モニタリング
System 5モニター・システムは、最大7.1チャンネルのマルチフォーマット出力に対応しています。
7つのモニター出力があります(下図参照)。
• メイン・コントロール・ルームとMon A(7.1チャンネル)
• Alt 1(最大5.1)
• Alt 2、Mon B、C、Dは2つのバスをルーティング(ステレオ)
Mon A、B、C、DはSLS/キュー・フィードに使用されます。
モニター出力のソース選択は、互いにキャンセル(1つのみのソースを1つのモニター出力へ)または合計(複数のソース)することができます。コント ロール・ルームのモニター出力は、マルチチャンネル・フォーマットからフォールドダウンすることができます(31ページの「Folddown(フォール ドダウン)」参照)。
モニタリング・マトリックス
グループ・バス出力は、ミックス・バスへアサインすることにより通常ストリップ上でモニターされますが、ダイレクト・モニタリングが必 要な場合、外部入力とPatchNetを使用してルーティングすることができます。
外部 Auxセンド
モニター・セレクター ステム・
リターン ステム
ミックス・
ステム
Main 8出力(最大7.1)
Alt 1 6出力(最大5.1)
Alt 2 ステレオ
Mon A 8出力(最大7.1)
Mon B ステレオ Mon C ステレオ Mon D ステレオ CR
モニター 8出力(最大7.1)
モニター・ソース選択
Mon A–Dとコントロール・ルーム出力のソースは、パネル・ビューアを使用して選択されます。[Mon A–D]または[CR Source]ボタンを押し、
使用可能なソースを表示します(以下の図は、モニターDのソース・パネルを示しています)。
パネル最下部のキーを使用して、ソース・タイプを外部(CD、VTRなど)、AUXセンド、ミックス・セクションから選択します。現在のソース・タイ プのキーが点灯し、そのタイプ内の使用可能なソースがパネルに表示されます。パネルの両側のいずれかのキーを押し、ソースを選択します。アクティ ブなソースのキーが点灯し、名前がそのモニター出力のLCDに表示されます。
合算または相互キャンセル
[Sum]キーはデフォルトでは非アクティブ(点灯していない)で、新規ソースを選択すると以前の選択が自動的に解除されます。[Sum]キーが点灯 している場合、複数のソースを同時に選択することができます。[Sum]のシンボルは、モニター・コントロールのLCDで選択されている最初のソース の左に表示されます。複数のソースを選択したあと、[Sum]キーをもう1度押して(消灯して)も、それらのソースの選択は新しいソースが選択され るまで解除されません。
コントロール・ルーム・モニターに従う
[FlwCR]キーを押すと、Mon A–D出力が、コントロール・ルーム・モニターに対して選択されているソースに従います。
モニター・コントロールとMonDソース・パネル
ミックス・セクションと AUX センド・フォーマット
各ミックス・セクションには、バス/テープ・モニタリングに対応したリターンもあります。リターンは、PatchNetを使用して録音機器の出力からパッ チすることができます(25ページの「ミックス・バスのセンド/リターン」参照)。ミックス・セクションとそのリターンを同時に選択することはでき ません。この2つは、加算モードであっても互いにキャンセルし合う(相互キャンセルする)ためです。
AUXセンドは、パネルにモノまたはステレオ・ペアとして表示されます。
コントロール・ルーム・モニター・コントロール
CRソースLCD上の[CR Output]キーを押し、[Control Room Output]パネルを表示させます。
ディムとカット
ディム・レベルは、[Control Room Output]パネルで設定できます。パネル・ビューアの[Dim]キーを押し、ノブを使用してレベルを調整します。
これは、[Dim]スイッチがアクティブの場合に生じるレベルの低下(dB)を指します。ディム・レベルは、Dimがアクティブの場合に出力レベル・ノ ブを回すことでも設定できます。
コントロール・ルーム・モニターは、出力レベル・ノブのセンター・スイッチまたは[Cut]スイッチを押すことで、オン/オフを切り替えることができます。
モニターA–Dは、出力レベル・ノブのセンター・スイッチを押すことで、オン/オフを切り替えることができます。出力レベル・ノブのセンターLED が点灯していない場合はオフになっています。
出力コントロールとコントロール・ルーム出力パネル
CRソース 出力レベル
(dB)
出力レベル・ノブ
ディム・スイッチは、
CRアウトプット・
パネルで指定された量 に従って、
レベルを落とします センター・スイッチは CR出力をオン/オフ
カット・スイッチは、
CR出力をオン/オフ ここを押して
コントロール・ルーム・
アウトプット・パネルを表示
Main
Panel Info
Control Room Output
Dim -10 Mon Cal
R On Sl On Sr On
X On Y On
Mono Cal -12.2 dBSPL 85
Stereo LCRS 5.1 7.1 LR Phase
L On C On
Bm On
個々のCRスピーカーをカットする
コントロール・ルーム・スピーカーは、個別にオンとオフを切り替えることができます。コントロール・ルーム出力パネルのL、C、R、Sl、Sr、Bm、X、 Yキーは、オンの場合点灯します。さらに、CRソースLED上のLEDが点灯し、アクティブなスピーカーを示します。
[Mon Lock]
バス・マスター・ストリップの[Mon Lock]キーでは、コントロール・ルームとモニターのレベルを無効にできます。[Dim]と[Cut]は常に有効のままです。
左右のCRスピーカーの位相反転
左のコントロール・ルーム・スピーカーの位相(メイン、Alt1、Alt2)は、その出力の[Control Room Output]パネルの[LR Phase]キーを選 択することで反転させることができます。[LR Phase]キーが点灯し、左スピーカーの位相が右に対して反転していることを示します。CR Outputキー
左の[LR Phase]LEDも点灯します。
CRレベル
コントロール・ルーム・スピーカー(メイン、Alt1、Alt2)には、専用のレベル・ノブと出力レベルLCDがあります。ノブLEDにも現在のレベルが表 示されます。
CRスピーカー
コントロール・ルーム・モニターには、メイン(7.1)、Alt1(5.1)、Alt2(ステレオ)の3つのスピーカー出力があります。[CR Source]下の3つ のスイッチで、3つのスピーカーのいずれかを選択します。これらのスイッチは、3つのスピーカー・セットすべてに影響するCRレベル、Dim、カット 機能に従います。
CRフォーマット・フォールドダウン
メインCR出力は、[Control Room Output]パネル右のキーを使用し、元のフォーマットからより少ない出力のフォーマットへとフォールドダウンす
ることができます。
コントロール・ルーム・インサート
この機能は、サラウンド・マトリックス、イコライザー、コンプレッサーをコントロール・ルーム・モニターにインサートするのに使用します。CR出力コ ントロール最下部の[CR Insert]スイッチを有効にします。
キャリブレートCRレベル・コントロール
Calレベル
CRレベルは、[Cal]ボタン([Control Room Output]パネル)を押してジョグ・ホイールを使用することにより、-30から0dBの範囲内であらゆ る真のdB値に設定できます。CR出力コントロールの[Monitor]ノブも値の変更に使用できます。
この値は、コンソールの再起動および/または新規タイトルのロード時にも維持されます。
dB SPLレベル
[Monitor]ノブに対して表示される相対dB SPL値は、[Control Room Output]パネルの[dBSPL]ボタン(一番上から2番目)を押し、ジョグホイー
ルを使用して65–115dBの範囲内で値を設定します(整数値のみ)。これは、上の[Cal Level]で設定されている実際のゲインの相対dB SPL値です、
この値は、これらの値を自基準点として使用し実際のレベルから計測され、CR出力コントロールLCDに表示されます。たとえば:
Cal Level = -10.0 dB、dBSPL = 85の場合、ノブの値は0–95の範囲内となります(85 = -10)。
Cal Level = -0.0 dB、dBSPL = 115の場合、ノブの値は0–115の範囲内となります(85 = -30、コンソールのデフォルト)。
この値は、コンソールの再起動および/または新規タイトルのロード時にも維持されます。
31ページの「Folddown(フォールドダウン)」をご参照ください。
固定レベル機能
[Mon Cal]モードは、[Control Room Output]パネルの一番上の左側のボタンを押して有効にする(点灯させる)ことができます。これにより、
CR出力コントロールの[Monitor]ノブ・インジケーターがオフになり、ノブがコントロールとして機能しなくなります。[Monitor]レベルは、上記で 説明されているとおり[Cal Level]に設定されており、dBSPLで表示されています。
この値は、コンソールの再起動および/または新規タイトルのロード時にも維持されます。[Dim]と[Cut]は通常どおり動作します。
SLS/ キュー・モニター出力
Mon A–Dは、通常SLSおよびキュー・フィードに使用されます。それぞれ、独自のレベル・コントロールとLCDがあり、LCDには調整時にソースと レベルが表示されます。センター・ノブ・スイッチでモニターのオン/オフを切り替えます。これらのコントロールは、41ページの「モニター・コント ロールとMonDソース・パネル」の左に図示されています。
コミュニケーション
System 5のコミュニケーション・システムは次のとおりです。
• トークバック・マイク入力2系統(マイク1本付属)
各入力には、111dBゲイン、ファンタム電源、コンプレッサーが搭載されています。設置場所は選びませんが、通常、Tbk1はエンジニアのそばに、
Tbk2はクライアントのそばに設置されます。トークバックは、Mon A–D、AUXバス、ミックス・セクションへ(スレート機能を介して)ルーティ ングすることができます。Tbk2は、オンの場合Tbk1と同じルーティングを共有します。トークバックは、リモートでMon A–Dへとトリガーする ことができます。
• リッスンバック・マイク入力4系統
各入力には、ファンタム電源とコンプレッサーが搭載されています。それぞれモニターにルーティングすることができ、独自のレベル・コントロー ルが用意されています。モニター・インターフェース(MC524)から直接ルーティングされるため、PatchNetには表示されません。
• オシレーターとスレート機能
オシレーターには4つの固定周波数(100Hz、440Hz、1kHz、10kHz)と1つのユーザー選択可能な周波数があります。オシレーターは、ピンク・
ノイズまたはホワイト・ノイズを生成することもできます。オシレーターは、グループ、AUX、ミックス・バスのいずれかに、またはすべてのバスに 同時にルーティングすることができます。スレート機能は、Tbk1とTbk2にユーザー定義可能なトーンを組み合わせ、テイクを識別します。
[Solo Ctrl]セクションの[Comms Ctrl]キーを押すと、[Comm:Talkback]パネルが表示されます(下図左)。
パネル最下部には[Talk]、[Lsn]、[OscSlt]キーがあり、それぞれ[Talkback](図)、[Listenback](46ページ)、[Oscillator/Slate]パネル
(47ページ)を表示します。
一番下の右側の[Aux]キーを押すと、[Comms:Talkback:Aux]パネルが表示されます(下図右)。このパネルでは、AUXバスのトークバック設定を行
います。[Comms:Talkback:Aux]パネルが表示されている場合、このキーは[Mons]に変化します。このキーでは、[Comms:Talkback]パネル
(下図左)へ切り替えることができます。