要旨:
Fokus penelitian ini adalah menjelaskan penggunaan dan modalitas bentuk kalimat pola hubungan syarat (条件形式)dalam Bahasa Indonesia. Kalimat pola hubungan syarat dalam Bahasa Indonesia merupakan kalimat majemuk bertingkat, yang dibentuk dengan pengunaan konjungsi “kalau” “jika”
“(apa)bila” dan “asal(kan)”. Dengan mengunakan teori realitas(レアリティ)dan modalitas(モダリテ ィ), penggunaan dan modalitas yang dapat muncul dalam kalimat pola hubungan syarat “kalau” “jika”
“(apa)bila” dan “asal(kan)”adalah sebagai berikut. Bentuk “kalau” “jika” “(apa)bila” digunakan untuk membentuk kalimat bentuk syarat yang menunjukan suatu hipotesis (仮定条件文), kejadian yang berulang,dan juga kebiasaan (恒常条件文). Dan dari segi modalitas kalimat yang dibentuk “kalau”
“jika” “(apa)bila” tidak memiliki batasan dalam penggunaan modalitas. Mulai dari modalitas yang menunjukan narasi(叙述), pertanyaan(疑問), keinginan(意志), perintah(命令), ajakan(勧 誘),larangan(禁止),ijin(許可), penjelasan(説明),hingga modalitas yang menunjukan peringatan
(警告). Namun, kalimat pola hubungan syarat yang menggunakan konjungsi “asal(kan)” memiliki batasan dalam penggunaan dan modalitasnya.
1.はじめに
インドネシア語の複文では、条件という因果関係を表すため節と節の間に接続詞が必要とな る。その条件関係を表す主たる接続詞はkalau・jika・(apa)bila・asal(kan)の4つである。こ の4つの接続詞は日本語でいえば条件文の「ト」・「タラ」・「レバ」・「ナラ」に相当する。
よって、kalau・jika・(apa)bila・asal(kan)をインドネシア語の条件文の形式と呼ぶことにす る。Alwi Hasan et al.(2003)の説明に基づくと、kalau・jika・(apa)bila・asal(kan)から成 立した条件文はKalimat Majemuk Bertingkat〈従位関係の複文〉である。インドネシア語の 従位関係の複文では主節の位置は従属節の前に置いても後ろに置いても可能であり、文の意味 は変わらない。インドネシア語の条件文の構成は以下の図式であらわされる。
Induk Kalimat(主節)+kalau・jika・(apa)bila・asal(kan) Anak Kalimat(従属節)
kalau・jika・(apa)bila・asal(kan) Anak Kalimat (従属節)+Induk Kalimat(主節)
これらのインドネシア語の条件文に関する研究は、管見の限りまだ少ない。そのためkalau・
jika・bila・asal(kan)の分類と用法についてはまだ十分に分析がなされていないのが現状であ
る。従って、本研究では、前田直子(2009)のレアリティ概念1に基づく条件文の分類と日本 語記述文法研究会(2003)の4つのモダリティ2の種類の枠組みで、kalau・jika・(apa)bila・
asal(kan)という4つの条件形式の用法と主節のモダリティの分析試をみる。
前田直子(2009)は、レアリティの概念から、条件文を仮定条件文と非仮定条件文の2種類 に分類している。仮定条件文には仮説と反事実条件文が含まれ、非仮定条件文には、多回的条 件文と一回的条件文が含まれるという。本研究では多回的な条件文を恒常条件文、一回的な条 件文を事実条件文と呼ぶことにする。従って、本研究では条件文は仮定条件文3・恒常条件文4・ 事実条件文5という3つの種類に分けられる。日本語記述文法研究会(2003)によれば、モダ リティは4つのタイプに分けられる。表現類型のモダリティ6・評価と認識モダリティ7・説明 のモダリティ8・伝達態度のモダリティ9である。
本研究では分析資料として、インドネシアの新聞記事(電子版)、および『佐賀のがばいば あちゃん』、『ノルウェイの森』、『坊っちゃん』、『風林火山』、『上杉謙信』というイン ドネシア語に翻訳された5つの日本の小説から収集した例文を使用している。収集した例文の 数はkalau は966、jikaは355、(apa)bilaは262、asal(kan)は50である。これらの各形式の 例文をレアリティとモダリティで分析した結果を以下で説明する。
2.インドネシア語の条件形式の用法と主節のモダリティ
kalau・jika ・(apa)bila ・asal(kan)の例文を分析した結果、各形式の使用分布は以下のよう
である。
表1 kalau・jika・(apa)bila・asal(kan) 形式の用法の使用分布の比較
用法 従属節-主節 kalau jika (apa)bila asal(kan) 数 割合 数 割合 数 割合 数 割合 仮定 典型的
な仮定
未実現-未実現 817 85% 295 83.1% 163 62.2% 38 76%
事実-未実現 26 1.7% 4 1.1% 0 0% 0 0%
反事実 反事実-反事実 7 0.7% 4 1.1% 3 1.1% 0 0%
事実-反事実 2 0.2% 0 0% 0 0% 0 0%
恒常 一般 不問-不問 12 1.2% 21 6.0% 72 27.5% 12 24%
習慣 事実-事実 61 5.5% 28 7.9% 24 9.2% 0 0%
事実(過去一回) 事実-事実 0 0% 0 0% 0 0% 0 0%
非条件文 41 4.2% 3 0.8% 0 0% 0 0%
966 100% 355 100% 262 100% 50 100%
(筆者作例)
表1から分かるように、用法に関して kalau・jika・(apa)bila・asal(kan) 形式では仮定条件 文と恒常条件文を用いることが可能であるが、事実条件文が用いられない。より細かく見ると、
jika・(apa)bila・asal(kan)形式では仮定条件文の反事実条件文の事実-反事実パターンが見当 たらなかった。さらに、(apa)bilaとasal(kan)形式では仮定条件文の事実-未実現パターンと 非条件文の例文が見当たらなかった。従って、jika・(apa)bila・asal(kan)形式では反事実条件
文の事実-反事実パターンを用いることが可能かどうか、また、(apa)bilaとasal(kan)形式で は仮定条件文の事実-未実現パターンと非条件文の例文を用いることが可能かどうか、さらに 各形式ではどんなモダリティが用いられるか、以下により詳しく説明する。
2.1 kalau の条件文の用法と主節のモダリティ
kalau 形式は書き言葉にも話し言葉にも使用されるが、話し言葉としての比率が大きい
と思われる。レアリティに基づく用法の分類からみると、kalau形式では仮定条件文と恒常 条件文の用法を用いること可能である。kalau 形式の仮定条件文には、典型的仮定条件文と反 事実条件文の用法が用いられる。また、kalau の恒常条件文には、一般条件文と習慣を表す条 件文が用いられる。より細かくみると、kalau の一般条件文には自然現象、科学的な出来事、
普遍性の出来事が現れる。
モダリティ観点から見ると、反事実条件文を除くkalau の仮定条件文の主節に、①表現類型 のモダリティ【情報系の叙述と疑問モダリティ・行為系の意志、勧誘、行為要求モダリティ】、
②評価と認識のモダリティ【評価の必要、不必要、許可、不許可モダリティ・認識の断定、推 量、蓋然性、証拠性モダリティ】、③説明のモダリティ、④伝達のモダリティの終助詞を用い ることが可能である。つまり、モダリティに関してkalau の仮定条件文にはほとんど制限はな い。また、kalauの恒常条件文のモダリティは主に叙述モダリティである。以下は、kalau 形 式の仮定条件文、反事実条件文、恒常条件文の例文である。
(1)Kalau tidak ingin botak berhenti lah merokok.
ト/バ/タラ/ナラ ~たくない はげ やめる ~なさい たばこを吸う
はげたくなければ、タバコをやめなさい。 (Republika 2011/12/06) (筆者訳)
(2)Tapi, kalau aku di sini, apa tidak mengganggu makan mu ?
でも ト/バ/タラ/ナラ 私 に ここ 何 ではない 邪魔する 食べる あなた
でもここにいると食事の邪魔かしら?(ノルウェィの森:108)(Norweigian wood : 97)
(3)Kalau memang pekerjaan ini sesulit itu, seharusnya
ト/タラ/レバ/ナラ 確かに 仕事 この 難しい そんな ~べきだ
mereka menjelaskan semua fakta sebelum kedatangan ku.
彼ら 説明する 全て 事実 前 来ること 私 そんなむずかしい役なら雇う前にこれこれだと話すがいい。
(坊っちゃん:20)(Botchan : 26 )
(4)Kalau mau meletus Merapi memberi tanda.
ト/タラ/レバ/ナラ ~しそう 噴火する メラピ山 あげる 徴候
メラピ山が噴火しそうな場合は、徴候がある。 (Republika 2012/1/21)(筆者訳)
(5)Kalau bingung maka gagapnya semakin parah.
ト/バ/タラ/ナラ 混乱する すると どもり もっと ひどい
混乱するとどもりがひどくなった。 (ノルウェィの森:34)( Norwegian Wood: 26)
上の(1)-(3)の例文は仮定条件文の例文であり、(4)と(5)は恒常条件文の例文である。
(1)の例文は仮定条件文の未実現-未実現のパターンであり、主節に行為要求の禁止モダリ ティが用いられる。(2)の例文は仮定条件文の事実-未実現のパターンであり、主節に疑問 モダリティが用いられる。(3)の例文は反事実条件文の事実-反事実のパターンであり、主 節に評価モダリティが用いられる。また、(4)の例文は一般条件文の例文であり、(5)の例 文は習慣を表す条件文である。(4)と(5)の例文の主節に叙述モダリティが用いられる。
2.2 jika の条件文の用法と主節のモダリティ
jikaはkalauと比較した場合、書き言葉として用いられる場合が多いと考えられる。そのた
め、kalauよりもややフォーマルな語であるとの印象を受ける。レアリティに基づく用法の分
類からみると、jika形式では仮定条件文と恒常条件文の用法を用いることが可能である。jika
はkalau と同様、事実条件文の例文が見つからなかった。jika形式の仮定条件文には、仮定条
件文と反事実条件文が用いられる。反事実条件文に関して、kalau のような反事実条件文(事 実-反事実)のパターンが見つからなかったが、用いることが可能である。例えば、以下の例 文を挙げる。
(6)a. Kalau memang pekerjaan ini sesulit itu, seharusnya ト/タラ/レバ/ナラ 確かに 仕事 この 難しい そんな ~べきだ
mereka menjelaskan semua fakta sebelum kedatangan ku.
彼ら 説明する 全て 事実 前 来ること 私
そんなむずかしい役なら雇う前にこれこれだと話すがいい。(例文3と同じ出典)
b. ○Jika memang pekerjaan ini sesulit itu, seharusnya mereka menjelaskan semua fakta sebelum kedatanganku.
上の(6a)は kalauの反事実条件文(事実-反事実)の例文である。この例文の場合、kalau を jikaに置き換えても、意味が変わらず自然な文になる。
また、jika恒常条件文には、一般条件文と習慣を表す条件文が用いられる。kalau 形式と同 様に一般条件文には自然現象、科学的な事態、普遍性の事態が用いられる。
モダリティ観点から見ると、反事実条件文を除く jika の仮定条件文の主節に、①表現類型 のモダリティ、②評価と認識のモダリティ、③説明のモダリティ、④伝達のモダリティの終助 詞を用いることが可能である。つまり、モダリティに関してjikaはkalauと同様、仮定条件文 にはほとんど制限はない。また、jikaの恒常条件文のモダリティは主に叙述モダリティである。
以下は、jika 形式の仮定条件文、反事実条件文、恒常条件文の例文である。
(7)Jangan ke Balikpapan jika tidak punya tujuan jelas.
ないでください に バリクパパン ト/タラ/レバ/ナラ ~ない 持つ 目的 はっきり はっきりとした目的がなかったら、バリクパパンに来ないでください。
(Kompas 2008/10/17)(筆者訳)
(8)Jika dia tidak membunuh ayah ku, pasti ayah ku yang membunuhnya.
ト/バ/タラ/ナラ 彼 ではない 殺す 父 私 に違いない 父 私 relative 殺す 彼
御屋形様が父を討たなかったなら、反対に父が御屋形様を討ったことでありましょう。
(風林火山:69)(furin kazan:62)
(9)Jika harga minyak dunia turun, maka harga BBM juga turun.
ト/バ/タラ/ナラ 値段 石油 世界 下がる すると 値段 ガソリン も 下がる 世界の石油の値段が下がれば、ガソリンの値段も下がる。(Kompas 2008 /10/21)(筆者訳)
(10)Jika ada serangga di kamar, ia akan menyemprotkan ト/バ/タラ/ナラ いる 虫 で 部屋 彼 FUT まきちらす
pembasmi serangga ke seluruh ruangan.
殺虫剤スプレー に 全て 部屋
困るのは虫が一匹でもいると部屋の中に殺虫スプレーをまきちらすこと。
(ノルウェィ森:32)( Norwegian wood:25 ) 上の(7)の例文は仮定条件文の例文であり、(8)の例文は反事実条件文である。(9)と(10)
は恒常条件文の例文である。(7)の例文は仮定条件文の未実現-未実現のパターンであり、
主節に行為要求の禁止モダリティが用いられる。(8)の例文は仮定条件文の反事実-反事実 のパターンであり、主節に認識の推量モダリティが用いられる。また、(9)の例文は一般条 件文の例文であり、(10)の例文は習慣を表す条件文である。(9)と(10)の例文の主節に 叙述モダリティが用いられる。
2.3 (apa)bila の条件文の用法と主節のモダリティ
bila形式はjikaよりフォーマルな形式であると考える。実例を見ると、apabilaは、法律や スポーツのルールによく用いられる。レアリティに基づく用法の分類からみると、bila 形式 では仮定条件文と恒常条件文の用法が可能である。bila形式の仮定条件文には、仮定条件文と 反事実条件文が用いられる。但し、bila形式には仮定条件文(事実-未実現)と、反事実条件 文(事実-反事実)事態というパターンの例文が見つからなかったが、用いることが可能であ る。例えば、以下の例文を検討する。
(11)a.Tapi, kalau aku di sini, apa tidak mengganggu makan mu ?
でも ト/バ/タラ/ナラ 私 に ここ 何 ~ない 邪魔する 食べる あなた
でもここにいると食事の邪魔かしら? (例文2と同じ出典)
b. ○ Tapi, bila aku di sini, apa tidak mengganggu makan mu ?
(12)a. Kalau memang pekerjaan ini sesulit itu, seharusnya ト/タラ/レバ/ナラ 確かに 仕事 この 難しい そんな ~べきだ
mereka menjelaskan semua fakta sebelum kedatangan ku.
彼ら 説明する 全て 事実 前 来ること 私
そんなむずかしい役なら雇う前にこれこれだと話すがいい。(例文3と同じ出典)
b. ○Bila memang pekerjaan ini sesulit itu, seharusnya mereka menjelaskan semua fakta sebelum kedatangan ku.
上の(11a)と(12a)の例文は kalau の仮定条件文(事実-未実現)と反事実条件(事実-