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つく開発研究成果が出ているか (研究のアウトプット)、また現実 に「新産業分野創出戸川研究成 果に基づく産業活動のアウト力 ム)に結び付いているか、を中 心に評価して下さい。

注り ここで言う新産業「分野」とは、

新産業に結びつく新たな切り口・独 自性。

基本的に伝送された情報量に従うことから、屯磁干渉、による 潜在的な経済損失は莫大である。さらに今後の通信需要増加

と端末の小型高性能化に対応するには、携帯端末の内部 ・近 傍における電磁干渉問題の解決が従来以上に重要となるこ とは間違いない。これに対し本プロジェク トでは、将来の高 度無線通信インフラの社会実装に必須な電磁環境問題の解 決技術(材料、実装、測定、評価)を総合的に提案しており、 大きな経済効果を伴う新たな産業分野の創出につながる研 究成果と考える。

‑本プロジェク トが対象とするパワエレ系電磁雑音と通信の分 野で、 インバータのスイッチング速度の高速化という技術ト レンドと IoT化に代表される無線通信(特に微弱無線)の急 速な普及という社会 トレン ドにおいて、今後深刻となること が懸念される電磁環境問題にいち早く取り組み、具体的な製 品化までの道筋が描かれている点で高く評価できます。

・ドイツでは IoTをフルに活かしたインダストリー4.0が製造 現場の改革に大きな成果を上げており、日本では国家戦略と

してソサエティ5.0が提唱されている。本プロジェク卜によ る成果は要素技術としてはノイズの評価、抑制であるが、こ の技術は様々な分野に適用される可能性を秘めており、その 意味で、は新産業の創出に寄与するものと期待できる。

‑本プロジェク トで提案し確立された電磁環境の試験 ・評価手 法は、ノイズ発生源からの電磁妨害波の計測・記録と、妨害 を受ける無線端末の通信性能評価系を分離するという、非常 にユニークなアイデアであり、本プロジェクト対象の LTE通 信系だけではなく広い範囲の様々な無線通信系の性能評価 に適用可能が技術であり、新分野創生の期待が大きい。

‑磁性材料・磁性デ、パイス製造プロセス、および応用技術に関 しては、本プロジェク トグループの技術レベルは是界最高水 準にあり、広い周波数にわたるフィノレタリングを可能として いる。今回のプロジェク ト成果は、今後の 5G無線システム の普及に当たってはさらに高周波域における電磁環境改善 技術として非常に重要であり、前述の高度計測・通信性能評 価技術と統合した通信性能確保の技術と して、新たな分野の 開拓に直結する成果と言える。

(不十分な点) 特に無し。

(改善のポイント)

今回のプロジェク トで創出された異分野連慌の枠組みの更 なる強化が、新産業分野倉Ij出には必須であるので、継続して連 携強化を図るべきと考える。

‑105‑

評価 :(0を付けてください。)

①.優れた研究成果を挙げ、かっ、 「新産業分野創出」に結び 付く評価を挙げている。

2.優れた研究成果は挙げているが、「新産業分野倉Ij出Jに結 び付くには課題を残す。

3. 

i

憂れた研究成果を挙げているとは言えないものの、 「新産 業分野重Ij出Jに結び付く可能性は高い。

4.研究成果は他に優れたとは言えず、 「新産業分野倉Ij出」に 結び付く成果も期待出来ない。

E .

プロジェクトの研究費の実績

総括

m

(優れている点)

外部資金の獲得状況と、その│本研究開発は、総務省 「電波資源拡大のための研究開発Jのう 資金が十分に活用されているか │ち「不要電波の広帯域化対応した電波環境改善技術の研究開 の観点から評価して下さい。 発」の委託研究と して実施したもので、毎年の継続評価におい ても充分高い評点を挙げることにより、各年度ともほぼ必要十 分な経費を獲得している。東北大学

N I C H e

は実施

5

機関の取り まとめ機関として、各機関の成果見込みを充分に精査して経費 配分を行い、その結果、当初計画を越える成果を得ている。

(不十分な点) 特に無し。

(改善のポイント) 特に無し。

N. 当初計画を超える展開等やそれによる成果について

総括W (優れている点)

ア)受信感度の低下防護のための広帯域フィノレタリング技術の 開発に関しては、当初は空隙の存在を想定していた

I C

チッ プ表面とコンポジットシートとの聞を密着させる技術開発 に成功した。この技術は、今後の実用化、製品化を考える上 での技術的な意味合いが大きい。さらに、極薄 (50μm)の 焼成シートの実装についても、僅か1μmというほぼ密着と いえるギャップで実装する技術(特許出願)を開発した。こ れにより 4"‑'6GHz帯で当初目標の10dBを上回るノイズ低減 効果を得ている。このノイズ低減効果の実現には、磁性材料 の 選 定 指 針 と し て 本 研 究 で 実 証 さ れ た 、 入 力 損 失 比

P l o s s / P i n

を参照する設計法も大きく寄与している。

106 

V .

総合評価

エー2)電磁環境評価システムの開発では、ノイズ発生源である パワエレ機器からのノイズの計測 ・記録と、妨害を受ける LTE通信系の通信性能評価系を分離するという、先の総括で 述べた非常にユニークなアイデアを実現し、エー3)と連携し て、実環境における不要電波を高感度で記録し電波暗室内な ど別の場所で再生することにより、無線端末の感度劣化を比 較的簡単に再現性良く評価できる、全く新たな電波環境評価 システムの構築に成功した。このシステムは非常に広範囲に 応用可能な測定評価系であり、 例えば身近な電子機器の近傍 に携帯端末を置いた場合の受信感度の劣化を世界で初めて 定量的に明らかにしている。

エー2)エー3)の連携による無線通信性能評価の結果として、従 来基準の‑135dBm/Hzを大幅に下回る‑170dBm/Hzの微小イ言号 測定を実現し、さらに受信回路へのノイズ全面照射時に特定 周波数で無縁通信性能が大幅に劣化することを初めて検証 するとともに、通信性能劣化の原因となる機能ブロックを特 定して要因解析に成功するなど、当初計画を超える重要な成 果を挙げている。

総括I"""Nを踏まえ、本プロジェクトを総合的に評価して下さい。

本研究は日常生活の必需品となっている携帯無線端末と、家庭に浸透している省エネ家電に 欠かせない半導体スイッチング電源や将来の普及が見込まれるワイヤレス充電なと のパワエレ 機器による不要電磁波との干渉の影響を課題として取り上げ、不要電磁波による通信品質劣化 を防止 ・軽減するための新たな優れた磁性材料やその実装方法を検討するとともに、改善技術 による効果を実際の携帯電話信号を使った通信性能の尺度で評価・ 実証するという、世界に類 例を見ない異分野融合的かつ先駆的な研究開発である。

この研究開発課題に対して、東北大学が中核的研究機関となり、研究代表者の卓越したリー ダーシップの下、各分野における第一線の研究者が集結し、適切な進捗管理により、各研究課 題とも当初目標を十分上回る成果を挙げた。

研究テーマは、 IoT化の進む社会において、今後より深刻化が予想される電磁環境の問題に 関し、先見性をもって設定されたものであり、明確かつ具体的なアウトプッ トが目標として設 定されている。産学連携によるプロジェクト体制による研究開発活動がなされた結果、成果の 製品適用も視野に入ったものとなっている。同活動における東北大学NICHeの役割は大変に大

きいものであったと考える。

さらにこれらの成果は、我が国の情報通信産業や家電製造業における国際競争力の維持・向 上のみならず、無線通信インフラに対するさらなる需要増への対応に必要な、総合的な電磁環 境改善技術ともいうべき新たな産業分野の創生にもつながるものと期待できる。

‑107

1

1佐一、不十分と評価されるのは本活動の社会へのアピーノレで、あり、今後の取り組みが期待さ れる。

(全体に対するコメントがありましたら、記載して下さい。)

本プロジェクトは、本プロジェクトの研究代表者による前プロジェクト「高速 ・高品質な無 線通信実現のための

I C

チップレベノレの低ノイズ化技術の研究開発(平成

2 2

̲...̲, 

2 5

年度)Jの成果 である(a)

I C

チップレベル高周波磁性体技術、および

( b ) L T E

級受信

R FI C

診断評価技術を基盤 として、N1CHe次世代移動体システム研究プロジェク トの (c)電気自動車 ・ワイヤレス給電技術 が連携してはじめて実施可能となったものであり、[材料分野]高周波磁性体の材料応用・解析 ・ 計測、[半導体 ・回路分野]集積回路およびパワーエレク トロニクス、[情報通信 ・竜波分野]デ

ィジタル無線通信と電磁界計測の、 3分野の研究者 ・技術者が有機的に研・究クツレープを構成し、

推進された。

プロジェク ト開始時点では、従来は異分野と認識されるパワエレとディジタル通信および磁 性材料技術開発・応用の境界領域の研究であり、「全体を見通せる者はだれもいなしリという認 識のもと、各分野から参画した研究開発運営委員会委員のアド、パイスとグノレープ内の意識知識 共有を精力的に進め、その結果として先端領域を切り開き優れた成果を挙げたことは、高く評 価されるに値する。

今回のプロジェク トで創出された異分野連携の枠組みの更なる強化が、新研究分野の開拓と 新産業分野創出には必須であるので、継続して述携強化を図るべきと考える。

ハU

ドキュメント内 研究プロジェクト評価報告書 平成30年度 (ページ 110-117)

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