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H区 南半部

ドキュメント内 東北大学埋蔵文化財調査年報4・5 (ページ 129-200)

第 Ⅲ章   考 察

C. H区 南半部

のであろ う。28・ 29区 で は ピ ッ ト

3が

検 出 され てお り、

また、 ピ ッ ト10の 周辺 には、 ピ ッ ト9・ 11・ 13・ 14・

て い る。 これ らの切 り合 い関係 は次 の通 りであ る。

ピ ッ ト

15可

→ ピ ツ ト17→ ピ ッ ト16→ ピ ッ ト14 ピ ッ ト11

この内 ピ ッ ト15と した ものは南側 の落 ちが東西方 向に確認 された もので、かな り大 きな掘 り 込 み にな る と思われ る。 この ピ ッ ト15と ピ ッ ト10の 関係 は、両者 の間 に第二 師団時代の排水溝 な どの撹乱 が多 く、確認 で きなか った。 ピ ッ ト11と ピ ッ ト14で は柱痕跡 が確認 されてお り、 ピ

ッ ト14で は柱根 も一部残存 していた。 いずれ も、遺物 はほ とん ど出上 していない。

C.H区

南半部 (図 70)

43m

42m

44rn

9m︲

38m

36=n

35rn

33rn

32rn

34rn

34rn

FB 57.00m

37rar

41m

45rn

46m

47m 1 58.00m

O

撹 乱

――基準線

57.00rn

56.00rn P14埋 上土層注記

埋±1層 10Y R/黒褐色  粘土質ンルト

埋■2層 10Y R/灰黄褐色

 

粘土質ンルト

 

橙色および淡黄色粘土質ンルトブロック合も P15埋土土層注記

埋±1層 10Y R/灰 黄掘色 橙色および淡黄色粘土質ンルトブロック合む

Pit 6埋土土層連記

埋±1層 10Y Rl'ム黒色

 

木片多量合む

埋±2層 10Y R/黒鵜色

 

明緑灰色粘土質ンルトブロック含む P17埋土土層注記

埋± 10YR/灰黄鵜色 粘土質シルト 怪色および淡黄色ブロック合む H19埋 土土層注記

埋± 10Y R/黒褐色 粘土質ンルト 掲色粘土質シルトブロック合む Pl10埋土土層注記

埋± 10YR17ム 黒色

 

粘土質ンルト

 

炭化物・瓦多量合む、上部に薄く砂がかぶる Pith埋土土層注記

埋±1層 10Y/オ ,―ブ黒色 柱痕跡

埋■2層 25Y/黄灰色

 

獲色および淡黄色粘土プロック含む

第二師団の濤

Pit12埋土土層注記

埋± 75CY/緑灰色粘土質ンルトと25Y/晴灰黄色粕土質シルトが不均質に混じる Pi1134L土層注記

埋±1層 10Y/灰 白色

  

絡土質ツルト

埋±2層 10YR/黒褐色 粘土質シルト 地山ブFック合む

Pi114埋土土層注記

埋±1層 25Y/暗灰黄色

 

シルト質砂

  

地山ブロック含む 埋±2層 25Y/黒褐色  粘土質シルト 地山ブロック含む

Pit15埋土土層注記

埋± 10YR/掘色ンルトと10YR/黄 褐色ンルトが不理質に混じる

Pit 埋土土層注記

埋± 10YR/暗禍色シルトと10YR/明 黄褐色ンルト質粘上が不均質に混じる Pl17埋土土層注記

埋± 10Y R/黒褐色粘土質シルト 浅黄色油土ブロック含む

37m

︱   名

38rn

40m

41m

42■n

44ra

45rn

46rn

47m

II m ll

基準線

FD 57.00m

FF 57.00m

G引

57.00m

0      2m

… …

69 

4地

H区

平面 図・ 断面 図(2) Fig。69 Plans and cross sections of Loc.II at NM 4(2)

1次 調査時の試掘拡

旧排水管による撹乱

Pit 4      Pit 5

111´‑112

7 m

︲︲

︲︲

m︲︲︲

m︲︲︲

64rn

751n

68rn

72rn

70rn

69rn

71rn

731n

74rn

77m

59 00rn

58.00rn

57 00rn

5号簿埋土土層注記

埋± 1層 10Y R/黒褐色

    

砂質シル ト 埋±2層 10Y R/黒色

     

砂質シル ト 埋± 3層 10Y R/にぶい責褐色

 

砂礫 埋±4層 10Y R/褐色

     

砂礫

切石多畳含む 炭化物多量含む

7号濤 a埋 土土層注記

埋±1層

 5GY/暗

オリーブ灰色

 

ンル ト

    

砂礫・炭化物含む 埋±2層

 75Y/オ

リープ黒色

  

粘土質シル ト

 

植物遺体含む

基準線 6号濤埋土土層注記

埋±1層 10Y R/黒褐色

 

粘土質ンル ト

 

植物遺体を合む層がラミナ状に入る 埋上 2層

 75Y/灰

  

植物遺体含む

埋±3層

 5GY/緑

灰色

 

砂質シル ト

7号簿b埋土土層注記 埋± 10Y R必黒褐色

 

シル ト

8号濤埋土土層注記 埋± 1層 10Y R%黒褐色 埋± 2層

 5Y/オ

リーブ黒色 埋± 3層 10Y R/黒色 埋± 4層

 25Y/暗

灰黄色 埋±5層 10Y R必黒褐色

砂礫・植物遺体多畳含む

粘土質 ンル ト

 

植物遺体含む 粘土質 シル ト

 

植物遺体合む

粘土質 シル ト

 

植物遺体によって形成 された層 砂質 シル ト

  

砂・ 小礫含む

粘土質 ンル ト

 

植物遺体含む 6号

70rn

65m

70 

4地

点 Ⅱ区平面図・ 断面図(3)

Fig.70 Plans and cross sectiOns of Loc. II at NV14(3)

基準線

113‑114

な るが、幅 は

2m以

上 にな る もの と考 え られ る。地 山か ら掘 り込 んでお り、北側の縁が

5号

に よって壊 され てい るが、埋土 の状況か ら、本来 の深 さは60cm程 になるもの と思われ る。埋土

1層

か ら陶器

4点

が 出土 してい る。全 て細 片で あ り図示 で きなか ったが、その内訳 は、唐津産 向付 、志野丸皿 、鼠志野皿?、 美濃産播鉢 であ る。唐津産 向付 は16世 紀末 か ら17世紀初 頭 の も ので、志野丸皿 は大窯最末期 の もの と思われ、17世紀初頭であろ う。鼠志野皿

?も

同様 の時期 の可能性 があ る。美濃産播鉢 は17世紀 の ものであ る。 この

8号

溝 の

lm程

北側 には、30cm1/kど の東 西方 向の落込 みが確 認 され てお り、先 の 6・

7号

溝 は、 この落込 み に よって低 くな った部 分 に掘 られ て い る。

ビッ ト ビ ッ ト18

57〜59区 にか けて、比較 的大 きな掘 り込 みが確認 されてい る。ただ しこの区域 は、85年度 の 調査 に先立 つ試掘調査 の際 に既 に掘 られてお り、壁面 での確認 に とどまる。 この ピ ッ ト18と、

59・60区 に東西 に走 る配水管 に よる撹乱 の間 に、

5b層

がわず かに残 され てお り、

5層

の整地 が、

お おむね この辺 りか ら南側 にな された ことが判 明す る。

(藤沢

 

敦)

 

遺 物

当地 点 出土遺物 の種類 。点数 は、表21・ 23・24に 示 した。

2b層

・ ビ ッ ト10・

5号

溝 な どか ら 多 く出上 して い る。 これ らを含 めて、ほ とん どが切治以降の遺構・ 層位 か らの出上であ る。二 の九造営 に伴 う

5層

の整地層 の下 か らは、土 師質土器 。箸 が多 く出土 している以外 は、遺物 は 少 ない。特筆 され る もの として、

6a層

か ら木簡 が出土 してい る。木簡 は、二 の丸跡では初 めて の例 であ る。

A.陶

磁 器 (図71・ 72)

接 合 作業後 の総破 片点数 は 822点 を数 えるが、 ほ とん どは細 片で、 しか も明治以降の第二師 団時代 の もの と考 え られ る ものが多 い。 出土状況では、 明治以降 の整地 層 と考 え られ る

2層

3層

と、 ビ ッ ト10・

5号

溝 で多 く出土 してい る以外 では、総 じて少数で、確実 に江戸時代 と考 え られ る遺構 。層位 か らは ほ とん ど出土 していない (表21)。 二 の丸造営 に伴 う整地層 と考 え ら れ る

5層

よ り下層 で出土 した陶磁器 は、

8号

溝 出上 の

4点

の陶器以外 は、

6a層

で土師質土器 が

出土 して い るのみであ る。 これ らの土師質土器 は、全体 の特徴 が判 明す るものはない。皿がほ とん どで、焼塩重 の底部 の可能 性 のあ るものが

1点

出土 してい る。ここで は遺構 出上 の もの と、

江 戸期 の ものを中心 に示 した。

1〜

4が

1985年 調査 区

(I区 )出

上 の もの、

 5〜

22が 1987年 調査 区

(H区 )出

上 の ものであ る。

21 

4地

点 出土陶磁器集計表 Tab.21 Distribution of cera■ lics at Nふ/14

出土 遺 物

   貿 土 帥 質 合 計

晩皿類

その他 uL

一望

その他

1層 1 不切1 不切1 碗皿類1 6

2層 1 不明2

2b層 不明1 6 2 2 1 不明5 不 明2 碗皿類15

TIB 4

4層 不朔2 碗皿類2 4

4f層 1

4g層 1

1号 石敷埋土 4 不 明l 不明5 不明1 碗皿類20 45

2号石敷埋土 1 不 明3 灯粥皿1

不明4

人形1

碗皿類4

3号石敷埋土 1 碗皿類1 2

4号石敷下濤 碗皿類1 1

ピッ ト1 1 1

ピット8 不 明2 碗皿類] 3

ピット18 l

ピット27 碗皿類5 6

ビット28 碗皿類1 1

不 明 不明6 碗皿類3

合 計 l 8 I 0 6

2層 不明2 2

2b層 24 1

水滴1 不明55

ll 急須1

不甥32

碗皿類19 不明12

3a層 不 明1 1 1 3

3b層 不 明4 4

3d層 I 不明2 1 不切8 不明2

3e層 I 不勇1 4

3g層 碗皿類2 3

5層 l

6a層 152

1

44・45区攪乱 4 不明2 9

61区攪乱 不 切1 1

5号濤埋土 4

不明22

l l 3 1

阻 ユ

不明1 碗皿類7

5号膳異込 1 l 2

8号 1 向付1 4

ピット5 I 不 明1 I 不明1 碗皿類2 6

ピット6 不 明3 ス入?1 5

ピ ット7 火入?1 4

ビット10 V 1

不明26

I 1 不明8 火入1

不明3

碗皿類18

不 明 碗 皿 類1 6

合 計 r 21 ] I 3 8

I区I区合計 1 I I 3 14 822

1・ 5・

6が 2b層

出土 の ものであ る。

 1は

高 台裏 に□明成化年製 の銘 を もつ、肥前産 の磁器 皿 で あ る。見込 み には手描 きの五弁花文 が施 され る。

5は

口縁部 の釉 が掻 き取 られてお り、蓋 が付 くもの と思わ れ る。

7〜

10が

3層

出上 の ものであ る。

9は

土瓶 か急須 の蓋 で、明治 の会津本郷 で 同様 の ものが多 く作 られ て い る。 10は 口縁部 の断面 が

T字

状 を呈 し、体部 内外面 は鉄釉 を施 し、 口縁部 にのみ 灰釉

?を

施 す播鉢 であ る。二 の丸跡第

6地

点 で 同様 の ものが

2点

出上 して お り (東 北大学埋蔵 文化 財調 査委員会

 1990p.23・

25)、 類似 した製 品が福 島県 の岸窯 で出土 してい る。

2・

3が

1・

2号

石敷整地層 出土 の ものであ る。

2は

縁 折 口縁 で、端部 を波状 に した、肥前 産 の皿 で あ る。 口縁帯文様 は、濃淡 の呉須 を墨弾 きで区分 した波文 で、外面側文様 は

2重

線 の 唐草文 が描 かれ て い る。

 3は

陶器 の飯 茶碗 で、全体 に細 かい貫入 が入 る。胴部 に横方 向に平行

させ る刻文 を有す る。

4は I区

の ピ ッ ト

1か

ら出上 した もので、鉄釉 が施 された鉢 であ る。産地 。時期 は切確 でな いが、形態 か ら江戸時代 の もの と考 え られ る。

■ 〜14が

5号

溝 か ら出土 した もので あ る。 11は 刷毛 目を施す皿 で、外面 に星 印の刻 印が見 ら れ る こ とか ら、第二 師団が使用 した ものであ ろ う。 14は 鉄釉 の施 された耳付 きの壺 と思われ る

22 

4地

点 出土陶磁器観 察表 Tab.22 Notes on ceranlics at NN14

﹇    出 上 場 所

   

 

胎 土 焼 成    

口径 広径 器高 種 類 貫 入

1 Ell 2区2b層 S 77 染付山水文、見込五弁花、呉須 石 灰 やや 粗 やや引 革削

2 1号石致埋1 S 染付、 口縁部波文、呉須 石 灰

一副

3 2号石敷埋1 S J文 灰 釉 やや密 ぐや倶大堀相馬 と8C〜 19C

4 10区ピット1 S 無文 鉄 釉 やや粗 ゛や刊不 明 不 明

5 小型蓋杉 31区2b層 M 染付団円文、呉須 石 灰 一剛

18C後半 〜19C

6 40区2b層 S 無 文 石 灰 やや 粗 一剛 不 明

7 飯茶碗蓋 44・45区攪乱 S 染付唐草文、呉須 石 灰 ゛や宅゛や 貞 不 明

8 56区3b層 S 染付、呉須 石 灰 ゛や壮 やや増 一削 17C後半 〜18C 35‑5

9 土瓶蓋 58区3d層 P 72 染付花唐草文 、 コパル ト 石 灰 ゛や長 含津本郷 明 治 招鉢 70区3a層 S 口縁部灰釉 鉄 釉 O やや粗 0や 良 ? 17C後半 〜18C

11 皿 5号濤埋 1層 M 刷毛 目に星印 石 灰 下切 第二師団

12 湯 番 5号濤埋2層 S 染付松文、 ヨバル ト 石 灰 やや窪 ゛や 良

^明

明 治 35‑7

13 飯茶碗 5号濤埋 層 磁 S 染付宝繋文、呉須 石 灰 単削

35‑8

14 耳付豆 5号濤埋4層 S 無 文 鉄 釉 ゛やJ 蕉濃瀬戸 不 切

1〔 徳 利 42区 ピ ッ ト10 L 無 文 鉄 釉 ゛や粗 ゛や良

^切 不 明

1( 土 瓶 42区ピット10 M 無文、漆継? 灰 釉 O ゛や甘 鷺濃 不 明

17 油 壷 43区 ピ ッ ト10 L 無 文 鉄 釉 ゛や 良

44区 ビ ッ ト10 S 染付蛸唐草、呉須 石 灰 ゛や密 ゛や良 巴前 18C後半 〜19C 35‑9

41区ビッ ト10 S 染付菊花文 、呉須、砂 目積み 石 灰 ゛や粗 ゛や甘 単削

火 入 41区 ビ ッ ト10 S 刻印菊花文 尿 素 ゛や粗 ? 不 明

飯茶碗 39区 ビ ッ ト7 S 染付笹文、呉須 石 灰 ゛や 密 ゛や良 下明 幕末前後

徳 利 39区 ピ ッ ト7 S 染付、呉須、砂 目積み 石 灰 ゛や甘 一削

117

ドキュメント内 東北大学埋蔵文化財調査年報4・5 (ページ 129-200)

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