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- 37 - (5)監督員等の手続き

ドキュメント内 東京都建設リサイクルガイドライン (ページ 41-59)

監督員等が行わなければ ならな い手 続き は、 以下 のとお りで ある 。

① 通知書 の作成等

〇監督員等は、法第11条に 基づ き「 通知 書」 を作成 し、 工事 に着 手する前に、あらかじめ、 当該 対象 建設 工事 を施工 する 区域 を所 管する 特定 行政 庁の 通知書 受理 窓口(巻末 資料 参照)に提 出す る。

なお、監督員等は、作成 した 通知 書を 受注 者に交 付し て、 通知 書の提出を代行させること もで きる 。

届出書 の作成等

○都又は区市町村の監理団 体の 中に は、 法第1 0条の 届出 の対 象と なる機関がある。

○この場合、監督員等は届 出書 を作 成し 、工 事に着 手す る日 の7 日前までに、当該対象建設 工事 を施 工す る区 域を所 管す る特 定行 政庁の届出書受理窓口(巻 末資 料参 照) に提 出する 。

なお、監督員等は、作成 した 届出 書及 び委 任状を 受注 者に 交付 し、届出書の提出を代行さ せる こと もで きる 。

(参考図書)

届出書の作成、その他の 書類 (説 明書 、告 知書、 法第 13条 の書 面、再資源化等報告書など )の 作成 に当 たっ ては、 別途 定め る「

建設リサイクル法書類作成 等の 手引 き( 公共 工事)」(東 京都 都市 整備局のホームページに掲 載) を参 考に する とよい 。

また、市販の手引き書「 建設 リサ イク ル法 に関す る工 事届 出等 の手引(案)」(編著:建設 リサ イク ル法 実務 手続研 究会 )等 を参 考にすることもできる。巻 末一 覧④

③手続き履 行確認

○監督員等は、受注者に通 知( 届出 )書 の提 出を代 行さ せた 場合 は、受注者から提出された 通知 (届 出) の副 本を受 領す ると とも に、特定行政庁から交付さ れた 通知 (届 出) 済シー ルを 工事 現場 に掲示された工事標識に貼 付す るこ とを 指示 する。 また 、再 資源 化等完了報告を受け、事務 手続 きや 再資 源化 等が適 正に 完了 した ことを確認する。

※ 工 事 着 手 と は 、 一 連 の 工 事 の 端 緒 と な る 行 為 を い い 、 準 備 作 業 ( 調 査 、 測 量 、 草 刈 、 生 活

残存物 の 撤 去 、 公 益 企 業 に よ る 遮 断 ・ 仮 設 引 き 込 み ・ 防 護 工 事 な ど ) は 含 ま な い 。

(6)受注者の手続き

受注者が行わなければな らない 手続 きは 、以 下の とおり であ る。

①通知書の 提出等

〇 受 注 者は 、 監 督 員 等 か ら 通知 書 の 提 出 の 代 行 を 指示 さ れ た 場合 は、交 付さ れた 「通 知書」 を、 工事 に着 手す る前に 、あ らか じめ、

当 該 対 象建 設 工 事 を 施 工 す る区 域 を 所 管 す る 特 定 行政 庁 の 通 知書 受理窓口に提出する。

○受注 者は 、通 知書の 提出 を代 行し た場 合は、特定 行政 庁の 担当者 から副 本が 返却 され るので 、これ を監 督員 等に 提出 する。ま た、特 定行政 庁の 担当 者か ら通知 済シ ール が交 付さ れるの で、これ を工事 現場に掲示した工事標識の 余白 又は 空白 部に 貼付す る。

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②届出書の 提出等

○受注者は、法第10条に基 づく 届出 の対 象と なる工 事に おい て、

監督員 等か ら届 出書 の提出 の代 行を 指示 され た場合 は、交付 された 届出書及び委任状を、工事 に着 手す る日 の7日 前ま でに 、当 該対象 建設工事を施工する区域を 所管 する 特定 行政 庁の届 出書 受理 窓口 に提出する。

○受注 者は 、届 出書の 提出 を代 行し た場 合は、特定 行政 庁の 担当者 から副 本が 返却 され るので 、これ を監 督員 等に 提出 する。ま た、特 定行政 庁の 担当 者か ら届出 済シ ール が交 付さ れるの で、これ を工事 現場に掲示した工事標識の 余白 又は 空白 部に 貼付す る。

③再資源化 等の報告

○受注者は、法第18条第1 項に 基づ き、再 資源 化等 の完 了時 に、以 下の事項を「再資源化等報 告書 」に 記載 し、 監督員 に提 出す る。

なお、再資源化等報告書 には 、「 再生資 源利 用実 施書 」及 び「再 生資源利用促進実施書」を 添付 する 。

(記載事項)

・特定建設資材廃棄物の再 資源 化等 が完 了し た年月 日

・特定建設資材廃棄物の再 資源 化等 をし た施 設の名 称及 び所 在地

・特定建設資材廃棄物の再 資源 化等 に要 した 費用

④技術管理 者等の設置

○受注 者( 解体 工事業 者)は、解体 工事の 施工 に当 たっ ては 、法第 31条及 び法 第32 条並 びに解 体工 事業 に係 る登 録等に 関す る省 令(平 成13年 国土 交通 省令 第92号 。以下「 解体 工事 業者 登録 省令」という

。)第

7条 に基づ き技 術管 理者 を設 置し 、当 該工 事の 施工 に従 事する

作業員を監督させる。

○受注 者( 建設 業者)は、建設 業法 第26条 に基 づく 主任 技術 者(監 理技術 者)を 工事 現場 ごと に専任 させ る。こ の場 合、技 術管 理者の 設置は不要である。

⑤工事標識 等

○受注 者(解 体工 事業 者)は、法第3 3条及 び解 体工 事業 者登 録省令 第8条に基づき、解体工事 業者 登録 標識を 公衆 の見 やす い場 所に掲 示する。

○受注 者(建 設業 者)は、建設 業法 第40条 及び 建設 業法 施行 規則第 25条に 基づ く建 設業 許可標 識を 公衆 の見 やす い場所 に掲 示す る。こ の場合、解体工事業者標識 は不 要で ある 。

○受注 者は、特定 行政 庁か ら交付 され た通 知(届 出)済 シー ルを工 事標識に貼付し、工事完了 時に はこ れを 剥が し廃棄 する 。

(7)下請契約における受 注者 及び 下請負 人等 の手 続き

下請契 約に おけ る受 注者 及び下 請負 人等 が行 わな ければ なら ない 手 続 き は 、

以下のとおりである。

① 告知 〇受注 者は 、対象 建設 工事 に係 る下 請契約 を締 結す るに 当た っては

、下請契 約締 結前 の段 階で、法第12 条第 2項 の規定 に基 づき、法第1 2条第1 項に 基づ き行 った事 前説 明の 内容(説明 書の 記載 事項 )につ いて、「告知書」により、 下請 契約 を締結 しよ うと する 相手 方に告 げる。

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② 請 負 契 約

○受注 者は 、対象 建設 工事 に係 る下 請契約 を締 結す るに 当た っては

、法第13条及び分別解体等 省令 第第 4条に 基づ き、 以下 の事 項を「

法第 1 3条 及び省 令第 4条に 基づ く書 面」に記載 し、下請 契約 書に綴 り込む。

(記載事項)

・分別解体等の方法

・解体工事に要する費用( 解体 工事 の場 合に 限る。)

・再資源化等に関する事項 につ いて は、「 該当 なし 」と 記載 する。

(解説)

受注 者は 、「法 第 13 条及 び省 令第 4 条 に基づ く書 面」の作 成に当 たり、 委託 処理 の場 合は、 廃棄 物処 理法 第 12 条第 3 項 及び 同法施 行令( 昭和 46 年 政令第 3 00 号)第 6 条 の2第 1 項第 3 号及 び廃棄 物の処 理及 び清 掃に 関する 法律 施行 規則 (昭 和 46 年省 令第 3 5 号)

第 8 条 の 4 の規 定に より、産業 廃棄 物の収 集運 搬業 者及 び処 分業者 と産業 廃棄 物の 収集 運搬又 は処 分の 委託 契約 を締結 する ため 、再資 源化等に関する事項は記載 しな い。

○受注 者は 、下請 負人 が対 象建 設工 事の一 部を 再下 請負 に付 する場 合、再 下請 負に 係る 契約の 当事 者同 士( 下請 負人及 び再 下請 負人)

が受注 者と 下請 負人 の契約 と同 様の 手続 きを 行うよ う、適切 に指導 する。

○受注 者は 、対 象建設 工事 に係 る下 請契 約を締 結し た場 合は 、下請 契 約 書 及び 下 請 負 人 に 告 げ た告 知 書 の 写 し を 施 工 計画 書 に 添 付し て監督員に提出し、確認を 受け る。

③ 工 事 標 識等

○下請 負人 (解 体工 事業者 )は 、法 第 33 条及 び解 体工 事業 者登録 省令第 8 条 に基 づき、解体 工事 業者 登録標 識を 公衆 の見 やす い場所 に掲示する。

○下請 負人 (建 設業 者)は 、建 設業 法第 40 条 及び 建設 業法 施行規 則第 2 5 条 に基づ く建 設業 許可 標識 を公衆 の見 やす い場 所に 掲示す る。

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(図-6)手続きフロー

発注者 元請業者 下請負人

事前調査

発注計画の作成

図面説明等

(施工条件の明示

事前調査

分別解体等の計画作成・見 積

入札・落札

受領・確認 発注者への説明

↓ ↓

工事請負契約の締結(13 条の 書面 添付 ) ↓ ↓

事前通知(届出) 通知(届出)内容の告知 告知事項(通知(届 出)内容)の確認 ↓ ↓

下請契約の締結

施工計画の作成

事前措置 下 請 負 人 に も 義 務 付 け

工事施工

(分別解体等の実施) 下 請 負 人 に も 義 務 付 け

再資源化等の実施 下 請 負 人 に も 義 務 付 け

受領・確認 発注者への再資源化等完了 報 告

(8)建設リサイクル法の 対象 建設工 事の 判断

対象建設工事の判断は、 以下の とお り行 う。

① 判断をする者

○当 該工 事が 対象 建 設工 事で ある か否 か の判 断は 、設 計段 階 では 設計 者が 、 施工段階では監督員が行う 。

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② 建築物以外の工作物の工事

○特 定建 設資 材を 用 いた 工作 物の 解体 工 事又 は特 定建 設資 材 を使 用す る新 築 工事等であるか否かの判断 をす る。

○工 事が 1箇 所に 集 中し 分散 して いな い 場合 は、 当該 工事 の 工事 金額 の額 が 500 万円を超えるか否かで 判断 する 。

○ 同 一 路 線 上 等 で 同 一 契 約 に よ り 複 数 の 箇 所 を 一 連 の 工 事 と し て 行 う 場 合

(道路 補修 工事 や保 線工事 など)は、一 連の 工事 当たり の工 事金 額で 判断 し、

当該一 連の 工事 の工 事金額 の額 に相 当す る金 額が 500 万円 以上 であれ ば対 象 建設工事となる。

○異な る場 所に 同一 契約に より 1箇 所 50 万 円の 看板 を 100 箇所 設置す るよ う な場 合等 は、 一箇 所 当た りの 工事 金額 で 判断 し、 当該 箇所 の 工事 金額 の額 に 相当する金額が 500 万円以 上で あれ ば対 象建 設工事 とな る。

③建築物の工事

工事の種類 発注形態 工事契約の内容 対象建設工事の規模 の基準

新築工事 一括発注 建 築 物 の 新 築 工 事

( 設 備 工 事 を 含 む)

床 面 積 の 合 計 500 m以 上(設備工事を含む)

分離発注 建 築 物 本 体 の 新 築 工事

床 面 積 の 合 計 500 m以 上

新 築 に 伴 う 設 備 の 新設

工事金 額の額 1 億円 以上 修繕・ 模様 替等

工事

一括発注 建 築 物 の 修 繕 ・ 模 様替等工事

(設備工事を含む

工事金 額の額 1 億円 以上

(設備工事を含む)

分離発注 建 築 物 の 修 繕 ・ 模 様替等工事

工事金 額の額 1 億円 以上 設 備 工 事 ( 設 備 の

維 持 修 繕 、 更 新 、 新設、撤去)

工事金 額の額 1 億円 以上

設備単独発注

設 備 工 事 ( 設 備 の 維 持 修 繕 、 更 新 、 新設、撤去)

工事金 額の額 1 億円 以上

解体工事 一括発注 建 築 物 の 解 体 工 事

(設備工事含む)

床 面 積 の 合 計 80 m以 上

(設備工事を含む)

分離発注 設備の撤去 工事金 額の 額 1 億円 以上 建 築 物 本 体 の み の

解体

床 面 積 の 合 計 80 m以 上

※ 設 備 単 独 発 注 工 事 と は 、既 存 建 築 物 の 設 備 の 維 持 修 繕 、 更 新 、新 設 、撤 去 を 分 離 発 注する場 合 の こ と を い う 。

○建築設 備 の 定 義 ( 建 築 基 準 法 第2条 第3項 )

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