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⑳.会所を、出発して熊野神社に向かう西谷の行列。
先頭で御幣を手に持ち、黒い神主服を着てい るのが山若一番尉である。
⑳.熊野神社の階段をあがる西谷の行列。芋はふ っうは山子がかつぐが、このような場所では 山若がかわって担ぐ。
⑫.熊野神社につくと芋は本殿の脇にひとまず供 えられる。社務所で簡単な儀礼がおこなわれ る間、山子がこの芋の番をする。
⑳.社務所には野神にそなえられる供物が並べら れている。餅、ブト、御鯉、カモウリ、ササ サゲ、カワセノハンギリなどが見える。
⑯.芋には本番ではかりやすいように、丈尺にあ わせて印がつけられる。この数によってあら かじめ東西の長さが比較できる。
⑰.西谷では根元の荒縄で三つの結び目をつくり、
これに紙でつくった飾りをつける。この飾り 方も東西で違う。
の上に水引で丈尺をくくりつける。また芋の 長さがわからぬように芋の葉で覆う。
⑲.芋が会所から出発する前の記念撮影。山子は 緋の着物、山若は祥、羽織、袴姿、山若一番 尉は黒服、勝手は紋付、羽織袴である。
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⑳.東谷の道のりは短いので、東谷の芋がいち早 く祭場に運びこまれる。祭場の石はきれいに 整えられているのがよくわかる。
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⑳.つづいて到着した西谷の芋。西谷の野神山へ の道は東にくらべて坂が急で、芋を運び上げ るのが大変である。
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⑳.祭場に着座した山若。この年は東谷の山若は 7人であったが、西谷は1人少なく6人であ った。西谷はしばしば山若の数が不足する。
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⑪.二番尉以下とは反対に着座する山若一番尉。
一番尉は神に向かっては村人の代表であり、
また村人に向かっては神の代理人でもある。
⑭.社務所の座敷に東西にわかれて山若が着座し たのち、神主と副神主が席につき、神主が簡 単なあいさつをしてここでの儀礼が始まる。
⑳.社務所でおこなわれるのは三二九度の儀礼だ けである。山若五番尉と六番尉が中央に出て、
まず山若一番尉に酒をつぐ。
⑳.そのあと山若全員に盃をまわす。野神山での 祭にさきだって熊野神社でこの儀礼がおこな われる意昧は不明である。
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⑳.熊野神社での儀礼が終わると、東西はそれぞ れ別の道を通って、村の西北部にある野神山 にむかう。これは東谷の行列。
⑯.最後に山若一番尉が神座の屋根の上の膳にひ とつひとつ供物を捧げる。東はおとなしい作 法、西は荒々しい作法で供物を供える。
⑰.〔7〕神々の三三九度。神に酒を供する儀礼で ある。これは山若一番尉が用意した三方の上 の盃に山若が酒を注こうとしている場面。
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工・一⑱.山若が注いだ酒を神座にかける山若一番尉。
この儀礼もまた東西でやや時をずらして行う。
すべての儀礼にこのような東西の差がある。
⑲.〔9〕われわれの膳を出すこと。これは山若た ち自身の膳を出す儀礼である。このとき西は 膳を投げる荒々しい所作をする。
⑫.天秤棒を使って運びあげられた供物の数々。
右上の竹で編んだものは神の膳、中央の白い ものはカモウリを煮たものである。
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⑬.〔1〕水まわしの儀礼。すべての儀礼の開始に あたって、まず口をすすぐ儀礼である。最初 に東西の山若が向かい合っている場面。
⑪.〔2〕神を拝すること。東西の山若がそろって 神を拝する。この儀礼はたびたび行われる。
東西の拝し方はこのように異なる。
⑮.〔5〕神の膳を奉る儀礼。これは用意した供物 を神に供える儀礼である。祭場巾央に山若全 員が出て、手わたしで渡して行く。
銚子をもつ二人の山若が出て、銚rから柄杓 へ酒を注ぐ。
⑮.まずII」若一番尉に酒を注ぐ。そのあとまた銚 rを持った山若から酒を注いでもらった後、
山若全員に酒を出してまわる。
⑯.〔16〕..番二番の流れ盃.山若の番尉と二番 尉だけに酒肴を出す儀礼。肴を出す所作が他 の儀礼にはない。
:⑰.酒を出した後、受ける側のlll若が膳を箸でコ ンコンと叩くと、控えていた山若が腰を屈め たまま足早に肴を持っていく所作がおもしろい。
⑩.まず一番尉に膳を出した後、すべてのll」若に 膳を出す。このとき勝予によって山子にも簡 単な膳が出される。
⑪.〔10〕カワセノハンギリ。これは東西での贈物 の交換である。山若番尉が相手相手のハン ギリ褒めた後、山若全員に御鯉を配る。
⑫.〔12〕神の膳を徹すること。供物を捧げる時と 同様のやり方で神の膳をはやばやと徹する。
神と山若との儀礼ll勺直会はこれで終了。
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⇔.同時に山若たちの膳もこのとき徹する。芋く らべ祭では出された料理に手を出すことはな い。山子も同じである。
金.この角力は1二俵もなく、山若を中心にして山 子が二人組むだけで、実際に相撲を取って、
勝負を決めることはない。
9.〔21〕芋打ち。祭の最後がア打ちとよばれる芋 の長さをはかる儀礼である。芋をはかる前に まず丈尺が同じであるかが確かめられる,
⑪.まず自分の側の芋の長さをはかる。芋打ちは 三番尉が行なうが、はかるたびにドンジョフ ミとよばれる独特の所作をする。