チンツによって動きを伴う変化を見せることで理解を促進させる。A児にとって、デジタ ルコンテンツを使用することは、興味・関心を喚起されるだけでなく、学習のしやすさに
つながる。
個別の支援としては、A児及びC児に対してはデジタルコンテンツによって喚起された 興味・関心を持続させるように、声がけをしたり、デジタルコンテンツによる答えのたし かめの作業をやらせたりする。算数に対する不安感が特に強いB児に対しては、ワークシ ートや練習問題の時間を利用して個別の支援を行い、進度の遅れを補うようにする。
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(3)ユニバーサルを意識した授業の学習指導案立案の成果
ユニバーサルデザインを意識した授業の立案にあたっては、UDLの三原則に基づき9 つの支援のオプションを授業内で包括するよう心掛けた。UDLの三原則を基調に授業を 計画することで、発達障害児童への支援と他の児童への支援を並行して考えることができ、
比較的スムーズに立案することができた。しかしながら、個別の支援を行ったり、デジタ ル教材を開発したりするには他の教員の援助が必要になることがわかった。今回のユニバ ーサルデザインを意識した授業の立案では、立案止まりで、実践するに至らなかった。今 後、実践してその効果を検討したい。
【後注】
注1)バリアフリーデザインが障害の部位や程度によりもたらされるバリアに対処することを 目的としているのに対し、ユニバーサルデザインはあらかじめ、障害の有無、年齢、性別、
人種等にかかわらず多様な人々が利用しやすいよう都市や生活環境をデザインする ことを目的としている。例えば、シャンプー容器のギザギザや多目的トイレがユニバ ーサルデザインである。一方、バリアフリーデザインでは点字ブロックをあげること ができる。バリアフリーデザインの点字ブロックもユニバーサルデザインの環境づく りという全体的な視点でみることによって、ユニバーサルデザインの一部ととらえる ことができる。
柱2)CASTとは1984年に設立された、非営利的な研究開発組織である。UDLのための 教育的な製品、教育実践と手段の開発に取り組み、㎜Lを通してすべての個人(特に 障害を持つ人々)の学習機会を拡大することを目的としている。スタッフは教育研究 (学校心理学、臨床心理学、カリキュラム開発など)の専門家によって構成されている。
【引用文献・資料】
1)広辞苑
2)文部省学校不適応対策調査研究協力者会議報告『登校拒否(不登校)問題について一 一児童生徒の「心の居場所」づくりを目指して一』1992年3月
3)橋本都子化「教室の空間計画と心理評価に関する考察」『日本建築学会計画計論文集』
(日本建築学会)第620巻,2007年10月,59頁
4)豊日ヨ英昭他『小学校高学年児童の「学校における居場所』の研究皿一白分の教室の 居心地と学校適応感一」『日本教育心理学会総会発表論文集』(日本教育心理学会)
第42巻,2000年7月,461頁
5)上薗恒太郎・西田利紀・内野成美「グループ・エンカウンターとつなげた道徳授業」
『教育科学』(長崎大学教育学部紀要)第60巻,2001年2月,10頁
6)山中一英『「学級集団と友人関係」をめぐる諸問題への社会心理学的接近』『兵庫教育 大学研究紀要』第34巻,2009年2月,31頁
7)嶋田進吾「児童の自己肯定感を高める教育相談の在り方一構成的グループエンカウ ンターの実践を通して一」『広島大学大学院心理臨床教育研究センター紀要』第7 巻,2009年3月,77頁
8)佐々木正輝・菅原正和「小学校における学校心理学的援助の方法と構成的グループエ ンカウンター(SGE)の有効性」『岩手大学教育学部附属教育実践総合センター研究紀要』
第8号,2009年3月,
9)山中,前掲書,26頁
10)則定百合子「青年板心理的居場所尺度の作成」『日本教育心理学会総会発表論文集』(目 本教育心理学会)第49巻,2007年8月,337頁
11)長岡UDLの会「ユニバーサルデザインで授業をしてみませんか」
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12)茨城県教育研修センター特別支援教育課「特別支援教育における授業の実際と評価一 一通常の学級の授業における多様な教育的二一スに応じた指導方法の工夫 平成 19・20年度」『研究報告書』第68巻,2009年3月,22−23頁・35−49頁 【参考文献・資料】
1茨城県教育研修センター特別支援教育課「特別支援教育における授業の実際と評価一 一通常の学級の授業における多様な教育的二一ズに応じた指導方法の工夫 平成 19・20年度」『研究報告書』第68巻,2009年3月
2小島道生・宇野宏幸・井澤信三編『発達障害の子がいるクラスの学級経営の工夫』明 治図書,2008年3月
3菅野敦・宇野宏幸・橋本創一・小島道生編『特別支援教育における教育実践の方法』
ナガニシヤ出版,2006年8月
4長岡UDLの会rユニバーサルデザインで授業をしてみませんか」
〈htt:〃www7b.bi1obe.ne../川ud1ノ〉
5長澤正樹「発達障害・特別支援教育関係の資料」(新潟大学 長澤研究室)
〈htt〃wwwed m ata u ac /川na asawa/na asawahome a e2・2htm1〉
6文部省学校不適応対策調査研究協力者会議報告『登校拒否(不登校)問題について一 一児童生徒の「心の居場所』づくりを目指して一』1992年3月