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KS10ンS1

ドキュメント内 緒p 目次 (ページ 58-63)

KE2 0

0 KS1,KB1 KO1,KQ1 KP4・KOl,S 5

群  集 型

ツマグロヨコバイー・

  ヒメナガカメムシ ツマグロヨコバイー一  マダラヒメヨコバイ ツマグロヨコバイー・

  フタテンヨコバイ フタテンヨコバイー・

    トバヨコバイ フタテンヨコバイー     トノズヨコノ思イ ツマグロヨコバイ・一   フタテンヨコバイ ツマグロヨコバイー一   フタテンヨコバイ

         雑草群落における主要半翅目昆虫の生態に関する研究         59 の造成が少いので4群落を調査したにすぎない(第57表)。1月においてもこの群落は16種の 組成植物よりなり,クサヨシのほかスズメノカタビラ,スズメノテッポウのイネ科植物を混え 5,6月の群落は17〜29種の組成植物からなり,1群落当り平均20.7種で可成多い。昆虫相に 密接な関係があると推測される主要植物は,クサヨシ,カモジグサ,ジュズダマ,スズメノカ タビラ,アシボソ,ギョウギシバ,キシュウスズメノヒエ,ヨモギなどで,1月の植物相と相 異しているが,群落型はクサヨシーセリ,クサヨシージュズダマの2型である。

 (b)昆虫相とその季節的分布および繁殖状況。

 この群落の昆虫類(第60表)は比較的種類に 富む。1月にツマグロヨコバイ,フタテンヨコ ベイ, トバヨコベイ, ミドリナガヨコバイの 4種の棲息を認めると共に,稲作休閑田のゲγ ゲ,スズメノテッポウ,セトガヤ群落に見られ るように,ツマグロヨコバイ,フタテγヨコバ イ幼虫の棲息が認められた。5,6月には昆虫 相は可成豊富で,ウンカ・ヨコバイ類は7種,

カメムシ類は6種計13種でトバヨコバイが繁殖 し,またこの群落での繁殖昆虫はトバヨコバイ の他にツマグ・ヨコバイ,フタテγヨコバイの

2種である。

 (c)優位種と群集型(第59表)。

 優位種はフタテγヨコパィ,ツマグ・ヨコバ イの2種で, フタテγヨコパイートバヨコバ イ,ツマグロヨコバイーフタテγヨコパイの2

第60表 クサヨシ群落における昆虫類の季節的 分布と繁殖状況

種 名

ヒメトビウンカ セスジナガウンカ ツマグロヨコバイ

トノマヨコノズイ

フタテンヨコバイ ミドリナガヨコバイ ミドリヒメヨコノマイ ハマベアワフキ ヒメナガカメムシ クモヘリカメムシ ホソハリカメム』シ アカヒメヘリカメムシ ヒメマルカメムシ セスジマキバサシガメ

1

O 5

O O O

O 6

O O O O

○…成虫,N…ニンフ。

型の群集をつくり,セトガヤ群落の場合とやや似た群集型をつくっている。

 ⑳ スズメノテッポヴ群落  (a)群落の概況。

 2〜5月の間に,主として休閑田で測定した群落で,群落数は9である(第61表)。組成植 物は15〜30種,1群落当平均19.6種で,どの群落も大体近似の種類から成立っている。このう ち昆虫相と密接な関係があると推測される植物はスズメノテッポウ,スズメノカタビラ,・カズ

ノコグサ,セトガヤ,ギョウギシノ㍉ ムツオレグサ,カモジグサ,ヒメコバンソウ,ハマヒエ ガエリ,ゲンゲ,カワヂシヤ,ヨモギ,コウガイゼキシ。ウなど合計13腫で,そのうちスズメ ノテッポウと共に群落問に出児頻度の高い植物はスズメノカタビラ,ヨモギ,カズノコグサ,

カワヂシャ,セトガヤ,コウガイゼキシヲウ,ゲγゲの7種である、群落型は6型で,この季

60

第61表

二  宮  栄 ・一 スズメノテッポウ群落の構成と群落型

1 2 5 4 5 6 7 8 9

群 落 型

スズメノテッポウ ーゲンゲ スズメノテッポウ ーヴンゲ

スズメノテッポウ ーゲンゲ

スズメノテッポウ

ー一 レチノギク スズメノテッポウ

ー一 シクサ

スズメノテッポウ

ー・ ズメノカタビ

スズメノテッポウ

ー・ ズメノカタビ

スズメノテッポウ

ー・ ズノコグサ スズメノテッポウ

ー・ ナギタデ

調査面積

(㎡)

100

112.5

60

50 55

54

50

48

90 調査 月日 丑一18

π一・26

皿一14

W−16

IV一一17

測定枠数

IV一一24

IV一一24

V一・10

v一・15

20

16

工0

10

10

1工

10

5

18

群落構成植物*

スズメノテッポウ(10,20,55.1)ゲンゲ(5ン20,2.8)カワヂシヤ,カ ズノコグサ,ヨモギ他15種

スズメノテッポウ(10,16,56。6)ゲンゲ(4,16,5.2)コウガイゼキシ ョウ他15種

スズメノテッポウ(18,10,42.5)ゲンゲ(ll,10,5.6)カワヂシヤ,

セトガヤ,コウガイゼキショウ他10種

スズメノテラポウ(58,10,9.9)アレチノギク(50,10,5。8)ヨモギ,

セトガヤ・カズノコグサ,スズメノカタビラ,カワヂシヤ・ギョ ウギシバ他18種

スズメノテッポウ(15,10ン8.7)ムシクサ(8,10,5.1)カズノコグサ,

スズメノカタビラ他14種

スズメノテッポウ(50,11,90)スズメノカタビラ(15,10,12.4)ヨモ ギ他12種

スズメノテッポウ(25,10,69.5)スズメノカタビラ(5,872.8)ヒメ コバンソウ,ヨモギ他11種

スズメノテッポウ(17,5,8.2)カズノコグサ(40,5,6)セトガヤ,ア シカキ,カワヂシヤ,コウガイゼキショウ,スズメノカタビラ,

カモジグサ,ハマヒエガエリ他21種

スズメノテッポウ(55,8争4.1)ヤナギタデ(25,18ン2。5)カズノコグ サ,カワヂシヤ,セトガヤシヒエガエリ,コウガイゼキショウ,

スズメノカタビラ,ムツオレグサ,ヨモギ他12種

*カッコ内の数字は,順に平均草高虻cm),出現度,平均被度(%)を表わす。

節ではスズメノテッポウーゲγゲ,スズメノテッボウースズメノカタビラ型が普通型と見られ

る。

 (b)昆虫相とその季節的分布および繁殖状況。

 この群落に出現した昆虫類(第62,63表)はウγカ・ヨコバィ類12種,カメムシ類9種計21 腫である。ウγカ・ヨコバイ類とカメムシ類の種数には大差はないが,個体数ではツマグ・ヨ

コバィ,ヒメナガカメムシ,フタテγヨコバィが他の種に比べて目立って多い。大部分の昆虫 は4月に出現し,2〜3月の昆虫相は極めて貧弱で,前者は20種,後者は5種にすぎない。こ の群落で繁殖の認められた種類はヒメトピウγカ,イネマダラヨコパイ,トバヨコバイ,フタ テyヨコバィ,ツマグ・ヨコパィ,ヒメハナカメムシの6種で,全体の約71%の昆虫は棲息す るだけで,繁殖は認められなかった。稲作害虫としてはヒメトビウγカ,トピイ・ウγカ・セ ジ・ウγカ,ツマグ・ヨコベィの棲息が認められヒメトピウンカは2,4,5月,トピイ・ウ yカ,セジ・ウンカは4月にまたツマグ・ヨコバイは2〜5月の全期間棲息し,ツマグ・ヨコ バィの繁殖個体数が著しく多いことが注目される。ツマグ・ヨコバィ,ヒメトピウγカはスズ メノテッポウを寄主植物としている。

 (c)優位種と群集型(第63表)。

 この群落で認められる主要な優位種はツマグ・ヨコパィ,ヒメナガカメムシの2種である。

この優位種とトバヨコバィ,フタテγヨコバイ,イネマダラヨコバイその他との組合せによっ

  雑草群落における主要半翅目昆虫の生態に関する研究 第62表 スズメノテッポウ群落における昆虫類の季節的分布と:

   繁殖状況

61

ヒメトビウンカ トビイロウンカ セジロウンカ セジロウンカモドキ イネマダラヨコバイ ィチモンジヨコバイ

トノマヨコノズイ

カスリョコバイ フタテンヨコバイ ヨツテンヨコバイ アオズキンヨコバイ ツマグロヨコバイ ヒメナガカメムシ アカヒメヘリカメムシ ホソハリカメムシ シラホシカメムシ アオクサカメムシ ヒメハナカメムシ Sあη0臨3sp.

アカヒゲホソミドリメクラカメ セスジマキバサシガメ

2 N

5

4

O O O O

O O O O O O O O O O O O

N O O

5 O

O

O

        O …成虫,N…ニンフ。

て群集型は8型である。

 ⑳ カズノコグサ群落。

 (a)群落の概況。

 休閑田または廃田で調査したもので(第64長),測定群落数は7である。組成植物種数は19

〜26の範囲で,各群落の種数は概ね近似し,1群落当平均22睡で可成多い。このうち昆虫相に 密接な関係があると推測される主要植物は,カズノコグサをはじめとして,スズメノテッポ ウ,スズメノカタピラ,キシュウスズメノヒエ,セトガヤ,ハマヒエガエリ,ムツオレグサ,

ヒェガェリ,ヒメコバγソウ,コブナグサ,カワヂシャ,コウガイゼキショウ,ゲンゲなど計 13種である。これらのうち優占種カズノコグサとともに群落間に出現する頻度の高いものはス ズメノテッポウを筆頭としこれについでコウガィゼキショウ,ゲンゲ,カワ』ヂシャなどであ

る。

 (b)昆虫相とその季節的分布および繁殖状況。

 この群落に棲、自、する昆虫類(第65,66表)はウγカ・ヨコバィ類8種,カメムシ類6種計14

62

第63表

二 宮 栄 一

スズメノテッポウ群落における昆虫類と群集型 群  落  型

スズメノテッポウ ーゲンゲ スズメノテラポウ

ー一 ンゲ

スズメノテッポウ ーゲンゲ スズメノテッポウ

ー一 レチノギク スズメノテッポウ

ー一 シクサ

スズメノテッポウ

・一 ズメノカタビ

スズメノテッポウ ースズメノカタビ

スズメノテッポウ ーカズノコグサ

スズメノテッポウ

ー・ ナギタデ

調査月

2 2 5 4 4 4 4 5 5

ウンカ・ヨコバイ類 YI(55),YK49(1),UE(2),

YSl

YI(5),YK2,UE(1),YS2 YI4(ユ)

YI10,YS5,YK5,YFl UE2,YF2,YS2,YL1

YI9,UK7,UE1,UJ1,Y−

Ll,YZl,YDl

YD4(2),YI4,UM5,

UKl

YI54,YL58,YFl

カメムシ類

S5

0 0

KS66, KE7ッ S5

KO1,KQl KEl

YM5KS52,

YIll8(6),YL66(2),YK7,

UE4

KS102, S2, KE 2,KQl,KIユ

   S5,KQ5

HA2, I(1』),K

Ol,MDl

MEl KS2,KE1

群  集  型 ツマグロヨコバイー一     トノズヨコノズイ ツマグロヨコバイートバ ヨコバイ。カスリヨコバ

ツマグロヨコバイ ヒメナガカメムシー一   ツマグロヨコバイ

ヒメトビウンカ・イチモ ンジヨコバイ・カスリョ コバイ

ヒメナガカメムシーツマ グロヨコバイ・セジロウ ンカ

ヒメナガカメムシー一  イネマダラヨコバイ ツマグロヨコバイー・

  フタテンヨコバイ ツマグロヨコバイ  ・一フタテンヨコバイ

第64表

カズノコグサ群落の構成と群落型

1 2 5 4 5 6 7

群 落 型

カズノコグサ・一

  カワヂシヤ カズノコグサー     ゲンゲ

カズノコグサー・

    ゲンゲ

カズノコグサー・

    ゲンゲ カズノコグサー     ゲンゲ カズノコグサー  ムツオレグサ

カズノコグサ・一

 ムツオレグサ 調査面積

(㎡)

40

50

105

55

45

50

25 調査 月日 璽一12

皿一14

IV一ユ4

lV−28

V−15

V・一14

V−19

測定枠数

8

10

15

10

9 9 5

群落構成植物*

カズノコグサ(22,8,8.8)カワヂシヤ(8,8,5.6)コウガイセギショ ウスズメノテッポウ・スズメノカタビラ・キシュウスズメノヒエ 他15種

カズノコグサ(40,10,50.8)ゲンゲ(20,10,9」)カワヂシヤ, スズ メノカタビラ他17種

カズノコグサ(28,15,22.6)ゲンゲ(26,15,5.9)セトガヤ, コウガ イゼキショウ,スズメノテッポウ他14種

カズノコグサ(50,10,58,5)ゲンゲ(10,8,工0.5)スズメノテッポウ,

ハマヒエガエリ,セトガヤ,コウガイゼキショウ他16樫 カズノコグサ(40,9,5.5)ゲンゲ(19,9,Ll)ムツオレグサ,スズメ ノテッポウ,コウガイゼキショウ,ヒエガエリ,カワヂシヤ,ス ズメノカタビラ他18種

カズノコグサ(55,9,2.5)ムツオレグサ(お,9,1.5)ゲンゲ,スズメ ノテッポウ,カワヂシヤ,コウガイセキショウ,スズメノカタビ ラ他18種

カズノコグサ(50,5,27)ムツオレグサ(42,5,8)コウガイゼキショ ウ,スズメノテッポウ,セトガヤ,ハマヒエガエリ,ヒメコバン ソウ,コブナブサ他14種

*カッコ内の数字は順に平均草高(cm),出現度,平均被度(%)を表わす。

ドキュメント内 緒p 目次 (ページ 58-63)

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