VMware Server への移行
この章では、お使いの Linux または Microsoft Windows ホスト システムで VMware GSX Server から VMware Server に移行する方法について説明します。また、VMware GSX Server および Workstation 5.x で作成された仮想マシンを使用する方法についても 説明します。この章の内容は、以下のとおりです。
移行を開始する前に(P.65)
Windows ホストでの VMware Server への移行(P.69)
Linux ホストでの VMware Server への移行(P.70)
VMware GSX Server で作成された仮想マシンの使用(P.71)
Workstation 5.x で作成した仮想マシンの使用(P.82)
移行を開始する前に
以下の項では、VMware GSX Server から VMware Server に移行する前の準備作業につ いて説明します。
VMware Server のインストールに先立って(P.65)
VMware 製品の削除と VMware Server のインストールにあたって(P.68)
VMware Server のインストールに先立って
VMware 製品をインストールまたはホスト コンピュータから削除する前に、移行プロ セスをスムーズに実行できるように以下について確認してください。
全仮想マシンのシャットダウンとパワーオフ
VMware GSX Server、VMware Workstation 5.x、VMware Player、または VMware ACE で 作成された仮想マシンを使用する予定であれば、以前に作成した仮想マシンをアン インストールする前に、仮想マシンが完全にシャットダウンされていることを確認し てください。
仮想マシンがサスペンドされている場合は、現在使用中の VMware 製品でレジュー ムして、ゲスト OS をシャットダウンしてから仮想マシンをパワーオフします。
注 他の VMware 製品でサスペンドされた仮想マシンをレジュームしようとす ると、サスペンド状態を記録したファイルを破棄するか残しておくかの選択 を促すダイアログが表示されます。サスペンド状態を復元するには
[Preserve(保存)] をクリックし、正しい VMware 製品を使って該当する仮 想マシンをレジュームする必要があります。[Discard(破棄)] をクリック すると仮想マシンは正常に起動しますが、サスペンドした状態には戻りま せん。
全ディスクを同じモードに統一
既存の仮想マシンに 1 個以上の仮想ディスクが設定されていることがありますが、全 ディスクが通常モードを使用している場合、そのままアップグレードを実行できます。
既存の仮想マシンに 1 個以上の仮想ディスクが設定されており、全ディスクが読み 取り専用モードを使用している場合、VMware Tools のアップグレード時に特別な作 業が必要となります。詳細に関しては、以下を参照してください。
http://www.vmware.com/support/kb/enduser/std̲adp.php?p̲faqid=975
取り消し可能モードのディスクが設定されている仮想マシンのアップグレード 取り消し可能モードのディスクが設定されている既存の仮想マシンを使用する予定で あれば、その仮想マシンの作成に使用した製品をアンインストールする前に、仮想 ディスクへの変更を適用するか破棄しておいてください。
注 VMware Server は取り消し可能ディスクをサポートしていません。
取り消し可能モードのディスクが設定されている仮想マシンをアップグレードするには 1 仮想マシンを旧製品でレジュームまたはパワーオンします。
2 ゲスト OS をシャットダウンします。
3 仮想マシンをパワーオフし、プロンプトが表示されたら取り消し可能モードの ディスクに変更を適用するか、破棄します。
ディスクが通常または取り消し可能モードの場合、該当する仮想マシンが完全に シャットダウンされていることを確認してください。サスペンドされている場合 は、一旦レジュームしてからゲスト OS をシャットダウンし、仮想マシンをパ ワーオフします。
複数の仮想ディスクが設定されている仮想マシンのアップグレード
既存の仮想マシンに複数の仮想ディスクが設定されており、各ディスクのモードが統 一されていない場合、最もシンプルなアプローチは、全ディスクを Persistent モード に変換してからアップグレードする方法です。
モードの異なる複数の仮想ディスクが設定されている仮想マシンをアップグレード するには
1 仮想マシンを旧製品でレジュームまたはパワーオンします。
2 ゲスト OS をシャットダウンします。
3 仮想マシンをパワーオフし、プロンプトが表示されたら取り消し可能モードの ディスクに変更を適用するか、破棄します。
4 Configuration Editor を開いて全ディスクを通常モードに変更します。
5 VMware Server にアップグレードした後、スナップショット機能を使って仮想マ シンの状態を保存すれば、後からその状態に戻ることができます。
複数モードのディスクが必要な特別な機能を保存しておく必要がある場合は、アップ グレードを行う前に
http://vmware.com/ support/kb/enduser/std̲adp.php?p̲faqid=976の情報を確認し てください。
仮想マシンのバックアップ
念のため、新しいバージョンの VMware Server に移行する既存の仮想マシンのディレ クトリにある全ファイル(.vmdkや.dsk、.cfg、.vmx、nvramなどのファイルすべ て)のバックアップを作成しておいてください。
VMware GSX Server 3 で作成した、あるいは VMware GSX Server 3 仮想ハードウェアを 使用するようにアップデートした仮想マシンについては、以下の選択をすることがで きます。
これらの仮想マシンの仮想ハードウェアを VMware Server と完全な互換性を持つ ようにアップグレードすることができます。この場合、その仮想マシンを VMware GSX Server 3.x で使用することはできません。
仮想ハードウェアをアップグレードしない方法もあります。この場合、仮想マシン を VMware GSX Server 3 と VMware Server の両方で使用できますが、VMware Server が提供する新しい仮想ハードウェアを利用することはできません。その他 の新しい機能も利用できません。
VMware GSX Server 2 で作成した仮想マシンを使用するには、仮想ハードウェアを アップグレードする必要があります。VMware GSX Server 2 で作成したマシンの仮想 ハードウェアをアップグレードすると、そのマシンは VMware GSX Server 2 と互換性 を持たなくなります。
カスタムネットワーク構成の記録
仮想ネットワーク設定をカスタマイズしている場合、あるいはカスタムネットワーク を作成した場合、旧バージョンの VMware Server をアンインストールする前に、その 設定をメモしておいてください。カスタムネットワーク設定は製品アップグレード後 まで持ち越すことができませんので、新しいバージョンのインストール後に再び構成 する必要があります。
既存の VMware 製品の削除
ホスト上に既に VMware GSX Server、VMware Workstation、VMware Player、または VMware ACE がインストールされている場合、VMware Server をインストールする前 にそのプログラムを削除してください。また、「VMware 製品の削除と VMware Server のインストールにあたって(P.68)」もご覧ください。
注 VMware Workstation 5.x で作成した仮想マシンは VMware Server ホストで実行 することができますが、バージョンを問わず VMware Workstation を実行する ホストに VMware Server ホストからリモートで接続することはできません。
仮想マシンのユーザーに対するアクセス権の設定
仮想マシンが VMware Server ホストとは別のホストや別のディレクトリに存在する場 合、その仮想マシンの全ユーザーがアクセスできるように、そのディレクトリのアク セス権を設定しておいてください。アクセス権に関する詳細は、「仮想マシンとホス トのセキュリティ保護(P.89)」をご覧ください。
VMware 製品の削除と VMware Server のインストールにあたって
VMware 製品を削除して VMware Server をインストールする際に、注意すべき点があ ります。
既存のライセンスは残しておいてください
ホストへのインストール中に、アンインストーラを実行して旧バージョンの VMware 製品をマシンから削除するように求められます。
Windows がホストの場合、システムにライセンスを残しておくかどうかを尋ねられ ますが、旧バージョンの VMware 製品を使用する予定がある場合はライセンスを削 除しないでください。システムに複数バージョンの VMware 製品のライセンスが同 時に存在していても構いません。
Linux がホストの場合、ライセンスはそのまま残されます。特別な作業は必要ありま せん。
Windows ホストでの VMware Server への移行
VMware GSX Server から VMware Server への移行には、通常 4 つのステップがあります。
Windows ホストで VMware Server に移行するには
1 お使いのシステムから VMware GSX Server をアンインストールします。
注 アンインストーラがレジストリからライセンスを削除するかどうかを尋 ねますが、ライセンスは削除しないでください。
2 画面の指示に従って、コンピュータを再起動します。
3 最新バージョンをインストールします。
4 画面の指示に従って、コンピュータを再起動します。
Version 2 または 3 のアンインストール
Version 2 または 3 をアンインストールするには、VMware GSX Server マスター インス トーラを使用します。この際、Windows レジストリに既存のライセンスを残してお いてください。
マシンを再起動したら、「VMware Server を Windows ホストにインストール(P.29)」 の指示に従ってください。
Version 1 のアンインストール
VMware GSX Server 1 をアンインストールするには、Windows コントロールパネルにあ る [ アプリケーションの追加と削除 ] を使用します。必ず VMware GSX Server、VMware 管理インターフェイス、リモート コンソールをアンインストールしてください。
上記のパッケージを 3 つとも削除したら、ホストを再起動し、「VMware Server を Windows ホストにインストール(P.29)」の指示に従ってください。
注 ホスト上にすでに VMware Workstation(あるいは他の VMware 製品)がイン ストールされている場合は、VMware Server をインストールする前にそれら の製品を削除する必要があります。Workstation をアンインストールする方 法については、VMware Workstation のマニュアルをご覧ください。