• 検索結果がありません。

DEA に基づく貸付定価モデル

ドキュメント内 博 士 論 文 (ページ 96-99)

第 4 章 中国農村金融貸付における DEA 分析

4.4 Inverted DEA に基づく銀行貸付定価モデルに関する研究

4.4.2 DEA に基づく貸付定価モデル

インプット指数とアウトプット指数の定義

銀行が取り扱った貸付数を n、一件ずつの貸付のインプットを 2 項、アウトプットを 5 項と仮定すると、x1jで j 期の貸付の利息支出率を表示し、x2jで j 期の貸付の支出率を表 示し、x3jで j 期の貸付の債務不履行リスクの補償率を表示し、x4jで j 期の貸付の満期リ スクプレミアムを表示し、x5jで j 期の貸付のロングリターンの目標率を表示し、y1jで j 期の貸付の中間業務のリターン率を表示し、y2jで j 期の貸付の貸付利率を表示する( j=1,

…,n)と、取り扱った貸付の全てのインプット指数は下記の通り。

1 , 2 , 3 , 4 , 5

T,( 1, , )

j j j j j j

Xx x x x x jn

(4-17)

j 期の貸付の全てのアウトプット指数は下記の通り。

1 , 2

T,( 1, , )

j j j

Yy y jn

(4-18)

x10で新しい貸付の貸付利息支出率を表示し、x20で新しい貸付の支出率を表示し、x30で 新しい貸付の債務不履行リスクの補償率を表示し、x40で新しい貸付の満期リスクプレミア ムを表示し、x50で新しい貸付のロングリターン目標率を表示し、y10で新しい貸付の中間 業務リターン率を表示し、y20で新しい貸付の貸付利率を表示すると、新しい貸付の全ての インプット指数は下記の通りである。

 

0 10, 20, 30, 40, 50 T

Xx x x x x

(4-19)

新しい貸付の全てのアウトプット指数は下記の通りになる。

 

0 10, 20 T

Yy y

(4-20)

DEA モデル

DEA モデルに基づき、貸付定価の DEA モデルは(P)min z で効率指数を表示すると、Xj が j 期の貸付のインプットを表示し、λjがインプット指数/アウトプット指数を表示し、X0 が新しい貸付のアウトプットを表示、Yjが j 期の貸付のアウトプットを表示し、λjがイン プット指数/アウトプット指数を表示し、Y0が新しい貸付のアウトプットを表示し、v がシ ステムパラメーターを表示することになる。

MIN Z s. t. ∑ 𝑋𝑗𝜆𝑗≤ 𝑋0

𝑛

𝑗=1

∑ 𝑌𝑗𝜆𝑗 ≤ 𝑧𝑌0 𝑛

𝑗=1

𝜆 ≥ 0, 𝑗 = 1, … … 𝑛

V ≥ 0

(4-21)

ただし、上記の定式化は原問題そのものではなく、その双対問題を示すものとなってい る。式 4-21 は DEA モデルである。新しい貸付の貸付利率 y20が最適であるかどうかは DEA モデルで計算・判定することができる。効率指数 z>1 であれば、新しい貸付の貸付利率 y20は最適にならない。なぜなのか、それは新しい貸付がインプット X0を最大アウトプット Y0へ転換することができないためである。効率指数 z=1 であれば、新しい貸付の貸付利率 y20は最適になる。その理由は、新しい貸付がインプット X0を最大アウトプット Y0へ転換 することができるのである。

二分法に基づく DEA 反転計算

まずは、最適効率の貸付利率を確保した上で、新しい貸付の貸付利率 y20 (DEA アウトプ ットパラメーター)の閉区間[a,b]を求める。DEA モデルが最適であるかどうかは、閉区間 [a,b]の真中点を新しい貸付の貸付利率と見て判断することができる。もしそれが最適効率 ではなければ、DEA モデルの効率指数(P) z=1 までに区間を縮小すると、新しい貸付の貸付 利率 y20が最適になる。

二分法で最適効率の貸付利率を求める流れは下記通りである。

1) 新しい貸付の貸付利率 y20の閉区間[a,b]を決める。

2) (a+b)/2 を DEA モデル(P)の新しい貸付の貸付利率と見て、(P)の効率指数 z を求める。

3) 効率指数 z を判断する。

4) z=1 であれば、(a+b)/2 が最適貸付利率 y20となる。また、その計算も終了する。

5) z<1 であれば、最適貸付利率 y20が区間((a +b)/2,b)にある。また、a1=a, b1= (a+b)/2 と 仮定すると、最適貸付利率 y20が区間(a1,b1)にある。

6) z>1 であれば、最適貸付利率 y20が区間(( a +b)/2, b)にある。また、a1= (a+b )/2, b1= b と仮定すると、最適貸付利率 y20が区間(a1,b1)にある。貸付利率 y20が最適になるまで式 4-17 と式 4-18 をやり繰り返す。あるいは、最適になるまで公差範囲を縮小する。区間の真中点 を最適効率 y20の貸付利率の最適値と見ることができる。

二分法で最適効率の貸付利率を求める流れは下記図 4-2 の通りである。

図 4-2 最適効率の貸付利率を求める流れ

出所: Zhengguang Zhang(2013) “The Study on Commercial Bank Loan Pricing Model based on Inverted DEA.”2013 International Conference on Technology Management and Engineering

Science,No.11,pp.167.

4.4.3 アプリケーションの例

ドキュメント内 博 士 論 文 (ページ 96-99)