_$ ACL=(ID=ODS5_UNSAFE+ODS5_UNTRAINED,ACCESS=NONE)
2.4 システム管理ユーティリティの変更点
2.4 システム管理ユーティリティの変更点
この後の項では,拡張ファイル名をサポートするためにOpenVMSシステム管理ユー ティリティに加えられた変更点について説明します。
2.4.1 Analyze/Disk_Structure ユーティリティ
Analyze/Disk_Structureユーティリティ(ANALYZE/DISK_STRUCTURE) は,Files–11オン・ディスク構造(ODS)レベル1,2,および5のディスク・ボ リュームの可読性と有効性をチェックするようになりました。
また,次に示す修飾子が新たに追加されました。
/STATISTICS
この修飾子により,有効性チェックの対象となるボリュームに関する統計情報を生成 し,ボリュームごとの統計情報が含まれているファイルSTATS.DATが作成されま
す。STATS.DATに含まれる情報は,次のとおりです。
• ボリューム上のODS-2ヘッダおよびODS-5ヘッダの数
• ODS-5ボリューム上の特殊ヘッダの数
• ファイル名の長さの分布情報
• 拡張ヘッダ・チェインの分布情報
• ヘッダ識別子の空きスペースの分布情報
• ヘッダ・マップ領域とACL領域の空きスペースの分布情報
• 使用中のヘッダ・スペースの合計と未使用のヘッダ・スペースの合計
2.4.2 Backup ユーティリティ (Alpha システムのみ)
Backupユーティリティ(BACKUP)によって実装された,Alphaシステム上で拡張 ファイル名をサポートするための新しい機能は,次のとおりです。
• 新しいBACKUP修飾子: /CONVERT
ODSレベル5ファイルをODSレベル2ファイルに変換すると,一部のODS-5フ ァイル属性が失われることがあります。
注意
/CONVERT修飾子は,ODS-5セーブ・セットのODS-2ボリュームへのイメ
ージ・リストアを実行するために使用します。出力ボリュームをODS-2とし て保存するには,/NOINIT修飾子も使用しなければなりません。
OpenVMSシステムでの拡張ファイル命名機能の管理 2.4システム管理ユーティリティの変更点
• 深いディレクトリ
深いディレクトリを処理できるように,アルゴリズムが強化されています。
OpenVMSバージョン7.2以前では,Backupユーティリティによってサポートさ
れているディレクトリは32レベルでした。バージョン7.2では,Backupユーテ ィリティは,RMSが許容するレベルまで(現時点では255レベル)のディレクト リをサポートしています。
• 拡張文字セット
BACKUPは,次の文字セットの文字を使用しているファイル名を処理することが
できる。
– DEC Multinational (MCS) – ISO Latin-1
– Unicode (UCS-2)
2.4.3 VAX システム上での ODS-5 ボリュームの物理バックアップ
OpenVMS VAXシステム上では,BACKUPは,/PHYSICAL識別子を指定してボ リュームをバックアップした場合に限って,ODS-5ボリュームをサポートします。
BACKUP /PHYSICALコマンドを実行すると,BACKUPは,ディスクの構造化さ
れた内容を無視して,ブロック単位でディスクの物理バックアップを作成します。
Alphaシステム上では,BACKUP /IMAGEまたはBACKUP /PHYSICALコマンド を使用することができます。
Alphaプロセッサ上でのBackupユーティリティによる拡張ファイル名のサポートの
詳細については,『OpenVMSシステム管理者マニュアル』を参照してください。
2.4.4 Mount ユーティリティ (Alpha システムのみ)
Mountユーティリティは,ODS-5ボリュームを完全にサポートするように変更され
ました。
3
拡張ファイル名の特徴
Extended File Specificationsは,Windows NTで利用できるものと同様の,幅 広い種類の文字セット・オプションおよび命名規約を提供します。この章では,
Extended File Specificationsが一般のユーザに与える影響について説明します。こ の章では次のトピックを扱います。
• ODS-2とODS-5でのファイルおよびディレクトリ指定の違い
• 拡張ファイル名を使用したファイルの操作
• DCLコマンド・プロシージャでの拡張ファイル名の使用
• DECwindowsでのODS-5ファイル指定の表示