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張力制御の概要

2

張力制御の基礎

3

トルク制御と速度制御

4

張力制御(トルク制

御 )

の種類

5

張力検出器とは

6

アクチュエータ

7

張力制御システム構築の基礎

8

用途例

9

トラブル事例集

10

Q&A

■ 4-1-2 手動電源の使用例

紙やフィルム、線材の加工機で、巻径比(最大径/最小径)

が小さい場合、また巻径が変化しない中間軸の場合、また張 力精度が要求されない場合に左図のように手動電源装置が用 いられます。

張力精度は期待できませんが電源装置のパネルのボリューム で容易に張力を変えることができます。また構造が簡単であ り低コストで張力の調整が可能です。

手動電源装置 パウダブレーキ

■ 4-1-3 パワーアンプの使用例

制御軸が多数ありシーケンサで集中制御する場合、左図のと おりパワーアンプを使用するとパウダブレーキ・クラッチを 大変使いやすくすることができます。

パワーアンプ 近接スイッチ

パワーアンプ

FX シーケンサ

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Q&

■ 4-1-4 手動電源の使用例(モータ検査)

モータ

パウダブレーキ

パワーアンプ

トルク検出器

モータの負荷試験装置の負荷としてパウダブレーキが有効 です。例として左図に示すとおり、出力 600W(トルク 44N•m、回転速度 130r/min)の減速機付モータの特性を測 定するためのパウダブレーキを選定します。

スリップ工率

P

P = 0 . 105

×

T

×

Nr = 0 . 105

×

44

×

130 = 600( W )

(計算結果からわかるように、モータ出力=パウダブレーキの スリップ工率(発熱量)となります。)

ZKB-5HBN 形 パ ウ ダ ブ レ ー キ( 許 容 連 続 ス リ ッ プ 工 率 1100W、定格トルク 50N•m、許容回転速度 1800r/min)

を選定します。

パウダブレーキの励磁電流を定電流式のパワーアンプを用い 変化させることで、モータへの負荷トルクを変化させ、モー タ電流、回転速度の変化を記録します。

また、トルク検出器からの信号をテンションコントローラに 取り込めば、フィードバック制御することも可能です。

回転速度

センサ パウダブレーキ

モータ トルク

センサ

パワーアンプ 記録計

トルク信号 回転速度信号 アンプ

回転速度

センサ パウダブレーキ

モータ トルク

センサ

記録計

トルク信号 回転速度信号

テンションコントローラ アンプ

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4-2 半自動制御(巻径検出式 別名:オープンループ方式)

■ 4-2-1 半自動制御とは…

【メリット】

◆全自動制御より導入コストが安い

◆安定した制御が行える

◆張力検出器が要らない

◆テーパ制御が容易

【デメリット】

◆メカロスやアクチュエータ特性の影響が出る

◆制御張力が把握できない

テンションコントローラ 近接スイッチ

パウダブレーキ

モータ 主軸

巻軸

フィードロール

巻取り、巻出しにおいて巻径を自動的に検出し、巻取りトル クや巻出し制動トルクを制御する方法です。

この方式は張力一定で制御しようとした場合、巻径と巻軸ト ルクは比例する関係により制御が行われ、後述の張力検出方 式(全自動制御方式)に比べ、急激な外乱に過敏な影響を受 けず、安定した張力制御が行えます。また張力検出器が使用 できない機械の制御や簡単にテーパ制御を行いたいときも対 応できます。

ただし、アクチュエータのトルク変化や直線性、メカロスな どの影響を受けるため張力の絶対精度は劣ります。

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