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素人向けのDICOM入門をここに含まれることがある。次の例がテンプレートとして使用することができる:

この節は,素人向けにこの適合性宣言の中で使用される用語について記述する。適合性宣言の中 で使用される主要な用語は,この以降,イタリック体で強調される。こ節は,DICOMに関するトレー ニングの代りではない,そして,DICOM用語の意味について多くの平易化を行う。

DICOM プロトコルを使用してネットワーク上で互いに通信したい 2 つの応用エンティティ(装置)は,

最初のネットワーク「ハンドシェイク」の間にいくつかのことについて最初に同意しなければならない。

2つの装置のうちの1つはアソシエーション(別の装置への接続)を着手しなければならない,そし て特定のサービス,情報,および符号化が他方の装置によってサポートされることができるかどうか 尋ねなければならない(折衝)。

DICOMは,多くのネットワークサービスおよび情報オブジェクトのタイプを指定する,その各々は,

折衝のための抽象構文と呼ばれる。DICOMはさらに転送構文と呼ばれる,データを符号化する 様々な方法を指定する。折衝は,起動側応用エンティティが,アソシエーション上で使用される抽象 構文および転送構文の組み合わせを提案することを可能にする;これらの組み合わせはプレゼンテ ーションコンテキストと呼ばれる。受信側応用エンティティは,それがサポートするプレゼンテーショ ンコンテキストを受諾する。

各々のプレゼンテーションコンテキストに対して,アソシエーション折衝は,装置が役割について合 意することを可能にする ― どの装置がサービスクラス利用者(SCU - クライアント)か,そしてどの 装置がサービスクラス提供者(SCP-サーバー)か。通常は,接続を起動する装置がSCUである,

すなわち,クライアントシステムがサーバーを呼ぶ,しかし常にそうとは限らない。

アソシエーション折衝は,最大ネットワークパケット(PDU)サイズ,セキュリティ情報,および(拡張折 衝情報と呼ばれる)ネットワークサービスオプションの交換を最後に可能にする。

アソシエーションパラメータを折衝した応用エンティティは,今度はデータを交換し開始することがあ る。共通データ交換は,ワークリストおよび保存画像のリストへの問合せ,画像オブジェクトおよび解 析(構造化報告書)の転送,そしてフィルムプリンタへの画像の送信を含む。データの交換可能な 単位はそれぞれ,適切な情報オブジェクト定義に従って送信側によってフォーマットされ,折衝され た転送構文を使用して送信される。すべてのシステムが受諾しなければならないデフォルト転送構 文があるが,しかし,それはいくつかのユースケースにとっては,最も能率的なものではないことがあ る。各々の転送は,成功,失敗,またはその問合せまたは取得操作はまだ進行中であることを示す,

応答状態を使用して,受信側によって明示的に受信応答される。

2つの応用エンティティは,さらに(CD-Rなど)の媒体を交換することによって互いに通信すること がある。アソシエーション折衝が可能ではないので,応用エンティティは両方とも,「あらかじめ折衝 した」交換媒体フォーマット,抽象構文,および転送構文を指定する媒体応用プロファイルを使用す る。

A.3.6 略語

略語をここに記載する必要がある。これらは次のリストから取得し,適合性宣言内で使用されない用語を削除し,

使用されるすべての用語を追加することがある:

AE Application Entity 応用エンティティ

AET Application Entity Title 応用エンティティタイトル

CAD Computer Aided Detection コンピュータ支援検出

CDA Clinical Document Architecture 臨床文書体系

CD-R Compact Disk Recordable CD-R

CSE Customer Service Engineer 顧客サービス技術者

CR Computed Radiography コンピューテッドラジオグラフィ

CT Computed Tomography コンピュータ断層撮影装置

DHCP Dynamic Host Configuration Protocol ダイナミックホストコンフィギュレーションプロトコル DICOM Digital Imaging and Communications

in Medicine

医療におけるデジタル画像と通信

DIT Directory Information Tree (LDAP) ディレクトリ情報ツリー (LDAP)

DN Distinguished Name (LDAP) 識別名 (LDAP)

DNS Domain Name System ドメインネームシステム

DX Digital X-ray デジタルX線

FSC File-Set Creator ファイル集合クリエータ

FSU File-Set Updater ファイル集合アップデータ

FSR File-Set Reader ファイル集合リーダー

GSDF Grayscale Standard Display Function グレースケール標準表示関数 GSPS Grayscale Softcopy Presentation

State

グレースケールソフトコピー提示プレゼンテーショ ン状態

HIS Hospital Information System 病院情報システム

HL7 Health Level 7 Standard HL7

IHE Integrating the Healthcare Enterprise ヘルスケアエンタープライズの統合 IOD Information Object Definition 情報オブジェクト定義

IPv4 Internet Protocol version 4 インターネットプロトコルバージョン4 IPv6 Internet Protocol version 6 インターネットプロトコルバージョン6 ISO International Organization for

Standards

国際標準化機構

IO Intra-oral X-ray 口腔内X線

JPEG Joint Photographic Experts Group JPEG

LDAP Lightweight Directory Access Protocol ライトウェイトディレクトリアクセスプロトコル LDIF LDAP Data Interchange Format LDAPデータ交換フォーマット

LUT Look-up Table 参照テーブル

MAR Medication Administration Record 薬物投与記録 MPEG Moving Picture Experts Group MPEG

MG Mammography (X-ray) マンモグラフィー(X線)

MPPS Modality Performed Procedure Step モダリティ実施済み手続きステップ

MR Magnetic Resonance Imaging 核磁気共鳴映像法

MSPS Modality Scheduled Procedure Step モダリティ予約済み手続きステップ MTU Maximum Transmission Unit (IP) 最大伝送単位(IP)

MWL Modality Worklist モダリティワークリスト

NM Nuclear Medicine 核医学

NTP Network Time Protocol ネットワーク時間プロトコル

O Optional (Key Attribute) オプション(キー属性)

OP Ophthalmic Photography 眼科写真

OSI Open Systems Interconnection 開放型システム間相互接続

PACS Picture Archiving and Communication System

画像保管通信システム

PET Positron Emission Tomography 陽電子放射断層撮影装置

PDU Protocol Data Unit プロトコルデータ単位

R Required (Key Attribute) 必須(キー属性)

RDN Relative Distinguished Name (LDAP) 相対識別名(LDAP)

RF Radiofluoroscopy X線透視

RIS Radiology Information System. 放射線部門情報システム。

RT Radiotherapy 放射線治療

SC Secondary Capture 二次取得

SCP Service Class Provider サービスクラス提供者

SCU Service Class User サービスクラス利用者

SOP Service-Object Pair サービスオブジェクト対

SPS Scheduled Procedure Step 予約済み手続きステップ

SR Structured Reporting 構造化報告

TCP/IP Transmission Control Protocol/Internet Protocol

伝送制御プロトコル/インターネットプロトコル

U Unique (Key Attribute) 固有(キー属性)

UL Upper Layer 上位層

US Ultrasound 超音波

VL Visible Light 可視光

VR Value Representation 値表現

XA X-ray Angiography X線血管造影装置

A.3.7 参照

参照文書は,適切な製品マニュアル(DICOM通信パラメータを設定する方法を明記するサービスマニュアル など)を含め,ここに記載する必要がある。DICOM規格への参照は,規格の無料公表バージョンのURLを提 供する必要があるが,発刊日は指定しない。

NEMA PS 3 医療のためのデジタル画像と通信規格(DICOM)は,無料で下記から入手できる:

http://medical.nema.org/

A.4 ネットワーク

この節は(媒体関連サービスに対する)ネットワーク関連サービスを含む。

A.4.1 実装モデル

実装モデルは3節から構成される:応用エンティティと「外界」または実世界活動の間の関係を明記した応用 データ流れ図,各応用エンティティの機能的記述,そしてそれらの間の順序制御の制約。

A.4.1.1 応用データ流れ

実装モデルの一部として,応用データ流れ図が含まれる。この図は,実装の中に存在する応用エンティティの すべてを表現する,そしてすべての適用可能な利用者との対話処理と同様に実世界活動とDICOMのAEの 使用の関係を図示する。図A.4.1-1はそのようなデータ流れ図に対するテンプレートである。

図A.4.1-1による,この実例の中で,ローカルの実世界活動Aの発生は,ローカル応用エンティティ <1>に,

実世界活動Xを遠隔で発生させる目的で,アソシエーションを起動させることを引き起こすだろう。実世界活動 BおよびYは,ローカルであるBと遠隔であるYと共に,応用エンティティ <2> を経由して,相互作用的に関 係していること,そしてローカル応用エンティティ <3> は,遠隔実世界活動Zが出現するときに,それが実世 界活動Cおよび/またはDを遂行することができるように,アソシエーション要求を受取ることが予期されるこ とを,同様に示している。実世界活動の性能が実装内の相互作用に依存する場合,図A.4.1-1の中で示され るように重複して円を描くことがある。そのような重複は,適合性宣言のこの節の中で議論される。

一般に,AEとAEタイトルの間に一対一の関係がある。装置は,(例えば,単一のAEタイトルを使用するため に応用エンティティを統合することによって)AEとAEタイトルの関係を構成することができることがある。これは 構成の節の中で明記する。

ローカル 実世界 活動 A

ローカル応用 エンティティ

<1>

遠隔実世界 活動 X

ローカル 実世界 活動 B

ローカル応用 エンティティ

<2>

遠隔実世界 活動 Y アソシエーションの起動

DICOM規格

インタフェース ローカル

実世界 活動 C

ローカル応用 エンティティ

<3>

遠隔実世界 活動 Z

ローカル 実世界 活動 D

アソシエーションの受諾

A.4.1-1 機能的概要

応用データ流れ図は,AE当たり一つの箇条書きの概要テキストを含んでいる。それぞれの箇条書きは,それ らの実世界活動,AEネットワーク交換および外部の実世界活動との関係の中で,AEのそれぞれの概要を提 供すべきである。

注: 製品内のAEの数およびAEが包含すべきものに標準定義または指針はない。その機能性と適用範囲は純 粋にベンダーの自由裁量で,システムアーキテクチャに一般に依存する。

A.4.1.2 AEの機能定義

この部分は,個々それぞれのローカル応用エンティティのための機能定義を含む。これは,AEによって遂行さ れるべき機能,およびこれらの機能を達成するために使用される DICOMサービスを,一般的用語で記述する。

この意味で,「DICOMサービス」は,DICOMサービスクラスだけではなく,アソシエーションサービスのような下

位のDICOMサービスも同様に参照する。

A.4.1.2.1 「応用エンティティ <1>」の機能的定義

「応用エンティティ <1>」 (実際のAE名を置換える)の機能的記述,すなわち,AEが実行するものは何か。

A.4.1.2.2 「応用エンティティ <2>」の機能的定義

「応用エンティティ <2>」に対して同様である。

A.4.1.2.3 「応用エンティティ <3>」の機能的定義

「応用エンティティ <3>」に対して同様である。