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FTP 接続応答メッセージの情報抑止機能

ドキュメント内 JP1/File Transmission Server/FTP(Windows(R)用) (ページ 81-84)

FTP 接続時の応答メッセージは,通常,次のように表示されます。

この応答メッセージ内のホスト名,製品名,およびバージョン情報を表示しないようにできます。また,

この応答メッセージを任意の文字列にすることもできます。

FTP 接続応答メッセージを変更するには,定義情報をあらかじめ登録しておきます。

この登録情報は,JP1/File Transmission Server/FTP Server サービスを起動したあとに有効になります。

3.14.1 定義情報を登録する

次のように,定義ファイルを作成し定義情報を記述してください。

(1) 定義ファイルの作成

次のパス名で定義ファイルを作成してください。

JP1/FTPのインストールディレクトリ\FtsBanner.ini

(2) 定義ファイルの内容

次のように,Windows の初期化ファイル(

.ini

)の形式で記述してください。

指定できるセクション,キー,および値を次の表に示します。

表 3‒18 定義ファイル(FtsBanner.ini)の定義内容

セクション キー 定義内容

[BANNER] Display ON|OFF

≪ON≫

FTP 接続応答メッセージ内のホスト名,製品名,およびバー ジョン情報を表示するかどうかを指定します。

• ON:表示します。

セクション キー 定義内容 [BANNER] Display ON|OFF

≪ON≫

• OFF:表示しません。

(3) FTP 接続応答メッセージファイルの作成

FTP 接続応答メッセージを任意の文字列にする場合には,定義ファイルで Display を OFF に設定した上 で,次のパス名で FTP 接続応答メッセージファイルを作成してください。

JP1/FTPのインストールディレクトリ\FtsBanner.txt

(4) FTP 接続応答メッセージファイルの内容

次のように,FTP 接続応答メッセージ文字列を記述してください。

注意事項

• FTP 接続応答メッセージファイルは,1 行以上で構成されます。

• 1 行に指定できる文字数は,256 バイト以内です。256 バイトを超える文字は無視されます。

• ファイルのサイズは,512 バイト以内です。512 バイトを超えると,ファイルが存在しないものと 見なされます。

• 改行だけの行も有効です。

• コメントは定義できません。

• 0 バイトの場合,ファイルが存在しないものと見なされます。

• 接続する FTP クライアントによっては,応答メッセ−ジの形式に制限がある場合があります。接続 する FTP クライアントが認識可能な形式で FTP 接続応答メッセージファイルに記述してください。

3.14.2 表示される FTP 接続応答メッセージ

表示される FTP 接続応答メッセージを次に示します。

定義ファイル(

FtsBanner.ini

)で Display を OFF に設定し,FTP 接続応答メッセージファイル

FtsBanner.txt

)が存在しない場合,FTP 接続応答メッセージは次のようになります。

FTP 接続応答メッセージファイル(

FtsBanner.txt

)が存在する場合,FTP のプロトコル仕様に従って,

FTP 接続応答メッセージは,次のようになります。

• ファイルの内容が 1 行の場合には,行の先頭に応答コード「220 」が付加されます。

• ファイルの内容が複数行の場合には,最初の行の先頭に「220- 」,最後の行の先頭に「220 」,および 最初と最後以外の行の先頭に 5 個の半角スペースが付加されます。

FTP 接続応答メッセージの例を次に示します。

FTP 接続応答メッセージファイル(FtsBanner.txt)の内容:

FTP 接続応答メッセージ:

ドキュメント内 JP1/File Transmission Server/FTP(Windows(R)用) (ページ 81-84)