13)白樫三四郎「リーダーシップ研究史における三隅二不二とフレッド・E・フィードラ 一」『甲子園大学紀要』第34巻,2007年3月,161−162頁
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今津恵「発達障害のある児童へ配慮した授業作り・学級経営の在り方について一通 常学級の担任指導を通して一(概要)」『特別支援コーディネーター研究』(兵庫教育 大学)第3巻,2008年2月,19−22頁
今津恵「発達障害のある児童へ配慮した授業作り・学級経営の在り方について一通 常学級の担任指導を通して一(概要)」『特別支援ゴーディネータ]研究』(兵庫教育 大学)第3巻,2008年2月,22頁
【参考文献・資料】
D・カートライト/A・ザンダー『グループ・ダイナミックスI』誠信書房,1959年 D・カートライト/A・ザンダー『グループ・ダイナミックスI1』誠信書房,1959年 狩野素朗・田崎敏昭『学級集団理解の社会心理学』ナガニシヤ出版,1990年9月
A・ザンダー『集団を活かす一グループ・ダイナミックスの実践』北大路書房,1996 年9月
白樫三四郎rリーダーシップ研究史における三隅二不二とフレッド・E・フィードラ ー」『甲子園大学紀要』第34巻,2007年3月
山中一英『「学級集団と友人関係」をめぐる諸問題への社会心理学的接近』(兵庫教育 大学研究紀要)2009年2月
終
1.本研究における成果と課題
本研究の目的は、発達障害児童への支援を学級経営の中心に据え、発達障害児童を含め 学級のすべての児童に対して包括的な支援を行い、学級をすべての児童が安心できる場所
とするための方略を提示し、その効果を検討することであった。そのため、第1章ではLD とADHD、高機能自閉症・アスペルカー症候群という発達障害のそれぞれの障害特性と、
それに応じた個への支援が学級経営に必要であることを論じた。そして、第2章では、学 級をすべての児童の居場所とするために、発達障害児童に対する個への支援を学級経営に おいてどのように位置づければ良いのかを考察した。そして、第3章において、集団力学 論の視点から、発達障害児童に対する個への支援が学級に及ぼす影響を検証した。
その結果、第1章からは、アセスメントを行い、その結果を基にした個別の支援計画を 立てることで、発達障害児童の認知特性及び学習スタイルに応じた個への支援、成長を見 通した継続的な支援を行うことが可能で、発達障害児童が学級生活に安心感をもてること がわかった。そして、第2章では、ユニバーサルデザインの視点を取り入れた学級経営を 行うことが、すべての児童に学級の物的・人的環境から感じとる「空間的居場所感」と学 級の物や人との関わりから生じる「心理的居場所感」を与え、学級をすべての児童の居場 所とするために有効な方略であることがわかった。さらに、ユニバーサルデザインの視点 を学級経営に取り入れることで、発達障害児童への支援が学級経営の中心となり、すべて の児童を対象とした包括的で効果的な支援が可能となることもわかった。第3章において は、発達障害児童への支援を学級経営の中心にすることで、教師が学級の実態に応じた適 切なリーダーシップ行動をとるようになり、学級の児童が集団成功願望と学級に対する凝 集性を強め、学級の人間関係が育まれることが明らかとなった。
すなわち、発達障害児童を含んだ学級のすべての児童に対して包括的な支援を行うため の方略としてユニバーサルデザインの視点を取り入れた学級経営を提案し、その方略の有 効性を集団力学論の視点から検証した結果、有効であった。ゆえに、発達障害児童への支 援を学級経営の中心に据え、発達障害児童を含め学級のすべての児童に対して包括的な支 援を行い、学級をすべての児童が安心できる場所とするための方略を提示し、その効果を 検討するという本研究の目的は果たせた。
しかしながら、本研究は文献研究が主となり、立案したユニバーサルデザインを意識し た授業や学級経営の有効性を実地に検証することはできなかった。今後、本研究での成果 を教育の現場で生かすことができるよう、さらに研究を重ねるよう努めたい。これまで論 じてきた支援は、教師が思いをもって児童と関わらなければ効果が期待できないことを加 えておく。すべての児童の安心できる学級づくりにおいて最も重要なのは、学級のすべて の児童に対し教師が成長を願い、関わっていくことである。
最後になったが、本研究を形にするにあたり原田智仁教授の懇篤なるこ指導を賜った。
また、連携協力校のメンターの先生方には貴重な時間を書1」いて様々な協力をいただいた。