185± 72 168± 67 60± 33 44± 16
N.D.
N,D.
1,27 1.34 3.25 1,10 1.12 3.00 1.09 1.05 3,20
1,40 1,Ъ 3.25
1.08 1.12 3,46 3.75 3,91 2.470.96 0.74 0.91 0,86 0.騨 0.86
22
6.2 4.7 4.2 2.2 2.3
N.D.:not detected.
η
0 劇 N く
lo 20
Elution volume(ml)Fig. Ⅲ̲2 Superdcx 75HR gclぃfittration chЮmatography oF uncross̲tinked PG fragments.
Uncross■inkcd PG from M′
"9"∫ was digested with iysozyme at 37℃ for 3hr and pu fied as dcscribed in Mcthods. An aliquot、 vas applicd ontO a Supcrdex 7511R colllmn and etuted
with O。05 M ammoniurl acctatc,pH 7.5。 PG was monitored by mcasuring thc absorbency a仕 220 nm. Ffactions l to V were coWected and lyophilizcd. Void vOlumc(VO)and the
etution Position of chitin hcxamer are shown by black and whitc arrows,respcctively.
6 hr. 48 hr.
Elution volume(ml)
Fig.Ⅲ
‑3 Effects oflysozyme treatment on elution Pattem of uncross■ inked PG fragment. Uncross■inked PG from
ん■ J′彪"∫
was digested with hen egg
lysozyme at 37R3 for the indicated time peod and chromatographed on a
Superdex 75HR column as descibed in Fig. Ⅲ‑2り
GluNAc‐ [urNAc‐
│
L―Ala
l
D―Glu
l
L―Lys or Dap
│
D―Ala
n≧ 2
Fig. Ⅲ ‐4. Minil■ um PC}structure rcquired for induction of antibactcrial protein synthesis in
】ο
"♭ノズ οr,.
第4節
考 察
哺乳 類 にお いて、
PGの
持 つ免疫 学 的効果 につ いての報告 は多 く、マイ トジェン効 果 8oゃB細
胞活性化 舒)、 あるい はマ クロフ ァー ジに働 きIL‑1、 IL‑6、 TNF―αな ど各 種サ イ トカイ ンの誘発 を促す 88、 89、 9い。最近 の報告で はマウス のマ クロファー ジにお いてPGが
L‐12の合成 を誘導す る ことが示 され た9り。 この IL‑12の 誘導で はPG構
造 に特 異性 が認 め られ、B.解 θgαr"′μ 由来 の細胞壁
PGで
は誘導効果が認 め られたが 肱 ′"″"∫ 由来 の細胞壁PGで
は lC10μ g′ndの
濃度 にお いて もIL‑12 mRNAの
発現 は認 め られ なか った。 この結果 は本章で示 したPG構
造特 異性 と一致 す る。 さ らに、 この マ ウス にお けるIL‐12の
誘 導 はPGを
リゾチー ム によ リー 晩処理 した場合、その効果 が消失す る事か ら、このマウス のIL‐12誘導系 にお いて もある程度 の分子量 を持つPG
構 造 が 必 要 で あ る と考 え られ る 。 ま た 、MurNAc‐L―Ala― D‐isoGlu(MDP)は ア ジ ユ バ ン
ト活性 をもつ
PGの
最小構造 として知 られているが、PGあ
るいは可溶性高分子PG
では補体活性化効果が認め られるのに対 し、
MDPや
モノマーのPGユ
ニ ッ トのではそ の 効 果 が 認 め ら れ な い 9D。
そ の 一 方 で 、MDPや mumEdy t pep deで は ア ナ フ ィ ラ
キ シー 反応 の誘発 を起 こす のに対 しテ トラベプチ ドを持つモ ノマー の
PGユ
ニ ッ ト以上や高分子
PGで
はそ のよ うな効果が認 め られない99。カイ コにお いて も第 Ⅱ章で示 したよ うに
MDPで
は抗菌性 タ ンパ タ質誘導 が認 め ら れず 、 さ らに本章 の結果 で は抗菌性 タ ンパ ク質誘導 には一定構造 のPGが
必要である ことが明 らか とな った。 また、 フェノール オキ ンダーゼカスケー ド系のPGに
よる活 性化 に高分子 の不溶性PGが
必 要で あ り、 リゾチーム処理 した低分子PCで
は活性化 が起 こ らない 41)。 また、カイ コー 匹当た りlμgの
高分子PGを
注射 した場合 、体液 の激 しいメラニ ン化 が起 こるが、 フラクシ ョンⅡや リゾチーム処理 した細胞壁PGで
は50 μ Bの 注射で もメラニ ン化 は認 め られなか った。 これ らの結果 はカイ コにはフェ ノール オキ シダーゼ系 と抗菌性 タ ンパ ク質誘導系の二つの異な った
PC認
識 システム の存在す る可能性が考 え られ る。51
第Ⅳ章
カイ コ抗商性 タンパ ク質誘導におけるペプチ ドグリカン認識 タンパク質について
第1節
緒言
第 Ⅱ章及び第 Ⅲ章 に述べた結果 よ り、カイコ抗菌性タンパク質誘導に特定構造の
PGが
パ クテ リア感染 のシグナル として働 いていることが明 らか となった。また、血球 をほとん ど含 まない ,η ソデrr9の 脂肪体培養系で、添加 した
PGに
よ り抗菌性 タ ンパ ク質が誘導 され た。PCが
親水 性であ りそれ 自体が細胞膜 を通過す る とは考 え られない ことか ら、PGに
よる抗菌性 タンパ ク質 の誘導 には、その細胞外 シグナルを細胞内に伝達する経路が必要 と な り、脂肪体細胞表面 に
Pcを
認識す る レセ プターの存在す る可能性が考 え られ る。また、脂肪体 はカィ コ体液の血漿 タンパ ク質の合成 を行っていることか ら、脂肪体よ り分泌され た体液成分 の中に
PG認
識 タ ンパ ク質が含 まれている可能性 も考 え られ る。哺乳動物にお いてLPSは
パ クテ リア感染 のングナル として働き、さまざまな免疫反応 を引き起 こすが、ここでの
LPS認
識 システム は液性成分であるLPS bindng p「Otdn(LBP)が LPSと
結合 し、LPS―
LBP複
合体 を形成 した後 マク ロフ ァー ジ細胞表面 に存在す るCD14に
よって認識 され る もので ある 626)。 も しこれ と同 じ様 な システムがカイ コに存在す るな ら、体液中に ある
PG結
合 タ ンパ ク質がPGと
複合体 を形成 した後、脂肪体制胞 に存在す るレセプター に結合す る可能性 も考 え られ る。 これ までに昆虫におけるバ クテ リア構成成分の認識シス テム として明 らか にされているものにはフェノール オキシダーゼ系の β■,3‑グルカ ン認識 タ ンパ クおよびPG認
識 タ ンパ クが ある6)。 また、一部の昆虫では体液 中に存在す る レク チ ンが糖 タ ンパ クを認識 しオプソニ ンとして働 くと考え られている。 しか し、前述 したよ うに抗菌性 タンパ ク質の誘導因子で あるPGを
リゾチーム処理 し低分子化 した場合ではフ ェノール オキンダーゼ系の活性化 は認め られない。 また、 レクチ ンによる糖認識 に比べ、誘導 に必要な
PG構
造 の特異性が極めて高い ことな どか ら、抗菌性 タンパ ク質誘導系の認 識 システム は これ らのシステム とは明 らか に異なると考 え られる。PGは
哺乳類 の免疫担当細胞 にも直接作用 しサイ トカイ ン誘発な ど、さまざまな免疫反応 を活性化する。そのた め、哺乳動物 において も
PG結
合 タ ンパ クの検索 を含 めPG認
識 システム全般の解明が試 み られて いるが現在 までほ とん ど明 らかになっていない。また、マウスマクロファージの IL‑12誘 導 に必要なPCが
、カィ コの場合 と似かよった構造特異性 を示す という報告 91)が ある ことか らもPC認
識 システム は昆虫に限 らず哺乳類 にまで共通 して存在する可能性が考 え られ る。そ こで本章では抗菌性 タ ンパ ク質誘導 に関わるバ クテ リア認識 システムの解 明 を 目的 とし、
PG結
合 タ ンパ ク質 の検 出系の確立な らび に、それ を用 いたカイ コのPG
認識 タ ンパ クの検索 と同定 を試みた。
53
第2節
材料および方法 2‑1材 料
(1)バ
クテ リア及びペプチ ドグリカン】. ιgα′射
" NCIMB 12520(】″p・メン∫つはThc National Collccdon of lndust al and Ma nc Bactetta LTDよ り入 手 した 。 これ 以外 のパ クテ リアは第 Ⅱ章 、第 Ⅲ章 に記 載 した ものを 用 いた。細胞 壁 由来
PG及
び直 鎖 状PGは
第 Ш章 に記 載 した もの を用 いた。(21 試 薬
SulfosucccinimidyI N―(Dぃbiodnyl)‐6‑aminohcxanontc (BiOtin̲ACs‐ SuifO̲Osu), 6‑(6‑
HydmzidOhexyl) amidohexyl D―biottnamide (BiO― Sulfo―Osu), 1‑phemyI̲2‑tiourca, ethylendiamin― N,N,N',N'― tetrttcetic id〕disodium salt,dihydmte(EDTA‐
2Na)以
上 の 試 薬 につ い て は 和 光 純 薬 工 業 仰 よ り購 入 した 。 SuIFosuccinimidけ 12‑Φ―azidOS』絶ytamidO)ethメー1‐
3'‐dihioproPinate,(sASD)及 び 1,3,4,6‐ tctmchiofo‐3α ‑6α ―dipheny181ycou
I(IoDO̲GEN
Iodinanon Reagent)以 上 の試 薬 につ い て は
PIERCE社
よ り購 入 した 。 3‑(牛Hydfoxyphenyl) pЮPionic acid N‐hydЮ xysuccinimide,(B01tOn̲Hunter Reagcnt)はAldich chem.∞
.よ り phenylmehylsulfonyIΠuode(PMSF)は
sigma社 よ り 1,10‑phenanthroline monohydratcは ナカ ラ イ テ ス ク 柳 よ り Na[12SI]、 ピSI]―BOlutOn̲Hunttr試薬 は Du Pont,NEN Rescrch PfOducts よ りそれぞれ購入 した。
ア フィニティーカ ラムの担体で ある ForlnyI―cellulonncは 生化 学 工 業 儡 よ り 購 入 し た 。
3‐
[(3‐cholamidoproPyl)dmethylammonio]‑1̲propanesuFonate (CHAPS)は 仰 同仁化学研究所よ り購入 した。
1)方
法(1)PG‐ Ammity colummの 調製
M′
"セ"∫直鎖状
PGは
第 Ⅲ章で述べ たよ うにペ プチ ド間側鎖 を欠 いているため、ペプ チ ド側鎖 に含 まれ る リジン残基 は遊離の ε̲アミノ基 を持 っている。そ こで、PGと
結合 す るタ ンパ ク質 を得 るためにPGを
リガ ン ドとし、遊離のア ミノ基 を介 して担体 に結合 させ たア フィニティヵ ラムを調製 した。平均糖鎖長22の M′
"ιヵ∫直鎖状
PGを
使用 し、カ ラ ム の調製 は担体購入時付随のテ クニカル マニ ュアル に従 った。湿重量7m8の
ホル ミルセル ロファイ ン担体 に
M′
"θ"d直鎖状
PG溶
液 (4mg/ml,0.2Mリ ン酸緩衝液PH7.0)7mlを
加 え、室温にて
12時
間振 とうしなが らイ ンキュベー トした。還元剤 の Sodium cyano boЮhydride(SCBH)を 49mg加
え、さらに室温で2時
間イ ンキュベー トした。ブフナー 漏斗を用いてグルを蒸留水で洗浄 した後、ブロッキング緩衝液 (0。2M T s̲HCI,pH7.0)を 14mi加 え、再び室温で3時 間振 とうした。グルを蒸留水で洗浄 し0.lMリ
ン酸緩衝液,PH7.0, に懸濁 した。調製 した担体はBIO‐RAD社
のPoly―Prep chЮmatography column(0,8× 4cm)に 充填 し、4℃にて保存 した。(2)B.
ι=α
貯,,μ NCIMB 12520 gη ‐ヵ ざ・)を 用 い たFH]―
PGの
調 製B。 開ι
=″
冽"P4の ジアミノピメリン酸ωap)要求性変異株である β̀PPag=何ιr'′
NCIMB
12520oη‐,「/d‐)を対数増殖期 まで生育 させた後
PBSに
懸濁 した菌体(1.0× 107∝1に)を3,7MBqの
PH]‐Dapを
加えた 1000田Iの ペプ トンぃグルコース培地中(2%ポ
リペプ トン、0.2%グル コ ー ス 、o.5%NaCI、 20 μ B′
Ru DAP,pH7.2)に
て 一 晩 培 養 し た 。 培 養 後 、 第 Ⅱ章に記載した方法により細胞壁可溶性
FH]―PGを 調製した。
(31 F2SI]̲BOltOn― Hunter試薬 に よ る PGの 標 識
F251]標識 した
PGを
用いて結合するタンパク質を検索するために 肱 ′′佗′∫直鎖状PGを
[1251]̲BoltOn̲Hunter試薬 を用 いて標識 した。Bolton̲Hunter試 薬は水溶液中では不安定で分 解す るため、P251]̲B。ltOn̲Huntcr試薬 はベンゼ ン溶液 として出荷 きれる。まず、ベンゼ ン を留去す るため、乾燥用 Cac12を 充填 した トラップを介 して
N2ガ
スをエ ッペンチュープ内の『251]̲B。ltOn̲Hunter試薬 (9。
25MBq)に
吹きかけた。ベ ンゼ ンの留去を確認の後、 ここへlm8′ndの濃度で50m Iホ ウ酸緩衝液 pH8.5に 溶解 した 肱 ′ガじИざ直鎖状
PG溶
液を 50 μI加え、室温にて一晩反応 させた。その後2Mグ
リシンを50 μI加え、反応を停止させ た。標識されたPGは
Sephadcx G‐25によ り精製 した。(4)ASD―
PGの
調 製 斜)分 子 内 に 活 性 ア ジ ド基 を 持 ち
UV照
射 に よ リ タ ン パ ク 質 と 架 橋 す る Sulfosucci midⅢl2‑ゅ‐azidOS』icylamidO>thyl‑1‑3'‐dithiopЮ pina俺,(SASD)を用 い て
PG結
合 タ ン パ ク を 検 索 す る た め 、 (2‐P―azid―Salicylamido‑1,3‐ dithiopЮpionate)―PG(ASD― PG)を調 製 し た 。 500 μ lの 肱′
"セ】s直 鎖状
PG溶
液 (lm8/ml,0,lMホ ウ酸緩衝液〕pH8.5)に 、10μIのSASD溶
液(40mg/mI,DMSO)を
加え、室温にて30分
間イ ンキュベー トした。 ここへ再びSASD溶
液を加え、同55
様 にイ ンキ ュベー トす る ことで
PGと SASDを
反応 させ た。lMア
ル ギ ニ ン溶液 (0.lMホウ酸 緩 衝 液
,pH8.5)を
50 μl加え未 反応 のSASDを
プ ロ ック した後 、20∞×gで 2分
間遠心 を行 い上澄 み を回収 し
21の
PhOsPhate buFfcrcd s』 illc,(PBS)pH7.2に 対 して透 析 を3回
線 り返 した 。透 析 後 、100 μ
lず
つ分注 し、使用 時 まで‑20℃で 保存 した 。 また、以上 の操 作 は全 て 暗所 、赤色灯下 にて行 った。15)F2SI]̲ASD"PGの調 製
ASD―
PGを
醜『251]にて標識 した。標識の方法はクロラミンT法
とヨー ドゲ ン法により行ったが、結果的にヨー ドゲ ン法 9め によ り比活性の高い標識が可能であったため、以 降の実験で用いたl1251]̲ASD―
PGは
すべてョー ドゲン法によって標識 した。100 μ lの ヨー ドゲ ン溶液 (40mg/ml,ジ クロロメタン
)を
ガラスチュー次10×75mm)に 入れN2ガ
ス置換 しなが ら溶媒のジクロロメタンを留去 し、チュープの底をヨー ドゲンに てコーティングした。予め 10 μl(37MBq)の
NaF251]07GBq/ml)と loo μlの ASD―PG溶
液 (lmg/ml)の混合液をチューブに移 し、室温にて
30分
間反応 させた。未反応のNaF251〕は Sephadcx G‑25に よるグルろ過によって分離 し、[12SI]̲ASD―
PGの
精製を行 った。(6)『251]̲ASD―
PGに
よるフォ トアフィニティラベル検出対象のタンパク質溶液 とF251]̲ASD‐PG(0.41μ g/tube≒ 1,0× lo6cPm)を エ ッペンド ルフチュープ内にて混合 した後、暗所27℃で
30分
間インキュベー トした。チュープのふ たを開け、約5cm上
か ら短波長 臥′(260 mm)を 室温にて10分間照射 した。ここへ等量の SDS sample buffer(679 SDS, 8M urea, 20% 81yccrol, 0.∝ % bromphcnyi blue, o.2M dihi∝ryh olを含 む125mWI T s―HCi buffcr,pH6.5)を 加 えて3分
間煮沸 し、 この20 μlを7.5%SDS̲PAGEに
供 し、10ovの
定電圧 にて泳動 した。グル は銀染色キ ッ ト (和光純薬) にて染色 した後 、ゲル を乾燥 させ てォー トラジオグラフィー によ り['51卜ASD―PCと
結合したタンパ ク質 の検 出を行 った。