ア 第五次長期総合計画
平成23年3月に策定された第五次長期総 合計画では、「経済活力」フィールドの主要 項目として、「創造と活力にあふれるものづく りのまちの推進」を望ましい姿としている。
その中で、「新事業展開の促進」「支援 体制の強化・拡充」「産業を支える人づくり」
「企業誘致及び立地の促進」 が基本計画 に掲げられている。
「新事業展開の促進」については、中小 企業の新事業展開への支援や中小企業振 興条例に基づく助成を取組内容として掲げて いる。また、「支援体制の強化・拡充」に ついては、東予産業創造センターへの支援 や支援機関連絡会議の設置等を主な取組と している。
次に、「産業を支える人づくり」については、
ものづくり人材育成の推進や中小企業振興 条例に基づく助成等を施策としている。4番 目に、「企業立地及び誘致の推進」につい ては、企業立地推進条例に基づく助成や工 業用地の造成、市有工業用地への立地推 進を取組内容として掲げている。
イ 新居浜市ものづくり産業振興ビジョン 平成22年3月に、「変革に対応し、創造と 活力にあふれるものづくりのまち新居浜」を 将来像に掲げ、新居浜市ものづくり産業振興 ビジョンを策定した。
新居浜市ものづくり産業振興ビジョンでは、
住友諸企業と地域中小企業の成長・発展に 向けた、それぞれの努力や連携した取り組 みを支援する施策の推進を基本方針として いる。
企業が取り組む方向性を、「企業活動の
境問題等新たな課題への対応」と整理し、
行政機関・支援機関の取り組み(アクション プラン)は「支援体制の強化・拡充」「人 材の育成・確保」「新事業展開の促進」「企 業誘致・立地(新規投資)の促進」「環境 負荷低減に向けた事業活動への支援」を柱 に19項目のアクションプランにまとめた。
前半5年間が経過し、その進捗状況を把 握したうえで、今般アクションプランの見直し を実施する。
ウ 新居浜市企業立地促進条例
企業の立地を奨励し、産業振興と雇用促 進を図るため、昭和57年に「工場立地促進 条例」を制定し、その後、昭和62年に制定 した「新居浜市企業誘致促進条例」を改 定し、平成14年新たに「新居浜市企業立 地促進条例」を制定し、直近で平成26年に 改正している。
(概要)
●対象業種 建設業、製造業、電気・ガス・熱供給・水道業、情報通信業、運輸 業、卸売業、宿泊業、学校教育、サービス業(他に分類されないもの)
の一部等
※用地取得奨励金については、ほぼすべての業種が対象となります。
●要件 ①製造業、電気・ガス・熱供給・水道業は、投下固定資産総額が5億円以上
●要件 ②①以外の業種は、投下固定資産総額が3億円以上
●要件 ③中小企業者については、投下固定資産総額が2,000万円以上
●要件 ④情報サービス業については、新規市内雇用従業員10人(中小企業者は 5人)以上でも可(投下固定資産は要件としません。)
※投下固定資産総額には、出資会社(資本の額等の2分の1以上の出資)
の設備投資も含み、奨励金の対象となります。
※投下固定資産総額には、5年間の土地、建物賃借料及び償却資産リース 料も含みますが、奨励金の対象とはなりません。
奨励金区分 交付要件 奨励金額 限度額
企業立地促進 奨 励 金
大企業 新規雇用従業員20人~ 市が評価した額×5/100以内 新規雇用従業員0 ~ 19人 市が評価した額×2.8/100以内 5億円 中小企業 新規雇用従業員10人~ 市が評価した額×5/100以内
新規雇用従業員0 ~ 9人 市が評価した額×2.8/100以内 新規事業促進
奨 励 金 市外からの新設または新たな事業展開に
伴い増設、移転したとき 市が評価した額×1.4/100以内 1億円
成長分野促進 奨 励 金
成長分野に関連する事業の展開に伴う企 業の立地をしたとき(環境・エネルギー、
先端部素材、医療・介護・健康) 市が評価した額×2.8/100以内 2億円
○企業立地促進奨励金等の交付実績 (単位:件、千円)
○企業立地促進奨励金等の交付実績 (単位:件、千円)
件数 投下資本額 奨励金額 うち企業立地 16年度 7 12,478,528 108,952 96,901 17年度 10 14,438,943 189,002 131,587 18年度 12 21,405,898 319,980 156,691 19年度 14 17,285,386 545,421 278,861 20年度 9 21,521,864 280,856 229,303 21年度 13 35,372,401 349,488 282,513 22年度 4 15,781,908 290,091 261,841 23年度 5 22,615,229 168,968 108,660 24年度 8 3,219,242 149,176 64,762 25年度 6 5,020,227 41,518 34,191 26年度 7 15,567,565 154,061 53,801
用地名 全体面積 立地可能面積
貯木場事業用地 24,417 2,624
多極型産業推進事業用地 40,806 5,660
○工場用地の分譲状況
西部工業地区に加え、昭和43年度から東 部地区に臨海工業用地を造成、平成13年 度にはリース制度を新設、さらに平成17年度 から新たな企業用地の造成、分譲を行うな ど、企業立地を図ってきたが、平成18年度 には分譲等を完了している。さらに、貯木場 事業及び多極型産業推進事業用地の整備 を進め、平成22年度から分譲を開始している。
エ 中小企業振興条例
中小企業の経営の安定や雇用の促進を図 るため、共同化事業や新製品開発事業等 に対する15項目の補助金を交付している。
近年、申請件数が減少していたが、新居 浜市ものづくり産業振興センターの開設や新 居浜ものづくりブランドを認定、国のものづくり・
商業・サービス革新補助金の交付などを契
現在、新たな工場用地として、平成27年 度から観音原地区に内陸型工業用地の造成 を開始しており、工業用地の確保に努めて いる。
しかしながら、工場用地の確保からみる と、十分とはいえず、地域外から進出する 企業や地域内で操業している企業の工場増 設ニーズに対応できないケースも想定される。
人材養成事業、先端機器導入事業等 の活用が図られるようになった。地域企業の 研究開発意欲、新事業展開支援など、産 学官が連携した取り組みを進めることで、企 業の研究開発意欲、共同研究意欲を喚起 するとともに、販路開拓支援等をさらに充実 させ、本市経済の再生につながる制度となる よう見直しを行う必要がある。
(主な補助金)
新居浜市中小企業振興助成制度対象一覧表
補助項 補助事業内 補助率及び限度
共 同 化 等 事 業 中小企業者(団体)が共同化等事業のための貸付を受け、
施設・設備を設置したとき。
共同化等事業に要した経費(土地に係るものを 除く)の100分の5以内
1,000万円限度 共 同 施 設 設 置 事 業 商店街振興組合、商店街振興組合連合会及びこれに準ず
る団体がアーケード等の共同施設を設置したとき。
事業費の30%以内 9,000万円限度 事 業 所 設 置 事 業 中小企業者が事業所を設置したとき。
(家屋固定資産評価額500万円以上)
固定資産評価額の100分の1.4以内 1,000万円限度
事 務 所 等 賃 借 事 業 中小企業者が別に定める地域で、事務所等を賃借したと き。(契約時から1年間の賃借料が対象)
事業費(1年間の賃借料)の100分の20以内 30万円限度
空 き 店 舗 活 用 事 業 中小企業者及び商店街振興組合等の団体が、別に定める 地域で空き店舗を改装して店舗を設置したとき。(30万 円以上の市長が必要と認める事業費が対象)
30万円を超えた事業費の100分の50以内 100万円限度
新 事 業 展 開 事 業 新居浜ものづくりブランド認定対象業種を営む中小企業 者(団体)が競争力を強化するために新たな事業への取 組を実施したとき。
事業費の100分の50以内 100万円限度
新 製 品 開 発 事 業
中小企業者(団体)が新製品の研究開発を行い、完成し たとき。
事業費の100分の20以内 200万円限度
中小企業者(団体)が新製品の研究開発を行うとき。
<研究開発まで>
事業費の100分の20以内 100万円限度
<完成まで(上記の研究開発を利用)>
事業費の100分の20以内 100万円限度
共 同 研 究 事 業 中小企業者(団体)が学術機関と共同研究を行い、完了 したとき。
事業費の100分の50以内 100万円限度
倒 産 防 止 対 策 事 業
中小企業者が倒産防止共済法による共済金の貸付を受け たとき。
貸付額の100分の10以内 50万円限度
中小企業者が新たに倒産防止共済に加入し、掛金を納付 したとき。
掛金月額(4万円限度、契約成立月から1年間 限り)の100分の20以内
9万6千円限度
人 材 養 成 事 業
中小企業団体が経営者及び従業員のために研修を実施し たとき。
事業費の100分の50以内 100万円限度
中小企業の経営者及び従業員が市内(えひめ東予産業創 造センター、ものづくり産業振興センター)、国及び県が 設置した機関で研修を実施したとき。
中小企業の経営者及び従業員が別に定める職種や等級の 技能検定試験を受験し、合格証書の交付を受けたとき。
中小企業団体が販路拡大のため物産の紹介、各種見本市 事業費の100分の50以内
補助金交付実績
○新製品開発事業 (単位:件、千円)
○市場開拓事業 (単位:件、千円)
○人材養成事業 (単位:件、千円)
件数 事業費 奨励金額
16年度 9 72,088,593 13,690,000 17年度 1 11,229,750 2,000,000 18年度 2 11,487,459 2,297,400
19年度 0 0 0
20年度 1 20,499,229 2,000,000 21年度 4 21,220,389 4,062,700 22年度 3 12,784,584 2,556,700 23年度 1 13,630,293 2,000,000
24年度 0 0 0
25年度 1 614,583 122,900
26年度 3 18,248,925 3,649,700
件数 事業費 奨励金額
16年度 2 2,056,734 1,000,000
17年度 3 2,857,388 1,424,000
18年度 2 1,028,495 514,200
19年度 0 0 0
20年度 0 0 0
21年度 0 0 0
22年度 1 756,450 378,200
23年度 0 0 0
24年度 0 0 0
25年度 0 0 0
26年度 7 7,038,327 3,223,300
件数 事業費 奨励金額
16年度 1 95,319 47,600
17年度 6 439,134 176,500
18年度 5 365,200 182,500
19年度 8 796,758 398,100
20年度 3 269,325 134,500
○先端機器導入事業 (単位:件、千円)
○雇用促進事業 (単位:件、千円)
件数 事業費 奨励金額
16年度 21 462,105,018 17,693,500 17年度 10 349,198,613 8,636,100 18年度 13 267,461,669 9,671,400 19年度 12 239,318,879 7,841,500 20年度 11 166,705,633 6,688,900 21年度 1 23,100,000 1,000,000 22年度 4 227,648,400 3,100,200 23年度 7 217,909,650 5,539,300 24年度 9 287,380,789 7,102,300 25年度 8 173,481,843 5,539,200 26年度 10 372,266,986 12,828,200
件数 事業費 奨励金額
16年度 18 81人 10,725,000
17年度 17 58人 3,480,000
18年度 11 33人 1,890,000
19年度 18 49人 2,790,000
件数 事業費 奨励金額
22年度 10 2,551,660 1,075,800 23年度 20 2,921,347 1,459,800 24年度 23 5,943,449 2,970,700 25年度 25 7,226,532 3,612,200 26年度 31 5,757,459 2,877,400