• 検索結果がありません。

2000-2007年平均

個体数 平均尾叉長(mm)平均体重(g) 平均生殖腺熟度指数 個体数 平均尾叉長(mm)平均体重(g) 平均生殖腺熟度指数

2008/5/27 10 267 334 ―

2008/6/17 5 276 356 15 12 289 425 22

2008/7/25 19 280 345 5 11 280 346 5

2008/9/24 19 308 362 1 15 333 438 0

雌 雄

大 分 県 水 試 事 業 報 告

76

大 分 県 水 試 事 業 報 告

77

図6-1 月別尾叉長組成(臼杵市場)

0 5 10 15 20

10 15 20 25 30 35 40 45 50

N=26 2008/1

0 5 10 15 20

10 15 20 25 30 35 40 45 50

N=51 2008/2

0 5 10 15 20

10 15 20 25 30 35 40 45 50

N=30 2008/3

0 5 10 15 20 25 30 35 40

10 15 20 25 30 35 40 45 50

N=6 2008/4

0 5 10 15 20

10 15 20 25 30 35 40 45 50

N=73 2008/5

0 5 10 15 20

10 15 20 25 30 35 40 45 50

N=485 2008/6

0 5 10 15 20

10 15 20 25 30 35 40 45 50

N=442 2008/7

0 5 10 15 20

10 15 20 25 30 35 40 45 50

N=166 2008/8

0 5 10 15 20 25 30 35 40

10 15 20 25 30 35 40 45 50

N=182 2008/9

0 2 4 6 8 10

10 15 20 25 30 35 40 45 50

N=67 2008/10

0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20

10 15 20 25 30 35 40 45 50

N=53 2008/11

0 5 10 15 20

10 15 20 25 30 35 40 45 50

N=10 2008/12

平 成

20

年 度

77

平 成

20

年 度

78

大 分 県 水 試 事 業 報 告

図6-2 月別尾叉長組成(鶴見市場)

0 5 10 15 20

10 15 20 25 30 35 40 45 50

N=122 2008/1

0 5 10 15 20

10 15 20 25 30 35 40 45 50

N=81 2008/2

0 5 10 15 20

10 15 20 25 30 35 40 45 50

N=135 2008/3

0 5 10 15 20

10 15 20 25 30 35 40 45 50

N=80 2008/4

0 5 10 15 20

10 15 20 25 30 35 40 45 50

N=391 2008/5

0 5 10 15 20

10 15 20 25 30 35 40 45 50

N=622 2008/6

0 5 10 15 20

10 15 20 25 30 35 40 45 50

N=270 2008/7

0 5 10 15 20

10 15 20 25 30 35 40 45 50

N=141 2008/8

0 10 20 30 40 50 60

10 15 20 25 30 35 40 45 50

N=4152008/9

0 10 20 30 40

10 15 20 25 30 35 40 45 50

N=337 2008/10

0 5 10 15 20

10 15 20 25 30 35 40 45 50

N=81 2008/11

0 5 10 15 20

10 15 20 25 30 35 40 45 50

N=46 2008/12

78

大 分 県 水 試 事 業 報 告

79

図7 保戸島支店におけるトラフグ漁獲量の推移

図8 主要4支店におけるトラフグ漁獲量の推移

図9 臼杵市仲買に水揚げされたトラフグの全長組成

(2009年1月、それぞれの下段は前年の全長組成)

0 10 20 30 40 50 60

1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008

(

0 2 4 6 8 10 12

2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年

漁 獲 量 ( ト ン )

佐賀関

臼杵 保戸島 鶴見

60 40 20 0 20 40 60

20 30 40 50 60 70

N=-135 N=250 1月

平 成

20

年 度

79

平 成

20

年 度

80

戦略魚種タチウオ資源回復計画策定事業

(国庫交付金)

真田康広

事業の目的

タチウオは大分県漁業における重要な魚種で漁獲 量は全国屈指である。最盛期に県全体で

6,000

トン を超していた漁獲量は

1997

年以降

1,000

3,000

ト ン台に減少し(図

1

)、

1998

年に漁業者の自主的な 取り組みである資源管理計画が作成されたものの実 効に現れなかった。さらに、減少した資源をめぐり 漁業調整や操業のトラブルが増加したことから、大 分県がタチウオを対象とした資源回復計画を早急に 策定することとなった。そこで計画策定に必要なタ チウオ資源調査および資源診断等の解析を行い、資 源回復が見込める具体的な管理方策を提示すること を目的とした。

調査は漁業実態、資源状態の把握のための漁業生 物調査のほか、資源水準を判断する指標を得ること をねらいとして、計量魚群探知機を用いた資源調査 の導入について検討する。今年度は、タチウオに関 する知見の収集・整理を進めるとともに、得られた 結果から資源解析および管理シミュレーションによ る将来予測を実施し、タチウオ資源の具体的な管理 手法について検討した。

図1 大分県におけるタチウオ漁獲量の推移

事業の方法

1.標本船日誌調査

タチウオ漁業の操業実態を把握するため、水試お

0 1000 2000 3000 4000 5000 6000 7000 8000

1953 1956 1959 1962 1965 1968 1971 1974 1977 1980 1983 1986 1989 1992 1995 1998 2001 2004 2007

瀬戸内海区 太平洋南区

よび浅海研究所毎に標本船(ひき縄釣、はえ縄、底 びき網等)について、操業位置や漁獲量の記帳報告 を依頼し、年間を通して操業状況を調べた。

2.水揚げ量調査

タチウオは以前より県外市場へまとめて出荷され る頻度が高かったことなどから、流通形態が他の魚 種に比べて確立されており、魚体サイズ別に銘柄分 けされ(

5

キロ当たりの尾数)、集荷または出荷さ れている。そのため漁協各支店や仲買(もしくは運 搬業者)には銘柄別の取扱伝票や市場出荷伝票等の 資料が比較的良好な状態で残されている場合が多 い。

そこで漁業種類別に漁獲量、漁獲隻数の変動を把 握するため、タチウオ主要水揚げ支店毎に銘柄別取 扱伝票もしくは市場出荷伝票からの集計を行った。

3.タチウオ試験操業

資源管理を効率的に進める手法の一つとして、ひ き縄釣りにおいて釣獲されるタチウオの魚体サイズ を選択的に釣り分ける手法について検討した。

今回は

2006

年に豊後水道において実施した手法 を参考に、伊予灘において以下の試験操業を行った。

漁獲したタチウオについては肛門前長と体重を測定 した。

1)餌の種類による比較

針の大きさ(

40

号)を統一して、餌にマイワシ、

イカナゴ、マアジの

3

種類を使用して

10

21

日、

10

29

日、

11

5

日および

11

21

日に実施した。

2)付け餌の大きさによる比較

針の大きさを統一(

40

号)して、餌にイカナゴ

(銘柄:大、中、小)を使用して

12

10

日と

12

24

日に実施した。

4.調査船調査 1)卵稚仔調査

伊予灘から豊後水道にかけて毎月調査船で実施し ている卵稚仔調査のサンプルの内、

2008

4

月~

2009

3

月のタチウオ卵の出現状況から産卵時期 大 分 県 水 試 事 業 報 告

80

大 分 県 水 試 事 業 報 告

81

および場所を調べた。

2)魚群量調査

伊予灘、豊後水道でのタチウオ漁は周年に亘る。

漁場は伊予灘から豊後水道北部にかけて広く形成さ れるが、

2

3

月になると豊予海峡周辺に縮小する 傾向がみられる。伊予灘西部および豊後水道では、

タチウオは冬季の越冬を豊予海峡周辺で行ったの ち、水温の上昇とともに分散して分布域を広げるこ とが報告されている。

1)

そこで、調査船搭載の計量 魚群探知機(カイジョー社製

KFC-3000

)を用いて 豊予海峡および周辺海域を対象に、秋季から春季の 魚群分布を調べた。調査は

2008

6

16

18

日 および

2009

2

24

26

日に豊予海峡から伊予 灘にかけて行った。それぞれ調査初日の午後から夜 間にかけて調査定線上を

10kt

で航行しながら魚群 反応(エコーグラム)および積分データを収集した

(図

2

)。翌日または翌々日に魚群反応があった箇 所において釣獲試験(タチウオひき縄釣)によって 魚種の確認を行った。

図2 調査定線

5.資源解析

くにさき(富来地区)、姫島、臼杵の

3

地区を合 計した年級別漁獲尾数を元にコホート解析(

VPA

) によりタチウオ資源の状況を調べた。推定したタチ ウオ資源状況から、現在の漁獲努力がそのまま継続 した場合、ならびに漁獲係数を変動させた場合(管 理シミュレーション)による資源量の将来予測を行 った。

事業の結果 1.標本船日誌調査

ひき縄釣りを営む大分県漁協佐賀関、臼杵支店所 属の計

5

経営体に標本船日誌(

4

月~

3

月)の記帳 を依頼し、操業日別の銘柄別タチウオ漁獲量、漁場 位置、投棄魚に関するデータを収集しデータベース 化作業を行った。

2.水揚げ量調査

今年度対象とした地区は、県漁協の姫島、くにさ き、臼杵の

3

支店で、月別の漁獲量および銘柄別取 扱量を過去のデータを含めて調査し、データベース 化作業を行った。

近年、銘柄別取扱量の集計値と月別漁獲量に乖離 がみられたため、資源解析に使用する年級別漁獲尾 数については補正を行い、月別の漁獲量に整合する ようにした。

3.タチウオ試験操業 1)餌の種類による比較

釣獲されたタチウオの平均体長と釣獲率の比較結 果を表

1

に、体長組成を図

3

に示した。

4

日間の操 業で

290

尾を漁獲した。釣獲率はイカナゴ>マイワ シ>マアジの順となり、餌の種類によって釣獲率に 差があることが伺えた。釣れたタチウオの魚体サイ ズはマイワシ>イカナゴで有意な差(

p

0.01

)、

およびマアジ>イカナゴで有意な差(

p

0.01

)が みられた。

今回使用した餌の全長組成(図

4

)も同様の傾向 であったことから、餌の大きさが魚体サイズに影響 している可能性が示唆された。

2)付け餌の大きさによる比較

平均体長と釣獲率の比較結果を表

2

に、体長組成 を図

5

に示した。

2

日間の操業で

100

尾を漁獲した。

餌に使用したイカナゴの銘柄(大、中、小)別の比 較(図

6

)では、釣れるタチウオの魚体サイズに有 意な差はなかった。釣獲率はイカナゴ中>イカナゴ 大>イカナゴ小の順であったが、イカナゴ中>イカ ナゴ小(

p

0.01

)、イカナゴ大>イカナゴ小(

p

0.05

)で有為な差がみられた。

表1 餌毎の釣獲タチウオと釣獲率

マイワシ マアジ イカナゴ

平均肛門前長(cm)

27.6 28.5 25.9

(±標準偏差)

(4.5) (5.4) (4.1)

釣獲尾数(尾) 85

実施日 餌

10/21 10/29 11/5 11/21

54 151

総針数 812 838 827

釣獲率 11% 6% 18%

平 成

20

年 度

81

平 成

20

年 度

82

表2 釣針毎の釣獲タチウオと釣獲率

図3 付け餌別の釣獲タチウオの体長組成

図4 付け餌の全長組成

4.調査船調査 1)卵稚仔調査

前年と同様に卵は

4

月に豊後水道を主体に出現 し、

5

月以後範囲が次第に北に広がるとともに豊予 海峡周辺での出現数が増大した(付図

1

)。旬別の 結果より、本年のピークは豊予海峡付近では

5

月下 旬~

6

月上旬に出現したのに対して、豊後水道で

9

月上旬と

10

月中旬に出現した(図

6

)。前年と同様

0 20 40 60 80 100

6 8 10 12 14 16 18 20

全長(cm)

尾数

マイワシ マアジ イカナゴ

2008.10-11月 イカナゴ

0 5 10 15

15 20 25 30 35 40 45 50

N=151

2008.10-11月 マイワシ

0 5 10 15

15 20 25 30 35 40 45 50

N=85 2008.10-11月 マアジ

0 5 10 15

15 20 25 30 35 40 45 50

N=54

肛門前長(cm)

(尾)

小 中 大

平均肛門前長(cm) 29.2 28.7 28.8

(±標準偏差) (3.9) (3.9) (4.1)

395

釣獲率 5% 13% 9%

実施日 餌 イカナゴ

12/10

12/24 釣獲尾数(尾) 17 49 34

総針数 331 383

図5 イカナゴ別の釣獲タチウオの体長組成

図6 付け餌(イカナゴ)の全長組成

図7 タチウオ卵採集数の旬別変化

に、卵の出現時期は

4

月から

11

月と長期に亘り海 域によってピークが異なることが明らかとなった。

タチウオ卵の採集数は前年に比べて全般に少なかっ た。

2)魚群量調査

豊 予 海 峡 お よ び 周 辺 海 域 に お け る 魚 群 反 応 は

2008

6

月は全般に少なく、タチウオと判断され

イカナゴ 中

0 5 10 15 20 25

6 8 10 12 14

全長(cm)

イカナゴ 小

0 5 10 15 20 25

6 8 10 12 14

全長(cm)

イカナゴ 大

0 5 10 15 20 25

6 8 10 12 14

全長(cm)

0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 4,000

下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下

/1,0003あ

豊後水道 豊予海峡 別府湾 伊予灘

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月

2008.12月 イカナゴ 大

0 5 10 15

15 20 25 30 35 40 45 50

N=57 2008.12月 イカナゴ 中

0 5 10 15

15 20 25 30 35 40 45 50

N=62 2008.12月 イカナゴ 小

0 5 10 15

15 20 25 30 35 40 45 50

N=31

肛門前長(cm)

(尾)

大 分 県 水 試 事 業 報 告

31

9%

62

16%

57

14%

82

大 分 県 水 試 事 業 報 告

83

た魚群を対象とした

2

回の試験操業で釣獲したタチ ウオは

1

尾のみであった。

2009

2

月は豊予海峡 北側の通称「深り」漁場においてタチウオと判断さ れる魚群反応が多数みられた。タチウオひき縄釣漁 船

1

2

隻が操業していた海域の近くで延べ

6

回の 試験操業を行いタチウオ

10

尾、クログチ

3

尾を釣 獲した。採集された水深はタチウオ

100

180

m、

クログチ

170

210

mであった。

5.資源解析

1)年級別漁獲尾数

くにさき(富来地区)、姫島、臼杵の

3

地区を合 計した年級別漁獲尾数(補正値)は、

2002

年以降 増加傾向にあったが、

2008

年は前年を大きく下回 った(図

8

)。これまでと同様に漁獲魚の大半を1 才魚が占め、当才魚は漁獲対象となっていない。

2004

年以降は

2

才魚(銘柄;

9

12

本)が増え、最近 ではその比率は

2007

年が最も高くなっている。

図8 タチウオ年級別漁獲尾数の変化

2)資源量と漁獲割合

計算に使用した資源特性値は以下のとおり。

寿命:

6

自然死亡係数(

M

):

0.4

成熟割合:

0

才-

0

1

才-

0.5

2

才以上-

1.0

産卵数:体重(相対成長式から算出)から換算 ただし、くにさき(富来地区)地区の

2000

年と

2001

年のデータは欠測。

資源重量は

2001

年が最も少なく

2002

年以後増加 傾向にある。一方、資源量に占める漁獲量の比率(漁 獲割合)は

2000

年をピークに

2003

年まで減少傾向 にあったが、

2004

年以降はやや増加傾向に転じて いる(図

9

)。

また、臼杵支店(ひき縄釣)の

2003

年からの

CPUE

の推移は資源重量と同傾向を示しており、最近のタ チウオ資源量は増加ないし横ばい傾向にあることが 示唆される(図

10

)。

図9 タチウオ資源量と漁獲割合の推移

3)再生産関係

次にタチウオの再生産関係について解析した。

1998

年から

2008

年におけるそれぞれタチウオの産

卵親魚量とその翌年の

0

才魚の加入尾数の関係か

ら、右肩上がりの傾向がみられ、両者に正の相関関

係がある。

2008

年は産卵親魚重量が前年より減少

したものの

0

歳魚加入尾数は前年と同水準であった

関連したドキュメント