用す る場合は必要ありません。

v バックアップ宛先が LOCAL に設定された VSS バックアップがフルバックアップ またはコピー・バックアップであることを確認してください。ローカル・バック アップ・タイプの FULL と COPY を混用することはできません。

v バックアップ宛先が TSM に設定された VSS バックアップがフルバックアップま たはコピー・バックアップであることを確認してください。IBM Spectrum

Protect のバックアップでは制限はありません。

v VSS バックアップを実行する場合、新規バックアップを開始する前に、前のバッ クアップが完全に終了していることを確認してください。Exchange Server、VSS サービス、および NAS ファイラーでの問題を回避するために、バックアップの オーバーラップを避けてください。

このタスクについて

以下のバックアップ手順は、IBM Spectrum Protect バックアップ宛先とローカル・

バックアップ宛先の両方を使用して VSS バックアップを最適な方法で実行する方法 を示す例です。このバックアップ手順の例には、以下の前提が適用されます。

v 上記の構成要件が満たされている。

v ローカル宛先への日次 VSS フルバックアップが 4 時間ごと (午前 0 時、午前 4 時、午前 8 時、午後 0 時、午後 4 時、午後 8 時) に実行される。

v IBM Spectrum Protect への VSS バックアップは、完了するまでに 1 時間かか る。

v ローカル宛先への VSS バックアップは、完了するまでに 5 分かかる。

手順

以下のいずれかの方法で実行されるように日次 VSS フルバックアップのスケジュー ルを設定します。

v ローカル宛先への日時 VSS フルバックアップを 4 時間ごと (午前 0 時、午前 4 時、午前 8 時、午後 0 時、午後 4 時、午後 8 時) に実行する。

v 次の 2 つのメソッドのいずれかを使用して、IBM Spectrum Protect ストレージ への日次 VSS フルバックアップを実行する。

backupdestination を BOTH に設定して、午前 0 時に実行します。この設定 により、ローカル宛先への午前 0 時のバックアップが実行されるため、ロー カル宛先への午前 0 時のバックアップを個別にスケジュールしないでくださ い。

6 章 トラブルシューティング 165

– 午前 1 時に実行されるフル・オフロード・バックアップを設定します。午前 1 時から、次のローカル宛先への VSS バックアップが実行される午前 4 時 までの間、VSS ローカル・バックアップを VSS バックアップのリストアに 使用することができません。

v 午前 5 時にオフロード・バックアップとして実行される IBM Spectrum Protect への週次 VSS フルバックアップを設定します。

メールボックスのリストア・エラーのトラブルシューティング

メールボックスのリストアでエラーが発生した場合、問題を他の Exchange サーバ ー上でも再現できるかどうかを判別します。

このタスクについて

発生する可能性があるメールボックスのリストア・エラーには、メールボックスへ の MAPI 接続の問題、リストア操作を実行するための役割ベースのアクセス制御

(RBAC) 権限が不十分である問題、メールボックス・リストア・ブラウザー機能に

関する問題などがあります。

不十分な RBAC の役割および権限に関するトラブルシューティング

以下のメールボックスのリストア・エラーについては、RBAC 役割および管理役割 スコープが Exchange ユーザーの Exchange オブジェクトに対して設定されている ことを確認します。

手順

1. メールボックスを開くことができず、エラー・メッセージが RBAC 権限の欠落 を示している場合、メールボックスにログオンしているユーザーに必要な RBAC 役割があること、およびそれらの役割の管理有効範囲にメールボックス を含むデータベースが含まれていることを確認します。その後、メールボックス を再度開きます。

2. メールボックスのリストア操作が失敗し、エラー・メッセージが RBAC 権限の 欠落を示している場合、メールボックスにログオンしているユーザーに必要な RBAC 役割があること、およびそれらの役割の管理有効範囲にソース・データ ベースとターゲット・データベースが含まれていることを確認します。その後、

リストア操作を再開します。

関連概念:

103 ページの『バックアップおよびリストアの操作のセキュリティー要件』

Microsoft Exchange 2013 環境でのメールボックス権限、認証方 式、およびレジストリー・キー設定のトラブルシューティング

Exchange Server 2013 環境でのメールボックス・リストアのエラーを解決するに

は、Exchange Server メールボックス権限、認証方式、レジストリー・キー設定、

およびクライアント・アクセス・サーバー (CAS) 役割が正しく構成されていること を確認します。

手順

1. ターゲット・メールボックスにログオンするユーザーにフルアクセス権限を付与 します。 管理者メールボックスが使用されている場合、Exchange Server 2013 は、通常、デフォルトで管理者のフルアクセス権限をブロックします。

2. Exchange 2013 パブリック・フォルダー・メールボックスをリストアするに

は、Exchange ユーザーが Public Folders 管理役割を持っている必要がありま す。

3. Exchange Server 管理者として Exchange Server 2013 メールボックスにログ オンし、管理者メールボックスに使用可能なストレージ・スペースが十分にある ことを確認します。

4. ログオンしているメールボックスおよびターゲット・メールボックスに、

Microsoft Outlook または Outlook Web Access のいずれかでアクセスできる ことを確認します。

5. CLIENTACCESSServer=servername パラメーターを設定して、Exchange Server

2013 CAS を指定します。 ロード・バランサーを使用している場合、

CLIENTACCESSServer パラメーターをロード・バランサーではなく CAS を指す ように設定します。

6. 管理者メールボックスおよびターゲット・メールボックスを開きます。「メール ボックスのリストア・ブラウザー」インターフェースの「アクション」ペイン

で、「Exchange メールボックスのオープン」をクリックします。

7. Data Protection for Exchange Server が Exchange Server に接続できるよう にするために、MAPI レジストリー・キー RpcHttpProxyMap_TSM が正しく設定 されていることを確認します。以下のいずれかの方法を使用します。

v HKEY_CURRENT_USER¥Software¥Microsoft¥Windows NT¥Current

Version¥Windows Messaging Subsystem ディレクトリー内のレジストリー・

キーを確認します。レジストリー・キー値を変更し、ご使用の環境に適切な ドメイン、エンドポイント、およびリモート・プロシージャー・コール

(RPC) 認証方式を反映します。例えば、MAPI プロファイルをホストしてい

る Exchange Server で RPC-over-HTTPS 接続が有効にされている場合は、

認証方式として HTTPS を指定することができます。それ以外の場合は、

RPC-over-HTTP 接続に HTTP 認証を使用することができます。

v Microsoft 管理コンソール (MMC) の「MAPI 設定」プロパティー・ページ を使用して、MAPI レジストリー・キーが正しいことを確認します。レジス トリー・キー値を変更し、ご使用の環境に適切なドメイン、エンドポイン ト、およびリモート・プロシージャー・コール (RPC) 認証方式を反映しま す。

デフォルトでは、以下のレジストリー・キー形式が使用されます。

Domain=Proxy Server,RpcHttpAuthenticationMethod, RpcAuthenticationMethod,IgnoreSslCert

ここで、

v Domain 値は、個別サーバー ID のドメイン・サフィックス (例えば、

companyname.local) です。ドメインまたはドメインのサブストリング、ある

いはアスタリスク (*) および疑問符 (?) ワイルドカード文字 (例えば、

*.companyname.local) を指定します。

6 章 トラブルシューティング 167