門司G
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はないことから、併用するthiothixeneとの複合的な効果も考えられる。
いずれにしても、 これまで健常者の脳波を採取した 経験からいうと、
α波の見られなかった例はあってもA, Bのようなケースは稀であ り、 ス ペクトルにおいても空間分布を調べることの重要性が示唆さ れている。
図4-2には同じ被験者の a)振幅、 α成分とb)位相の経時変化が 示されている。 示した部位は各被験者で最も高振幅な部位を選んで いるため、 AはF p2、 BはP4C4, C、 Dは02と、それぞれ異なる。
Aの振 幅自体はそ れほど大きくはないが位相にはジャンプら しいジ ャンプが殆どみられず、 安定して推移しており、 第3章で述べ た 10Hz閃光刺激下で引き込みを起こした健常者α波の位相ダイナミク スに良く似ている。 従って振幅にお けるwaxing and waningも健常者 Dほど動的でなく 、 変動は比較的小さいことが分かる。 Bの場合は waxing and waningが顕著にみられ、 位相が振幅極小時のジャンプを 含んで極めて不安定に変動しており、 いわゆる健常者タイプEの挙 動と共通点が多い ように思われる。 Cの位相は全般的に安定してい る が、 ジャンプも みられ、 健常者Dよりも変化 に乏しいが、 Aより もかなり大きい振幅 ・ 位相の変動が観測されている。
一つの部位では同様のスペ クトル分布を示したA, C, Dである が、 そ の位相 ・ 振幅変動のダイナミクスには多少なりとも相違がみ られる 。 即ち、 Aの位相変化は、 「完全に安定しているわけではな いが、 大きな変動もない」というのが特徴的であり、 他の被験 者 と 比較しでも特異的ですらあるように 思われる。 健常者でいえば安静 時というよりも10Hz閃光刺激によって引き込みを起こしたときの挙
- 120
-A(部位:Fp2 )
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D (02)
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図4
-
2 図4-
1と同じ被験者の a)振幅とα成分 およびb)位相の時間変化動の方が近 いといえる。 一方、 CもタイプIより位相の変動に乏し いが、 振幅のwaxing and waningは高振幅からO付近に至るまで大き く増減しており、 健常者よりも変動 に時間を要しているだけのよう
にもみえる。 即ち、 基本的な挙動に は健常者タイプIと共通点が多 いと思われる。
振幅のスペクトルを図4- 3に示す。 それぞれの 部位は図4 - 2
と同じであ る。 それぞれのスペクトルの傾き は異なっているが、 共 通して1 / f}.lタイプを示し、 卓越した周期性は認められない。 νの 値は0.1---1.0に分布し、 平均的にはBが最大で D→C→Aの順に低 下した。 但し、 この範囲での変動は健常者α波の個人差に吸収され る程度の大きさであり、 図4 - 2で示した振幅動特性とこれらの数 値を結び付けて考えるのは適切ではな いと考えられる。
図4- 4には優勢部位を基準とした頭部前後の位相差が示されて いる (Bの場合は最優勢部位が中心部 付近のため便宜上F p2とした〉。
この図にお いて、 位相差を表す曲線が上下端付近に位置して中央部 分が空白となる場合は逆相を表し、 中央付近に推移している場合に は同相を示す。 健常者Dの場合(02基準〉はかなり明瞭な逆相がみ てとれる。 しかしながら、2"'3sに一回程度、 位相関係が乱れる時 があり、 位 相差曲線が+1800付近 からO。の線を横切って- 1800ま
で大きく変動する様子がみられる。 これに対し、 A (F p2基準〉は 逆相が不明瞭 であり、 02での位相差は大部分がo 0から- 180。まで に分布し、 変動もかなり大きくなっている。 B (F p2基準〉も位相 差は安定していないが、 概ね+900---+180。の範囲で推移しており、
Dに近い逆相分布が示唆されている。 C は明瞭な逆相を表しており、
122
A(部位:Fp2 )
B (P4C4) 2 fc
- 1
-2 1
。
ヲミミ fc 1
",--、
道-1C刀 0
司令)
-2
。
D (02) C( 02)
fc
ざミミ
2
。 1 2 fc
1
。
(∞)∞o一