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132 4.3.2.2 逆相HPLC分析

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のGlcNAcを 1残基のみ有する遊離型N—グリカンである可能性が高いことが示された。

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Fig. 4-3-1. 逆相HPLCによる対照区O. sativa芽部の構造特性別 N−グリカンパターン

3 4 5 6 7 8 9 3 4 5 6 7 8 9 3 4 5 6 7 8 9

Fluorescence intensity

Elution time (min)

5 10 15 20

0

Elution time (min)

5 10 15 20

0

Fluorescence intensity Fluorescence intensity

Elution time (min)

5 10 15 20

0

a1 Peak a

Peak b

Peak c

Peak d

Peak e

Peak f

Peak g

Peak h

Peak i

Peak j

Peak k

Peak l

Peak m

Peak n

Peak o b1

c1

e1 e2 e3

f1

g1

h1

k1

m1 m2

n1

o1 h2

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Fig. 4-3-2. 逆相HPLCによる SNC曝露区 O. sativa芽部の構造特性別 N−グリカンパター ン

3 4 5 6 7 8 9

Fluorescence intensity

Elution time (min)

5 10 15 20

0

Elution time (min)

5 10 15 20

0

Fluorescence intensity Fluorescence intensity

Elution time (min)

5 10 15 20

0 Peak a

Peak b

Peak c

Peak d

Peak e

Peak f

Peak g

Peak h

Peak i

Peak j

Peak k

Peak l

Peak m

Peak n

Peak o

3 4 5 6 7 8 9 3 4 5 6 7 8 9

a1

c1

e1 e2 e3

f1

g1

h1 h2

k1

m1 m2

n1

o1

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4.3.2.3遊離型ハイマンノース型 N—グリカンの構造解析

質量分析の結果、フラクションlは1780.3210 (Na+)のm/z値を示した。このm/z値から、

フラクションlは還元末端側のGlcNAcが1残基のみ結合した遊離型ハイマンノース型N

—グリカンのM9構造であることが予想された。続いて、構成糖およびその結合様式を確 認するため、フラクション l はのα—マンノシダーゼ消化を行った。ポジティブコントロ ールには糖鎖標準品のM8A(2 pmol/µL)を用いた。α—マンノシダーゼ消化の結果、M8A

(G.U = 9.66)はG.Uが 4.48、5.80および6.53前にシフトしたフラクションが得られ、

G.Uからそれぞれのフラクションは M8A からα—マンノースが 5〜7 残基遊離した M3、 M2およびM1構造であることが示された(Fig. 4-4A-II)。ポジティブコントロールの結 果を踏まえ、フラクションlはのα—マンノシダーゼ消化を行った。なお、Fig. 4-3-1の逆 相 HPLC 分析においてフラクション lはほぼ単一フラクションであったため、α—マンノ シダーゼ消化はサイズ分画HPLC にて分取後のフラクション lを用いた。α—マンノシダ ーゼ消化の結果、lは(G.U = 9.96)はG.Uが 6.67および 7.45前にシフトしたフラクシ ョンが得られ、G.Uからそれぞれのフラクションは遊離型 M9 からα—マンノースが 7 残 基および8残基遊離したM2および M1構造であることが示された(Fig. 4-4B-II)。α—マ ンノシダーゼ消化後のG.Uが9〜10付近のフラクションについては、逆相HPLC分析に てlとは異なる G.Uをもち、非還元末端にα—マンノース残基が結合していない別の糖分 子である可能性が高い。酵素消化の結果から、フラクションl1は遊離型ハイマンノース

N—グリカンのM9 であることが示された。

さらに、逆相HPLC分析において遊離型ハイマンノース型N—グリカンを含む可能性が 高いフラクションについて質量分析を行った。フラクション g およびフラクション j の 質量分析の結果、それぞれ1456.6669 (Na+)および1619.2116 (Na+)のm/z値を示した。こ のm/z値から、フラクション gおよびフラクションjは還元末端側の GlcNAcが 1残基の み結合した遊離型ハイマンノース型N—グリカンの M7およびM8構造であることが予想 された。従って、フラクション g およびフラクション j の構成糖およびその結合様式を

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確認するため、フラクションgおよびフラクションjのα-マンノシダーゼ消化を行った。

フラクションgのα—マンノシダーゼ消化の結果、フラクションg(G.U = 8.36)はG.Uが 5.07および 5.85前にシフトしたフラクションが得られ、G.Uからそれぞれのフラクショ ンは遊離型 M7 からα—マンノースが 5 残基および 6 残基遊離した M2および M1 構造で あることが示された(Fig. 4-4C-II)。また、フラクションjのα—マンノシダーゼ消化の結 果では、フラクションj(G.U = 9.21)はG.Uが 5.92および6.70前にシフトしたフラク ションが得られ、G.U からそれぞれのフラクションは遊離型 M8 からα—マンノースが 6 残基および7残基遊離した M2およびM1構造であることが示された(Fig. 4-4D-II)。

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Fig. 4-4. フラクションl、フラクション gおよびフラクションjのα-マンノシダーゼ消化

産物のサイズ分画HPLC 結果

A-I, M8A、A-II, A-Iのα-マンノシダーゼ消化後、

B-I, フラクションl、B-II, B-Iのα-マンノシダーゼ消化後 C-I, フラクションg、C-II, B-Iのα-マンノシダーゼ消化後 D-I, フラクションj、D-II, B-Iのα-マンノシダーゼ消化後

Fluorescence intensity

Elution time (min) 4 5 6 7 8 9 10 3

10 15 20 25

4 5 6 7 8 9 10 3

30 10 15 20 25 30

5 5

Elution time (min)

Fluorescence intensity

I

II

I

II

A B

Fluorescence intensity

Elution time (min) 4 5 6 7 8 9 10 3

10 15 20 25

4 5 6 7 8 9 10 3

30 10 15 20 25 30

5 5

Elution time (min)

Fluorescence intensity

I

II

I

II

C D

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4.3.2.4. 対照区と SNC曝露区の O. sativa芽部に存在する N—グリカンについて

対照区と SNC 曝露区において得られた全ての N—グリカンの構造および存在比は Fig.

4-5 に 示 し た 。 存 在 比 は 対 照 区 お よ び SNC 曝 露 区 に お い て 最 も 多 く 存 在 し て い た

GN2M3FX構造を100として算出した。比較解析の結果、対照区と SNC曝露区間おいて

N—グリカン構造や相対比は全体として同様のパターンを示したが、パウチマンノース型

N—グリカンと一部の複合型N—グリカンおよび遊離型N—グリカンはSNC曝露区において

僅かに減少していた。M3X は7(対照区)から2(SNC曝露区)、M3FXは 74(対照区)

から60(SNC曝露区)、Gal2F1GN2M3Xは 19(対照区)から 10(SNC曝露区)、遊離型 M8は19(対照区)から13(SNC曝露区)、遊離型M9 は36(対照区)から23(SNC曝 露区)であった。また、相対比較の結果、SNC曝露区において増加した N—グリカンは検 出されなかった。しかしながら、SNC曝露O. sativa芽部は対照区との生長度の差が殆ど 確認されなかったことから、本節におけるN—グリカンの減少量では、表現型の変化に大 きな影響がないことが示唆された。

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Fig. 4-5. 対照区および SNC曝露区の芽部における N—グリカン相対比の比較

M3X

100 50 0

Ratio

50 100

Ratio

0

Control SNC exposure

0 20 40 60 80 100 120

M3X M3FX

GNM3 GNM3FX GN2M3FX