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ENS(Entry Summary Declaration:搬入略式申告)(TAXUD/MCCIP/2010/100-2 より修正)

ドキュメント内 (ページ 55-65)

EU

24

時間ルール

ENS

2011

1

1

日から実施された。

EU

の新関税法における

ENS

の制定について以下に主要項目を確認する(表

2

7

修正参照)。

ENS

の提出義務(

MCC

87

条)

1.共同体関税領域に搬入される貨物は、

ENS

の対象とする。ただし一時的に輸入される 運送手段及び共同体関税領域の領海又は領空を通過するだけで、同領域内に留まらない運 送手段及びそれに積載された貨物は除く。

2.関税関係法令に別段の定めがある場合を除き、

ENS

は、貨物が共同体関税領域へ搬入 される前に、権限のある税関官署にこれを提出しなければならない。

税関当局は、

ENS

の提出に代えて、届出を受けた上で経済事業者の電算システム内の搬入 略式申告書のデータへアクセスすることを認めることができる。

ENS

の提出(

MCCIP 410-01

1.

ENS

は入国税関(

Customs Office of Entry

)に提出しなければならない。

2.入国税関以外の税関が必要な明細を直ちに入国税関に通知するか電子的に入手可能な 状況にしておくことができる限り税関当局は

ENS

を他の税関に提出することを認める。

3.

ENS

はアネックス

52-01

に基づき完成しなければならない。

4.代替手続(故障時の)場合、アネックスXXXの規定が適用される。

5.税関当局は

ENS

の提出者に対し

Movement Reference Number (MRN)

によりその登 録を直ちに通知しなければならない。

ENS

MCC 88 (3)

(キャリア以外の者による申告)

に記載された者により提出される場合は、キャリアが税関のシステムに接続されているこ とを条件として、税関はキャリアにも登録を通知する。

6.

ENS

MCC 88 (3)

に記載された者により提出された場合、税関当局は、反する証拠

がある場合を除き、キャリアは契約の下で同意し提出はキャリアの承知の下で行なわれた ものとみなす。

7.複合輸送の場合、

EU

の税関領域に入国する実運送手段が、

EU

の税関地域へ入国した 後、他の運送手段に接続しその運送手段が実輸送人として輸送をする場合、

ENS

を提出す る義務は他の運送手段にある。

ENS

を提出する期限は、

MCC 410-03

の規定に従い

EU

の 税関領域へ入国する実運送人に適用される期限と同一である。

8.海運や航空輸送で、船舶の共同運航や同様な契約運航が行われる場合、

ENS

の提出義 務は、契約を締結し船舶や航空機による実運送のため

B/L

Air waybill

を発行する者に ある。

9.

ENS

が必要であるがその申告又は代替する税関申告が

EU

の税関領域へ持ち込まれる 貨物に対して提出されなかった場合、その申告は、輸送手段に積込まれたすべての貨物に

50

対して最初の入国税関に、少なくとも貨物の税関への到着通知の際、到着通知が必要でな い場合は少なくとも輸送手段の到着の時点で、行なわれなければならない。これは各加盟 国の法令に定められた罰金の適用を排除するものではない。

10. Entry Summary Declaration

は入国税関で受理される言語で提出することができる。

ENS

の提出及びその責任者(

MCC

88

条)

1.

ENS

は、電子データ処理技術を使って提出するものとする。取引、港湾又は運送に関 する情報は、

ENS

に必要な事項を含んでいる場合には、これを使用することができる。

2.

ENS

は、貨物を共同体関税領域へ搬入する者又は同領域への貨物の運送に責任を有す る者によって提出されなければならない。

3.

ENS

は、前項の者の義務にかかわらず、次に掲げるいずれかの者も提出することがで きる。

(a)

輸入者、荷受人又はその他の者(前項に定める者が当該輸入者、荷受人又はその他の者 の名前を使って、又はその代理人として行動する場合)、

(b)

権限のある税関当局に対して貨物の到着を通知することができる者又はその通知を代 行させることができる者。

4.運送手段(貨物を共同体関税領域に搬入する手段)のオペレーター以外の者が、

ENS

を提出する場合には、当該オペレーターは、マニフェスト形式の到着届、運送状又は積荷 表(以上、

ENS

の対象となるすべての運送貨物を確認するのに必要な情報を含むもの)を 管轄する税関官署に提出しなければならない。

入国税関の役割(

MCCIP 410-03

1.入国税関として責任を有する税関当局は主としてセ-フティとセキュリティの目的の ため輸送手段によるすべての貨物に対して以下の期限内にリスク分析を行わなければなら ない。

(a) ENS

が定められた期限以内に提出されるとの条件のもとで、貨物が到着する前、又は

(b) MCCIP 410-04(1)(a)

(コンテナ貨物)については、

ENS

の受領後

24

時間以内。

2.しかしながら、第

1

(b)

に記載されたケースの場合、リスク分析が税関当局にとっ て当該貨物を

EU

の税関領域へ搬入させることが

EU

のセーフティとセキュリティに対し て重大な脅威を与えるため直ちに介入することが必要との正当な理由を示す場合、税関当 局は、

ENS

の提出者に対し、提出者がキャリアではない場合はキャリアに、キャリアが税 関のシステムに接続されていることを条件として、貨物を積むべきではないこと(

the goods are not to be loaded

) を通知しなければならない。その通知は

ENS

の受領後

24

時間以 内に行わなければならない。

3.

EU

の税関地域の一か所以上の港や空港に寄港する船舶又は航空機にリスクが認識され た場合、最初の寄港港又は空港の税関は重大な脅威を与え直ちに介入することが必要と認

51

められた貨物に対して禁止措置を講じ、いずれにせよ、リスク分析の結果と該当する

ENS

のデータを

ENS

に表示された後続する港又は空港に通知する。

4.

ENS

が必要な貨物であるが、その申告又は代替する税関申告が提出されず

EU

の税関 領域へ持ち込まれた場合、リスク分析は、貨物の到着が税関に通知された時、到着の通知 が必要ではない場合は運送手段の到着時に、

MCCIP 410-01 (7

(複合輸送)

)

に従い提出さ れる

ENS

又は代替する税関申告に基づき行なわれる。

5.

MCCIP 410-05 (Entry Summary Declaration

の免除

)

に従い

ENS

が必要でない貨物 が

EU

の税関領域に持ち込まれた場合、リスク分析は以下により行われる。

-

税関申告に基づき貨物の到着が税関に通知された時、

- EU

の税関領域以外の地域からフリーゾーンに持ち込まれた場合、貨物の到着が税関

に通知された時、

-

貨物の到着通知が必要でない場合は運送手段の到着の時。

提出期限(

MCCIP 410-04

1.海上輸送の場合

ENS

は入国税関(

Customs Office of Entry

)に以下の提出期限まで に提出しなければならない。

(a)

コンテナ貨物は、 貨物が

EU

の税関領域に入る船舶に積込まれる少なくとも

24

時間 前、

(b) EU

の税関領域と

Greenland, Faeroe Islands, Iceland

又は

Baltic Sea

の港、

the North Sea, the Black Sea

又は地中海と

Morocco

のすべての港の間のコンテナの輸送は

EU

の税 関領域の港に到着する

2

時間前、

(c) EU

の税関領域外の地域と

French overseas departments, the Azores, Madeira

又は

the Canary Island

との間のコンテナ貨物の輸送で、航行時間が

24

時間以内の場合は、

EU

の税関領域の港へ到着する少なくとも

2

時間前、

(d)

その他の場合は、

EU

の税関領域の港へ到着する

2

時間前。

2.航空貨物の場合は

ENS

を入国税関に次の期限までに提出しなければならない。

(a) EU

の税関領域外の最後の空港から

EU

の税関領域の最初の空港へ到着するまでの飛行

時間が

4

時間以内の場合は、少なくとも航空機の実際の離陸の時まで、

(b)

その他の飛行は、

EU

の税関領域の最初の空港へ到着する少なくとも

4

時間前。

3.道路、鉄道、内陸水運輸送の場合は、

ENS

を入国税関が管轄する場所へ輸送手段が到 着する少なくとも

1

時間前に入国税関に提出しなければならない。

4.第

1

項から

3

項までに定められた提出期限は不可抗力の場合は適用されない。

5.

ENS

又は代替する税関申告書が

1

項から

3

項までに規定された期限の後提出された場 合は、加盟国の法令で規定された罰金の適用を排除するものではない。

ENS

の訂正(

MCC

89

条)

52

1.搬入略式申告書を提出する者は、自ら要請すれば、申告書を提出した後、その記載事 項を修正することが認められる。

ただし、次の状況が生じた後では、修正は認められない。

(a)

税関当局が、搬入略式申告書を提出した者に対して、貨物を検査することを既に通知し ていること、

(b)

修正しようとする記載事項が不正確であることを税関当局が既に確認していること、

(c)

税関当局が、貨物の到着が通知された場所からその貨物を移動させることを既に許可し ていること。

ENS (Entry Summary Declaration)

の訂正(

MCCIP 419-05a

1.

ENS

は遅くとも最初の入国税関に輸送手段が到着次第訂正することができる。しかし ながら、

ENS

が一時保管の税関申告となる場合、訂正は遅くとも税関へ貨物の到着通知の 際、又は税関当局の許可が受けられれば、遅くとも貨物の引き取りの時点に提出すること ができる。

ENS

’Diversion Notification’

メッセージが送信された後は、第

1

項の第

2

段落に記載 された場合を除き、訂正することができない。

2.税関当局は

ENS

の訂正を提出した者に対してその訂正の登録を速やかに通知する。

ENS

の訂正が

MCC 88(3)

に定められた者(キャリア以外の者)により提出された場合は、

税関当局は、キャリアが税関当局にそのような通知を要請しかつ税関システムに連結して いることを条件として、キャリアにも通知する。

ENS

に代わる税関申告書(

MCC

90

条)

権限のある税関当局は、第

87

条第

3

項の第

1

段落の

(b)*

に定める期限が満了する前に、

税関申告書が提出された貨物について、搬入略式申告書の提出を免除することができる。

この場合、税関申告書には、少なくとも搬入略式申告書に必要な記載事項が含まれていな ければならない。第

112

条(申告書の受理、表

2

5

参照)の規定に従って税関申告書が受 理されるまでは、当該申告書は、搬入略式申告書として位置付ける。

注:*貨物を共同体関税領域に搬入するのに先立って、搬入略式申告書を提出しなければならない又は利用 できるようにしておかなければならない期限、

EU

では現行の関税法ならびに施行規則を改正し(

REGULATION (EC) No. 648/2005

及 び

COMMISSION REGULATION (EC) No. 1875/2006

)セキュリティ条項を導入した。

ENS

2011

1

1

日から実施されている。

MCC

ならびに

MCCIP

においても基本的な 修正は見当たらない。

なお、

MCCIP 410.01

にリスク分析が規定されているが、

Do not Load

については

CCIP

184d

によりすでに明確化されているので参考までに表

2

7

に追記した。ただし、本件は

ドキュメント内 (ページ 55-65)