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禽…

十1

犀…

薔 翠

1思わない2あまり3やや4そう思う     思わないそう思う

     1.カを加減    2.自分の気持ち

    3.全力すっきり

      4.積極的    5.ほめられる技       6.連続技

    7.うまく動けた

    8.技楽しめた     9.動きのコツ

    10.技返せそう

    11.技考えた

囲   12.全力悔しさ

囲    13.得意技容易 皿   

14.強引な技

   15.自然に笑顔     16.ケが心配   17.相手虫気づき

  18.技返される不安    19.技・動き予想

  20.自分体気づき    21.相手気持ち

   22.力利用し,技    23.相手と一つに

   24.相手体違い    25.認め合えた

MV寸17鯛甜頒跡

興 ヒ

図12.「簡易試合法」と「国際規定」の平均得点(上級グループ)

以下には図8〜図12から読み取れる点について示していく.

 図8に示した,「簡易試合法」における技術レベル別(初級,中級,上級)の 平均得点の結果からは,総合的にみて「中級」グループの得点が高く,次いで

「初級」グループ,「上級」グループへと得点が低くなる傾向にあることがわか る.ちなみに25項目中「初級」グループが「中級」グループよりも高い平均得 点を示した項目は,項目No.8「技のかけ合いを楽しめた」と項目No16「相手 が怪我をしないか心配した」項目No.18「技を返されるのが不安だった」の3 項目であった.また「上級」グループで「中級」グループよりも高い平均得点

を示した項目は項目No.14「何回か強引な技をかけた」,項目No.18「技を返さ れるのが不安だった」の2項目であった.

 図9で示した,「国際規定」における技術レベル別(初級,中級,上級)の平 均得点の結果からも,総じて「中級」グループの得点が高く,次いで「上級」

グループ,・「初級」グループへと得点が低くなる傾向にあることがわかる.ちな みに25項目中「上級」グループが「中級」グループよりも高い平均得点を示し た項目は,項目No.14「何回か強引な技をかけた」, No.18「技を返されるのが 不安だった」の2項目であり,「初級」グループが「中級」グループよりも高い 平均得点を示した項目はNo.18「技を返されるのが不安だった」の1項目のみ

であった.

 図10に示した,「初級」グループにおける「簡易試合法」と「国際規定」に 対する平均得点の結果からは,総じて「簡易試合法」の平均得点の方が「国際 規定」の平均得点よりも高い傾向にあった.ちなみに「国際規定」で25項目中 の平均得点が高かったのは,項目No.6「連続技がいつもより出しやすかった」,

項目No.12「全力を出して戦ったので負けてもあまり悔しくなかった」, No.14

「何回か強引な技をかけた」,No.23「試合中相手と一つになったように感じた」

の4項目であった.

 図11に示した「中級」グループにおける「簡易試合法」と「国際規定」に対 する平均得点の結果では,12の項目で「簡易試合法」の方が「国際規定」より

も高く,残り13項目で逆転している.したがって,全体的な傾向は平均得点か らだけでは判断できず,項目ごとに相違性を考えていく必要があり,この点に ついては後述するように,因子分析の実施後に記すこととした.

 図12に示した「上級」グループにおける「簡易試合法」と「国際規定」に対 する平均得点の結果では,15項目で「国際規定」の方が「簡易試合法」よりも 高く,残り10の項目で逆転している.したがって全体的には「国際規定」の方 がやや肯定的な傾向にあるといえるが,とれについても平均得点からだけでは 判断できず,項目ごとに相違性を考えていく必要があり,この点についても後 述するように因子分析の実施後に記すものとした.

3)「簡易試合法」と「国際規定」の回答結果に対する因子分析

 IIの方法で述べたように,先行研究をもとにして「柔道の特性」という観点 から構成した質問25項目は,尺度として構成したものではあるが標準化された ものではない.そこでまずは,「簡易試合法」と「国際規定」で行った試合に対 する全対象者(98名)の25項目に対する評価にはどのような因子(共通する 概念)があるのかを確認するため回答結果に因子分析を施した。

 因子分析は,主因子法により共通性の初期値を1,固有値1.0以上を目安に因 子数を5が適当であると判断し,さらに因子を解釈しやすくするため,直交バ

リマックス回転を施した。またその結果について(稿末資料5参照),因子負荷量 0.4以上の項目を取り上げ,次のような因子の解釈・命名を行った.まず第1因 子は,「全力を出して気持ちや体がすっきりした」,「得意技がいつもより出しや すかった」,「先生や友人からほめられるような良い技が出せた」,「積極的に試 合することができた」などの因子負荷量が高いことから,試合場面においての 技や力のやりとりに対する満足感を現すものと捉えられ,「満足感」と命名した.

なお,この第1因子における寄与率は21.35%あり,第2因子の寄与率が9.81%

であることから考えても,かなり高いものとなっており重要な因子であるとい える.第2因子は,「相手の体の様子(固さ,柔らかさ,力があるなど)に気づ いた」,「自分と相手の体の違いに気づいた」,「お互いに認め合うことができた」

などの因子負荷量が高いことなどから自己や相手に対しての気づきを表すもの と捉えられ,「気づき」と命名した.第3因子は「試合中相手と一つになったよ うに感じた」,「相手の気持ち(喜び,怒り,優しさなど感じた)」などの因子負 荷量が高いことから相手との交流・一体感を表すものと捉えられ,「一体感」と 命名した.第4因子は,「相手の技や動きが予想しやすかった」,「相手の技を返 せそうな気がした」,「力をうまく加減することができた」などの因子負荷量が 高いことから,技・力のやりとりを行う上での相手への対応を表すものと捉え

られ,「対応力」と命名した.最後に第5因子は「何回か強引な技を掛けた」,「自 分の気持ち(喜び,怒り,優しさ)などを感じた」「技を返されるのが不安だっ た」などの因子負荷量が高いことから勝ち負けについての自己認識を表すもの

と捉えられ,「勝負観」と命名した.なおこの5因子での累積寄与率は57.66%

であった.

 また「簡易試合法」の比較という観点から,「国際規定」で行った試合につい ても全対象者(98名)の質問25項目に対する評価にどのような因子が在るのか 確認するために回答結果に対する因子分析を施した.そこで施した因子分析は,

前述した「簡易試合法」について行った手続きと同じもの(主因子法,共通性 の初期値1,因子数5,直交バリマックス回転)で行った.その結果についても 同じく因子負荷量0.4以上の項目を取り上げて因子の解釈・命名を行ったが,各 因子について因子負荷量の高い項目は,「簡易試合法」の負荷量の高かった項目 とかなり一致しており,第1因子は技や力のやりとりに対する「満足感」,第2因 子は,技や力による相手への「対応力」,第3因子は,自己や相手に対しての「気 づき」第4因子は相手との「一体感」,第5因子は勝ち負けについての自己認識を 表す「勝負観」と命名した。

 なお,この5因子での累積寄与率は63.70%であった.また表12,13の両規定 における「卜T相関係数」が示すように,各因子における各項目の妥当性を検 討するため,全回答者の各因子における合計得点と各項目の合計得点との相関 係数を算出した結果,全ての項目で1%水準の有意な相関が認められた.

 また,全因子の変数(項目)の回答パターンにおける内的一貫性について検 討するため,クロンバックのα信頼性係数を算出した.その結果,表12,13に 示すように,α信頼性係数は0.8以上を示した.なお,変数(項目)の少ない因 子があるため,各因子の組み合わせによる信頼性を検討することは不可であっ た.以上から,当因子分析の妥当性と信頼性が確認された.

表13.「簡易試合法」因子分析相関係数表

因子分析表(簡易)

項目文章(略文) 因子二塁 1−T

因子寄与率

二二与率 α係数

因子の解釈

3全力出してすっきり

0.86 α81**

13得意新出しやすい 0.79 0.74**

5ほめられる技 0.77 0,71**

4積極的に試合 ・0.74 0.75**

7うまく動けた

U連続早出しやすい

0.73

O.64 0.84**

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