も 虚 4 ▲ Li
手順 1‑2;手や足の位置
「シルエットで捉 えたあな
た の 自 覚 症 状 を も う 少 し 詳 し く 表 現 し て み ま し ょ う 。
手や足の位置はどうなってい
ま す か?」
Q 銅 鴨 島
鼻 ) Q 董 名 品B
手順1‑3; 顔 の表情
「あ なたの 自覚症 状 を表す 画 に表情 を付 け加 える とす れば 、 どの よ うに な ります か
?」
◎0 8⑳ e
3. 1 百貨症 を系#釣 に# ( 53 手
順 1‑4;
環境、周囲の状況「あなたの自覚症状 はどの ような行為や状況 と関連 していますか
?」
0
同相監
手順 1‑5; 時間的、量的 な要素
「あなたの 自覚症状 をはっ きりと表すために、量 や時間の要因が必要ですか
?」
出
二≠亡 空き *9 ㊦ 屡 @
角
f t E t 〜 f t
n k 踊 塾。
手順 1‑6; 総合
「以上の手順 で選んだパ ー ツを活用 して、あなたのイ メージを表現 してみて くだ さい
。」
主題2 ; 対比に よって、自覚症状の意味 をより明確 にす る。
2‑ 1。逆の状態 (元気 な状態、健康 な状態 など) を描 く。
「どの ような シルエ ッ トや どの ような顔 の画 を組み合 わせた ら、元気 な状態が措 け ます か
?」
元気 なシルエ ッ ト 元気 な顔
2‑2。 組み合 わせ る
3.2 人 との出会いか らm ( 54
3. 2 人 との出会 いか ら描 く
健康 や疾病 について感 じてい ること、あ るいは 自覚症状 を、 目に見 え る形 として 描 けることがわか りま した。 また一度措 い た画を素材 と して、対比や強調 など視覚 的な思考過程 を働 かせ ることで 、画をさらにわか りやすい ものへ と発展 させ られる ことがわか りま した。 この ような個別の 自覚症状 画 は、健康 や疾病 につ いての感 じ 方、考 え方 を言葉 とは別の方向 か ら、わか りやす く表す ことの第一歩 と言 えます。
しか し、個 別の 自覚症 状の画だ けで、人が健康や疾 病 について考 えてい ることの全 貌 を表す こ とはで きませ ん。 自覚症状画は、 より高 い水準の考 えを視覚 的に把撞す る際の、個 別の要素の ような ものか もしれ ません。 では、この個別の要素 を活用 し て、さらに複雑 な もの を表現す るにはどうすればい いで しょうか ? この事では、
事例研究 に よって、医療の専門家が考 えて いることを、わか りやす く理解す ること を試み ます。
なお、この章におけ る試みは、著者が文部省の在 外研究でア メ リカ合 衆国イ リノ イ州アーバナ ・シャンペ イン市 に滞在 している間に行 いま した。
1 頭痛 を描 く
ウレスラー先生 との出会い
在外研究 者 として長崎 を後 に し、 どち らを向いて も見渡す限 り トウモ ロコシ畑が 広が る米国 中西部、アーバナ ・シャンペ イ ン市 にあ るイ リノイ大学の教 育学部に来 て もう3か 月になろ うとしてい ます。長崎 で進めて きた健康 を措 く仕事 を継続 しよ うとして、教育心理学のデル ウイン ・ハ‑ニ ッシュ教授 、あるいは小児保健学のジャ ネッ ト・ル イス教授 に相談に乗 って もらい、希望 は膨 らんで来 ま したが 、なかなか アメリカ人 の医療従事 者に実際 に会 って仕事 を始め る機会 に巡 り合 えません。 その 日も保健学 部のルイス先生 と、文献 に関 して話 を しようと研 究 室 を訪ね たところ、
3.2 人 との出会いか ら題 ( 55 そ こで最近 開業 した ば か りの 一 般 内科医 を紹 介 され ま した. そ れが ウォ ル ター ・ウ
レス ラー先 生 との 出会 いで したO ウ レス ラ ー先 生 に 、 自覚症 状 を眼 に見 え る形 に し て きた これ までの 言尭み を話 す と大変 に興味 を持 って くれ ま した。 また 「ア メ リカ人 に多 い健康 の問題 を画 に した ら、 よ り多 くの人 に興 味 を持 って もらえる の で はない か
」
と助 言 して くれ ま した。 しか し一体 、 ほ とん どの ア メ リカ 人 が持 っ てい る よ う な一般 的 な健康 の 問題 な どとい う ものが あ るので し ょうか ? 日本 人の 場合 を考 え てみ て も、 「誰 もが経 験 した こ との あ る健 康 上の問 題 は何 か ?」
と考 え る と、 とま どって しま い ます 。 しか し、 「その ような 一般 的 な ア メ リカ人 に共 通の 健康 の問題 が はた して あ るの か ?」
とル イ ス先 生 と ウ レス ラー 先 生 に尋 ね る と、二 人 と も即座 に 「そ れ は頭痛 だ」 と答 えて くれ ま した。で きるだ け多 くの 自覚症状 を画 に しよ う と考 え て い たの で 、 ̀頭痛 ' といわ れ て 一瞬 驚 きま した。 しか し、痛 み は 自覚症 状 の基本 と も言 え る もの で 、長 崎 で も ̀痛 さ' を表現 す る こ とに は、苦 労 してい ます。 そ こで 二 人 の助 言 に したが うこ とに し たの ですが 、 どん な こ とか ら始 め た らい い の で しょ うか ? しば ら く考 えて いた ウ レス ラー先 生 は、 に っ こ りして 「来週 中 に予 定 と資 料 を フ ァ ッ クスで送 るか ら、 そ れ を見 た ら連絡 を とって、私 の診療所 に来 て くだ さい
」
と言 って くれ ま した。頭痛 問診表 の可 視 化 は意味 が あ るか ?
それ か ら しば ら く して、 ウ レス ラー先 生 の連絡 先 と と もに、 以 下 の よ うな鎮痛 問 診 表が 送 られて来 ま した。
Forest頭痛問診表
ol.あなたの好けJldのJETH榊こついて、何か心当たりがありますか?
(鞭うち症、榔収納、,A:.lj.I(lul:.J Iの緊張、その他) 02.これと同じような離柵がこれまでにもあ りましたか ? 03.枚数のタイプの離柿がありますか?
04.fjZi柿の捕みがとても強 く、耐えきれないほどになることが、時々ありますか ?
05.あなたの舶 I削ま、家庭、什・rJfp、または社交の場などで、緊張が‑高まったり、神経rrになった りした時に、起こりますか?
06.iii'i痛の椴中に、Lrr、Jf.Jの筋肉または魂の付け根に、緊張や痛みを感 じますか?
07.あなたの'ullはl'rJ'は、・一定の強い圧力をかけられているかのように、鈍 く比続きしますか?
oB.あなたの‑好け捌ま、ilj'iの用朗をきつく締め付けるように感 じられますか?
09.あなたは通常、 ・週問に1回か、それ以 上頭柿がしますか?
10.あなたの痢揃はI川りこ起こりますか?
11.あなたのliJ:親、父親、または他の血のつながった親戚で、似た琉痛を持っている人がいます
3. 2 人 との出会いか らm ( 56 か?
(以下、 Ⅰ2芥Itか ら28節目は抑桁)
さて翌週 です。地図 を頼 りに、イ リノイ大学のキ ャンパスか ら数 ブロ ックの とこ ろにあるメデ ィカル ・アー ト・ビルデ ィングを尋 ね ま した。 ここは開業 医が集 まっ た2階建 ての ビルで、各階 には4名の開業 医が診療所 を持ち、 ウレスラー先生はそ の 2階の奥 の部屋 です. ウレス ラー先生 に会 うと、 きっそ く上 述の頭痛 質問表に基 づ いて、1番 目のJFi間か ら始め、それぞれの項 目について、 「ウレスラー先生 は どん なイメージ を持 ってい るか
?
」 、また 「そ れを描 くとすれば、 どの ような ものにな りそ うか ?」
を聞 き始 め ま した。 しか し聞 き始めてす ぐに、 このや り方 でイメージ を視覚化す るのは困難 であるこ と、が分か って きま した。肝腎 な点 として 「ウレス ラー先生は鎮痛 に関 して、この調査表の'質問項 目の ようには ̀もの'を見 ていない こと」、そのために 「具体的な視覚イメー ジが浮か びに くい こ と」の二 点 に気付か されたのです。 もう少 し丁寧 に言 うと、 この質問表 は通常 は、診察 を受 ける前に、患者が書 き込みます. ウレス ラー先生の話 だ と、 この質問表 に記入す る作業はそれ ほ ど楽 しい ものではない として も、質問項 目の数 は 28しか ないため、患者 さんは あ ま り文句 もいわず に これに記入 して くれ るそうです。記入が終 った ら、これをも とに患者が持 っている鎮痛の大体の種類 の検討をつ け、それ を頭 にいれ た上で、 さ らに詳 しく医師が問診 してい くのだそ うです。質問 の順序 につ いては、最初の4つ の質問は混合型の頭痛 に、また5か ら10までの質 問は緊張型 の頭痛 に、11か ら 19までは片頭痛 に、といった具合 に、連続す るい くつかの51'問が、それぞれ異 なっ た型の頭痛 に対応 してお り、回答者の○の数 によって、鎮痛 の型が予想 で きるよう になっているとの ことで した。
結局、ウ レスラー先 生 は診察 前の情報収 集の手段 としてこの問診表 を使 って も、
患者 さんを目の前 に した ときの思考過程 は まった く別の ものの ようです 。そこで、
ウレス ラー先生が実際 に何 を知 ろうとし、何 を考 え るのかを中心 として 、描 くこと に しま した。
ウレスラー先生が知 りたいこと、その1、頭痛の性質
さて翌週 、 目の前 に現痛の患 者が来た と きに、 ウ レス ラー先 生が知 りたい ことの 内容 と順序 の概要 を知 る必要が あ ります。 「どんな型の頭痛 に出会 うこ とが多いの
3.2 人 との出会いからm ( 57 か」 、 「どんなことを知 りたいのか」などを聞 きなが ら、それ を略画で 表現 してみ ま した。 まず、頭痛の場所 (どこが痛いのか ?) 、引 き続いて 、痛みの種類 (どの ように痛いか ?)、時 間の要因 (いつか ら痛いか ?)、思い当 たる原因 、過去の治 療 、などです (図 )0
図. うれす ら‑先生が頭痛患者について知 りたい情報の概略
この図は、 ウレスラー先生が頭痛 について知 りたい ことの見取 図の ような ものにあ た ります. この図が出来た後、 その後一週 間か二週 間に一回の割合で ウ レス ラー先 生 に時間をとっていただ き、 この5項 目をさらに詳 しく描 いて行 きま した。
1)頭痛の場所 (図 、)
頭痛 に関す る最 も重 要な情報 の一つが 「頭痛の部位
」
です。 人間の演 は球形の構 造物 と見 なせ るので、で きるだ け多 くの方 向か ら部 位 を考 え られるように、最初は 頭の前後左 右 と、上方 か ら見 た図を措 きま した (図 )。 ウ レスラー先生 に見 て もらった結 果、方向は大体最初 の図でいい ことにな りま したが 、 「頭だ けでな く、頚 も描 いて欲 しい」とい うのが ウレスラー先生の注 文で した。 「緊張鮎 の頭痛では 首の部分に も痛い ところ、重 い ところがある場合が多 く、その情報 を大切 に したい
」
とい うことで、頚か ら肩 にかけての輪郭 を付 け加 えたのが図 です。