表13.「簡易試合法」因子分析相関係数表
因子分析表(簡易)
項目文章(略文) 因子二塁 1−T
因子寄与率
二二与率 α係数因子の解釈
3全力出してすっきり
0.86 α81**13得意新出しやすい 0.79 0.74**
5ほめられる技 0.77 0,71**
4積極的に試合 ・0.74 0.75**
7うまく動けた
U連続早出しやすい0.73
O.64 0.84**
表14.「国際規定」因子分析相関係数表
因子分析表(国際)
項目文章(略文)
因子負荷量
1−T 因子寄与率 累積寄与率α係数
因子の鰍7うまく動けた 0.86 0.88**
13得意技出しやすい 0.84 0.85**
3全力出してすっきり 0.79 0,84**
4積極的に試合 0.73 0,76**
5ほめられる技 0.69 0.75** 22.05 22.05 満足感 6連続外出しやすい 0.67 0、78**
8甲掛け合い楽しめた 0.61 0.77**
11どんな技出すか考えた 0.56 0.76**
22相手の力・動き利用して技 0.55 0,72**
9動きのコッ 0.59 0.80**
10相手の技返せそうな気がした α57 0,78**
1力をうまく加減 α53 0.72** 11.81 33.86
対応力
14強引な技をかけた 0.51 0.64** 0.9319技や動きが予想しやすかった 0.44 0.72**
21相手の気持ち感じた 0.78 0、71**
2自分の気持ち感じた Q0自分の体に気づいた
0.67
O.66
0.74**
O.81**
10.86
44.73 気づき
17相手の体に気づいた 0.6 0.81**
15自然に笑顔になった 0.79 0.76**
16怪我しないか心配した
Q3相手と一つになったよう感じた
0.71
O.6
0.76**
O.73**
10.27
55.00
一体感25お互いに認め合えた 0.48 0、72**
18技返されるのが不安だった 0.76 0、82**
24相手との体の違いに気づいた 0.69 0,75** 8.70 63.70 勝負観 12全盛負けても悔しくなかった 0.48 0、65**
このように,「簡易試合法」と「国際規定」の各々における各因子には,共 通して負荷量の高かった項目が多く含まれていることから,解釈・命名した5 因子自体には「簡易試合法」と「国際規定」での違いは認められない結果と なった.すなわち,「簡易試合法」であれ,「国際規定」であれ,全対象者が
「試合を行った上で感得した柔道の特性」(25項目)に対する評価の次元は概 ね一致していることとなった.特に「簡易試合法」と「国際規定」の共に第1 因子にある,「満足感」では,11項町中10項目が一致していることなどから,
両懸合法に共通する重要な因子として捉えることができる.
ただし,「簡易試合法」では第2因子に「気づき」(寄与率9.81%)があり,
「国際規定」では第3因子に「気づき」(寄与率10.86%)がある.また,「簡 易試合法」では第4因子に「対応力」(寄与率9.64%)があり,「国際規定」で は第2因子に「対応力」がある(寄与率11.81%).このように,「簡易試合法」
と「国際規定」の第2因子以降の配列は異なっている.この点については,「簡 易試合法」では対象者にとって,より自己や相手のことを感じられる「気づ き」が感得されやすく,「国際規定」では試合や練習場面における力や技,動 きなどへの「対応力」が感得されやすいのではないかと考えられるが,各々 の寄与率における差からみても大きな相違があるとはいえない.
4)標準因子得点からみた技術レベル別の比較
次に,「簡易試合法」と「国際規定」の各々における,回答者の各因子の標 準因子得点を技術レベル別(初級・中級・上級の3グループ)に分析した1.
標準因子得点は,例えば第1因子の「満足感」において正の値をとる回答者 では「満足感」が大きく,負の値をとる回答者では「満足感」が小さいこと
を示す.
1標準因子得点とは,回答者の零因子における合計得点の平均値を平均0,標準偏差1に標
準化して算出したものである.
田中敏(1996)。実践心理データ解析.新曜社.pp249.
表15〜表16に示すのは,「簡易試合法」の各因子における標準因子得点に ついて,技術レベル別で各因子の平均点を算出し,分散分析(一元配置)を 施した結果であり,表17〜表18に示すのは,「国際規定」の各因子における 標準因子得点について,同じく技術レベル別で各因子の平均点を算出し,分 散分析(一元配置)を施した結果である.さらに分散分析を施した結果,有 意差が認められた因子についてはSchef£eによる多重比較を行い,各々のグル ープ間で有意差があるかどうかを分析した.
なお,等分散性の検定も加えて行い,各々のグループにおいて母集団が推 定できるかどうかについても確認した。
表15.「簡易試合法」
分散分析表
「気づき」因子の分散分析結果
要 因 偏差平方和
自由度
平均平方F値 P値
半掟気づき因子
6.406260814
23.2031304 3.322251
0.0403 *誤差
91.59373919
950.9641446
全体 98 97
( 央士P<1% 索P<5%)
表16.「簡易試合法」
分散分析表
「一体感」因子の分散分析結果
欄一@ 、, 、 、 、
F P
当■ , 、因子
10.385261
25」9263 5.63033
0.0049 **量ロ
キ 87.614739
95 0.9222698 97
ヒ・:Sche仔e
大
フラ1 フラ2
Ψ・ P ・ QP
t P一,、因子 男 0.55877
0.01384 0.54493
0.1353上
0.55877 一〇.27630.83503
0.0049 **上, 001384
一〇2763
02901 04399( 索索P<1% ★P<5%)
以上のように,「簡易試合法」における分散分析の結果,有意差が認められ たのは,第2因子の「気づき」,第3因子の「一体感」であり,Schef艶の多 重比較を施した結果,「気づき」因子ではグループ間での有意差が認められな かったものの「一体感」因子では「中級」グループと「上級」グループの間 で有意差が認められた.
表17.「国際規定」
分散分析表
「満足感」因子の分散分析結果
要 因 偏差平方和自由度平均平方F 値 P 値 判定
馬足心因子 10.7699423 2 5.384971
5.8592
0.0040 **誤差
88.2300577 95
0.919063全体
98 97
多重比較:SchefFe
**:1%有意*:5%有意満足感因子 初級