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JP1/FTP の環境を定義ファイルで定義する

ドキュメント内 JP1/File Transmission Server/FTP(Windows(R)用) (ページ 32-35)

3.1  JP1/FTP の環境定義

3.1.2  JP1/FTP の環境を定義ファイルで定義する

JP1/FTP の環境設定の一部を,定義ファイルで定義できます。

次のように,定義ファイルを作成し定義情報を記述してください。

(1) 定義ファイルの作成

次のパス名で定義ファイルを作成してください。

JP1/FTPのインストールディレクトリ\ftsenv.ini

(2) 定義ファイルの内容

次のように,Windows の初期化ファイル(

.ini

)の形式で記述してください。

指定できるセクション,キー,および値を次の表に示します。

表 3‒2 定義ファイル(ftsenv.ini)の定義内容

セクション キー 定義内容

[ENV_INFO_VIEW] GEN_USER ON|

OFF≪OFF≫

管理者以外のユーザが,定義情報の内容 を参照できるようにするかどうかを指定 します。※1

• ON:参照可能にします。

• OFF:定義情報を表示しません。

[WELL_KNOWN_PORTS] Enable ON|

OFF≪OFF≫

FTP サーバ側で PORT コマンドに well-known ポート(0〜1023)が指定された場

セクション キー 定義内容 [WELL_KNOWN_PORTS] Enable ON|

OFF≪OFF≫

• ON:許可します。

• OFF:拒否します。

[ANOTHER_ADDRESS] Enable ON|

OFF≪OFF≫

FTP サーバ側で PORT コマンドに制御 コネクションを確立したクライアント(IP アドレス)以外が指定された場合,接続を 許可するか否かを指定します。※2

• ON:許可します。

• OFF:拒否します。

[MASK_CMD] PORT ON|

OFF≪OFF≫

FTP サーバ側で PORT コマンドの受信 を抑止するか否かを指定します。※2,

※3

• ON:抑止します。

• OFF:抑止しません。

EPRT ON|

OFF≪OFF≫

FTP サーバ側で EPRT コマンドの受信を 抑止するか否かを指定します。※2,※3

• ON:抑止します。

• OFF:抑止しません。

[C_WELL_KNOWN_PORTS] Enable ON|

OFF≪OFF≫

FTP クライアント側で,PASV コマンド 発行後に FTP サーバ側から受け取った ポート番号に well-known ポート(0〜

1023)が指定された場合,接続を許可す るか否かを指定します。※4

• ON:許可します。

• OFF:拒否します。

[C_ANOTHER_ADDRESS] Enable ON|

OFF≪OFF≫

FTP クライアント側で,PASV コマンド 発行後に FTP サーバ側から受け取った IP アドレスに制御コネクションを確立し たサーバ(IP アドレス)以外が指定された 場合,接続を許可するか否かを指定しま す。※4

• ON:許可します。

• OFF:拒否します。

注※1

バージョン 8 以前は,管理者以外のユーザは,参照できる定義情報と参照できない定義情報がありまし た。ON を指定した場合,バージョン 8 以前で参照できなかった定義情報が参照可能になります。

なお,運用管理コンソールを使用して定義情報を参照する場合は,管理者で行ってください。

注※2

この登録情報は,JP1/File Transmission Server/FTP Server サービスを起動したあとに有効になり ます。

注※3

ON を指定した場合,FTP サーバは該当コマンドを受信すると,「500 'コマンド名': command not understood.」メッセージを FTP クライアントに応答します。

なお,該当コマンドのヘルプは無効にはなりません。

注※4

この登録情報は,JP1/File Transmission Server/FTP Client サービスを起動したあとに有効になりま す。

ドキュメント内 JP1/File Transmission Server/FTP(Windows(R)用) (ページ 32-35)