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DDM の構成要素

ドキュメント内 rbal1pdf.ps (ページ 32-40)

DDM は、DDM を用いた複数のシステム間でのリモート・ファイル処理を行う複数の構成要素からなって います。

v ソース DDM (SDDM) v ターゲット DDM (TDDM)

v DDM ファイル

上の図は、両方のシステムでの DDM 通信に関与する基本構成要素がどのような相関関係を持っているか を示しています。

DDM ファイルがクライアント・システムのユーザーまたはプログラムからアクセスされると、そのプログ ラムまたはユーザーが作業しているジョブのために SDDM と TDDM との間で DDM 会話が開始されま す。

10. DDM を用いた通信

DDM の構成要素: ソース DDM:

クライアント (または、ローカル) システム上のサポートは、DDM 機能を行うために必要に応じてソー ス・ジョブ内で開始されます。

ソース DDM (SDDM) は、クライアント・システムのアプリケーション・プログラムからのリモート・フ

ァイルへのアクセス要求を DDM 要求に変換します。この要求は処理のためにサーバー・システムへ経路 指定されます。SDDM サポートは、必要なリモート・ファイルを持つサーバー・システムとの DDM 会話 を確立して管理します。

アプリケーション・プログラムが初めてリモート・ファイルにアクセスしようとしたとき、要求された DDM ファイルの探索がクライアント・システムで行われます。ローカル・ファイル処理の場合と同じよう に、ファイル名がライブラリー名で修飾されていない場合、プログラムが実行されているジョブの現行ライ ブラリー・リスト内で、その指定ファイルの探索が行われます。ファイルが見つかると、システムはファイ ルにアクセスし、それが DDM ファイルであることを判別したとき SDDM を開始します。

SDDM は開始時に、SDDM を開始したソース・ジョブと、DDM ファイル内でリモート・ロケーション値 とモード値で識別されるサーバー・システムとの間で、すでに DDM 会話が活動化されているかどうかを 検査します。使用可能な会話がすでに存在している場合、その会話が使用されます。存在していない場合に は、適切なサーバー・システムに対してプログラム開始要求を出して、サーバー・システム上で TDDM (ターゲット・ジョブ) を開始し、SDDM と TDDM との間に DDM 会話を確立します。リモート・システ ムがプログラム開始要求を送ると、DDM ファイルのリモート・ファイルに関する情報によって自動的に作 成されるパラメーターが渡されます。

TDDM が開始すると、SDDM は、処理すべき各プログラム要求をターゲット・ジョブに送ることができま す。たとえば、リモート・ファイルの入出力 (I/O) 操作を行うことになっていれば、プログラムはそのファ イルをオープンしてから、所定の操作要求を出します。つまり、SDDM がオープン要求を出し、TDDM が リモート・ファイルをオープンします。この後、SDDM は各ファイル操作要求を TDDM に送り、そして この両方が、アプリケーション・プログラムとリモート・ファイルとの間のデータのやりとりを処理しま す。DDM 機能を処理するときには、ローカル・ファイルの操作の場合と同じように、その機能が完了して 結果を受け取るまで要求元プログラムは待機します。

関連概念:

30ページの『DDM のクライアント・システムとしての IBM i』

これらの処置はすべて、サーバー・システム上で必要な処置も含めて、ソース・プログラムが要求する操作

(ファイルまたは非ファイル) を行う前に、正常に完了している必要があります。

DDM の構成要素: ターゲット DDM:

サーバー・システムのジョブは、着信 DDM 要求の結果としてターゲット (または、リモート) システム上 で開始され、関連の DDM 会話が終了すると終了します。

ターゲット DDM (TDDM) は、リモート・ファイルへのアクセスのための DDM 要求を、サーバー・シス テム上でデータ管理要求に変換したうえで、クライアント・システムに情報を送り返すための処理を行いま す。

TDDM は、リモート・システムがプログラム開始要求を送ると開始します。TDDM は、サーバー・システ ムでのバッチ・ジョブとして始動します。TDDM が始動して DDM 会話が確立すると、 TDDM は SDDM から送られてくる要求 (ファイル・オープンや読み取り操作、または非ファイル関連操作など) 待 ちになります。

TDDM は、サーバー・システム上のオブジェクトへのアクセス要求を受け取ると、要求されたそのオブジ ェクトを探索します。そのオブジェクトがライブラリー名やパス名で修飾されていないと、ターゲット・ジ ョブの現行ライブラリー・リストまたは現行ディレクトリーを探索します。

要求されたオブジェクトが見つかると、TDDM は、要求のあった最初の操作をサーバー・システム上のデ ータベース管理機能またはフォルダー管理機能に渡し、渡された機能がそのオブジェクトに対する操作を行 います。この操作が完了すると、データベース管理機能またはフォルダー管理サービスは操作結果を TDDM に戻し、次いで TDDM はそれを SDDM に渡します。SDDM は、その結果とそれに付随するすべ てのデータ (読み取り命令で要求のあったレコードなど) をアプリケーション・プログラムに渡します。同 じ処置が、受け取った残りの各入出力操作ごとに繰り返し行われてから、オブジェクトがクローズされま す。操作が正常に完了しない場合、SDDM はプログラムにエラー・メッセージを返し、エラーに関する情 報を伝えます。

TDDM とターゲット・ジョブが活動する期間は、DDM 会話を開始したクライアント・システム・ジョブ がその会話を終了するまでです。

関連概念:

33ページの『DDM のサーバー・システムとしての IBM i』

IBM i ターゲット DDM (つまり TDDM) は、実際には DDM 関連のサーバー・システム・プログラムを 実行するジョブです。これは、クライアント・システムがプログラム開始要求を送る (SDDM) と始動しま す。

DDM の構成要素: DDM ファイル:

DDM ファイルとは、サーバー・システムにあるデータ・ファイルにアクセスするための必要な情報を含む クライアント・システム上のファイルのことです。

DDM ファイルとは、クライアント・システム上にあり、リモート・ファイルを識別するシステム・オブジ ェクトのことです。このファイルは、装置ファイルとデータベース・ファイルの特性を結合しています。

DDM ファイルは、装置ファイルとしてリモート・ロケーション名、ローカル・ロケーション名、装置名、

モード、およびリモート・ネットワーク ID を参照し、リモート・システムがサーバー・システムかどう かを識別します。DDM ファイルは、アプリケーション・プログラムから見ればデータベース・ファイルで あり、クライアント・システム・プログラムとリモート・ファイルとの間のアクセス装置の働きをします。

しかし、このファイルは、プログラムがデータベース操作のためにアクセスすることのできるデータ・ファ イルではありません。クライアント・システムのプログラムが DDM のファイル名を指定すると、DDM はそのファイルの情報を使用して、アクセスしようとする データを持ったリモート・ファイルを探し出し ます。

DDM ファイル情報は、ロケーション に基づいています。リモート・ファイルが位置するリモート・ロケ ーションの指定は、DDM ファイル作成 (CRTDDMF) コマンドまたは DDM ファイル変更 (CHGDDMF) コマンド でリモート・ロケーション名 (RMTLOCNAME) パラメーターを使って行います。

CRTDDMF コマンドや CHGDDMF コマンド上で指定するリモート・ファイル名は、リモート・システムが使用

する形式でなければなりません。

DDM ファイルの別の使用法として、制御言語 (CL) コマンドをサーバー・システムに実行依頼し、そのシ ステムで実行するという用法があります。この場合、通常は DDM ファイルに関連付けられるリモート・

ファイルは無視されます。

関連資料:

175ページの『リモート・コマンド投入 (SBMRMTCMD) コマンド』

リモート・コマンド投入 (SBMRMTCMD) コマンドは、コマンドをサーバー・システムで実行するよう、DDM を使って投入します。

SNA を使用した DDM ファイルの作成:

リモート・システムとの接続用の通信プロトコルとして SNA を使用する DDM ファイルを作成すること ができます。

SNA を使用する各 DDM ファイルには、以下のような情報が入っています。

DDM ファイル値および値の記述 DDM ファイル名

クライアント・システム上にあり、個々のリモート・ファイルを識別するために使用される DDM ファイルの名前。

リモート・ファイル名

リモート・ファイルの実際のファイル名。つまり、サーバー・システムで認識されるときの名前。

(受動側のシステム/36 では、この名前はリモート・ファイルのファイル・ラベルです。) リモート・ロケーション名

リモート・ファイルのあるリモート・ロケーションの名前。このリモート・ロケーション名で、

APPN/APPC を使用したサーバー・システム (リモート・ロケーション) へのデータ・リンクが設 定され、該当する DDM ファイルにアクセスがあったときには、このリンクを経由して DDM 会 話が確立されます。

装置 クライアント・システムにあり、リモート・ロケーションとの通信に使用される装置の名前。

ローカル・ロケーション名

ローカル・ロケーションの名前。これは、サーバー・システムが起動側のシステムと認識する名前 です。起動側のシステムは、複数のローカル・ロケーションで構成できます。

モード ローカル・ロケーションとリモート・ロケーション間の通信に使用するモードの名前。

リモート・ネットワーク ID

リモート・ロケーションと合わせて使用されるリモート・ネットワーク ID。この値は、リモー ト・ロケーション名をさらに修飾します。リモート・ロケーション名が同じでもリモート・ネット ワーク ID が異なる 2 つのロケーションは、まったく別々の 2 つのロケーションと見なされま す。

タイプ リモート・システムと DDM 会話を確立するときに、リモート・ロケーションとの通信に使用され る接続のタイプ。SNA 接続を使用する DDM ファイルを作成するには、*SNA を指定します。こ れは、デフォルト・タイプです。

TCP/IP を使用した DDM ファイルの作成:

リモート・システムとの接続用の通信プロトコルとして TCP/IP を使用する DDM ファイルを作成するこ とができます。

TCP/IP を使用する各 DDM ファイルには、以下のような情報が入っています。

ドキュメント内 rbal1pdf.ps (ページ 32-40)