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ISDB-T システムにおける性能評価

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第 4 章 インパルス雑音除去の評価

4.3. ISDB-T システムにおける性能評価

ここで,実際のISDB-Tシステムにおいて,提案方式の有効性を確認した.シ ミュレーション諸元を表に示す.

シミュレーション諸元

表 4.2 シミュレーション諸元 システム内部雑音モデル AWGN

フェ─ジング雑音モデル 6波レイリー分布 伝送モード Mode3

ガードインタバール比 1/8 タイムインターリーブ長 2

変調方式 64QAM

符号化率 3/4

Impulse Power / Received Signal Power 20,80

fc 2808+64=2872

伝送パラメータは,モード3(シンボル長1.008ms,キャリア数5617本,キャリ ア間隔1kHz),伝送帯域幅5.6MHz(正確には6/14×13MHz),ガードインタバー ルはシンボル長の1/8,変調方式64QAM,インターリーブオン,誤り訂正オン,

13セグメント2階層伝送とした.

インパルス雑音の電力は受信信号の電力の20倍,80倍,伝送路はフェ─ジン グがあるものとする.また,インパルス雑音の加わる位置はランダムに決定し,

10OFDMシンボル期間にインパルス雑音が一つしか加わらないものとする.

図4.9にインパルス雑音の推定値を用いて補正したときの,インパルスのピー ク電力が受信信号の平均電力の20倍にしたときのCNR比に対するビット誤り率 特性を,図4.10にインパルス雑音の推定値を用いて補正したものの,インパルス

雑音のピーク電力は受信信号の平均電力の80倍にした時のCNR比に対するビッ ト誤り率特性を示す.

図4.9及び図4.10よりインパルスの電力は20,80ともに,インパルス雑音の 位置推定を行うことにより,特性の改善が行えていることが分かる.CNR比が大 きいとインパルス雑音の位置の推定値が白色ガウス雑音の影響をあまり受けない ため,正確に推定ができている.そして,ガードバンドを用いて,推定された信 号の除去によってインパルス雑音の軽減されていることが分かる.特に,インパ ルス雑音の電力の大きなところでは提案方式が有効であるということがわかる.

状況に応じて幅はどのくらいのキャンセラが有効なのかを判別し,適切なキャン セラによってインパルス雑音の影響を軽減することにより,様々な振幅のインパ ルス雑音に対して誤り率特性を改善することができると考えられる.

10-7 10-6 10-5 10-4 10-3 10-2 10-1 100

12 14 16 18 20 22 24

BER After Viterbi

C/N[dB]

w/o Impulse w/o Canceller w/ Canceller

図 4.9 64QAM,R= 3/4,K = 7,Impulse Power/Received Signal Power=20

10-7 10-6 10-5 10-4 10-3 10-2 10-1 100

12 14 16 18 20 22 24

BER After Viterbi

C/N[dB]

w/o Impulse w/o Canceller w/ Canceller

図 4.10 64QAM,R= 3/4,K = 7,Impulse Power/Received Signal Power=80

4.3.1 本章のまとめ

本論文では,時間軸で加わるインパルス雑音において,計算機シミュレーショ ンによりインパルス雑音によるビット誤り率特性の検討を行った.また,周波数領 域での放送に使われていないガードバンド帯域の信号の変化量により,時間軸で インパルス雑音が加わった位置の推定を行い,その推定情報を用いて各サブキャ リアのシンボルに加わったインパルス雑音を求め,補正を行うことを提案した.

その結果,時間軸で加わるインパルス雑音の影響によるビット誤り率特性の劣化 を軽減できることを示した.

本論文で提案しているインパルス雑音の軽減方式は,時間軸である一定のスレ ショルドを利用する必要がなく,様々なOFDMシステムで広く使用することが 可能であると考えられる.

5 章 地上デジタル放送における

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