5.1 JP1/AJS3 との連携
5.1.2 JP1/AJS3 と連携するための設定をする
JP1/FTP のカスタムジョブを JP1/AJS3 で使用するために,JP1/AJS3 に登録します。
• JP1/FTP の伝送情報のコピー
ジョブを定義するホストと実行するホストが異なる場合は,実行するホストの伝送情報を,ジョブを定 義するホストにコピーします。
(1) JP1/FTP のカスタムジョブの登録
1. Windows の[スタート]メニューから[プログラム]−[JP1_Automatic Job Management System 3 - View]−[カスタムジョブ登録]を選択する。
[カスタムジョブの登録]ダイアログボックスが表示されます。
2.[新規登録]をクリックする。
[カスタムジョブ登録情報]ダイアログボックスが表示されます。
3. 各項目を設定し,[OK]をクリックする。
カスタムジョブが登録されます。[カスタムジョブ登録情報]ダイアログボックスと各設定項目を次に 示します。
図 5‒2 [カスタムジョブ登録情報]ダイアログボックス
表 5‒1 [カスタムジョブ登録情報]ダイアログボックスの設定項目
項目 設定内容
名前
((1〜8 バイト以内の文字列))
《空白》
任意のカスタムジョブ名を指定します。この項目は省略できません。
コメント
((0〜40 バイト以内の文字列))
任意のコメントを指定します。コメントには,「/」と空白文字は使用できません。
項目 設定内容
定義プログラム 次の定義プログラム名を指定します。
JP1/FTPのインストールディレクトリ\FTS_CARD.EXE(固定)
定義ホスト上の定義プログラムを指定してください。
定義ホストに JP1/FTP がインストールされていない場合は,「(2) 定義プログラム のコピーと設定」に従って,必要なファイルをコピーします。
実行プログラム 次の実行プログラム名を指定します。
JP1/FTPのインストールディレクトリ\FTS_JPCS.EXE(固定)
実行ホスト上の実行プログラムを指定してください。
実行プログラムが複数の JP1/AJS3 - Agent にあって,インストールパスが異なる 場合は,「$xxx$\実行ファイル名(xxx は変数)」と指定します。このとき,JP1/
AJS3 - Agent ホストで変数を登録(定義)する必要があります。登録方法について は,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 連携ガイド」を参 照してください。
なお,実行プログラムの戻り値は,ftstran コマンドと同じです。ftstran コマンドの 戻り値を参照してください。
バージョン 0600(固定)
クラス名 JP1FTP(固定)
ジョブ種別 PC ジョブ
(2) 定義プログラムのコピーと設定
定義ホストに JP1/FTP がインストールされていない場合は,次の設定をしてください。
1. 次のファイルを JP1/AJS3 - View がインストールされているマシンにコピーする。
コピー先は,必ず次のディレクトリにしてください。
• 定義プログラム(FTS_CARD.EXE),DLL ファイル(ftslang.dll)
コピー先:[カスタムジョブ登録情報]ダイアログボックスの「定義プログラム」で指定したディレ クトリ
• 環境設定ファイル(ftscard.ini)
コピー先:
C:\Program Files\HITACHI\FTSFTP
• DLL ファイル(Fts_card_*.dll,Fts_cmn_msg_*.dll)
コピー先:
C:\Program Files\HITACHI\FTSFTP\Lang
2. コピーした環境設定ファイルで,定義プログラムの動作環境を設定する。
指定できるセクション,キー,および値を次の表に示します。
表 5‒2 定義ファイル(ftscard.ini)の定義内容
セクション キー 値 定義内容
[Language] LangType 0x0409| 0x0411 使用する言語を指定します。
セクション キー 値 定義内容
[Language] LangType ≪0x0411≫ • 0x0409:英語
• 0x0411:日本語