PC→iSeries データ転送では、以下の拡張オプションを使用することができます。
ファイル記述ファイルの使用: この項目は、データを iSeries、eServer i5、または
System i5 に転送するためにファイル記述ファイルを使用するかどうかを指定しま
す。フィールド単位で転送 (および変換) するデータの入ったワークステーション・
ファイルを転送する場合には、ファイル記述ファイルが必要です。そのようなワー クステーション・ファイルは、複数のフィールドが入っているファイルか、または 数値データ・フィールドが入っているファイルです。テキスト (文字データ) だけの
レコードが入っているワークステーション・ファイルを転送する場合は、ファイル 記述ファイルは必要ありません。ファイル記述ファイルの作成方法の詳細は、164 ページの『ファイル記述ファイル』を参照してください。
v 1 つのフィールド (たとえば、PC コード文字) のみをもつワークステーション・
ファイルを「転送元」に指定し、iSeries、eServer i5、または System i5 ファイル が次のレコード形式を持つ物理ソース・ファイルである場合には、この項目を指 定しないでください。
Field Type Length " " Decimal Places
Order number Zoned 6 2
Date Zoned 6 0
Data Character 1 to 4096
or Open
注: 文字データまたはゾーン・データだけのフィールドの場合は、データ部分が いくつかのフィールドに細分化されていてもかまいません。転送先の iSeries、eServer i5、または System i5 ファイルには順序番号フィールドと日 付フィールドが含まれています。ワークステーション・ファイルには含まれ ていません。iSeries、eServer i5、または System i5 とワークステーションと の間でのみテキストを転送する場合には、この方法をお勧めします。
v この項目は他のすべての場合に指定します。たとえば、次のような場合です。
– 複数のフィールドをもつワークステーション・ファイルからデータを転送する 場合
– データの転送先となる iSeries、eServer i5、または System i5 ファイルが、上 記のレコード形式の物理ソース・ファイルでない場合
ファイル記述ファイル名: この項目は、「ファイル記述ファイルの使用」の項目を 指定した場合にのみ表示されます。
この項目の指定は必須です。この項目では、転送したいデータの記述が入っている ワークステーションのファイル記述ファイルの名前を指定します。
データを iSeries、eServer i5、または System i5 からワークステーションに転送する 時点で、ファイル記述ファイルが作成されていることがあります。
該当データが iSeries、eServer i5、または System i5 システムからワークステーショ ンに転送されたものでない場合、またはファイル記述ファイルが存在しない場合に は、ファイル記述ファイルを新たに作成する必要があります。
PC ファイルのタイプ: この項目は、「ファイル記述ファイルの使用」を指定しな かった場合にのみ表示されます。
この項目の指定は必須です。ユーザーは「転送元」のフィールドに名前を指定した ワークステーション・ファイルのタイプを指定しなければなりません。
iSeries、eServer i5、または System i5 により提供される値は、ワークステーショ ン・コード・テキストとして認識されます。ファイル・タイプが無変換 の場合、該 当データ・ファイルには、変換の必要がないデータが入っていなければなりませ ん。
iSeries オブジェクト: この項目の指定は必須です。この項目を使用して、データの 転送先の iSeries、eServer i5、または System i5 メンバーが新しいメンバーであるか
第 9 章 PC400 のデータ転送 127
既存のメンバーであるかを指定します。新しいメンバーにデータを転送する場合 は、そのメンバーが入るファイルが既存のものであるかどうかも指定します。
新しいメンバーの作成
データの転送先として、既存の iSeries、eServer i5、または System i5 ファ イルに新しいメンバーを作成します。
注:
1. 新しいメンバーを作成するには、次の権限をもっていなければなりませ ん。
v 新しいメンバーが入るファイルに対する *OBJOPR、*OBJMGT、およ び *ADD
v そのファイルが入るライブラリーに対する *READ および *ADD オブジェクト権限について詳しくは、「機密保護 解説書」、SD88-5027 を参照してください。
2. メンバーを作成し、ファイルに追加する場合、転送機能は
iSeries、eServer i5、または System i5 物理ファイル・メンバー追加
(ADDPFM) コマンドのデフォルト値を使用します。
この項目を指定した場合は、次の項目も指定します。
メンバー・テキスト
この項目を使用して、新しい iSeries、eServer i5、または System i5 メンバーに関する説明を付加することができます。この説明は、あ とでそのメンバーの内容を思い出すのに役立ちます。たとえば、こ の説明は、ファイル中のすべてのメンバーのリストを要求した場合
(参照を選択) に表示されます。この項目をブランクのままにする
と、この新しい iSeries、eServer i5、または System i5 メンバーに は何も説明が付加されません。
説明の中にアポストロフィ (’) を入れる場合には、2 つのアポスト
ロフィ (’ ’) を入力しなければなりません。
新しいファイルとメンバーの作成
データの転送先として、新しい iSeries、eServer i5、または System i5 ファ イルに新しいメンバーを作成します。
注:
1. 新しいファイルに新しいメンバーを作成するには、そのファイルが入る ライブラリーに対して *READ 権限と *ADD 権限をもっていなければ なりません。また、iSeries、eServer i5、または System i5 の物理ファイ
ル作成 (CRTPF) コマンドを使用する権限も持っていなければなりませ
ん。
2. 新しいファイルに新しいメンバーを作成するには、転送機能は
iSeries、eServer i5、または System i5 の物理ファイル作成 (CRTPF) コ マンドのデフォルト値を使用しますが、次の値は使用しません。
(MAXMBRS[*NOMAX])。これは、そのファイルが最大 32,767 個の メンバーをもつことができることを表します。
(SIZE[*NOMAX])。これは、そのファイルの各メンバーがもてるレコ ード数が無限であることを表します。
この項目を指定した場合は、次の項目も指定します。
メンバー・テキスト
この項目の指定はオプションです。この項目を使用して、新しい iSeries、eServer i5、または System i5 メンバーに関する説明を付加 することができます。この説明は、あとでそのメンバーの内容を思 い出すのに役立ちます。たとえば、この説明は、ファイル中のすべ てのメンバーのリストを要求した場合 (参照を選択) に表示されま す。この項目をブランクのままにすると、この新しい
iSeries、eServer i5、または System i5 メンバーには何も説明が付加 されません。
説明の中にアポストロフィ (’) を入れる場合には、2 つのアポスト
ロフィ (’ ’) を入力しなければなりません。
iSeries ファイル・タイプ
この項目の指定は必須です。この項目を使用して、作成したい iSeries、eServer i5、または System i5 のファイルおよびメンバーの タイプを指定します (どちらにも同じタイプを指定します)。
次のいずれか 1 つを指定してください。
v iSeries、eServer i5、または System i5 物理ソース・ファイルとメ ンバーを作成する場合には、「ソース」を指定してください。こ のメンバーは、ワークステーション・ファイルからのデータの前 に順序番号と日付の 2 つのフィールドが追加されて作成されま す。新しい iSeries、eServer i5、または System i5 ソース・ファ イルおよびそのメンバーは、次のレコード形式になります。
Field Type Length Decimal Places
Order number Zoned 6 2
Date Zoned 6 0
Data Character 1 to 32755 or Open
iSeries、eServer i5、または System i5 物理ソース・ファイルでは レコードの長さを最大 32 755 バイトまでにすることができます が、ワークステーションから iSeries への転送機能を使用して作 成できる最大のソース・ファイルは 4,107 バイトであり、この中 に順序フィールドおよび日付フィールドも含まれます。したがっ て、転送できる 1 レコード当たりの最大データ量は 4,096 バイ トです。
メンバーのデータ部分は、ワークステーション・ファイルの特性 を受け継ぎます。つまり、ワークステーション・ファイルがワー クステーション・コードのテキスト・ファイルであり、それがテ キストの入った多くのレコードから成っている場合には、作成さ れるデータ・フィールドも同様なものになります。
v iSeries、eServer i5、または System i5 物理データ・ ファイルと メンバーを作成するには、「データ」を指定してください。この ファイルおよびメンバーには、ファイル記述ファイルに記述され ているデータ・フィールドだけが入ります。
第 9 章 PC400 のデータ転送 129
データ転送にファイル記述ファイルを使用するには、「iSeries ファ イル・タイプ」の値は「データ」であると想定されます。データ転 送にファイル記述ファイルを使用しない場合、この項目の値は「ソ ース」であると想定されます。
フィールド参照ファイル名
この項目は、「ファイル記述ファイルの使用」を指定し、新しいフ ァイルを作成する場合にのみ表示されます。
「ファイル記述ファイルの使用」を指定しないと、 iSeries、eServer
i5、または System i5 物理ソース・ファイルが作成されます。
「iSeries ファイル・タイプ」と「フィールド参照ファイル名」は表 示されず、代わりに「レコード長」が開きます。
この項目の指定は必須です。ファイル記述ファイルのフィールド名 および iSeries、eServer i5、または System i5 フィールド参照ファ イルのフィールド定義を使用して、新しい iSeries、eServer i5、また は System i5 ファイルが作成されます。
フィールド参照ファイル名の形式は次のとおりです。(大括弧 [ ] 内 の項目は省略可能。)
[library-name/]file-name library-name (ライブラリー名)
これは、フィールド参照ファイルが含まれている
iSeries、eServer i5、または System i5 ライブラリーの名前 です。ライブラリー名を指定しなかった場合は、*LIBL が 使用されます。必要なライブラリーが見つからない場合は、
「参照」を選択すると、iSeries、eServer i5、または System i5 ジョブ・ライブラリー・リストの *USRLIBL にすべての ライブラリーのリストが表示されます。ライブラリー・リス トの *USRLIBL は、eServer i5 または iSeries プロセッサ
ー上で CHGJOBD コマンドを実行してジョブ記述を変更す
ることで、変更することができます。
file-name (ファイル名)
これは、フィールド定義が含まれている iSeries、eServer
i5、または System i5 物理データベース・ファイルの名前で
す。ファイル名は必ず指定しなければなりません。ライブラ リー名も指定する場合は、スラッシュ (/) でライブラリー名 とファイル名を区切らなければなりません。使用したいファ イルの名前がわからない場合は、ライブラリー名とスラッシ ュを入力して「参照」を選択すると、そのライブラリーに含 まれるファイルのリストを表示することができます。
iSeries、eServer i5、または System i5 ジョブ・ライブラリ ー・リストの *USRLIBL に定義されているライブラリー内 のすべてのファイルのリストを表示するには、*USRLIBL/
を入力して「参照」を選択してください。
ファイル名の一部分に続けてアスタリスク (*) を入力し、さらに
「参照」を選択すると、指定した部分名で始まる使用可能なファイ ル名のリストが表示されます。