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$ CREATE MY^[FILE

3.5 DCL コマンドおよびユーティリティ

一部のDCLコマンドおよびOpenVMSユーティリティは,拡張ファイル名のすべて の機能を活用できるように変更されています。これらのユーティリティおよびコマン ドは,エラーを発生させたり,目的の大文字と小文字の区別を修正することなく,拡 張ファイル指定を受け付けることができるようになっています。

一方,拡張ファイル名を活用するための変更がほとんど加えられていないDCLコマ ンドおよびOpenVMSユーティリティもあります。このようなユーティリティやコマ ンドは,拡張ファイル指定のほとんどの属性(新しい文字や深いディレクトリ構造な ど)を正しく処理できると考えられています。

Extended File Specificationsをサポートするための,DCLの新しい機能について は,表3–3を参照してください。

第2.1節では,OpenVMSバージョン7.2でDCLコマンドおよびOpen VMSユーテ ィリティによって提供されている,拡張ファイル名に関するさまざまなレベルのサポ ートについて,詳しく説明しています。

次のDCLコマンドおよびOpenVMSユーティリティは,拡張ファイル名を完全にサ ポートしています。

ANALYZE /AUDIT ANALYZE /DISK ANALYZE /RMS BACKUP

CONVERT

CONVERT /RECLAIM COPY

CREATE /DIRECTORY DELETE

拡張ファイル名の特徴

3.5 DCLコマンドおよびユーティリティ

DIRECTORY DUMP EDIT /ACL

EXCHANGE /NETWORK FDL

PURGE

RECOVER/RMS RENAME SEARCH

SET SECURITY SYSMAN TYPE

表 3–3は,Extended File Specificationsをサポートするための,DCLの新しい機 能を示しています。

表3–3 DCLの新機能

DCLコマンド 新しい機能

COPY 新しいキーワードEXPANDEDおよび

CONDENSEDを持つ,新しい修飾子/STYLE

を追加。

DELETE 新しいキーワードEXPANDEDおよび

CONDENSEDを持つ,新しい修飾子/STYLE

を追加。

DIRECTORY 次の項目を追加。

新しいキーワードEXPANDEDおよび

CONDENSEDを持つ,新しい修飾子

/STYLE

クライアント属性を表示するための/FULL への表示項目

DUMP 次の項目を追加。

名前のタイプ属性を表示するための /DIRECTORYへの表示項目

新しい属性を表示するための/HEADERへの 表示項目

新しいキーワードEXPANDEDおよび

CONDENSEDを持つ,新しい修飾子

/STYLE

(次ページに続く)

拡張ファイル名の特徴

3.5 DCLコマンドおよびユーティリティ

表3–3 (続き) DCLの新機能

DCLコマンド 新しい機能

EXCHANGE NETWORK 新しいキーワードEXPANDEDおよび

CONDENSEDを持つ,新しい修飾子/STYLE

を追加。

F$FILE_ATTRIBUTESレキシカル関数 新しい項目コードFILE_LENGTH_HINT,

VERLIMIT,DIRECTORYを追加。

F$GETDVIレキシカル関数 ACPTYPE項目コードに新しいタイプを追加。

F$GETJPIレキシカル関数 新しい項目コードPARSE_STYLE_PERMおよ

PARSE_STYLE_IMAGEを追加。

INITIALIZE 新しい修飾子/STRUCTURE=5 device-name[:]

volume-labelを追加。

PRINT 新しいキーワードEXPANDEDおよび

CONDENSEDを持つ,新しい修飾子/STYLE

を追加。

PURGE 新しいキーワードEXPANDEDおよび

CONDENSEDを持つ,新しい修飾子/STYLE

を追加。

RENAME 新しいキーワードEXPANDEDおよび

CONDENSEDを持つ,新しい修飾子/STYLE

を追加。

SEARCH 新しいキーワードEXPANDEDおよび

CONDENSEDを持つ,新しい修飾子/STYLE

を追加。

SET ACL 新しいキーワードEXPANDEDおよび

CONDENSEDを持つ,新しい修飾子/STYLE

を追加。

SET DEFAULT ODS-5準拠のファイル指定を受け付けることが

できるように,ディレクトリ指定パラメータを 変更。

SET DIRECTORY 新しいキーワードEXPANDEDおよび

CONDENSEDを持つ,新しい修飾子/STYLE

を追加。

SET FILE 新しいキーワードEXPANDEDおよび

CONDENSEDを持つ,新しい修飾子/STYLE

を追加。

SET PROCESS キーワードEXPANDEDおよびCONDENSED

を持つ,新しい修飾子/PARSE_STYLE=(キーワ ード)を追加。

SET SECURITY 新しいキーワードEXPANDEDおよび

CONDENSEDを持つ,新しい修飾子/STYLE

を追加。

SET VOLUME 新しい修飾子/STRUCTURE_LEVEL=5を追

加。

SHOW DEVICE/FULL ディスク構造レベルを表示できるように,表示

情報を更新。

SUBMIT 新しいキーワードEXPANDEDおよび

CONDENSEDを持つ,新しい修飾子/STYLE

を追加。

(次ページに続く)

拡張ファイル名の特徴

3.5 DCLコマンドおよびユーティリティ

表3–3 (続き) DCLの新機能

DCLコマンド 新しい機能

TYPE 新しいキーワードEXPANDEDおよび

CONDENSEDを持つ,新しい修飾子/STYLE

を追加。

Extended File SpecificationsをサポートするためにOpenVMSオペレーティン グ・システムおよびそのユーティリティに追加された拡張機能の詳細については,

『OpenVMS DCLディクショナリ: A–M』,『OpenVMS DCLディクショナリ:

N–Z』,および『OpenVMS Utility Routines Manual』を参照してください。