Data Protection for Exchange Server、IBM Spectrum Protect、およびその他のア プリケーションでは、構成要件が異なります。この要件は、使用する Data
Protection for Exchange Serverの機能によって異なります。例えば、VSS 操作を使 用する予定の場合は、VSS リクエスターとして機能する IBM Spectrum Protect バ ックアップ/アーカイブ・クライアントもインストールして構成する必要がありま す。
始める前に
リモート側で Data Protection for Exchange Server を構成する場合、手順で使用 されている例に示されている通り、まず IBM Spectrum Protect Snapshot for Windows を Data Protection ノード・サーバーにインストールする必要がありま す。 次に、IBM Spectrum Protect 構成ウィザードを Data Protection ノード・サ ーバー上で少なくとも一度は実行する必要があります。
第 3 章 構成 75
手順
1. 「スタート」 > 「すべてのプログラム」 > 「IBM Spectrum Protect」 >
「Data Protection for Microsoft Exchange Server」 > 「DP for Exchange 管理コンソール」をクリックして、Microsoft 管理コンソール (MMC) を起動し ます。
2. 開始ページで「構成」をクリックします。 あるいは、ナビゲーション・ツリー から「構成」ノードにナビゲートします。次に、「ウィザード」をダブルクリッ クします。
3. 結果のペインで、「TSM 構成」をダブルクリックして、IBM Spectrum Protect 構成ウィザードを開きます。
4. ウィザードのページに表示される指示に従って、「次へ」をクリックして次のペ ージに進みます。
a. 「データ保護の選択」ページで、「Exchange Server」を選択します。 「次 へ」をクリックします。
b. 要件検査の結果を検討し、エラーまたは警告があれば確実に対処します。
個別要件結果のリストを表示するには、「詳細の表示」をクリックします。
v 構成しているアプリケーションのライセンスを持っていない場合、ライ センス要件検査は失敗します。「データ保護の選択」ページに戻って選 択したアプリケーションをクリアして構成を続行するか、必要なライセ ンスを取得してください。
v メールボックスの個別リストア操作に必要なユーザー役割のうち不足し ている役割がある場合は、「警告」リンクをクリックし、ウィザードの プロンプトに従って、不足している Exchange Server 役割を追加しま す。Exchange の Organization Management (組織の管理) グループの メンバーであり、十分な役割ベースのアクセス制御 (RBAC) 権限を持っ ている場合は、不足している役割を自動的に追加することができます。
Exchange の Organization Management (組織の管理) グループのメン バーではなく、十分な RBAC 権限を持っていない場合は、不足している 役割を手動で追加する必要があります。
c. 「TSM ノード名」ページで、同じシステム上にあり、保護するアプリケー ションに使用する IBM Spectrum Protect ノード名を指定します。
v 「VSS リクエスター」フィールドに、Exchange Server データにアクセ スするために VSS サービスと通信するノード名を入力します。
v 「Data Protection for Exchange Server」フィールドに、Data
Protection アプリケーションがインストールされているノードの名前を
入力します。 このノード名は、Data Protection for Exchange Server バ ックアップを保管する際に使用されます。このウィザード・ページで
「DAG ノード」を構成する場合、Exchange Server DAG データベース のバックアップは、Data Protection for Exchange Server ノードの下に は格納されません。これらのバックアップは DAG ノードの下に格納さ れます。
v 「DAG ノード」フィールドには、Exchange Server の DAG のデータ ベースをバックアップするために使用するノード名を指定します。この設 定があると、DAG ノードを使用するよう構成されているすべての DAG メンバーからのバックアップは、 サーバー 上の
共通ファイル・スペースにバックアップされます。データベース・コピー がどの DAG のメンバーからバックアップされたのかに関係なく、それ らのデータベース・コピーは単一のエンティティーとして管理されます。
この設定によって、Data Protection for Exchange Server が同じデータ ベースのバックアップを数多く作成しないようにできます。
必ず、同じデータベースのコピーを持つすべての DAG メンバーが同じ DAG ノードを使用するように構成してください。IBM Spectrum Protect サーバー では、必ず、DAG ノード名を登録します。 すべての DAG メンバー・ノード (Data Protection ノード) に、DAG ノードに代 わってバックアップを実行するための proxynode 権限を付与する必要が あります。 すべての DSM エージェント・ノード (バックアップ/アー カイブ・クライアント・ノード) にも、proxynode 権限を付与する必要が あります。これらのプロパティーを手動で更新したくない場合は、構成ウ ィザードを使用して IBM Spectrum Protect サーバーでプロパティーを 設定できます。
実行するバックアップのタイプを区別するのに役立つノード名を作成してく ださい。例えば、ご使用のホストの名前が MALTA の場合、VSS リクエス ター・ノード名に MALTA と指定し、MALTA_EXC と呼ばれる Data Protection ノード名を作成することができます。 Exchange 構成の場合、DAG ノード 名は、VSS リクエスターや Data Protection for Exchange Server ノード名 と関連している必要はありません。例えば、TSMDAG という名前にすること ができます。
d. 接続先の IBM Spectrum Protect サーバー の情報を入力して、「次へ」を クリックして先に進みます。
v 「IBM Spectrum Protect サーバー・アドレス」フィールドに、バック アップを収容する IBM Spectrum Protect サーバーの TCP/IP ドメイン 名または数値の IP アドレスを入力します。この情報は、IBM Spectrum
Protect サーバー 管理者に問い合わせれば入手できます。
v 「IBM Spectrum Protect サーバー・ポート」フィールドに、バックア ップを収容する IBM Spectrum Protect サーバーのポート番号を入力し ます。この情報は、IBM Spectrum Protect 管理者に問い合わせれば入手 できます。
v 構成マクロ・ファイルを生成して、IBM Spectrum Protect サーバーを構 成するためのウィザードを使用するかどうかを指定します。
「いいえ」をクリックすると、マクロ・ファイルはウィザードの最後の ページで使用できるようになり、アプリケーション・データの保護をサ ポートするように IBM Spectrum Protect を構成する方法の一例として このファイルを IBM Spectrum Protect サーバー 管理者に提供すること ができます。
「はい」をクリックすると、ウィザードの「構成」ステップでマクロが 開始されます。 マクロ・ファイルを確認し、必要に応じて更新してくだ さい。
「はい」をクリックした後、該当するフィールドに以下の情報を入力 し、以下のアクションを実行します。
第 3 章 構成 77
– IBM Spectrum Protectの管理者アカウントの名前。
– IBM Spectrum Protect管理者のパスワード。
– IBM Spectrum Protect サーバーとの接続をテストするには、「テス ト通信」をクリックします。このオプションは、VSS リクエスターが インストールされるまで使用可能になりません。
– IBM Spectrum Protect マクロ・ファイルを確認または更新するに は、「検討/編集」をクリックします。あるいは、マクロ・ファイルを 確認して、直接 IBM Spectrum Protect サーバー上でコマンドを実行 できます。
e. 「デフォルト」の構成設定を選択します。 「デフォルト」構成設定を選択 すると、選択したアプリケーションの構成に加えて、VSS リクエスターが構 成されます。クライアントおよびエージェントのサービスも登録および構成 され、ヒストリカル管理容量をサポートするためのスケジュールが定義され ます。
f. 構成処理の結果を確認します。 個別構成結果のリストを表示するには、
「詳細の表示」をクリックします。
5. 「完了」ページで「終了」をクリックします。
6. オプション: VSS 構成の場合、「このウィザードの終了後に VSS 診断を実行す る」オプションが選択されていることを確認します。このオプションが選択され ていると、ウィザードを完了した後に、診断プロセスによってシステム上の VSS スナップショットがテストされます。
重要: SAN ボリューム・コントローラーまたは Storwize V7000 の省スペー ス・ターゲット・ボリューム用の構成の場合、VSS スナップショットをテスト すると、テスト・ウィザードで選択されたボリューム用に作成された以前のバッ クアップが削除されます。
関連概念:
103 ページの『バックアップおよびリストアの操作のセキュリティー要件』
構成の検証
Data Protection for Exchange Server を構成した後、IBM Spectrum Protect バッ クアップ/アーカイブ・クライアントが構成ウィザードによって自動的にインストー ルされていることを検証します。
手順
1. MMC で、「自動化」タブをクリックして、組み込みのコマンド・ライン・イ
ンターフェースにアクセスします。
2. 「フォルダーを開く」アイコンをクリックして、verify_exc.txt ファイルを選 択します。
3. 「開く」をクリックします。 コマンド・ライン・ペインに以下のコマンドが表 示されます。
query tdp query tsm query exchange
4. コマンド・ライン・パネルにカーソルを置き、Enter キーを押してコマンドを実 行し、構成を検証します。 以下に、各コマンドによって生成されるコマンド出 力の例を示します。
v コマンド: query tdp
C:¥Program Files¥Tivoli¥tsm¥TDPExchange>tdpexcc query tdp IBM Spectrum Protect for Mail:
Data Protection for Microsoft Exchange Server Version 8, Release 1, Level 0
(C) Copyright IBM Corporation 1998, 2016. All rights reserved.
Data Protection for Exchange Preferences ---BACKUPDESTination... LOCAL CLIENTAccessserver...
DAGNODe... FCMDAG2 DATEformat ... 1 LANGuage ... ENU LOCALDSMAgentnode... PEGUVM1 LOGFile ... tdpexc.log LOGPrune ... 60 MOUNTWait ... Yes NUMberformat ... 1 REMOTEDSMAgentnode... PEGUVM2 STOPservicesonir ... Yes STOREMAILBOXInfo ... Yes TEMPDBRestorepath... C:¥temp¥DB TEMPLOGRestorepath... C:¥temp¥LOG TIMEformat ... 1
IMPORTVSSSNAPSHOTSONLYWhenneeded.... Yes The operation completed successfully. (rc = 0)
v コマンド: query tsm
C:¥Program Files¥Tivoli¥tsm¥TDPExchange>tdpexcc query tsm IBM Tivoli Storage Manager for Mail:
Data Protection for Microsoft Exchange Server Version 7, Release 1, Level 2.0
(C) Copyright IBM Corporation 1998, 2015. All rights reserved.
Tivoli Storage Manager Server Connection Information ---Nodename ... PEGUVM1_EXC Network Host Name of Server ... fvtseries11esx6
TSM API Version ... Version 7, Release 1, Level 1.42 Server Name ... FVTSERIES11ESX6_SERVER1
Server Type ... Windows
Server Version ... Version 7, Release 1, Level 0.0 Compression Mode ... Client Determined
Domain Name ... FCM_PDEXC Active Policy Set ... STANDARD Default Management Class ... STANDARD The operation completed successfully. (rc = 0)
v コマンド: query exchange
第 3 章 構成 79
C:¥Program Files¥Tivoli¥tsm¥TDPExchange>tdpexcc query exchange IBM Spectrum Protect for Mail:
Data Protection for Microsoft Exchange Server Version 8, Release 1, Level 0
(C) Copyright IBM Corporation 1998, 2016. All rights reserved.
Querying Exchange Server to gather database information, please wait...
Microsoft Exchange Server Information
---Server Name: PEGUVM1
Domain Name: cvtdomain1.local
Exchange Server Version: 14.3.181.6 (Exchange Server 2010) Databases and Status
---Mailbox Database 1474758353
Circular Logging - Disabled DAG Status - None
Recovery - False
Mailbox Database 1474758353 Online PEGUVM1_DB5G_local
Circular Logging - Disabled DAG Status - None
Recovery - False
PEGUVM1_DB5G_local Online
PEGUVM1_DB7L_sevsvc
Circular Logging - Disabled DAG Status - Passive (Healthy) Recovery - False
PEGUVM1_DB7L_sevsvc Online
PEGUVM1_DB8K_stdsvc
Circular Logging - Disabled DAG Status - Active Recovery - False
PEGUVM1_DB8K_stdsvc Online
Volume Shadow Copy Service (VSS) Information ---Writer Name : Microsoft Exchange Writer Local DSMAgent Node : PEGUVM1
Remote DSMAgent Node : PEGUVM2 Writer Status : Online Selectable Components : 4
The operation completed successfully. (rc = 0)