14.19(6.2) 注1:主な出現種は上位5種(ただし組成比が5%以上)を示す。
事業による注目すべき種及び群集への影響予測結果を表 6. 9.2-2 に示す。
典型性注目群集である人工造成地の鳥類群集に対しては、工事期間中に生息地の一部が攪乱を受 けることにより一時的な影響が生じると予測された。また、これら鳥類を餌資源として利用する上 位性注目種であるハヤブサについても間接的に一時的な影響が生じる恐れがある。ただし、現時点 で人工造成地に成立する人工構造物が大部分を占める環境である事、同様の環境が周辺に広く連続 的に存在する事から群集に与える影響及びその捕食者であるハヤブサに与える影響は小さいと予測 される。
表 6.9.2-2 注目すべき種及び群集への影響予測結果
視点 種・群集 工事の実施時
上位性 ハヤブサ
対象事業実施区域及び周辺の地域では営巣地や重要な餌場等の利用 は確認されておらず、本種への影響はほとんど無いと予測される。た だし、工事期間中には本種の餌資源である鳥類群集の生息地の攪乱に より一時的に影響が生じる可能性がある。
典型性
人 工 造 成 地 の 鳥 類 群集
工事期間中には、生息地の一部が攪乱されるため一時的に影響が生じ
る。ただし、現時点で人工造成地に成立する人工構造物が大部分を占
める環境である事、同様の環境が周辺に広く連続的に存在する事から
群集に与える影響は小さいと予測される。
6.9.3 評価 1) 評価の手法
評価は、生態系(陸域)への影響が事業者の実行可能な範囲で回避又は低減されているものであ るか否かについて見解を明らかにすることによって行った。
2) 環境の保全のための措置
生態系への影響を低減させるため、環境の保全のための措置として以下の事項を実施する。
(1) 工事の実施時
表 6.9.3-1 環境の保全のための措置(工事の実施時)
3) 評価の結果
評価の結果は、表 6.9.3-2 に示すとおりである。
表 6.9.3-2 注目すべき種及び群集の評価結果
視点 種・群集 工事の実施時
上位性 ハヤブサ
餌資源である鳥類群集に一時的な影響が生じるため、間接的影響が生じ る可能性があるが、対象事業実施区域以外の環境改変を行わないこと、
工事期間の短縮、早期の緑化を行うことで鳥類群集をはじめとする生態 系の復元・再構築の一助とすることにより、生態系への影響は低減され る。
典型性
人 工 造 成 地 の 鳥 類 群集
生息地の攪乱による一時的な影響が生じるが、対象事業実施区域以外の 環境改変を行わないこと、工事期間の短縮、早期の緑化を行うことで鳥 類群集をはじめとする生態系の復元・再構築の一助とすることにより、
生態系への影響は低減される。
土地利用の制限 ・工事の際に資材置場や残土置場、あるいは駐 車ス ペー ス等として利用する範囲を含め、可能な限り土 地利 用や 不 必 要 な 草 刈 や 樹 木 の 伐採 等の 環境 改変 を行 わな いよ う、現場作業員に徹底する。
○
工事期間の短縮 ・作業工程の工夫や最新の機材等を導入するこ とに よっ て可能な限り工事期間を短縮し、鳥類群集をは じめ とす
る生態系への生息環境攪乱による影響を低減する。 ○ 早期の緑化 ・既設処理棟(250kL/日系列)の撤去・整地によ る裸 地部
分については、可能な限り早期の緑化を行うこ とで 鳥類 群集をはじめとする生態系の復元・再構築の一 助と なる ようにする。
○ 造成等の施工による
一時的な影響
影響要因 項目 措置の内容
措置の区分 予測条件
として 設定
低減に係 る保全
措置
その他の 保全措置
6.10 生態系(海域)
6.10.1 調査 1) 調査項目
生態系(海域)の調査項目及び内容を、表 6.10.1-1 に示す。
調査は、図 6.8.1-1 に示す浄化センター周辺海域で実施した。
表 6.10.1-1 生態系(海域)の調査項目及び内容
調査項目 調査手法 調査期間
生態系
(海域)
生態系(海域)に係 る自然環境の概況
生態系(海域)に係る自然環境の概況を、既存資料
等により把握した。 4季
(6.8 海生生物と 同じ時期とした)
地域を特徴づける注 目種の生態の把握
現地調査結果及び自然環境に係る概況調査結果か ら、概括的に把握された地域を特徴づける生態系 について、上位性、典型性、特殊性の観点から、
注目種として複数の海生生物を抽出し、これらの
生態、他の海生生物との関係、生育・生息環境を
把握した。
2) 調査結果
(1) 生態系(海域)に係る自然環境の概況
生態系(海域)に係る環境要素として、気象、海象、海岸地形、底質の各項目について、その概況 を表 6.10.1-2 に示す。
表 6.10.1-2 生態系(海域)に係る自然環境の概況
項 目 概 況
ドキュメント内
Microsoft Word 生態系(海域)ver2
(ページ 56-59)