別の IBM システムから IBM i オペレーティング・システムへ、または IBM 以外のシステムから IBM i へ、ファイルを移動する必要のある場合があります。このトピックでは、IBM i 以外のシステムから IBM i にデータを移動する代替方法をリストします。ただし、それぞれの使用に関する特定の指示事項について は、他のシステムとともに提供されているか、またはアプリケーションとして指定されている資料を参照す る必要があります。
別の IBM システムからのデータ移動:
別の IBM システムから IBM i オペレーティング・システムへデータを移動する場合に使用できる方法は たくさんあります。
ここにリストされている方法を使用してデータを移動できます。
v 高水準言語プログラムを作成して、別のシステムからデータを取り出すことができます。これに対応す るシステムのプログラムを使用して、データをロードすることができます。
v 他の Distributed Relational Database Architecture (DRDA) 実装をサポートするシステムの場合、SQL 機 能を使用してデータを移動できます。分散作業単位を使用すれば、ソース・データに対して照会をオー プンし、その同じ作業単位で、システム上のテーブルにデータを挿入することができます。パフォーマ ンスを最高にするためには、この照会でブロック化を使用し、システムでは複数行挿入を行ってくださ い。
v データは、他のシステム上のテーブルおよびファイルから抽出して、テープにコピーして IBM i オペレ ーティング・システムに送付するか、あるいは通信回線を用いて送信することができます。
– DB2 for z/OS データベースからの場合は、データベース・マネージャーに付属している、
DSNTIAUL と呼ばれるサンプル・プログラムを使用して、ファイルまたはテーブルからデータを抽出
することができます。
– DB2 Server for VM (SQL/DS) データベースからの場合は、データベース・マネージャーのデータベ ース・サービス・ユーティリティー部分を使用して、データを抽出することができます。
– DB2 for z/OS および DB2 Server for VM データベースの両方から、データを抽出するためにデータ 抽出 (DXT™) を使用できます。ただし、DXT によるヌル・データの処理は、以下に説明するように ファイル・コピーによるヌル・データの処理と互換性がありません。したがって、IBM i への移行の ためにリレーショナル・データをアンロードする目的で DXT を使用することはお勧めできません。
– IMS/DB 階層データベースから、DXT を使用してデータを抽出することができます。
v DB2 for z/OS または DB2 Server for VM のデータベースからコピーする場合は、標準テープ管理技法 を使用してデータをテープに書き出します。IBM i オペレーティング・システムでは、 テープからコピ
ー (CPYFRMTAP) コマンドを使用して、テープからデータをロードします。ただし、ファイル・コピー
(CPYF) コマンドを使用すると、 IBM メインフレーム・コンピューターからデータを移行するための特
別なサポートを受けることができます。テープ・ファイル一時変更 (OVRTAPF) コマンドを使用して、テ ープ・データに CPYF を行うこともできます。OVRTAPF コマンドでは、特別なテープ固有のパラメータ ーを指定することができます。このパラメーターは IBM i 以外のシステムからデータをインポートする 際に必要な場合があります。
特別な CPYF サポートにより、ヌル値可能データおよび浮動小数点データをインポートすることができ ます。メインフレームからヌル値可能データをアンロードして、ヌル値可能フィールドに単一バイト・
フラグを関連付けることができます。 FMTOPT パラメーターで *NULLFLAGS オプションが指定され ていると、 ファイルのコピー (CPYF) コマンドはヌル・フラグを識別して、テープの隣接するフィール ドのデータを無視します。そして DB2 for i のフィールドをヌルにします。 IBM メインフレームから データをインポートする際に役に立つ別の FMTOPT パラメーター値は、 *CVTFLOAT 値です。これ は、z/OS 形式でテープ上に保管されている浮動小数点データを、DB2 for i で使用されている IEEE 形 式に変換することを可能にします。
IBM i オペレーティング・システムでのテープ装置の使用に関する詳細については、『ストレージ・ソ
リューション』のトピックを参照してください。
v 通信回線を用いてデータを送信する場合は、 IBM i オペレーティング・システム上の SNADS サポー トによって処理することができます。SNADS サポートでは、分散リレーショナル・データベースの処理 に使用される拡張プログラム間通信機能 (APPC) または 拡張対等通信ネットワーク機能 (APPN) プロト コルに加えて、BSCEL および SNUF プロトコル用のネットワーク・ファイルを転送します。
– MVS™ システムからの場合は、データは TSO XMIT 機能を使用して、 IBM i オペレーティング・
システムに送信することができます。システムは、ネットワーク・ファイルの処理 (WRKNETF) または ネットワーク・ファイルの受信 (RCVNETF) コマンドを使用して、ネットワーク・ファイルを受信しま す。
– VM システムからの場合は、データは SENDFILE 機能を使用して、 IBM i オペレーティング・シス テムに送信することができます。システムは、ネットワーク・ファイルの処理 (WRKNETF) またはネッ トワーク・ファイルの受信 (RCVNETF) コマンドを使用して、ネットワーク・ファイルを受信します。
v Microsoft Windows からは、クライアント・データは IBM i Access (別途注文可能な IBM 製品) を使用 して IBM i に送信することができます。
v 各種のワークステーション・クライアントからの場合は、DB2 for Linux, UNIX, and Windows の IMPORT および EXPORT ユーティリティーを使用して IBM i との間でデータを相互にコピーできま す。なお IMPORT では、既存のテーブルにのみデータをインポートすることができます。 IMPORT ユ ーティリティーと EXPORT ユーティリティーの例については、Advanced Functions and Administration on DB2 Universal Database™ for iSeries、SG24-4249 Redbooks® を参照してください。この資料に は、IMPORT ユーティリティーと EXPORT ユーティリティーで使用できるファイル・タイプとデー タ・フォーマットに関する情報も含まれています。
v データはまた、非同期通信など、 SNADS をサポートしない通信回線によって送信することもできま
す。 IBM i ライセンス・プログラムの一部となっているユーティリティーのファイル転送サポート
(FTS) を使用して、データの送受信を行うことができます。通信および通信ファイルの処理に関する詳細
は、ICF Programming を参照してください。
関連概念:
ストレージ・ソリューション 関連資料:
テープからコピー (CPYFRMTAP) コマンド ファイル・コピー (CPYF) コマンド
データベース・ファイルによるオーバーライド (OVRDBF) コマンド ネットワーク・ファイル受信 (RCVNETF) コマンド
43ページの『ヒント: 分散リレーショナル・データベース・アプリケーションの設計』
分散リレーショナル・データベース・アプリケーションと、ローカル・データベースだけに使用するために 開発されたアプリケーションとは、要件に大きな違いがあります。
ネットワーク・ファイル処理 (WRKNETF) コマンド IBM 以外のシステムからのデータ移動:
IBM 以外のシステムからファイルまたはテーブルをテープにコピーし、それらのファイルを IBM i オペ レーティング・システムにロードすることができます。
コピー元インポート・ファイル (CPYFRMIMPF) コマンドを使って、これを行ってください。
販売会社独自の通信機能も、別の 2 つの IBM i ライセンス・プログラムを介してサポートされます。
ローカル・エリア・ネットワークと広域ネットワークの両方のための対等接続機能が、伝送制御プロトコ ル/インターネット・プロトコル (TCP/IP) によって提供されています。IBM i ライセンス・プログラム用 TCP/IP 接続ユーティリティーのファイル転送プロトコル (FTP) を使用すれば、リモート・システムの機能 に応じて、多くのタイプのファイルを受信することができます。
関連概念:
TCP/IP のセットアップ 関連資料:
インポート・ファイルからコピー (CPYFRMIMPF) コマンド