コントロール・グループ
コントロール・グループは、複数のスレーブ・チャンネルをコントロールするグループ・マスター・チャンネルから構成されています。コントロール・
グループは従来のVCAグループに類似したもので、他のチャンネルと同じようにストリップにアサインすることができます。最も一般的なコントロー ル・グループの用途は、同じようなチャンネルのコントロールにグループ・マスター・チャンネルを使用する場合です。たとえば、1つのマスター・フェー ダーですべてのアナウンサー・マイクのフェーダー・レベルを変更できます。System 5は最大48のコントロール・グループに対応しており、それぞれ コントロール・フェーダー、オン/オフ、パン、AUX、フィルター、EQ、ダイナミクス、入力チャンネルを設定できます。
各スレーブ・チャンネルの相対フェーダー・レベルは個別に設定でき、マスター・チャンネルにはマスター・フェーダーの変更に合わせてこれらのフェー ダー・レベルが維持されます。マスター・フェーダーを下げることで、すべてのスレーブ・チャンネルをスムーズにフェード・アウトできます。グルー プ・パネル(下図参照)は、これらの設定に使用します。空のコントロール・グループ(G5–G24)は、暗く表示されます。[Page]キーを押し、
2ページ間で表示を切り替えることができます(ページごとに24コントロール・グループ)。
グループ・パネル
Main
Panel Info
Groups
Strg
Vox
G5
Coal Drms
Guit
G6
G7
G8
G9
G10
G11
G12
NewModClrName
新規グループ を作成
グループ を消去 グループ
を変更
グループ名 を変更
グルーzプ を結合
e g a P
G14
G15
G16
G17
G18
G19
G20 G13
G22
G23 G24 G21
コントロール・グループを作成する
コントロール・グループを作成するには:
1[Groups]パネルの一番下左の[New]キーを押します(上図参照)。
2[Chan Select]キーを押し、スレーブ・チャンネルを選択します。
[Chan Select]が点滅し、コントロール・グループに含まれていることを示します。[Chan Select]キーをもう1度押すと、コントロール・グルー
プから削除されます。スレーブのLEDが点灯します。
3[Groups]パネルのコントロール・グループ・キーを押します。
[Name]キーが点滅し、そのコントロール・グループにキーボードで名前(最大4文字)を入力できる状態であることを示します。
他のグループもスレーブとして追加することができますが、別のコントロール・グループのスレーブを新しいコントロール・グループに追加することは できません。
コントロール・グループをストリップにアサインする
コントロール・グループをストリップにアサインする方法は、他のチャンネルをアサインする方法と同じです。コントロール・グループは、チャンネル をアサインするとリストに表示されます(63ページの「チャンネル、コントロール・グループ、バスをストリップにマップする」参照)。コントロール・
グループがチャンネルにアサインされると、[Master]LEDが点灯します。
コントロール・グループを変更する
コントロール・グループを変更するには:
1[Groups]パネルの一番下左の[Mod]キーを押します(上図参照)。
[Mod]キーが点滅します。
2 変更するコントロール・グループ・キーを押します。
コントロール・グループ・キーが点滅し、変更可能であることを示します。このコントロール・グループにアサインされているすべてのチャンネルの
[Chan Select]キーが点滅します。[Chan Select]キーが点滅するには、適切なスワップ/メインがアクティブになっている必要があります。
3 点滅している[Chan Select]キーを押してコントロール・グループから削除し、点滅していない[Chan Select]キーを押してグループに追加します。
4[Mod]をもう1度押すか、別のコントロール・グループ・キーまたはパネル・ビューアを開くいずれかのキーを押してこのモードを終了します。
コントロール・グループに名前を付ける
コントロール・グループに名前を付けるには:
1[Groups]パネルの一番下の[Name]キーを押します。
[Name]キーが点滅を始めます。
2 名前を変更したいコントロール・グループのキーを押します。
3 キーボードでコントロール・グループに名前を付けます(4文字)。
コントロール・グループをクリアする
コントロール・グループをクリアするには:
1[Groups]パネルの一番下の[Clr]キーを押します。
[Clr]キーが点滅を始めます。
2 クリアするコントロール・グループ・キーを押します。
コントロール・グループを結合させる
この操作は、コントロール・グループのマスターからスレーブへオートメーションを移します。オーディオ結果は結合操作以前と同じで、コントロール・
グループもそのまま維持されます。
コントロール・グループを結合するには:
1[Groups]パネルの一番下の[Coal]キーを押します。
[Coal]キーが点滅を始めます。
2 結合させたいコントロール・グループのキーを押します。
マルチ・フォーマット・マスター
マルチ・フォーマット・マスターは、モノ・チャンネルからステレオ、LCRS、5.1、6.1、7.1チャンネルの構築に対応しています。マルチ・フォーマッ ト・マスター・チャンネルは、他の通常のチャンネルと同じようにストリップにアサインすることができます。最大48のマルチ・フォーマット・マス ター・チャンネルを使用できます。
マルチ・フォーマット・マスターはステレオ・チャンネルの実装に使用されるのが一般的で、次の追加コントロールがあります。
•バランス
• LTM(左をモノに)
• RTM(右をモノに)
•左/右スワップ
「両方をモノに」機能は、[RTM]キーと[LTM]キーを同時に押すことで使用できます(80ページの「ステレオ・コントロール」参照)。
PatchNetでマルチ・フォーマット・マスター・チャンネルを設定するには:
1 PatchNetで、ウィンドウ一番下の[Masters]タブをクリックします。
2 希望のチャンネルを左クリック&ドラッグし、マスター・チャンネルに追加するチャンネルを選択します。
選択されたチャンネルがハイライト表示されます。
3 ハイライト表示されたチャンネルを右クリックし、チャンネル・フォーマットを選択します。
連続していないチャンネルをまとめてマルチ・フォーマット・マスターにするには、各チャンネルを右クリックして同一のフォーマットを選択します。
マスターをチャンネル・ストリップ上に置くには:
1 コンソールで、メイン・パネルの[Masters]キーを押します。
2 マスター・チャンネルを選択し、ストリップにアサインします。
すべてのマルチ・フォーマット・チャンネルにはパン幅コントロールがあり、[PanF]ノブ左の上側のスイッチを押してアクティブにすることができます。
マルチ・フォーマット・マスターは、モノ・チャンネルと同じようにオートメーションを設定できます。
スピル・エリア
スピルとは、コントロール・グループまたはマルチ・フォーマット・マスターのスレーブ・チャンネルを、あらかじめ定義されているストリップに一時 的にアサインする機能です。
スレーブ・チャンネルをスピルするには:
1 メイン・パネルの[Strips]キーを押します。
2 ストリップ設定パネルで[Spill Select]キーを押します。
3 スピル・エリアに追加する各ストリップのウェーブ・キーを押します。
4 マスターの[Chan Select]キーを押し、そのスレーブを選択されているスピル・エリアへとスピルします。
5 スレーブ・チャンネルをスピル・エリアから取り除いてスピルを解除し、ストリップの以前のチャンネルを復元するには、いずれかのマスターまたは スレーブの[Chan Select]キーを押します。
コントロール・グループまたはマルチ・フォーマット・マスター
与えられたタスクに対して、コントロール・グループまたはマルチ・フォーマット・マスターのどちらを使用するのかを決定することは重要です。スレー ブ・チャンネルのパラメーターを個別に調整する必要がある場合は、コントロール・グループを使用します。マルチ・フォーマット・マスターは、イン になっているスレーブ・チャンネルのすべての機能で設定されます。そのため、マルチ・フォーマット・マスター・チャンネルでEQを調整すると、す べてのスレーブ・チャンネルに影響します。コントロール・グループ・マスターのパラメーターを調整すると、コントロール・グループが作成されたと きまたはその後でその機能がスレーブでインになっている場合にのみ、スレーブ・チャンネルに影響します。たとえば、コントロール・グループ・マス ターのEQを調整しても、スレーブ・チャンネルのEQがインになっていない限り、スレーブ・チャンネルには影響しません。
デュアル・モノ信号(ダイアログと音楽など)を再生するには、コントロール・グループを使用するか、単純に2つのモノ・チャンネルを使用します。
こうすることで、各信号に異なるEQとコンプレッションを設定することができます。類似するソース(群衆やドラムなど)に向けた複数のマイクをコ ントロールするには、コントロール・グループを使用します。
スレレオ・フォーマットを再生するには、マルチ・フォーマット・マスターを使用します。マルチ・フォーマット・マスターには、LTM、RTM、バランス、
スワップなどのステレオ機能が搭載されています(80ページの「ステレオ・コントロール」参照)。 まとめ:
•デュアル・モノ:コントロール・グループ(スレーブ・チャンネルの機能を調整)
•真のステレオ・ソース:マルチ・フォーマット・マスター(スレーブ・チャンネルを調整しない)
PatchNetは、ダイナミクスをステレオ、LCRS、5.1、6.1、または7.1チャンネルに自動リンクします。
詳しくは、68ページの「スピル選択」をご参照ください。