パーソナル・コミュニケーションズの GUI とコマンド行の構文の違いに注意してく ださい。これらの 2 つの構文には互換性がありません。
パーソナル・コミュニケーションズ GUI での CICS RECEIVE の使用: パーソナ ル・コミュニケーションズの GUI を使用して CICS からファイルを受信する場合 は、次の説明に従ってください。
図7 に、ユーザーが指定する必要のあるコマンドと情報を示します。以下に示すと
おりに (括弧も含む) 入力してください。ただし、大文字と小文字のどちらを使用し
てもかまいません。
注:
1. は、スペースの挿入を意味します。h: と fn の間にスペースがあってはなりま せん。
2. DBCS セッションの場合は、(options の前に左の大括弧 ([) を挿入します。
A 受信するファイルのワークステーション・ドライブ名およびパス名。
B 受信するファイルのワークステーション・ファイル名。
C ファイルを受け取るホスト・セッションの ID (h:) およびホスト・ファイル 名 (fn)。
D 転送オプション。複数のオプションを指定できます。有効なオプションは次 のとおりです。
v ASCII
v BINARY (SBCS セッションの場合) v BLANK
v CLEAR
図7. CICS RECEIVE の パーソナル・コミュニケーションズ GUI 構文
第 7 章 ファイル転送 105
v CRLF
v JISCII (日本語 DBCS セッションの場合) v NOCLEAR
v NOCRLF (SBCS セッションの場合) v PROGRESS
v QUIET
v SO
v TIME(n)
v USER
注: SBCS セッションのデフォルトのオプションは ASCII と CRLF です。
DBCS のデフォルトのオプションは BINARY です。
パーソナル・コミュニケーションズのコマンド行での CICS RECEIVE の使用: パ ーソナル・コミュニケーションズのコマンド行を使用して CICS からファイルを受 信する場合は、次の説明に従ってください。
図8 に、ユーザーが指定する必要のあるコマンドと情報を示します。以下に示すと
おりに (括弧も含む) 入力してください。ただし、大文字と小文字のどちらを使用し
てもかまいません。
注:
1. は、スペースの挿入を意味します。h: と fn の間にスペースがあってはなりま せん。
2. DBCS セッションの場合は、(options の前に左の大括弧 ([) を挿入します。
A 受信するファイルのワークステーション・ドライブ名およびパス名。
B 受信するファイルのワークステーション・ファイル名。
C ファイルの送信元のホスト・セッションの省略名 (h:)、ホスト・ファイル名 (fn)、およびファイル・タイプ (ft)。
D 転送オプション。複数のオプションを指定できます。有効なオプションは次 のとおりです。
v ASCII
v BINARY (SBCS セッションの場合) v BLANK
v CLEAR
v CRLF
v JISCII (日本語 DBCS セッションの場合) v NOCLEAR
v NOCRLF (SBCS セッションの場合) v PROGRESS
RECEIVEb
A B C D
[ ] [ d: ] [ path ]" filename.ext [ ] b" [ h: ] fn [ ft ] [ b (options) ]
図8. CICS の RECEIVE コマンドの構文
v QUIET
v SO
v TIME(n)
v USER
注: SBCS セッションのデフォルトのオプションは ASCII と CRLF です。
DBCS のデフォルトのオプションは BINARY です。
CICS RECEIVE コマンドの説明およびオプション: CICS の RECEIVE コマンド のパラメーターについて、以下に説明します。
RECEIVE
コマンドです。
d: 受信するファイルを保管するディスケットのドライブ名またはハード・ディ スクのドライブ名が、デフォルトの指定と異なるときに指定します。
path 受信するファイルを保管するサブディレクトリーのパス名を指定します。
filename.ext
ワークステーション・ファイルの名前 (拡張子を含む) を指定します。新し く名前を作成することも、ワークステーションのディスケットまたはハー ド・ディスク上にすでに存在する名前を使用することもできます。新しい名 前を指定した場合、受信したファイルがディスケットまたはハード・ディス クに追加されます。既存のファイルの名前を指定した場合、受信したファイ ルが既存のファイルの内容を置き換えるか、または既存のファイルに追加さ
れます。 APPEND オプションを参照してください。
h: データ・セットが保管されている CICS セッションの ID を指定します。
ホストが 1 つだけの場合、このパラメーターの指定は任意です。デフォル トのセッションは A です。
fn CICS ホストから受信するファイルの名前を指定します。
ft CICS のファイル・タイプ。コマンド行構文で使用する場合には、106ペー ジの『パーソナル・コミュニケーションズのコマンド行での CICS
RECEIVE の使用』を参照してください。
(options または [(options (DBCS の場合)
次の転送オプションを指定できます。
ASCII 次の処理を行います。
v EBCDIC コードをワークステーションの 1 バイト・コードに変
換します。
v IBM ホスト DBCS コードを 2 バイト・コードに変換します。
v DBCS フィールドに SO/SI 文字を挿入して、制御文字 (→ および
←) があれば SO/SI 文字に変換します。
ASCII CRLF はデフォルト値です。表示または編集するテキスト・
ファイルやソース・ファイル (SCRIPT ファイルなど) の場合、
ASCII と CRLF の制御項目を指定する必要があります。バイナリ
ー・ファイルには指定する必要はありません。
第 7 章 ファイル転送 107
注:
1. CRLF と NOCRLF オプションは同時に指定できません。
2. BINARY と ASCII オプションは同時に指定できません。
3. オプショナル・パラメーターを指定しなかった場合、デフォルト
値として CRLF ASCII が使用されます。
BINARY
ファイル内のデータがバイナリー・データであることを示します。
暗号化されたコンパイル済みのプログラムなどのデータを指定でき ます。これらのデータ・ファイルは、ホスト・ファイル転送プログ ラムによって変換されずにワークステーション・ファイルとしてコ ピーされます。
このオプションは、SBCS セッションの場合に有効です。
BLANK
このオプションは、CRLF と共に使用する場合にのみ有効です。こ のオプションを指定すると、BLANK (16 進 ’40) を各行の終端に保 存します。
CLEAR
ファイル転送を開始するときに、ワークステーション・ウィンドウ をクリアします。
CRLF 復帰コードと改行コードを使用します。
JISCII このオプションは、日本語 DBCS セッションの場合にだけ有効で す。次の処理を行います。
v EBCDIC コードをワークステーションの 1 バイト・コードに変
換します。
v IBM 漢字コードを 2 バイト・コードに変換します。
v DBCS フィールドに SO/SI 文字を挿入して、制御文字 (→ および
←) があれば SO/SI 文字に変換します。
NOCLEAR
このオプションを指定すると、ファイル転送を開始するときに
Clear コマンドをホストに転送しません。このオプションは ISPF
コマンド・モードで転送するときに必要です。
NOCRLF
ホスト・コンピューター・ファイルが論理レコードで構成されてい ないことを示します。一時記憶待ち行列に入っている項目が順に送 信され、ワークステーションで連結されて、1 つのデータ列となり ます。
このオプションは、SBCS セッションの場合に有効です。
PROGRESS
ファイルの転送中であるか、ファイル転送がすでに終了しているか を示すメッセージを表示します。このようなメッセージでは、現行 の転送済みバイトは表示されません。
QUIET
メッセージを表示しません。
SO このオプションは、DBCS で JISCII オプションまたは ASCII オプ ションと共に使用する場合にのみ有効です。このオプションを指定 すると、SO (16 進 0E) と SI (16 進 0F) を RS (16 進 1E) と US (16 進 1F) に変換します。
TIME(n)
ホストからエラー・メッセージが返されるまでに、プログラムがホ ストの応答を待つ時間を 30 秒単位で指定します。n を 0 から 2184 の範囲の整数値で置き換えてください。0 を指定するとタイム アウトは設定されません。デフォルトは 1 です。処理の終了前にエ ラー・メッセージが出されないようにするため、適切な値を指定し てください。パケット・サイズが大きい場合、ブロック・サイズが 大きい場合、または通信回線の処理速度が遅い場合 (SDLC や COM ポートなど) は、5 (150 秒) が推奨値です。TIME と (n) の 間には、ブランクのスペースを入れてはなりません。
USER このオプションは、DBCS で JISCII、ASCII、および SO オプショ ンと共に使用する場合にのみ有効です。SO (16 進 0E) と SI (16 進 0F) は RS (16 進 1E) と US (16 進 1F) には変換されず、その ままファイルに書き込まれます。
CICS からファイルを受信する場合のコマンド構文: 次の例は、 CICS ホストから のファイルをワークステーションで受信するときに使用できるコマンド構文を示し たものです。
注: 日本語 DBCS セッションの場合は、ASCII オプションではなく JISCII オプシ ョンを使用してください。ハングル、中国語簡体字、および中国語繁体字の DBCS セッションの場合は、JISCII オプションではなく ASCII オプションを使 用してください。
v CICS ホストからのファイルを、ワークステーション・セッションのデフォル ト・ドライブで受信するとき。
RECEIVE pc.txt A:cicsfile (ASCII CRLF)
RECEIVE pc.txt A:cicsfile [(JISCII CRLF) (DBCS の場合)
このコマンドによって、セッション A の CICS ホストの CICSFILE というファ イルがワークステーション・セッションに送信されます。このコマンドによっ て、ファイルがデフォルト・ドライブ (ディスケットまたはハード・ディスク) に
PC.TXT という名前で追加されます。
v CICS ホストの基本ファイルを受信して、デフォルト・ドライブ以外のドライブ 上のファイルを置き換えるとき。
RECEIVE a:myprog.exe a:myprog
このコマンドを実行すると、セッション A の CICS ホストの MYPROG という ファイルがワークステーション・セッションのデフォルト・ドライブ以外のドラ イブに送信されます。このコマンドによって、A ドライブにあるディスケット上
の MYPROG.EXE というファイルの内容が置き換えられます。
第 7 章 ファイル転送 109