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E=D2+D3+…+D鳶

ドキュメント内 Mathieu群とConway群について (ページ 51-69)

とおく.0 =D1+Eである.

  lEl=0のときは

         D2=D3十… 十Dた, D¢∈Ω§, IDd=4

となる.従って02∩Ω8=D2となる任意の02∈Bに対して,帰納法の仮定より02=

03+…+0海かつq∩Ω8=D2をみたすq∈Bが存在する.このときC1需0とすれ ば0=01+02+…+0んかつq∩Ω8=D乞が成り立つ.

  [El=2または4とする.このときE=OE∩Ω8となる任意のoctad OEに対して,帰 納法の仮定よりOE=σ2+…+qかっ02∩Ω8=恥をみたすq∈Bが存在する.これ

より

      0易=08十…十〇9

が成り立つことから0疹∈B となる.従ってE∈Ω§が得られる.0 =Z)1+Eであるの

で補題2.30より0=01+Oo,01∩Ω8=D1,00∩Ω8=Eをみたす01,00∈IBが存在す

る.このOoに対して,再び帰納法を適用して

       Oo=02+…+q, q∩Ω8=D琶

をみたすα∈Bが存在する.このとき01,...,0たが求めるoctadである.

 最後にIEI竃6または8とする.このときDi=D1+Ω8, Dl寓D2+Ω8とする

とIDII=4かっ五)1∈Ω惹である。また

         0 =Dl十Dl十D3十…十Z)ん, IDI[=4

が成り立つ.ここで1瑳+…+D副=0または2となるので,前と同様にして   0=oi+0益+0、+…+0島oi∩Ω8=Di, Ol∩Ω8=D灸,α∩Ω8=D・

をみたす0{,q,03,...,0た∈Bが存在する.従って01=0{+Ω8,02=Ol+Ω8とおけ

2.S(5,8,24)

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ばσbσ2,...,0たが求めるoctadである.

以上で定理が証明された.

定理2,31より次の定理が得られる.

定理2.322つのSteiner system S(5,8,24)を任意に選び(Ω,B),(Ω ,B )とする.この

とき,これらから得られるM一行列をそれぞれM=[α茄M =[α1ゴ]とすると,写像 σ:Ω∋%ト→暢∈Ω は(Ω,B)から(Ω ,B )への同型を与える.特にSteiner system S(5,8,24)はすべて互いに同型である.

定義し,その単純性および多重可移性を示す.また(Ω,⑪)への作用から生じる 種々の作用が原始的であることを導く.§3.1では(Ω,◎)の自己同型群として24

次のMathieu群M24を定義し,それがM一順列上正則であることを示す.これ

より脇4がΩ上5重可移であることが導かれ,1,2,3点の固定群として鰯3,

鰯2,M21が得られる。またoctad Oの固定群Eを0に作用させたときの核 をNとするとき丑/Nが.48に同型であること,1>が位数16の基本アーベル 群で0の補集合に正則に作用することを示す.更にM24の位数2の元のΩ上 の置換の型が1828または212のいずれかになること,1828型の元がすべて共

役であることを示す.§3.2では1脇4の⑪への作用が原始的であることを示す.

これよりM23,M22,M21の⑪の部分集合への原始的な作用が導かれる.また

それらの作用の1点の固定群の構造を明らかにし,.M21, M22, M23において位 数2の元が互いに共役であることを導く.最後に,これらの結果と鈴木の判定 法により,Mathieu群.M22, M23,.M24の単純性を導く.

3.1 Mathieu群M24

以下,この章を通じて(Ω,◎)はSteiner system S(5,8,24)を表すものとする.

定義3.124次のMα伽eu群M24を次のように定める,

M24={σ∈5Ω1⑪σ=0}

ただし⑪σ={,Bσ1β∈◎}である.

M一順列(p、34)を任意に2つ選び

@、,ω2,∬3,∬4,の5,∬6,ω7),

      51

(〃1,2/2,2/3,!ノ4,ツ5,2/6,2/7)

3.Mathieu群

52

とする.これらに対して定理2.19より2つのM一行列M,M が定まる.

       L******」  L******!

このとき定理2.32よりMの(乞,の成分をM の(乞,の成分に移す写像は(Ω,⑪)から(Ω,⑪)

への同型(自己同型)となる.この自己同型をσとすると,定義よりσ∈M24である.従っ てル∫24はM一順列全体のなす集合の上に可移に作用する.一方,定理2.19よりM一行列はM一 順列から一意に定まることから,1っのM順列を固定する(Ω,◎)の自己同型は恒等変換に 限る.すなわち!1424はM一順列全体のなす集合の上に正則(p.9)に作用する.特に丑424の 位数はM一順列の個数に等しい.

  一方Ωの任意の5点順列(ω1,餌2,…  ,』じ5)に対してσ=σ@1,コじ2,_,ω5)とおき,

¢6∈0,∬o∈Ω一〇を選ぶと,M一順列@o,銑,,_,ω6)が得られる.逆に,任意のM一順列がこ のようにして得られることから,1晦4の位数はこのような選び方の総数24・23・22・21・20・3・16 に一致する.以上より次の定理を得る.

定理3.2鰯4は(Ω,⑪)の!14一順列全体のなす集合の上に正則に作用する.特に「.M241=

244823040=24・23・22・21・20・3・16である.

任意の5点順列を任意の5点順列に移す1脆4の元が存在することから,次の系が得られる.

系3.3M24はΩ上5重可移に,()上可移に作用する.

M24の◎への作用

  次に11424の◎への作用を考える.⑪∋0の固定群をH=1双0)とおく。

       正∫(σ)={σ∈M2410σ=0}

である.Hは0に作用するが,その核をN=N(0)とおく.

補題3.4Hは0上6重三囲に作用する.

Proof Oから2つの6点順列@1,_,ω6),ω1,_,シ6)を任意に選ぶ.、このとき鞠∈Ω一〇

に対してM1=@o,¢1,._,ω6),1142=(」じ0,9/1,…   ,!ノ6)はM一順列である.従って定理3.2よ

りMf=M2をみたすσ∈.M24が存在する.ここで

      @・,_,ω6)σ=(〃、,...,〃6)

が成り立つのでσ∈Eである.ゆえにHは0上6重可移である. i 補題3.5∬はΩ一〇上2重可移に作用する.

ProofΩ一〇∋肋,ッ2,0∋銑,ω2,鞠を任意に選ぶ.01=0@1,ω2,鞠,〃1,ッ2)とおくと 10∩011=4が成り立つ.ここで0∩01={ω1,ω2,∬3,駕4},∬o∈σ一〇1とするとM一順列

.M1=@0,Z1,∬2,鞠,∬4,〃1,ッ2)が得られる.同様にして任意の〃i,垢∈Ω一〇と∬1,∬2,∬3 とからM一順列ル∫2篇@6,銑,均,∬3,賜,〃i,yl)が得られる.定理3.2よりMf=.M2をみた

すσ∈M24が存在する.ここで

      ∬。,諮1,諮、,∬2,∬3,∬4,賜∈0

であるから0σ=0かっ(〃1,影2)σ=(〃i,ッ1)が成り立つ.よってHはΩ一〇上2重可移

である.      ・       ■

  HのΩ一〇への作用が,実際は3重可移であることを補題3.11で証明する。

補題3.61>はΩ一〇上正則に作用する.

Proofσ∈NがΩ一〇の点〃を固定すると仮定する.このとき0の任意の6点

錫(1≦乞≦6)を選んでできるM一順列(ッ,ω1,∬2,灘3,飢4,∬5,鞠)はσによって固定される.

従ってσ=1が成り立つ.ゆえに!>∋σ≠1はΩ一〇に固定点をもたない。

一方,補題3・4よりHが・上6重可移であることから珊の位数は塁の倍数で ある.従ってH/1Vの38における指数は1または2である.定理H9より.48は単純群

であるから指数2の部分群を持たない.これよりH/1Vは.48またはθ8と同型であること

がわかる.一方,系3.3より11424は◎上可移であるから定理1.3よりIM24:珂=759が

成り立つ.従って

         lN[「晦器、Nl一{㍊慧

が得られる.これよりH/1V配、48のときNはΩ一〇上可移,従って正則となる.以下

NがΩ一〇上可移でないとして矛盾を導くことにする.このときπ/ノV禦38,すなわち

3.Mathieu群

54

1Ni=8であることからΩ一〇は2つの1V−orbit O1,02に分割される. H/N鯉58より

∬には位数5の元αが存在する.の∈Ω一〇,g∈Nに対して

      @・)α謂・α一のα(α}19α)

となるのでαは欝を含むN−orbitを∬αを含む!V−orbitに移す.すなわちαはN−orbit

の置換を引き起こすが,N−orbitは01と02のみであるから,それらを固定する.従って αは01,02に作用し,それぞれ少なくとも3個の固定点をもつ.固定点から任意に5点

を選び,それを含むoctadを0 とするとαは0 の点をすべて固定する.これはN(0 ) の位数が8であることに矛盾する.よって補題が証明された.       ■

系3.711Vl=16および丑/1V禦孟8である.

定理3.8πをΩ一〇へ作用させたときの1点の固定群を且とする。このときH=!V.A,

1V∩五=1,.4禦.48が成り立つ.

Proof丑におけるッ∈Ω一〇の固定群をAとする.1VがΩ一〇に正則に作用すること から且∩1V=1かっH=.41Vが成り立つ.ここでNく1 Hに注意して定理1.11を適用す

ると

・48鯉H/1>禦・41V/ノV蟹・4/・4∩ノV蟹孟

が得られる.

  .4=H〃を上の定理の通りとし,A<B≦Hをみたす部分群βが存在したと仮定す る.βは〃を固定しない元丁を含む.ガ=之とおく.HはΩ一〇に2重可移に作用

するので,定理1.2より.4はΩ一〇一{〃}に可移に作用する.従ってΩ一〇一{ッ}の任 意のωに対して♂=ωをみたすλ∈.4が存在する.このとき〃λ一1γλ=ωが成り立つ.

λ一1Tλ∈Bより,βはΩ一〇に可移に作用する.従ってIB:.41=16=IH:、4iとなり 丑=Bを得る.すなわち孟はHの極大部分肉(p.6)である.

系3.9、4はHの極大部分群である.

系3.101>は位数24の基本アーベル群である.

Proof Nは位数16の2一群であるから,定理1.21よりべき零群従って定理120より可山 群となる.一方孟が極大部分群であることからNは極小正規部分群である.よって定理 1.22よりNは基本アーベル群である.       .

補題3.11.48蟹五4(2)である.またHはΩ一〇に3重可移に作用する.

Proof 1>が位数24の基本アーベル群なのでF2上の4次元ベクトル空間とみなすことが できる.さて孟の元λに対して

      ム・N㌶ト→♂∈N

と定めると,ムは1Vの自己同型となり,ム∈0ゐ(4,2)が得られる.ここで写像       ノ1∋λトー〉!λ∈GL(4,2)

は準同型であり,その核はΩ一〇のすべての点を固定する孟の元である.Ω一〇はoctad を含むから核は2群である.一方,定理1.19より.4は単純群であるから核は1となる。従っ て孟はσ五(4,2)の部分群に同型であるが1.41コ1.48!=1(7五(4,2)1より.A貿.48駕GL(4,2)

を得る.ここで(7ゐ(4,2)=五4(2)であることから.48鯉L4(2)が成り立つ.

  また1>一{1}をP(7(3,2)とみなすと定理1.6より・4駕五4(2)はN一{1}に2重可

移に作用する..4は∬のΩ一〇への作用の1点の固定群であるから,定理1.2よりHは Ω一〇上3重可動である,       ■

補題3.12鰯4の元σ≠1がΩの6点∬1,ω2,...,鞠を固定するとき,次が成り立つ,

(1)6点が5pec弼ならばσは1828型の置換で,固定点の集合はoc孟α4をなす.

(2)6点が初η一spec翻ならばσは1636型の置換である.

特に.M24の元(≠1)の固定点は高々8個である.

Proof X={gじ1,コじ2,..46}とおく. Xがspecia1のときσ=σ(コじ1,駕2,_,コじ5)とすると

%∈0かつ0σ=0が成り立つ.従ってσ∈∬=H(0)である.一方,系3.7よりσは0

上偶置換として作用することからσ∈1>=N(0)が導かれる.更に系3.10より。(σ)=2

となり,補題3.6よりΩ一〇に固定点をもたないことがわかる,ゆえにσは1828型であ

り,固定点の集合はoctad Oである.

  Xがnon−specialのとき,補題2.16のように各1≦乞≦6に対して瓦, octad X(の,

sextet{:τ1=(X(の一X∂∪{∬¢}}を定める.このときσが銑,∬2,_,ω6を固定するこ

3.Mathieu群

56

とから凡,X(のを固定する(1≦②≦6).従って7『=易が成り立つ.定理3.2よりσ が∬1,∬2,_,%以外に固定点をもてばσ=1となることから,σは1636型である. □    M=[α司を(Ω,⑪)から得られる1っのM一行列とする.またX(¢)はp.34の補題2.16

で,M(切, MωはP.35の定義2.ユ7で,3ん(η,m)はP.38で定めたものとする.

   さて

         (α・・,α・2,α・3,α・4,α、5,α、6,α2、),(α、2,α、、,α、3,α、4,α、5,α、6,α22)

がM順列になるので定理3.2より

         (α・・,α・2,α・3,α・4,α、5,α、6,α2、)σ=(α、2,α、、,α、3,α、4,α、5,α、6,α22)

となるσ∈ル∫24が唯1つ存在する、ここでX(1)σ=X(2),X(¢)σ=X(の(3≦乞≦6),

M(2)σ=M(2)が成り立つことから(α22,α23,α24)%(α21,α23,α24)が成り立ち

        (・、、,・、2,・、3,・、、,・、5,α16,・、、)σ2=(・、、,・、2,・、3,・、4,・、5,・、6,α21)

が得られる.よってσの位数は2である.また

 {α31,α41}σ=={α32,α42}, {α32,α42}σ・={α31,α41}, {α22,α3歪,α4信}σ={α2乞,α3琶,α4乞}(3≦乞≦6)

も導かれる,一方M(5)σ=M(5)となるので(α25,α26)σ=(α25,α26)が成り立つ,更に定理 3.8よりσはX(の上で偶置換であるから(α3乞,α4∂σ=(α4乞,α3∂となる(3≦乞≦6).以上 からM(3)σ=M(4)となり

      (α3・,α4、,α32,α42)σ=(α42,α32,α4、,α3、)

を得る.従って

    σ=(α・・,α・2)(α21,α22)(α31,α42)(α4・,α32)(α33,α43)(α34,α44)(α35,α45)(α36,α46)

が示された.以下,この置換をσ2(1)とおく.同様に

        (・、1,α12,・、3,・、4,・、5,・、6,・,、)σ・(2)一(・、、,・、3,・、2,・、4,・、5,・、6,・,、)

        (・、、,・、2,・、3,・、4,α15,α16,・、、)σ・(3)一(・、、,・、2,・、4,・、3,・、5,・、6,・、、)

        (・、、,・、2,・、3,・、4,・、5,・、6,・,、)σ・(4)一(・、、,・、2,・、3,・、5,・、4,・、6,・,、)

        (・、、,・、2,・、3,・、4,・、5,・、6,・,、)σ・㈲=(・、、,・、2,・、3,・、4,・、6,・、5,・、、)

        (・、、,・、2,・、3,・、4,α15,・、6,・、、)σ・(1)一(・、、,・、2,・、3,・、4,・、5,・、6,・、、)

をみたす置換がそれぞれ唯1つ存在する,これらの置換は

   σ2(2)についてはM(1),M(2),X(4), M(3), X(2), M(8), X(5), X(6)への作用,

   σ2(3)についてはM(1),X(2), M(2), X(3), M(3), M(4), M(5), X(5), X(6)への     作用,

   σ2(4)についてはM(1),M(8), X(6),X(3),M(7),M(5),X(2)への作用とIM(3)σ2(4)∩

   M(3)!により,

   σ2(5)についてはM(1),X(2),X(3), X(4),M(2),M(5),X(5),M(6)への作用,

   σ3(1)については補題3.12とX(のへの作用,

によってその形が定まる,以上から次の定理を得る.

定理3.13M=[α¢ゴ]を(Ω,◎)のM一行列とする.このときM24は次の置換を含む.

σ2(1)=(α・・,α12)(α21,α22)(α3・,α42)(α4、,α32)(α33,α43)(α34,α44)(α35,α45)(α36,α46)

σ2(2)=(α12,α13)(α22,α23)(α31,α41)(α32,α43)(α42,α33)(α34,α44)(α25,α45)(α26,α36)

σ2(3)=(α13,α14)(α23,α24)(α31,α41)(α32,α42)(α33,α44)(α43,α34)(α35,α45)(α36,α46)

σ2(4)=(α14,α15)(α44,α45)(α31,α41)(α22,α42)(α23,α33)(α24,α35)(α34,α25)(α26,α36)

σ2(5)=(α・5,α・6)(α25,α26)(α3・,α4・)(α32,α42)(α33,α43)(α34,α44)(α35,α46)(α45,α36)

σ3(1)=(α21,α31,α41)(α22,α32,α42)(α23,α33,α43)(α24,α34,α44)(α25,α35,α45)(α26,α36,α46)

これらをM一行列に表したものを付録(p.98)に記す.定理3.13より,鰯4が1828型,およ び1636型の元を含むことがわかる.またσ2(1)σ2(3)σ2(5)は212型の元である.次の定理 は次節でMathieu群の単純性を証明する際に必要となる.

定理3.14位数2の元は1828型または212型である。また1828型の元はすべて共役

である.

ドキュメント内 Mathieu群とConway群について (ページ 51-69)

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