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E 玉

ドキュメント内 レクリエーション研究 (ページ 88-99)

デジタル・ア}カイブと観光ナピゲーションシステムの可制生

土産薫(青森大学) 1.はじめに

総理府の f国民生活に関する世論調査iで、 f物の豊かさjよりも

l r t ;

、の豊かさ

J

に重きをおいて 生括をしていきたい、と答える人が上回るようになって四半世紛瀧とうとし刀、る。それ品、豊か さの f実感Jできる佐会づくりを、というフレーズ》ら違森藤が風化していく時間でもあった。また それ社、 f実感のできなし豊かさjが GNPや GDPといった数手当こ基づく f砂上の楼罰jだとわカミっ ていても、それに代わるものについてコンセンサスをつくりあげ、世会全体で取り組むことができな 和

t : l

朗でもあろう。佐告賊信情的の目標値としての f親翠民自活樹粟

J

(1

9 9 2 )

鮪 効 な ツ ールと成り得ていないのも、それを物語っている。

もちろん、豊かな祖会を形にしていく上で、福祖国家の実現という文訴に則した証会指標の開発も 重要な要件ではあるが、それとともに、日々の国民生活の中で、もっと摩型車に満尼感の得られる場を 創り出していくことが求められるであろう。そして、自由時間に行才オもる活動と、その代表としての 観光に弗帰される投書~lj:JJ、さくなし、きわめて特殊な斜牛の中でのみきらめくテーマパークという業 態では、広く国民全体に満足感を行き渡らせるのにまた充分でなし、からである。

また今日では、現代担会を規定する高度情報化という概念も、町技術万縫に伴って、 fユピキタ ス担会Jヰ電子政府といったように、より具備怜次元にシフトしてきでいる。われわれ在取り巻く 情報環境自体も、人工現完惑仇rti嗣al

R e a l i t y )

から仮想現島義CVi曲Jal

R e a l i t y )

、そして複合現実 感 。

4

訳詞

R

国防)へと移り変わりうつあるo

そこで柑閉ま、観光というフイ}ルドにおいて、 IT技術を背景にしてどのような条件整備ができ るのか、その司有自生について明らか

i

こすることを目的とする。

2 .

ポスト・マス・レジャー時代の観光で求められるもの

従来、観光業の牽引役は、テレビ番組ヰ脅白色ガイドブ、ツクに代表されるようなマスメディアか、パ ーソナルな現雄観光ガイドが果たしていた。つまり、マスメテeイアによる産業主導型の誘客か、 f物 見過llJ という言葉に代表されるような受聾盟のスタイルが巷説行動の主指であった。こ~~マス・

ツーリズムをめぐる基布拘な構図である。

19初年間除ポスト大量消費証会へと社会状側号変化し、レジャーの領域でもポスト・マス・

レジャーと呼成もるようなスタイルカ5登場してくると、マス・ツーリズムが大勢を占めていた観光行 動にも変イゆ宝生じてきたポスト・マス・ツーリズムの観光を指すものとして、 fもうひとつの観 光J(オ」ノレタナティプ・ツーリズム)という概制導げられる。

たとえ民エコツアー(ツーリズム)もそこに位置づけることが出来るが、これには単なる娯楽や 知青らしだけではなく、環境保讃首題同覇歯切こ関わろうとする態度訪寝求される。つまり、単純に 間体旅行カ場甘さ》ミら生態系を守るための運動に参加するjとゆ旨らないわけで、ある個人がエコツ アーに参加するまでに怯それまでのライフヒストリーの中で多くの契機ぞ械議謀が存在する。実 際には、一部初人々は f団体誠司子では何カもの足りなbリと思いながらも、 f他にどうしホハいかわ からな川という事祝に置付Lることになる。

‑84‑

これからの観光業には、個人のニーズIこ値~IJt;:姉志していくことが求められているが、それには能 患型あるいは情報発掘・発見型の観光行動を支援し刀、く具併包なツールが必要である。

3.MR倒ixedR踊駒:複合現実感)校側2可能にすること

能動型あるいは情報発掘・発見型の観光才預

h

を支援することは、気づきと軍機づ、けの連鎖をマネジ メントするということを意味する。その具体的なツール開発に向けて、 MR技術による重畳表示の持 つ意味について整理しておきたしも

博物館や美術館を例にとると、利用客は、施設の設定した順路に従って、施設の想定した演出に則 って、情報を入手していく。いわば、 f獲得すべきj情報に向かって帰納的に導かれる。ここに、受 車酌な態度を醸成する原因があるので、はないれ

情報を重畳表示 fできるjということは、情報を伏せておけることを意味する。つまり、手I}用客が、

自身のレディネスに従って、知りたいと思う情報を演蹄拘に手繰っていくことができるしくみをつく ることが出来るわけである。それによって、利用者には f患いもよらないj気づきの場が与えられる。

その気づきは、次の観光行動の覇市長づけとなる。この気づきと動機づけの連鎖が、能麗盟あるいは情 報発掘・発見型の観淵識を形づくる。

つまり、ガイドブックやガイドによってあらかじめ用意されたものだけでなく、観光客の立ってい る地点がそのまま f観光スポットjとなる。これはまた、麓車場詩型ではなく、現場から価値ある文 物へと遡及して情報を獲得していくという意味で、 「フィーノレド・ミュージアムjの一つの実践形態

と位置づけることができるだろう。

4 .

浅虫温泉(青森市)におけるコンテンツ実証実験およびネットワーク実証実験

本研究では、複数ある MR技術のうち、オリンパス工業株)による「シンクロリアリティシステ ムjを用いて実験を行なった。このシステムは、四A画面に、装着カメラからの実写映像と αE等 のデータを fビデオ・シー・スルーj方式によって重畳勤すする。その際、マーカ認識に基.01t、た視 野画面同定技術を用いることにより、画面内の対象物と

PDA

との位置関保を認識して、

f P D A

手i開 者の動き

! o t

じたJ重呈表示出力を行った。またこれらを、無線

L

刷 機

E

を持つ

PDA

に実行させた。

(なお、詳細は発表当日資料参拡)

5 .

参考文献

土 屋 薫 宜 胤 f

r

豊かさ指倒を読み込むためのツールに関する墓謝号研究j、地樹士会研究、

第12号

土 屋 蒸 浅 野 武 夫 笈

m f

シンクロリアリティによる観光ナピゲーション ー青森県浅虫温泉に おける応用事伊トj、ウェアラブ/レ・アウトドアVR:幕開

緑)1

1

章一、小

A

保塩、土谷彊輔、角田均、土屋 薫 加sf2次元データによる 3次通告イメージ 提供システムの研境調発

J

、青森大学工学研菊芳報告、第

6

土屋蒸撞谷泰秀、渡部端、丸山、柏谷至 笈

m f

データ・アーカイブのインターフェイスに関 する基醐切閥、青森大学・青森短期大苧オ観1蹄顕治報告書

土 屋 薫 笈 : m

r

無繰LANとMixedReal量

ym

櫛を用いた情報提示ンステム明視j、青森デジタ ルアーカイ

‑8 5  

匡玉

宮 古 ・ 姉 ヶ 崎 半 島 の リ ゾ ー ト 開 発 に お け る 国 民 休 暇 村 の 役 割 と 貢 献

加 治 隆 ( 日 本 ア メ ニ テ ィ 研 究 所 )

. 研 究 の 背 景 と 目 的

1960

9

月 、 厚 生 省 ( 現 在 の 環 境 省 ) は 国 民 の 健 全 な 保 健 、 休 養 利 用 の 促 進 を は か る た め 、 全 国 の 国 立 ・ 国 定 公 園 の 中 に 大 衆 的 リ ゾ ー ト 「 国 民 休 暇 村

J

の 建 設 を計画した。 1)休暇村

(2001年 に 仮 称 ) は 、 国 立 ・ 国 定 公 園 の 集 団 施 設 地 区 計 画

に も と づ い て 宿 泊 施 設 、 園 地 、 キ ャ ン プ 場 、 ス キ ー 場 、 水 泳 場 等 の 自 然 公 園 施 設 を 総 合 的 に 設 け る も の で 、 公 共 施 設 は 国 ( 環 境 省 ) お よ び 都 道 府 県 が 、 宿 舎 等 の 有 料 施 設 は ( 財 ) 休 暇 村 協 会 が 整 備 す る 「 理 想 的 に 整 備 さ れ る 集 団 施 設 地 区 」 で

ある。

1950

年 代 に 入 っ て 、 国 民 の 生 活 の 安 定 と 向 上 に 従 い 、 生 活 を 楽 し み 余 暇 を 有 効 に 利 用 し よ う と す る 傾 向 が 普 及 し 始 め る 一 方 、 産 業 構 造 の 変 動 に 伴 う 都 市 人 口 の 過 剰 な 集 中 に よ る 生 活 環 境 の 悪 化 、 社 会 生 活 に お け る 精 神 的 ス ト レ ス の 増 大 等 か ら 、 国 民 の ア ウ ト ド ア レ ク リ エ ー シ ョ ン の 必 要 性 が ク ロ ー ズ ア ッ プ さ れ る よ う に な り 、 厚 生 省 は そ の 対 策 一 環 と し て 、 ま た 、 国 立 公 園 等 が 存 在 す る 地 方 公 共 団 体 の 地 域 開 発 計 画 の 振 興 を 勘 案 し 休 暇 村 の 造 成 を 行 っ た の で あ る 。 2)

1962年 に 開 設

さ れ て 以 来 、 全 国 に

36ヵ所設置されている。

最 近 、 休 暇 村 の 宿 泊 施 設 は 他 の 公 的 宿 泊 施 設 と 同 様 に 民 業 を 圧 迫 し て い る と の 指 摘 が み ら れ る な ど 休 暇 村 の 存 在 や 地 域 と の 関 係 に つ い て 関 心 が 高 ま っ て い る 。 そ こ で 、 本 研 究 で は 、 宮 古 国 民 休 暇 村

(2001年 に 休 暇 村 陸 中 宮 古 に 改 称 ) を ケ }

ス ス タ デ ィ と し 、 休 暇 村 立 地 に よ る 地 域 と の 協 調 関 係 、 地 域 開 発 へ の 影 響 に 視 点 を お い て 、 ① 休 暇 村 の 立 地 、 施 設 の 特 性 と 地 元 関 連 、 地 域 住 民 へ の 支 援 活 動 の 調 査 、 ② 休 暇 村 周 辺 の 民 宿 施 設 の 整 備 の 背 景 と 関 連 性 の 調 査 を 行 い 、 休 暇 村 が 地 域 開 発 に 果 た し て き た 役 割 と 貢 献 に つ い て 考 察 す る こ と を 目 的 と し た 。

.調査の概要

調 査 対 象 と 方 法 は 以 下 の と お り で 、 調 査 年 は

2003

年である。

① 休 暇 村 : 現 地 調 査 お よ び 宮 古 市 商 工 観 光 課 の ヒ ア リ ン グ を 行 っ た 。

② 民 宿 : 崎 山 地 区 内 の 民 宿 の 現 地 調 査 お よ び 経 営 者 の ヒ ア リ ン グ を 行 っ た 。

3.

結 果 と 考 察

休 暇 村 と 休 暇 村 周 辺

4

地 区 の 民 宿 施 設 に 関 す る 調 査 お よ び 考 察 の 結 果 は 次 の と おりである。

3 .   1 

休 暇 村

(  1 

) 立 地 と 基 盤 整 備

岩 手 県 の 久 慈 か ら 宮 城 県 気 仙 沼 に い た る 典 型 的 な リ ア ス 式 海 岸 は 、

1950

年 に 陸 中 海 岸 国 立 公 園 に 指 定 さ れ た 。 宮 古 地 域 は こ の 海 岸 線 の ほ ぼ 中 央 部 に あ り 、 浄 土 が 浜 、 絶 壁 の 海 岸 、 ウ ミ ツ バ メ の 繁 殖 地 ・ 日 の 出 島 な ど す ぐ れ た 自 然 景 観 に 恵 ま

‑86 

れ て い る 。 国 お よ び 岩 手 県 は こ れ ら の 海

表‑1 休暇村宮古における利用者数と地域別割合

岸 線 を 国 立 公 園 の 特 別 地 域 に 指 定 す る と 2003年度

と も に 、 浄 土 が 浜 と 田 老 に 集 団 施 設 地 区 を設け、

2

地 区 間 を 結 ぶ 自 然 歩 道 を 整 備 な ど 海 岸 地 域 の 自 然 環 境 の 保 護 と 利 用 の 促 進 に 取 り 組 ん で い た 。

1970

年 か ら 宮 古

項 目 宿 j 休 憩 キャンプ 71<  ;jJ( 

利用者数(人) 30.399  17.100  2.557  6.777 

利用者の地域別割合(%) I 

宮古 盛岡 県内 県外

11.7  6.8  12  69.5  69.0  0.5  30.1  0.4 

30  40  10  20  30  50  10  10 

市 と 市 議 会 は 、 温 暖 で 豊 か な 姉 ヶ 崎 半 島 注1)宿泊定員202人/目、客室数67、 キャンプ場収容力室 600/ 8 2)キャンプ、水泳は2002年度の利用状況

の 自 然 環 境 を 損 な う こ と な く 自 然 の ま ま 品, . 中 山

に 保 護 し つ つ 自 然 休 養 地 を 開 発 す る た め に 休 暇 村 の 誘 致 を 国 や 岩 手 県 に 積 極 的 に 働きかけた。 3)その結果、

1972年 10月 、 姉 ヶ 崎 地 区 は 集 団 施 設 地 区 ( 宮 古 国 民

休 暇 村 ) に 指 定 さ れ 、 岩 手 県 で は 二 番 目 の 休 暇 村 が

1974

年 に 開 設 さ れ た 。 宮 古 市 は 立 地 に 伴 う 地 元 協 力 と し て 用 地 の 提 供 お よ び 取 付 道 路 、 電 気 、 水 道 等 の 基 盤 施 設 の 整 備 に 取 り 組 く み 、 昭 和

47

年 度 補 正 予 算 に 土 地 取 得 事 業 費

40 , 584千 円 を 追

加 し

1 7

名 の 民 間 所 有 者 の 土 地 を 買 収 す る と と も に 、 崎 山 一 古 里 一 休 暇 村 を 結 ぶ 全 長

3km

、 幅 員

5m

の 道 路 を

7.5m

に 改 良 し 舗 装 を 行 っ た 。 取 付 道 路 は 崎 山 か ら 休 暇 村 に 産 結 す る 道 路 の 整 備 を 目 的 に し た が 、 結 果 的 に は 崎 山 地 区 に お け る 周 辺 開 発 を 促 進 す る 基 幹 道 路 と な っ た 。

(  2 

) 宿 泊 施 設 と 地 域 利 用

休 暇 村 は 、 姉 ヶ 崎 半 島 の ブ ナ 、 ナ ラ な ど 落 葉 広 葉 樹 が 生 育 す る 台 地 に 整 備 さ れ た 。 区 域 面 積 は

30

ヘクタールで、

1970

年 代 に 計 画 さ れ た 休 暇 村 の 標 準 整 備 規 模4) 

で あ る 。 休 暇 村 の 施 設 は 宿 舎 、 園 地 、 キ ャ ン プ 場 、 水 泳 場 の

4施設で構成され、

こ の 施 設 形 態 は

36ヵ 所 の 休 暇 村 の 中 で 1 2ヵ 所 に み ら れ る タ イ プ で あ る 。

5) 

宿 舎 は 、 本 州 で 一 番 早 い 日 の 出 の 観 賞 と

180

0 の 展 望 の 開 け た 広 大 な 太 平 洋 の 観 を 展 望 で き る 位 置 に 設 け ら れ た 。 建 築 面 積 は

2 , 427 r r f

、 宿 泊 定 員 は

202人 で 全

休 暇 村 の 平 均 宿 泊 定 員 ( 1

99

人 ) と ほ ぼ 同 じ で あ る 。 宿 舎 の 特 徴 と し て は 、 地 域 住 民 の 旦 の 日 の 出 遥 拝 が で き る よ う 屋 上 を 展 望 台 と し て 利 用 で き る 構 造 と し た こ

と 、 会 議 、 研 修 、 婚 礼 等 の 地 元 利 用 に 配 慮 し 、

神 殿 を も っ

170

畳 の 「 多 目 的 ホ ー ル 」 を 整 備 表‑2休暇村陸中宮古の地元雇用・調達率

し た こ と が あ げ ら れ る 。 宿 泊 利 用 者 の 地 域 別 割 合 を 表

‑ 2

に 示 し た 。 県 外 が

6 9 .5%

, 県 内 が

3 0 .  5%

と約

7割 の 利 用 者 は 全 国 各 地 か ら

訪 れ て い る 。 県 内 利 用 者 で は 宮 古 市 の 地 元 利 用 が 最 も 多 く

1

1.

7

免 で あ る 。 休 憩 は 圧 倒 的 に 地 元 宮 古 市 民 の 利 用 で 多 く 約

7

仰 を 占 め 、 立 地 環 境 や ア ク セ ス の 良 さ を 裏 付 け て い る 。 一 方 、 宿 泊 施 設 の 運 営 と 地 域 と の 関 係 を み る と 、 宿 泊 施 設 の 雇 用 状 況 は 管 理 職 を 除 く 従 業 員 の す べ て は 宮 古 市 の 住 民 で あ る 。 休 暇 村 の 立 地

項 目

雇用者(人) 宿 舎 キャンプ場 飲食物(%) 牛 肉

鶏 肉 豚 肉

エ ピ 野 菜 果 物 その他食品 ビール その他酒類 土産品(%)総品数387

2003年度

宮古 盛岡 察外 66  2 

4  2 

100  100  100 

80  10  10  90  10  100  100 

80  20  100 

70  30  58  24  18 

効 果 と し て 期 待 さ れ た 夏 場 の 雇 用 促 進 は 実 現

2 3 z z r Z 2 7 5 1 z r i f t 1 1

割合(附

し た と い え る 。 ま た 、 食 材 や 土 産 品 等 の 地 元

‑87‑

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