「作業や行動の順序姓 を どの ように して、示 しますか
?」
手原 E; 手原Aか らDで考 えたことの歳ぎ合
「すでに設定 した手順 を組 み合わせ て、総合的 な表示 を試み て くだ さい
。」
例 :
4. 2 腐貨摩穿者への貫岸 117
手順A ;「一年 間の社 会的 な活動 をわか りやす くま とめて示 したい !
」
′O nR ■ほ JZE : dT A円 山い 8
最終的 な結 果
+
,
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州 ? I
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4. 3 地域煤鎗7着動 とコミ1ニケ‑ション 118
4. 3 地域保健活動 と視覚コミ ュニケーショ ン
自分 自身の中にあるわか りやす さの枠組み
「健康 に関す る情報 をわか りやす く楽 し く住民 に伝 えたい
」
とい う気 持 ちは現場 にい る多 くの保健従事 者 に共通 していると考 え られ る。 しか し、現在 の 医学教育 や 保健婦教育 では、 「わ か りやす く、楽 しくコミュニ ケーシ ョン をす るに は どうす る か」 とい うことは教 え て くれない。現場 に出てか ら、 自分で試 行錯誤 を始め る しか ない。図2はN市のS地区 を担 当 している保健婦 の グループが作成 した 「健康す ご ろ く」である。 この作 品は、 どの ような論理 に したが って作 られたのだ ろうか ?図 2.N市S地区 における健康 す ごろ く
この画を作成 した過程 に関 して当事者 にJ質問 した ところ、当事者は当初 、明瞭 に は ̀過程' を意識 して いなかったO しか し描 いた と きの問題 意 識 につい て さらにPf
4. 3 地域保鎗店動 とコ:1ニケーシ3> 119
問 を続けている うちに、(1)その地区における保健活動 の流れ をわか りやすい形に示 そ うとしたこと、 (2)その ために最初陸上競技場でハー ドル競争が行わ れる トラック
(図 3A) をイメー ジ したが押 しつけが ま しいの でやめた こと、 (3)最後 にす ごろ く 型の表示 (図 3B) を思いついたが、す ごろ くだ とゴールを達成 した ら、そこで上が りになって しまい、後 が ないよ うな気がす るので、完全 には満足 してい ないこと、
などの点が指摘 された。住民 に情報 をわか りやす く伝 えたい とい う動機 か ら、す ご ろ く型の情 報表示構造 を採用 し、そのなか に保健活動 に関連 した部分的 な情報 を配 置す る作業 を していたことが明 らかになった。
匝 幸 室 璽
Å@A@A@毒)CRA.トラック型の情報表示構造 図 3B.す ごろ く型の情報表示構造 情報表示構造の 中に配 置 されていた視 覚化 され た要素的 な情報 を取 り出 して図 4に示す。 この ような整理 によって、六種類 もの情 報が配置 されていた ことが明 ら かになった。情報配置の構造 と、そこにお ける要素 を意強化す ることに より、これ まで画の上手 な保健婦 が直観で行 っていた 「わか りやす くす る作業」の過程が明 ら かにな り、その経験 を他者が共有す ることも可能 になる。
1. 保健鋸 の什L車内芥、Jl・'・f購lTI動
2.地域でのil・'・h‑fuの保健行Jl‑・
4.季節 と地域 に合 った健康理想像
/1.止LIW ・、l 〜..
5.病Jjiものこわき、注意すべ き点
4. 3 .地域保鎗活動 とコさ1̲‑ケう3> 120
3.季節 と地域 に合 った鮎F,k増進 6.地域の'J.lj‑:敬
図4.健康す ごろ くの構成 要素
̀わか りやす くす ること'を医学教育 や保健婦 教育で習わ な くて も、われわれ はある程度 は 「わか りやす くす るための基本的 な物の見方 と枠組み」 を生来 身に つ けているように考 えられ る。 しか し、結果だけ に注 目 して多忙 な保健活動 を続 けていたのでは、 この枠組 みは意識 され ない と考 え られ る。 上述 した例 では、わ か りやす くす る作業 の過程 に注 目 して意 識的 に質問 を続 けた ために、この枠組み が浮かび上が って来 た。で はこの普段 は意識 され ない枠組み とは何 だろ うか ? 例 えば、す ごろ く型 の枠組 みは誰で も持 っている もの なのだ ろ うか ? これ らの 意識 されない枠組み は、現場での試行錯 誤 を通 して段 々に洗 練 されてゆ くのだろ うか ? この ような認識 に関す る枠組み をよ り明確 な もの と して取 りだ し、それ を現実の問題解 決 に役 立つ形で支援 ・強化 してゆ くことは可能だろ うか ?
健康 認識学 の試 み
5.鍵康詔.‑#学の試 み 121
5 .健康認識学の試 み
社会医学 における視覚 コミュニカテ イヴ ・アプローチの発展 に向 けて
1.現代の風景
著者は現 在 この本 を長崎大学 の研究室で書 いてい ます。わが 国 におけ る近年の医 学 と医療の進歩 には、 目を見張 らせ る ものがあ りますが、 日本 が オランダや ドイツ を初 め とす るヨーロ ッパの国々 か ら西洋医学 を学 び始めたの は 、江戸時代 になって か らです。江戸時代 の初期 には江戸幕府の6次 にお よぶ鎖国令 に よって 、国交 を断 絶 した 日本 ですが、そ の中で長崎の出島は唯 一、 ヨーロ ッパ に対す る窓 口 となって いま した。 この ように西洋医学 を学ぶ窓口 は大 きな ものではな く、また言語の壁 も あったため 、学ぶ ため の苦労 は想像 を絶す る ものが あ ります。 この中で 、わが国の 医学の進歩 に大 きな貢 献 を した出来事 と して、例 えば杉 田玄 自 らに よる解体新書の 刊行 (1774年)が 挙げ られ ます。 日本 におけ る系統的な西 洋医学の 教育の初期 には、 シー ボル トが 1823年 か ら1830年にか けて、また ボ ンベが 1857年 か ら1862年 にかけ て長崎 に滞在 し、系 統的な医 学教育 を試 み ま した。特 にボ ン ベ は 日本 に着いた年 に長崎奉行 所 にて医学 を開講 し、1859年 には長 崎の西坂刑 場で解剖学実習 を行 い 、1861年 には長崎大学医 学部の前身 であ る小 島養生所 と 医学所 を開設 しま した。
西洋医学 との限 られた接触であ ったに もか かわ らず 、実 に多 くの ことを わが国が短 期 間にと りいれていったことが 読み取れ ますが、 なぜ この ようなことが 可能だった ので しょうか ? 西洋 医学 は、 日本人 とは社会的 に も文化的 に もまった く異 なる西 洋の人 々を対象 と して成立 して きま した。それを取 り入 れることがで きた背景 には、
この西洋医学が、社会 や文化 の差 を越 えた ところで 、生物 と しての人間 の共通姓 に 根座 した ものであった ことに由来 します。 す なわち 、オランダ人であっ て も日本人 であって も、人体 を構 成 してい る骨の種類 や形、内臓 の相対 的 な位 置や 形、体 の中 で生 じてい る生化学的 な反応 な どは同一です。 この 同
一
性が保 証 されて いる限 り、5.健康piB諸学のBtlみ 122 オランダ語 や ドイツ語 で学 んだ医学知識は、その まま日本人 に当てはめ ることがで きます。 この ような臨床医学 における事情 は、著者が所属す る社会医学 の分野で も 認め られます。
社会全体 の健康 の水 準 を上 げて行 く際 には、近代 的な医学の導入 に加 えて、健康 を維持 ・増 進で きるよ うな社会 的な組織 や活動が必 要 とされ ます。長崎 県の出身で 後 に初代の内務省衛生局長にな った長与専斉 は、欧米の医療 を視察 した ときの事情 を 「松香私 志」 とい う著書 にま とめています。 これ によると、長与は視 察 を始めた 当初か ら、あちこちで 「サニ タ リー
」
「ヘ ルス」 な どの語 を耳 に しま した。 これ ら の語 を聞いた長与 は、 当初 はその意味 を 「個人にお ける健康保 護」 とい うように理 解 していま したが、その後 もっと深い意味があるのではないか、 と疑い始め ました。そ してつい に、 「此 に国民一般 の健康保護 を担当す る特殊の行 政組織 あ ることを発 見 しぬ」 と記 しています。 この とき長与が ̀発見 ' し、その後 の衛生局 長時代 に発 展 させ たのは、欧米にならった衛生行政の組織で した。
この ようにわが国の近代医学 は、すでに出来上が っている具体 的な技 術や知識、
西洋の理性 によって 目に見 える具体 的な もの、例 えば基礎医学 や臨床医 学であれば 生物 としての同一性の原則 に立 った具体 的 な医学知 識 を、また社会医学 の分野であ れば衛生行政の理念や具体的 な組織 を急激 に学ぶ ことで発展 した と言えます。
この ように目に見 え、普遍
鮎
があ り、理鮎 でそれ を理解で きる具体的 な知識の吸 収 によって発展 して きたわが国の近代医学 の方法は 、現在の医 学教育に も当てはま ります。特 に医学部の講義では、朝から晩 まで殆 ど切 れ 目な く続 く講義 と実習の中 で、莫大な量の医学知識が学生 に与えられます。例 えば、痛み を例 にとって も、 0しか し、