この章では、仮想マシンと VMware Server ホストを管理する方法について説明します。
仮想マシンのリモート管理(P.83)
仮想マシンとホストのセキュリティ保護(P.89)
UUID による仮想マシンの識別(P.99)
Windows で VMware Server のイベントログを記録(P.101)
仮想マシンと VMware Server ホストのバックアップ(P.102)
VMware 管理インターフェイスの使用(P.104)
仮想マシンの削除(P.119)
the VMware Server ホストの構成(P.120)
VirtualCenter を使った仮想マシンの管理(P.140)
仮想マシンのリモート管理
VMware Server を使用すると、仮想マシンをリモート管理できます。IP ネットワーク を介して VMware Server ホストにマシンを接続すると、そこで稼動している仮想マ シンと対話できます。
リモート管理はさまざまなコンポーネントとレベルで構成されています。VMware Server ホストの状態をハイレベルから確認する場合は、VMware Management Interface(管理インターフェイス)を使用します。VMware 管理インターフェイスは Web ベースのツールで、仮想マシンとホストサーバの管理に使用します。詳しくは、
「VMware 管理インターフェイスの使用(P.104)」を参照してください。
仮想マシンをリモートから直接操作するには(例えば仮想マシン上に格納されたデー タベースの保守を行う場合等、)、VMware Server コンソールを使用します。VMware Server コンソールでは、ウィンドウの中に仮想マシンが表示され、実際のコンピュー タを操作する場合と同じ要領で仮想マシンを操作します。
仮想マシンと VMware Server ホストのリモート管理を自動化するには、VMware Scripting API を使用します。Windows リモートマシンから VMware Server ホストに接
続している場合は、VmCOM、VmPerl API、プログラミング API を使用できます。
Linux リモートマシンから VMware Server ホストに接続している場合は、VmPerl API とプログラミング API を使用できます。
仮想マシンの管理を自動化する別の方法として、vmware-cmdユーティリティを使用 する方法が挙げられます。詳細については、
http://www.vmware.com/support/developerをご覧ください。
最後に、サードパーティ製ツールを使用して仮想マシンをリモートから管理すること もできます。例えば、VNC Viewer、Windows Terminal Services または Windows XP Remote Desktop 等のアプリケーションを使用することができます。仮想マシンを VNC Viewer で表示するには、手作業で仮想マシンの構成を変更する必要があります。
以下のセクションでは、仮想マシンのリモート管理についてさらに詳しく説明します。
VMware Server コンソールの接続に使用するポート番号の変更(P.84)
VMware Server コンソールのダウンロード(P.87)
VMware Server コンソールの接続に使用するポート番号の変更
デフォルトでは、VMware Server コンソールはポート 902 を使って仮想マシンに接続 します。ideafarm-chatプログラムを使用している場合など、このポート割当てが他 のプログラムと競合するようであれば、コンソールが使用するポート番号を変更する ことができます。
ポート番号を変更するには、特定の環境設定ファイルに変数を追加します。ホスト サーバ(コンソールを実行しているホスト)のオペレーティング システムの種類に よって、また変更を VMware Server 自体に行うのか(authd.portと呼ばれる変数に新 しいポート番号を割当てます)、コンソールに行うのか(authd.client.portと呼ばれ る変数に新しいポート番号を割当てる)によって、変更を行う手順は異なります。
authd.portの設定は、authd.client.portの設定とは異なります。authd.port変数は、
リモートホストやクライアントがコンソール接続する際にどのポートで待ち受けるか を VMware Server(サーバ側)に指定します。authd.client.port変数は、コンソー ル(クライアント側)に、接続に使用するポートを指定します。このため、
authd.portのみを 9902 といった別のポート番号に変更し、そのホスト上の仮想マ
シンにリモート ホストやクライアント上のコンソールから接続しようとしても、コン ソールはやはりポート 902 に接続しようとします。
ただし、コンソールからの接続時に手作業でこの新しいポート番号を指定することが できます。[Connect to VMware Server(VMware Server への接続)] ダイアログの [Host name(ホスト名)] フィールドに、ポート番号と VMware Server ホスト名、構 成ファイルのパス名を以下のように入力してください。
<server name>:<port> <config file>
各サイトのニーズや構成によっては(例えば、複数の VMware Server ホストが存在 し、各ホストが異なるポートを使用する場合など)、上記の方法が使用できます。た だし、サーバとコンソール間でシームレスな統合を実現させるためには、
authd.client.portをauthd.portで使用するのと同じポート番号に設定してください。
また、以上の設定を行うことにより、サーバにクライアント接続する度にポート番号 を手作業で入力する手間を省くことができます。
Windows ホストまたはクライアントでポート番号を変更するには
次の行を、C:¥Documents and Settings¥All Users¥Application Data¥VMware¥VMware Serverにあるconfig.iniに追加してください。
authd.port = <portNumber>
このホスト上の仮想マシンに接続するクライアントは全て、<portNumber>の箇所に 入力したポート番号を使用する必要があります。
Windows マシンにインストールされたコンソールが使用するポート番号を変更する には、config.iniという名前のファイルを作成し、C:¥Documents and Settings¥All Users¥Application Data¥VMware¥VMware ServerÉRÉìÉ\Å[Éãに保存してください。こ のファイルに、次の行を追加します。
authd.client.port = <portNumber>
このマシン上のクライアントはすべて、<portNumber>の箇所に入力したデフォルト のポート番号を使用して、VMware Server ホスト上の仮想マシンに接続する必要があ ります。VMware Server ホストのconfig.iniファイル(Windows ホスト)や vmware-authdファイル(Linux ホスト)のauthd.port変数もこのポート番号に設定し ておいてください。
Windows ホストにインストールされている WMware Server Console を使用する特定 ユーザーに対してのみポート番号を変更するには、C:¥Documents and
Settings¥<user>¥Application Data¥VMwareにあるpreferences.iniファイルに次の行 を追加してください。
authd.client.port = <portNumber>
この場合、該当するユーザーがログオンし、VMware Server コンソールを使って VMware Server ホスト上の仮想マシンに接続した場合にのみ、<portNumber>の箇所に 入力したポート番号を使用します。
VMware Server ホストのconfig.iniファイル(Windows ホスト)やvmware-authd ファイル(Linux ホスト)のauthd.port変数もこのポート番号に設定しておいてく ださい。
Linux ホストまたはクライアントでポート番号を変更するには
xinetdとinetdのどちらをホストで使用する設定になっているか確認します。
xinetdを使用する設定の場合は、
/etc/xinetd.d/vmware-authd: で次の行を検索します。
port = 902
ポート番号(この場合は 902)を使用したい番号に変更してください。
inetdを使用する設定の場合は、
/etc/inetd.conf: で次の行を検索します。
902 … vmware-authd
ポート番号(この場合は 902)を使用したい番号に変更してください。このホスト上 の仮想マシンに接続するクライアントは全て、このポート番号を使用する必要があり ます。
Linux ホストまたはクライアントにインストールされた VMware Server コンソールが 使用するポート番号を変更するには、/etc/vmware-server-console/configまたは /usr/lib/vmware-server-console/configに次の行を追加してください。
authd.client.port = <portNumber>
このマシン上のクライアントはすべて、<portNumber>の箇所に入力したポート番号 を使用して、VMware Server ホスト上の仮想マシンに接続する必要があります。
VMware Server ホストのconfig.iniファイル(Windows ホスト)やvmware-authd ファイル(Linux ホスト)のauthd.port変数もこのポート番号に設定しておいてく ださい。
注 上記ファイルが指定するポート番号が異なる場合は、
/etc/vmware-server-console/configのポート番号が優先されます。
Linux ホストにインストールされている VMware Server コンソールを使用する特定 ユーザーに対してのみポート番号を変更するには、~/.vmware/preferencesに次の行 を追加してください。
authd.client.port = <portNumber>
この場合、該当するユーザーがログオンし、VMware Server コンソールを使って VMware Server ホスト上の仮想マシンに接続した場合にのみ、<portNumber>の箇所に 入力したポート番号を使用します。
VMware Server ホストのconfig.iniファイル(Windows ホスト)やvmware-authd ファイル(Linux ホスト)のauthd.port変数もこのポート番号に設定しておいてく ださい。
このユーザーがログオンすると、~/.vmware/preferencesで指定されているポート番 号は、/etc/vmware-server-console/configまたは
/usr/lib/vmware-server-console/configで指定されているポート番号よりも優先さ れます。
VMware Scripting API を使ってポート番号を置き換え
VMware Scripting API を使えば、新しい仮想マシン オブジェクトを作成する度に異な るポート番号を割り当てることが可能です。このポート番号は、VMware Server ホス ト側で設定されている、つまりconfig.iniファイル(Windows ホスト)または vmware-authdファイル(Linux ホスト)のauthd.port変数で設定されているポート番 号と一致しなければなりません。
ポート番号として0を指定すると、コンソールは、authd.client.portで指定された ポート番号を代わりに使用して接続します。authd.client.portが指定されていない 場合は、デフォルト ポートの 902 が使用されます。
VMware Scripting API に関する詳細は、ヴイエムウェア Web サイト http://www.vmware.com/support/developerをご覧ください。
VMware Server コンソールのダウンロード
VMware Server コンソールのインストールパッケージは、VMware Management Interface(管理インターフェイス)からダウンロードできます。インストールパッ ケージには、Window ホスト用と Linux ホスト用があります。VMware Server コン ソールのインストール先のホストマシンに合ったパッケージをダウンロードしてくだ さい。
VMware Server コンソールをダウンロードしてインストールを行うと、管理インター フェイスから迅速に仮想マシンを管理できるようになります。
インストーラを [Status Monitor(ステータスの監視)] ページからダウンロードする と、管理インターフェイスからログオフすることなく必要なコンソールにアクセスす ることができます。
注意 VMware Server がインストールされているホストには、クライアント インストーラ パッケージを使って VMware Server コンソールをインス トールしないでください。VMware GSX Server または VMware ESX Server から、コンソールをクライアントにダウンロードおよびインス トールしないでください。
[Login(ログイン)] ページまたは [Status Monitor(ステータスの監視)] ページか ら VMware Server コンソール パッケージをダウンロードするには
1 VMware 管理インターフェイスを使って VMware Server ホストに接続します。
管理インターフェイスへの接続に関する情報は、「VMware 管理インターフェイ スへのログオン(P.106)」を参照してください。