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(2)ものづくり産業振興の課題

イ ものづくりビジョン施策取組状況から見え る課題、期待

 新居浜市ものづくり産業振興ビジョンの施 策取組状況について、実施主体(市、支 援機関)及び利用者(市内事業所)から の評価を取りまとめた。

 実施主体(市、支援機関)からの評価で は、全体として概ね達成されている。ただし、

予算化や事業化をもって達成と評価している 項目もあり、実施効果の計数的な把握も検討 が必要である。また、継続的に実施する項 目についても利用者のニーズに応じた見直し

が必要である。

 利用者(市内事業所)からの評価では、

「市の支援体制」「人材の育成、活用」「産 業基盤の整備」 への期待度(重要度)が 高いことが明らかになった。

ウ ものづくり産業振興の課題

 これまでのものづくり産業の現状や企業を 取り巻く様々な社会環境の変化から、ものづ くり産業振興に向けた課題は次のように考え

られる。

(ア)地域産業を牽引する住友グループ企業 の継続的な操業

 本市地域経済に大きな影響を与える住友 諸企業の立地と継続的な操業が望まれる。

(イ)地域中小企業の技術力維持・向上

 新分野進出や製品開発にあたって、必要 な経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)が不足し、

製品開発力の向上や販路拡大が図れないと いうことが課題として顕在化しており、その解 決が必要である。

(エ)少子高齢化、人口減少への対応  技術・技能者が高齢化し、技能伝承が遅 れていたり、若手人材の確保が困難となって いたりする。また、人口減少社会の本格到 来を目前に控え、次世代を担う者たちへ、も のづくり産業の魅力を伝えて、関心を高めて いくなど、先を見据えた対応が必要である。

 人口減少社会の本格的な到来、市場のグ ローバル化などの社会環境の変化は、これ まで以上に大きなものである。そのため、将 来に向けては、危機感をもって取り組みを積 極的に推進していくことが求められる。

 新居浜市のものづくり産業の強みと弱みと 環境変化、並びに産業振興の課題を整理す ると次のようになる。

○新居浜市ものづくり産業の強み、弱み、環境変化と産業振興の課題

強み 弱み

ものづくり 企業

◦高度な技術力を持つ人材を有 す。

◦高いプラントメンテナンス技 術を有す。

◦自社製品開発に必要な経営資源不 足。

◦技術技能者の高齢化、技能伝承の遅 れ。

◦若手人材確保が困難。

集積地

◦大型製缶から小型精密加工ま で広範な対応。

◦プラントメンテナンス企業が 多く集積。

◦加工組立型の川下産業立地が少な い。

◦自社製品を製造する企業が少ない。

◦高精度や微細加工技術を持つ企業が 少ない。

◦産業集積地新居浜の強みが知られて いない。

地域特性 立地環境

◦住友企業グループが立地。

◦港湾が整備され大型製品が搬 送可能。

◦産業支援機関や高等教育機関 の存在。

・大手企業の動向に左右される。

・新たな大手企業の立地がない。

・新卒者の地元就職志向が弱い。

・工場用地が少なくなっている。

・地域内に大学がない。

ものづくりビジョン進捗状況から見える課題、期待

○市の支援体制       

○人材の育成、活用     

○産業基盤の整備 など    本市ものづくり産業を取り巻く環境の変化

○人口減少社会の本格到来  

○経済のグローバル化    

○大手製造業の戦略変更 など

ものづくり産業振興の課題

ア.地域産業を牽引する住友グループ企業の継続的な操業 イ.地域中小企業の技術力維持・向上          ウ.地域中小企業の製品開発力や営業力の向上     

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