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法3年 佐  野 健  紀  住環境や患者はもちろんその介護者も高齢化し ているなど、多くの悪条件の中、患者さんが実際 に生活をしている所を見て、大変驚いた。また 様々な人々の支援はあるが、2500人の患者を1人 で診療していると言っていい、登坂先生の仕事ぶ りは尊敬に値すると思った。その反面、地域医療 は医師のスーパーマン的活躍や「志」の上に成り 立っているものであり、砂上の楼閣とも言えるほ ど、危ういものなのではないかとも感じた。

 地域医療の最前線を実際に見ることができ、今 回のフィールドワークは大変有意義だったと思う が、常に時間に追われた形となっていて、十分に 患者や地域医療人と話すことができなかったこと がとても残念に感じた。フィールドワークの実施 時間をさらに増やすことを検討してもいいのでは ないかと思う。同様のことがワークショップに関 しても言うことができる。

 医療全体、その中でも特に地域医療は、直に患 者と接する医師、看護師、介護士などの医療ス タッフはもちろんのこと、そのスタッフが活動を しやすい環境づくりを行う地域住民、行政スタッ フなど多くの人々の連携の上に成り立っているこ とを再認識した。それと関連するが、フィールド ワーク及びワークショップをさらに有意義なもの とするために、行政学や地域経済学などを専攻す る五十嵐キャンパスのスタッフに参加を促すこと もいいと思った。

 今回は、医学系学生でないにもかかわらず、こ のような貴重な機会を与えて頂き、本当にありが とうございました。自らの不勉強や緊張しやす く、間違いを犯しやすい性格により、多くのご迷 惑をおかけしてしまったと思いますが、五十嵐 キャンパスにも優秀で、問題意識の高い学生が多 くいると思います。今後も私たち非医学系学生に 今回のような機会を継続して与えて下さったら、

幸いです。

医5年 櫻  田 朋  子  今回のワークショップとフィールドワークで は、行った事のない地域の病院を見ることが出来 て興味深かったです。普段会うことのない学科の 学生と話しができたことも、私にとって面白いこ とでした。

 今まで私が地域医療に対して持っていたイメー ジは、なまりが強くコミュニケーションが難しい、

医療器具が古く十分な治療ができない、というも のでした。しかし、実際に堀之内病院を見ると患 者さんも多く、リハビリの部屋もあり、特殊な治 療が必要な方でない限り対応できるのではないか と感じました。訪問診療で、なまりは確かにあり ますが思ったほどひどくはなく、患者さんの話す こともある程度は理解できることが分かりまし た。

 2日目は半日の訪問診療に同行させていただき ました。そこでは患者さんやその家族の生活を垣 間見ることができ、訪問診療ならではの楽しさが あると感じました。また、訪問診療では医師や看 護師と患者さん・家族の信頼関係が築かれている のを見て、暖かい気持ちになりました。

 確かに、地域医療においては、大病院で行われ ているような検査や機械を駆使した治療は出来ま せん。しかし、患者さんの病気にある程度当たり をつけて、できる範囲の適切な対処をするという 点においては、地域医療だからこそ学べることが 多くあると思いました。特に内科系の医師にとっ て、一定期間過疎地で医療を行うことはとても有 意義だと思います。

 また、現在はなんとか稼動していても、地域医 療の未来はとても危ういとも感じました。入院患 者がいると当直医師をおく必要があり、医師数が 少ないと一人あたりの当直回数が多くなってしま います。実際、私の見学させていただいた堀の内 病院の院長は、月に7〜10回の当直をこなしてい るということでした。ただでさえ人気のない過疎 地で、それだけ過酷な勤務をする医師を集めるこ

とは現実的ではないと思います。限りある予算や 医療スタッフの中で、持続可能な地域医療の仕組 みを作っていく必要があると感じました。

 今回のフィールドワーク・ワークショップを開 いてくださった方々に感謝しています。ここで学 んだことを今後の学習に役立てて行きたいと思い ます。

 本当にありがとうございました。

口腔3年 菅  家 ちあき  今回は、2回目の参加ということで、2年生の ときに参加した前回よりも歯科医療・社会福祉と いう専門の視点を活かせたらと思いながら参加し ました。そして、自分としてはとても面白く意義 のある時間にできたと思っています。

 アイスブレーキングやグループ討議では、他の 分野を専門とする方々がどんなところに関心を もっているのかなどをみることができ、そしてそ の人たちの生活史もうかがい知れる部分もあって 面白かったです。また逆に自分の考えを述べた り、話を聞いてもらうことを通じて、自分を新し く知ったり再認識することもありました。とても 良い機会でした。

 そうして知り合った人たちとグループで現場を 訪れると新鮮な見解がもててまた面白かったで す。同時に、専門とする分野が違っていても「そ の人の 生 を支える」「その人のもつ資源、能力 をフルに活かす」という共通の想いをもっている ことをみてとることができました。そのことは自 分のモチベーションをすごく高めてくれました。

 今回は現場で、歯科衛生士さんともご一緒させ ていただくことが出来ました。そこで学んだこと もたくさんありました。「患者さんをみる」ことに ついては、口腔内の状態を観察することはもちろ ん、福祉サービスの利用状況や家族の介入の様子 などを含む生活習慣を知ることや患者さんが現在 一生のなかでどんなステージにあるのかなどの 患者さん史 をとらえることなどもしていらっ しゃいました。「患者さんのみかた」については、

その機会のつくり方というか接触のしかたなどに ついて繊細な配慮が感じられました。とても勉強 になりました。また、医科の医療人との連携を図 ろうとするときのアプローチの仕方も勉強になり ました。

 訪問診療を行っていた先生は歯科の知識もたく さんもっていらっしゃって正直驚きました。 医 科の先生は歯科の専門知識をあまりもってない という自分のもつ偏見に気付かせてもらいました し、その現場に実際行ってみて初めて知れること があるということを実感しました。

 そして、学外の方、先生方のお話もとても面白 かったです。今回感じ、学んだことはずっと忘れ ないでいたいと思います。

口腔2年 井  上 千  秋  今回フィールドワークを体験して、地域医療の 現実というものを少しだけですが肌で感じること が出来たと思います。私は魚沼市の堀之内病院に 行きましたが、やはり市内とは違い緑が多すぎる くらいの場所でした。

 病院に到着して、院内に入り、受け付けで待っ ている患者さんたちを見れば、ほぼ全員が白髪ま じりの高齢者ばかりで、その地域の高齢化の状況 がストレートに伝わってきました。魚沼市では、

実際に人口構造で、65歳以上の高齢者が年々増加 している傾向にあり、平成22年には3割近くにま でのぼるそうです。

 また、魚沼市役所の保健師さんから行政の話を 聞き、要支援、要介護認定者数も新潟県や全国に くらべて比率が高いと聞かされました。

 このように高齢者がとても多い魚沼市ですが、

話をされた保健師さんは実際に検診などのときに 高齢者と触れ合って感じることは「確かに高齢者 の数は多いですが、元気な高齢者が多いのでむし ろ関わっていて逆に元気をもらう」とおっしゃっ ていました。このような高齢化社会でも辛いこと だけではないということが聞けて、本当によかっ たです。

 午後からは訪問診療の見学に行きました。訪問 診療では主に要介護度5など1人で病院に来れな い人、家族が連れて行くことができない人を対象 に診察をしているそうです。事前に医師の方に今 日訪問する人の病状などを聞いていたのですが、

医師の方は患者さん1人1人の家庭のことや家族 のことをよく知っていて、とてもコミュニケー ションがとれているなぁと感じました。

 そして実際に訪問してみれば家庭ごとに様々な 違いがありました。昔ながらの木造の家もあれ ば、しっかりバリアフリーのされているキレイな 家もあります。またベットで横になっている人も いれば布団で横になっている人など本当に様々で した。しかし、どの家族も家族の支えはしっかり しているなぁとも感じました。

 今回のフィールドワークを体験して、私の地域 医療の印象はそれほど悪くないというイメージに なりました。医師不足などの問題もありますが、

いい点もいくつかあったのでよかったと思いま す。よい体験になってよかったです。

口腔3年 佐  藤  舞  今回、私は去年に引き続き2回目の参加でした が、地域医療の現場では夏の猛暑にも負けないく らいのあたたかい医療がいつも行われていること に感心するばかりです。

 そこにあるのは医療者と患者が一緒に築き上げ ている医療です。そこには当たり前かもしれませ んが、あいさつ・笑顔・言葉がいつもありました。

 「地域医療」という言葉を最近耳にしますが、こ れは単に病気を治すというだけではありません。

地域を基盤とした医療・保健・福祉までも意味し ており、3つの分野を連携して患者の QOL を高め 

ることを地域で進めることの重要性が再認識され ています。

 地域で生活している患者のための医療という観 点から、早期発見、早期治療、特に高齢者の慢性疾 患に対するケアや健康作りも含め、医療・保健・

福祉施策の総合的な展開が重要だと感じました。

高齢者や障害者、または慢性疾患をもった人達が 出来るだけ自宅や地域で療養するためには、長期 的なケアを必要とし、そのためのシステムが必要 となります。実際に ALS 患者さんのお宅に訪問さ せていただいた際、約10年も人工呼吸で生活され ておりましたが、毎日欠かさず様子を記録し、医 師や介護者の方々のコメントもノートに記入され ていました。特にこの方のような障害をもった高 齢者は、問題解決が容易ではなく、各分野からの さまざまな助けが必要です。今後、市町村をベー スにした医療・保健・福祉サービスの連携によっ て、高齢者・障害者に対する包括的な地域在宅ケア 実現のためのサービス給付体制を実現させなけれ ばならないとよりいっそう感じた3日間でした。

 ありがとうございました。

3.セッション8   「WS  のまとめ」  

11:15 − 11:50  再び参加者・スタッフ全員が集合して、第一日 目に行ったプレアンケートとほぼ同じ内容のポス トアンケートを行った。

 その後、あらためて一人ずつ感想を述べ合った。

 最後に、参加者全員に今回のワークショップ・

フィールドワークに参加した参加証を授与し、終 了した。

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