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_$ ACL=(ID=ODS5_UNSAFE+ODS5_UNTRAINED,ACCESS=NONE)

3.1 ファイル指定

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拡張ファイル名の特徴

Extended File Specificationsは,Windows NTで利用できるものと同様の,幅 広い種類の文字セット・オプションおよび命名規約を提供します。この章では,

Extended File Specificationsが一般のユーザに与える影響について説明します。こ の章では次のトピックを扱います。

• ODS-2とODS-5でのファイルおよびディレクトリ指定の違い

• 拡張ファイル名を使用したファイルの操作

• DCLコマンド・プロシージャでの拡張ファイル名の使用

• DECwindowsでのODS-5ファイル指定の表示

拡張ファイル名の特徴 3.1ファイル指定

標準の区切り文字

従来型の構文では,ファイル・タイプの前にピリオド(.)が付きます。ファイル・バ ージョンは,セミコロン(;)またはピリオド(.)を使用してファイル・タイプと区切ら

れます(システムがファイル指定を表示するときには,ファイル・バージョン番号の

前にセミコロンが表示されます)。ディレクトリは大括弧([ ])または山括弧(<>)で囲 まれます。ディレクトリ・レベルはピリオド(.)で区切られます。

ファイルの長さの制限

従来型のファイル指定は39.39形式に従っているため,ファイル名とファイル・タイ プを区切るために使用できるのは,1つのピリオド(.)だけになります。

3.1.2 拡張型 (ODS-5) 構文

ODS-5ボリュームが提供する拡張ファイル名構文は,より幅広い文字セット,長いフ

ァイル名,およびファイル指定をサポートしています。この構文を使用すると,次に 示す文字セットや命名規約を使用するWindows NTスタイルのファイル指定を持つ ファイルをOpenVMSシステムに格納し,アクセスすることができます。

3.1.2.1 ISO Latin-1文字セット

ISO Latin-1文字セットは,バージョン7.2以前のOpenVMSで使用されていた従来 の文字セットのスーパーセットです。8ビットISO Latin-1文字セットの文字は,次 の文字を除いてすべて使用することができます。

C0制御コード(0x00以上0x1F以下) 二重引用符(")

アスタリスク(*) バックスラッシュ(\ ) コロン(:)

左山括弧(<) 右山括弧(>) スラッシュ(/) 疑問符(?) 縦線( | ) 3.1.2.2 特殊文字

一部のISO Latin-1文字は,特殊機能文字としてではなく,リテラル文字として解釈

されるには,ファイル指定の中でエスケープ文字を前に付ける必要があります。RMS およびDCLは,拡張ファイル名に含まれているサーカンフレックス(^)をエスケープ 文字として解釈します。次のリストは,エスケープ文字を使用する場合の規則を示し ています。

• サーカンフレックス(^)の後にアンダスコア(_)またはスペースを続けると,スペ ースを表す。

拡張ファイル名の特徴 3.1ファイル指定

• サーカンフレックス(^)の後に次の文字を続けると,続けた文字がファイル指定の 中で持つ特別な意味ではなく,ファイル名の一部として使用されることを意味す る。

. , ; [ ] % ^ &

• ユーザがファイル名の中でリテラル文字としてのピリオド(.)を使用する場合は,

サーカンフレックス(^)を使用してもしなくてもよい。ピリオドがファイル・タイ プとバージョン番号の間の区切り文字として機能する場合を除き,システムはす べてのピリオドに対してサーカンフレックスを追加する。ディレクトリ名の中で 使用するリテラル文字としてのピリオド(.)の場合は,その前に必ずサーカンフレ ックスを付ける必要がある。

• エスケープ文字の後に16進数が続く場合には,2番目の16進数が必要になる。

その後の2文字が,任意の1バイト文字の16進数値として解釈される。

たとえば,^20はスペースを表す。

• ファイル指定の中でエスケープ文字の後に‘‘U’’が続く場合には,その後の4つの 16進数がUnicodeとして解釈されることを表す。例は^U012F。

ファイル指定の中で前にサーカンフレックス(^)が付いていないすべての文字は,

ISO Latin-1と想定される。

注意

ファイル名に特殊文字が含まれている場合には,VAXシステムからアクセス することができません。複合アーキテクチャ環境の詳細については,第3.3 節を参照してください。

3.1.2.3 ピリオド(.)の解釈

拡張ファイル名の中でピリオド(.)をリテラル文字として使用するには,ピリオドが ファイル名文字であるかまたは区切り文字であるかを,RMSが判断できなければな りません。

拡張ファイル名の中で使用されているピリオド(.)が1つだけの場合には,そのピリ オドは区切り文字として解釈されます。以前のバージョンのOpenVMSと同様に,1 つのピリオドの後に数字が続いた場合にも,この処理が実行されます。

$ CREATE Test.1

このコマンドによって,次のファイルが作成されます。

Test.1;1

拡張ファイル名の特徴 3.1ファイル指定

バージョン番号の判断

1つのファイル名の中に複数のピリオド(.)がある場合には,RMSは,最後のピリオ ドの後のすべての文字を調べます。これらの文字がすべて数値であるか,すべて数値 でありその前にマイナス記号(-)が付いている場合には,この数値文字列はバージョ ン番号であると判断されます。ただし,6個以上の数字がある場合には,RMSはこ のファイル名を無効なファイル名と判断し,受け付けません。最後のピリオドの後に 数字でない文字がある場合には,この最後のピリオドはタイプ区切り文字として解釈 されます。

たとえば,次のコマンドを使用したとします。

$ CREATE Test4.3.2.1

この結果,次のファイルが作成されます。

Test4^.3.2;1

このとき,.2はファイル・タイプ,1はファイル・バージョンです。

バージョン番号がセミコロン(;)によって明示的に区切られている場合には,5文字 以下の数値文字でなければならず,前にマイナス記号(-)を付けることができます。

3.1.2.4 ファイル指定の長さの拡大

ODS-5ボリュームでは,ファイル名とファイル・タイプの合計は,8ビットで236

文字以内,または16ビットで118文字以内です。ODS-5用に変更されていないプロ グラムやユーティリティでは,ファイル指定の長さが合計で255バイト以内に制限さ れたり,省略される可能性があります。